GIGA スクール時代の教育データの活用
GIGA スクール構想により一人一台端末が整備され、学校現場で活用が進みはじめています。そのデータを可視化することで、指導の充実や教育施策に活かしていくことができます。
教育データ活用はじめの一歩
授業などで Microsoft 365 Education を利用すれば、さまざまな学習ログや ICT を使った活動の履歴データが自動的に収集されます。また、Teams for Education の標準機能である Insights を利用すると、収集されたデータを可視化、分析することができるようになります。
教育データによる活動状況の可視化
Teams for Education の標準機能の分析ツール Insights
今日の気持ちを可視化する (Reflect)
Insights を使用すると、クラスの感情の状態を一目で把握することができます。チームおよび OneNote Class Notebook に投稿された今日の気持ち(Reflect) を表示し、授業の理解度や何かしら問題を抱えている児童生徒を見つけ出すことができます。
音読の成果を可視化する (Reading Progress)
音読支援ツールである、Reading Progress は、児童生徒が録音した音声を分析し、発音や読み方の正確さを自動で評価したり、音読速度の測定をすることができます。
課題の取り組み状況を可視化する
Insights の課題評価レポートで、成績の平均と分布、課題の進捗状況などを表示し、サポートの必要性を特定して学生の学習状況を見取ることができます。 またクラス全体の成績の分布と傾向の表示が可能です。
目的に応じてアンケートや学力、校務システムなどのデータを組み合わせて可視化
授業などでの利用で Microsoft 365 Education から得られるデータだけでなく、目的に応じて、その他の学習系システムや校務系システムのデータを組み合わせ可視化し、教育の質の向上に活かすことができます。
教育データ活用事例
教育データを利活用している最新の事例をご紹介します。
Open Education Analytics (OEA)
Open Education Analytics (OEA) はマイクロソフトがコーディネートしているオープンソースの教育データ分析アーキテクチャーです。教育の情報化が進み、学校内では日常的に ICT が活用されはじめています。各システム内に蓄積されたデータを集約し、集約されたさまざまなデータを児童生徒の ID や学級 ID などを元に連携し可視化することができます。
連携パートナー
<関連リンク>School Data Sync
Office 365 アカウントおよび Teams のチームの運用管理をより簡便にする教育機関限定の無償ツールです。