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パソコン操作の基本知識 1

机の上のノート PC

GIGA スクール構想により、小中学校において 1 人 1 台の学習者用 PC と高速ネットワーク環境などが整備されます。
学校でもプログラミング教育必修化や大学入学共通テストへの CBT (Computer Based Testing) の導入など、これからの教育にパソコン操作は欠かせないものになっていきます。
今後、学校内での教育はもちろんのこと、ご家庭での学習にもパソコンを活用する場面が増えてくることが予想されます。
今回はパソコンの始め方や、パソコンの基本的な操作方法などをご紹介していきます。


1 パソコンの起動と終了の仕方

まずはパソコンの電源に関してご紹介します。

点灯した電源ボタン

パソコンの電源をいれる

パソコン本体についている電源ボタンを指で押し込むことによって、パソコンが起動します。
※左図は参考例となります。パソコン本体の電源ボタンは様々な形をしています。
コンピュータをシャットダウンしてから再びオンにするプロセス

電源を切ることと、スリープの考え方

起動しているすべてのアプリケーションを終了してパソコンの電源を切ることを、シャットダウンといいます。また、パソコンの電源を切らずに低電力状態にすることをスリープといいます。スリープの場合、すべてのアプリケーションは起動したままですので、再開後すぐに作業を始めることができます。
コンピュータをシャットダウンしてから再びオンにするプロセス

再起動

再起動はリブートとも言い、パソコンをシャットダウンしてもう一度電源をいれ直すまでの一連の動作をまとめたものです。

再起動が必要な場面は、パソコンの動きが急に重くなってしまった時や、特定のアプリケーションをインストールした時などに利用します。


2 Windows が起動したら

パソコンの電源を入れると Windows が起動します。

Windows 10 のサインイン

Windows にサインインする

Windows が起動したら、まずサインインを求められます。

ここでは、設定したパスワードをキーボードを利用して入力し Windows にサインインします。ご利用の機種によってはパスワードを入力しないで顔認証でサインインできる Windows Hello でのサインイン方法もあります。

Windows 10 のデスクトップ

デスクトップ

サインインが完了すると Windows のデスクトップが表示されます。デスクトップ上で Office を利用したり、Edge でインターネット検索などの機能が利用できます。

また画面下にあるバーをタスクバーと言い、このタスクバーを利用することで、検索や各種設定、アプリケーションの起動などを素早く行うことが可能です。

  • スタート メニュー

    スタート メニュー

    デスクトップの左下にある Windows マークをクリックすると、上にメニューが引き上がります。引き上がって表示されたメニューをスタート メニューと言います。このスタート メニューが Windows の基本的なメニューとなっており、インストールされたアプリケーションの起動、壁紙の変更といった各種設定など Windows 全般の設定を行うことができます。

  • 検索のテキスト入力エリア

    検索

    テキスト入力エリアに検索したい言葉を入力すると、全体から検索する「すべて」の他、「アプリ」内、「ドキュメント」内、「ウェブ」などカテゴリに分けて目的のものを検索することが可能です。

  • 日付と時間の表示

    日付

    日付の確認はもちろんのこと、カレンダーとしても利用できます。デフォルトでは週の始まりは日曜日で設定されていますが、これを月曜日に変更したり、予定を入力することや、他のスケジュール アプリと連携させることも可能です。

  • 言語の切り替え

    言語切り替え

    最初に設定した地域言語と英語 (アルファベット) がデフォルトで設定できます。言語切替ボタンをクリックすることで、それぞれの言語を切り替えることが可能です。

  • 音声出力設定の表示

    音声出力設定

    出力される音声デバイスを選択し、ボリュームをコントロールすることができます。パソコンに予め内蔵されているスピーカーや、別に接続しているスピーカーを選択できます。

  • ネットワーク設定の表示

    ネットワーク設定

    現在インターネットに接続されているネットワークの確認、別途接続できるネットワークの選択をすることが可能です。有線と Wi-Fi の切り替え、飛行機に搭乗する際の機内モードなども、このボタンから変更できます。

  • 常駐型アプリケーションの表示

    常駐型アプリケーション

    Windows のアプリケーションは一部自分自身で起動しなくても Windows が起動するのと同時に起動し、Windows が起動している間は常に動作しているアプリケーションがあります。例えばマウスを動かすためのアプリケーションや、常にクラウドとデータを同期しているアプリケーションなどがあります。

  • タスクバーのアプリケーションアイコンの表示

    アプリケーション

    よく利用するアプリケーションや現在起動しているアプリケーションは、ここに表示されます。よく利用するアプリケーションをこのタスクバーに置いておくこともできます。


3 Windows とは?

普段利用している Windows とは、そもそもどのような役割をもっているのでしょうか。

Windows の画面

OS (オペレーティング・システム)

OS とはオペレーティング システム (Operating System) の頭文字をとったものです。日本語では「基本ソフトウェア」と呼ばれています。
パソコンにはこの OS がインストールされて、はじめて操作できるようになります。
キーボードを打ったら画面に文字が表示されたり、Office など他のアプリケーションをインストールして利用することも、この基本ソフトウェアである OS の上で動いていることになります。

4 パソコンの基本的な操作方法

ここからはキーボードやマウスを使ったりなどの、パソコンの基本的な操作をするデバイスをご紹介します。

キーボードとマウス

入力や操作するデバイス

パソコンは、情報や信号を受けて動作します。
その情報や信号を送るための機器の総称を、入力デバイスと呼んでいます。
文字情報を入力するキーボード、デスクトップを操作するためのマウス、音声を入力するマイク、写真を取り込むデジタルスキャナーなどがあります。
基本的には、キーボードで文字を入力し、マウスで OS 全体を操作しながら利用します。またノート パソコンにはマウスの代わりに、トラックパッドを利用して操作することもあります。

