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テレワークやハイブリッド ワークに最適なデスク選びは

2021 年 12 月 15 日

リモート ワークはもはや、働き方のスタイルのスタンダードになりつつあります。それに伴い、働く空間、すなわちワークスペースのあり方も大きく変化。パソコンを操作したり、書類を作成するなど一般的な事務作業はもちろん、コロナ禍以前には、会議室や応接室などで行われていたミーティングもすべて、ひとつのデスクで実施されることが多くなりました。本記事ではそんなリモート ワーク時代のデスク選びについて考えてみたいと思います。



デスクの上に置かれたディスプレイとキーボード、 マウス

1. リモート ワークにおけるデスクの重要性

まずは改めて、ワーカーにとってのデスク選びの重要性について考えてみたいと思います。

1-1. パソコンや通信環境だけ整えばいいわけではない

基本的な考え方として、職場環境と自宅の環境のギャップを少なくすることで集中力や業務効率維持が可能になります。それはパソコンやネットワーク、Web 会議システムの話に限らず、デスクについても同じことがいえます。リモート ワーク環境を整えようと考えると、パソコンのスペックや周辺機器に目が行きがちですが、デスク環境を整えることも非常に重要です。

1-2. 自宅のテーブルを活用する弊害

会社で利用するデスクを思い浮かべてください。もちろん、自宅の設置スペースの問題もありますが、理想的なのは仕事用のデスクを保有することです。皆さんはいかがでしょうか。リモート ワークの普及段階ではダイニング テーブルやリビングの座卓で仕事をする人もいましたがほとんどの人が集中できないと言っていました。会社のデスクと同様、十分な面積は確保しているのにどうして集中できないのか。なぜならしっかり椅子に座って、仕事に必要な道具がすぐ手に届く位置にないと、作業が中断されがちだからです。また、例えば同じリビングで仕事も TV 鑑賞もすれば、オンオフの切り替えが難しくなります。気分転換ができず、これも作業効率が上がらない原因に繋がります。

1-3. 仕事に適したデスクとは?

仕事専用のデスクを持つことは重要ですが、そもそも仕事に適したデスクとはどういうものでしょうか。会社では、総務担当者が用意してくれたデスクを無条件に使用しています。自分にとって最適なデスクがどんなものかなど考える機会もなかったかと思います。

出張先のホテルや移動交通手段の新幹線・飛行機の中で、ちょっとしたパソコン作業を実施した経験のある方も多いでしょう。だから、どんな状況でも、どんなデスクでも仕事ができると思い込みがちですが、リモート ワークは長時間デスクに向かうことになります。1 日 7 時間~ 8 時間業務に打ち込める環境を整える必要があることを忘れてはいけません。

1-4. デスク選びにおける基本的な考え

デスク選びにおける基本条件は、いくつかあります。例えば、充分な広さがなければ、資料を広げながらパソコン扱うことができません。座面の高さも重要ですね。自分の体格に合っていなければ姿勢が悪くなり、首や肩、腰に疲労が蓄積し仕事に集中できないのはおろか、健康面にも悪影響を及ぼします。価格もそれこそピンからキリまであります。結局、愛着を持って長く使えるデスクや椅子を見つけることが、コスト パフォーマンスのよいデスクとの出会いにつながります。

2. デスクを選ぶ前に明確にすべき条件

自分に合ったデスクを見つけるためには、デスクに求める条件を明確にする必要があります。事前に確認、測るなど準備をしておきましょう。

2-1. 身体的な条件

大前提として、自分の身体条件に合わせたデスクを選ぶ必要があります。身体条件とは主に、自分の身長、そして椅子の座面の高さとのバランスを考慮する必要があるということです。身体に合わないデスクを使うと、背中を丸めたり首を曲げすぎたりするなど無理な姿勢で長時間作業をすることになります。そうなると肩こりやむくみなど、体調不良を引き起こす可能性があります。そのためリモート ワーク用デスクは、自分の身長に合ったものを選ぶことが重要になります。

2-2. 設置する空間

身体条件の次に重要なのが設置空間のサイズです。どんなに便利で使い勝手の良いデスクだとしても、部屋の広さに合わなければ意味がありません。無理矢理においたところで生活動線の妨げとなってしまっては、仕事だけでなく日常生活を送る上でもストレスが生じてしまいます。リモート ワーク用のデスクを購入する際には、まず自宅のどこに設置するか、そのくらいの空間があるのか、奥行きや横幅を事前に確認しておきましょう。

また、デスク上の作業スペースについても事前にイメージをしておきましょう。使用するパソコンはデスクトップ型ですか? ノート タイプですか? 部屋のスペースを気にするあまり、デスク上の作業スペースを削ってしまっては意味がありません。書類を作成したり、手書きのノートを使用したりしませんか? ご自身が仕事をするイメージを膨らませて、最低限必要な面積を把握しておくべきでしょう。

2-3. 立つのか、座るのか?