マウス操作の基本

次は Windows 操作の基本となるマウスの基本操作をご紹介します。
  • マウスのクリック

    クリック

    最も基本的な操作で、マウスの左ボタンを一度押し込み、元に戻します。ほとんどのマウスでは「カチッ」という音が鳴るようになっています。
    デスクトップ上でファイルを選択したり、決定ボタンを選択する際に利用する、パソコン操作で一番良く使う動作になります。

  • マウスのダブルクリック

    ダブルクリック

    クリックを 2 回連続で行うことをダブルクリックといいます。フォルダを開いたり、アプリケーションを立ち上げる際に利用します。ほとんどのマウスでは「カチッ カチッ」という音が鳴るようになっています。

  • マウスの右クリック

    右クリック

    デスクトップ上で右クリックを行うとアイコンの並べ替えや新規フォルダの作成などをその場で行うことができます。

     

     

  • マウスのドラッグ・アンド・ドロップ

    ドラッグ・アンド・ドロップ

    マウスの左ボタンを押し込んだ状態でマウスを動かし、別の場所で左ボタンを離します。ファイルの移動などでよく使用します。フォルダの中のファイルの上にマウスのカーソルをあわせて、左ボタンを押したままの状態で、別のフォルダの位置までマウスを移動し、左ボタンを離すことでファイルを移動することができます。

  • コピー・アンド・ペースト

    コピー・アンド・ペースト

    パソコンの基本操作の 1 つであり、1 つのデータをコピーして別の場所や同じ場所に貼り付ける (複製) 動作になります。データは、ファイルやフォルダはもちろんのこと、テキストや写真でも活用することができます。

ドライブとフォルダ

作成したファイルやフォルダはどこに記録されているのかをご紹介します。
ハードディスクのイラスト

ドライブ

パソコンの中のハードディスクや SSD と呼ばれるソリッドステートドライブなど、データなどを記録したり呼び出したりする装置をドライブといいます。
パソコンには標準的にこのようなハードディスクや SSD が組み込まれており、通常はローカルディスク (C:) というドライブに Windows などのオペレーティングシステムをはじめ、ご自身の写真やファイルなどを記録したり、必要に応じて呼び出したりします。

エクスプローラーでのフォルダーの表示

保存場所

Windows には予め「ダウンロード」や「ドキュメント」「ピクチャ」などというフォルダが用意されており、それぞれファイルの種類によってこれらのフォルダに整理して記録することができます。
それ以外にもローカルディスク (C:) の中に新しいフォルダを用意して保存することもできます。

ゴミ箱の右クリックメニュー

ゴミ箱

不要になったファイルやフォルダ、書類や写真などは、デスクトップにあるゴミ箱にドラッグ・アンド・ドロップします。キーボードの「Delete」キーでもゴミ箱にいれることができます。ゴミ箱に入った時点では完全に削除されておらず、ゴミ箱を右クリックして「ゴミ箱を空にする」を選択すると完全に削除することが可能です。

Windows の設定画面

その他の全体設定

スタート メニューをクリックして、その中にある「設定」メニューをクリックすると Windows の全体の設定ができる画面が表示されます。この中では、ディスプレイやサウンドをはじめ、パソコンに接続されたプリンターなどその他のデバイスの設定などを変更することができます。一例として、デスクトップの背景を変更してみます。設定画面の中の「個人用設定」をクリック、左メニューから「背景」をクリック、右側から背景色の選択で好きな色をクリックしてみてください。デスクトップの背景色が変更されたかと思います。ここでは色だけでなく、好きな画像に変更したり新しい色を作ったりすることも可能です。

パソコン操作の基本知識

パソコンの基本操作をこちらで学び、学校で活用できるよう準備していきましょう。

ノート PC をペンで操作する子ども

パソコン操作の基本知識 2

パソコン操作の基本知識第 2 弾として、アプリケーション (ソフトウェア) の使い方、インターネットの使い方、アプリのインストールについてのご紹介をしています。もっとパソコンが使えるようにステップ アップしていきましょう。

Windows の使い方

今後学校でも活用されていく、 Windows での画面表示や活用方法ををこちらで学んでいきましょう。
ノート PC が置かれた机で勉強する 3 人の子ども

Windows の使い方 – 画面表示編

ご家庭での学習にもパソコンを活用することができるよう、まずは Windows の基本操作を覚えていきましょう。こちらの記事では、Windows の基礎の基礎であるスタート メニューやシャットダウンについての説明の他に、デスクトップ上で使える機能などをご紹介しています。

ノート PC で勉強を教わっている子ども

Windows の使い方 – 活用編

さらなるステップアップを目指し、第 2 弾となるとなるこちらの記事では、これからパソコンを活用するにあたって必要な情報をご紹介しています。インターネットの使い方や、メールの設定方法などを覚えて、もっと Windows を活用できるようにしていきましょう。

PC を操作する少女

4 STEP でお子様の環境を整える

時代は小中学生1人1台の時代。セキュリティ対策も、Windows なら安心。設定を行うことで、簡単に安全な環境を提供することができます。

お子様が健全にパソコンと向き合えるように、知りたかったことや探求が自由にできるように。デジタル時代を進む、はじめの一歩を踏み出しましょう。


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