最近は、スタンディング スタイルのデスクも市販されています。長時間座っていることが苦痛に感じたり、腰痛などの持病がある方が使用しているようです。中には立って仕事をしたほうが集中できて、同じ作業でも短時間で処理ができるという人がいるようで、そういった方々のニーズに沿って開発されたようです。椅子に座って使用するデスクに比べて省スペースな点も受けているようですが、果たして長い期間にわたってスタンディング スタイルのデスクを使用し続けられるか、不安視する方もいます。そういう方のために用意されているのが座位・立位に対応した併用タイプのデスクです。手動のネジ式、ワンタッチで便利なガス圧式などがあり、ハイブリッドに使い分けることができます。

2-4. 固定式か、移動式か?

固定式のデスクだけでなく、脚先にキャスターが着いたスタイルのデスクもあります。模様替えはもちろん、リモート ワークを実施する時だけに広い空間に引っ張り出して利用することができます。固定式のような安定性はありませんが、自宅のような限定された空間で効率よく活用ができるのと、移動式かつ折りたたみ式のデスクを活用すれば、必要なときだけ占有するという状態を作ることができます。自宅でリモート ワーク専用スペースを作ることがむずかしいようであれば、キャスター付きデスク、折りたたみ式デスクの検討をしてみても良いでしょう。
ただし、移動式デスクは移動の際にパソコンなどの落下の危険性や床を傷つける可能性があるため、使用時には細心の注意が必要となります。

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3. 具体的なデスク選びの手順

オフィスのデスクは選べませんが、自宅であれば自分の好みやこだわりに合わせたデスク選びが可能です。もちろん快適にデスク ワークができる環境を構築することが最優先となりますが、せっかくなので自宅のインテリアに馴染むデスクを選ぶことで、心地良く仕事ができる環境を整えるのも良いでしょう。この章では、具体的なデスク選びの手順について解説していきます。

3-1. まずは活用シーンをイメージする

まずは、自宅でどのような作業をするかを具体的にイメージして整理しておきましょう。ノートパソコン 1 台で仕事をする、あるいはパソコンだけでなく、書類を広げながら作業する、モニターを複数台設置したり、デスクトップ型を使うなど、自らのワーク スタイルとデスクに設置する機器を洗い出しておきましょう。そしてそれぞれのサイズや配置などを事前に考えておくと、デスク選びもスムーズに進みます。

デスクの上に置かれたディスプレイとキーボード、 マウス、スマートフォンなど

3-2. リモート ワークに最適なデスクの幅

もっとも重要なのがサイズです。サイズというのは、デスクの「幅」「奥行」「高さ」です。「幅」「奥行」はデスクの上に何を置くか、どのような作業をするのかによって決まってきます。例えば「幅」であれば、ノートパソコンを一台使用するだけであれば、100 cm 程度で十分。モニターを設置したり、書類を広げたいなど横に広く使用したい場合は、120 cm 以上は欲しいですね。もちろん設置場所との兼ね合いは重要。幅はとれないけれども、奥行には余裕がある場合は、L 字型デスクを検討しても良いかもしれません。

3-3. リモート ワークに最適なデスクの奥行

意外と重要なのがデスクの「奥行」です。大型モニターを置いた場合、奥行が狭いと意外に自由に使えるスペースが限られてしまいます。一般的なデスクは奥行 60 cm 程度、オフィスでのスタンダードなサイズは奥行 70 cm 程度です。奥行 80 cm あると、複数の PC 設置や机上棚の設置など、ゆったり使えます。モニターとの視距離を確保できるサイズですね。

3-4. リモート ワークに最適なデスクの高さ

「高さ」も重要です。先に説明したように身体条件に合わないデスクを長時間使用していると、身体のあちこちにゆがみが生じ、体調不良を引き起こす可能性もあります。一般的には日本人の平均身長にあわせた 72 cm が主流です。ほとんどの日本人は基本的に、このサイズのデスクで問題はないでしょう。体格の大きな方は机の面が高い方が使いやすくなります。欧米やヨーロッパでは 75 cm とやや高めのサイズが標準になっています。体格差をカバーできるのが、高さ調整ができる「上下昇降」「高さ調整脚」タイプのデスクです。確実に自分の体格にフィットしたデスクを求めるのであれば、サイズ調整ができるタイプのデスクを選ぶと良いでしょう。

3-5. 最適なデスク選択の手順

まずは、自分の身体条件を確認しましょう。身長はおわかりだと思いますので、最近、よくサイト上で公開されている身長から机の適正な高さを割り出す方程式を使って目安をつけましょう。体型や好みには個人差があるので、できれば実際に座ってみることをお勧めします。高さだけを確認するのであれば購入予定のデスクでなくても、近所の家具店で、しっくりくる高さを見つけてみても良いでしょう。
続いてデスクのレイアウトを決める必要があります。家のどこにデスクを置くのか、デスク自体のレイアウトをどうするのかを考えます。長方形のデザインだけでなく、L 字型やコの字型、あるいはご夫婦で使うのであれば 2 つのデスクをどのように配置するのか考える必要があります。
レイアウトが決定したら、メジャーなどを活用して空間を測量。幅と奥行の最大値を把握しておきます。そして、デスクの上に置く機器、例えばノートパソコンやディスプレイなどのサイズも測ります。簡単な絵を描いておくとイメージがしやすいかもしれません。デスクの上のレイアウトがすなわち、最低サイズ、設置可能な空間が最大サイズとなりますので、その範囲内で絞り込むことができます。

3-6. その他チェックポイント

デスク選びに関するチェックポイントは他にもあります。気になるのは安定性です。タイピングしたりマウスを使ったり、ものを書いたりするので、デスクがぐらついてしまっては集中ができません。また複数のモニターやプリンターなどを設置する場合、耐荷重も気になります。
天板形状によって使い勝手も変わってきます。部屋のコーナーを有効活用するのであれば、L 字型タイプが良いかもしれません。壁に向かっていれば無駄なモノが視界に入ってくることもなく、集中しやすくなります。
配線穴・配線収納、配線用の切り欠きの有無なども確認が必要です。機器の接続が多ければ、これらの機能があるとデスク上がすっきり整理されます。ペンやはさみ、定規など事務用品を使うのであれば、それらの小物が整頓できる引出し付きのデスクが便利です。
もちろん、デザインも重要です。やはり、リモート ワーク用のデスクは存在感の大きい家具なので無機質で、いかにもビジネス ライクなモノでなく、自宅のインテリアになじむようなデザインを選びたいものです。

ノート PC のキーボードを操作する手元

4. デスク環境を整えて快適なリモート ワークを

4-1. 課題を解決する「Microsoft 365」

せっかく、リモート ワーク専用のデスクを新調しても、リモート ワークにとって重要なインターネット環境やコミュニケーション環境が整っていなければ、ストレスや業務効率低下を招くことになりかねません。
業務効率化の鍵は、リモート環境でもリアルと変わらずにコミュニケーションを図れるツールが握っています。

スピーディな情報の共有も “取り残されている感” を解消する重要な要素となるので、スケジュールの共有やビデオ通話も可能な「グループウェア」の導入が最適です。「グループウェア」とは、組織の中で効率的に業務を行うためのツール群です。メールはもちろん、スケジュールやタスク管理、ファイル共有などが容易に可能な「Microsoft 365」は、このグループウェアの代表格といえます。

4-2. 「Microsoft Teams」を勧める理由

リモート ワーク下で業務効率をアップするには、Microsoft のサブスクリプション サービス「Microsoft 365」の活用をお勧めしています。特に活用したいのが、「Microsoft 365」に含まれる「Microsoft Teams」です。この Teams はマイクロソフトが提供しているグループウェアで、チャット・通話機能の他、ビデオ会議機能、ファイル共有機能、Office アプリとの連携機能があります。コロナ禍の影響もあってか、Teams の利用者は急増しています。日本マイクロソフトによれば、日本国内における「Microsoft Teams」利用者数は、1 億 4500 万人にのぼり、日経 225 の 94% にあたる企業が利用しています。
「Microsoft Teams」を活用すれば、スピーディな情報の共有はもちろん、メンバーのスケジュールやタスク管理、ファイル共有などが容易に可能となります。これにより自宅で快適なリモート ワーク環境が実現します。

リモートワーク・ハイブリッドワークに適した環境設置のために

リモートワーク・テレワーク・在宅勤務環境を安全・快適に実現するためには、「セキュリティの確保」「Web 会議のためのデバイス選択」「グループワークのためのアプリケーション」など検討する課題も多く、またこれらを潤沢な資金で準備するのではなくコスト削減につなげることが大切です。

これらの達成のための Microsoft 365、Excel の使い方や、リモートワーク・ハイブリッドワーク環境を充実させるために以下の記事が参考になります。

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