Azure Weekly Update-2023年1月27日
2023 年 1 月 20 日 ~ 2023 年 1 月 26 日 |
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発表の概要 |
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App Services | 新機能 – 更新数: 1 |
Cost Management | 新機能 – 更新数: 1 |
Storage | 新機能 – 更新数: 1 |
Virtual Machines | プレビュー機能 – 更新数: 1 廃止機能 – 更新数: 1 |
Virtual Network | 一般提供 – 更新数: 1 |
発表の合計: 6
発表の詳細
Azure サービス: App Services
新機能
App Service の Windows コード (コンテナー以外) でネットワーク共有として Azure Storage ファイル共有をマウントする機能の一般提供が開始されました。
カスタムマウント ストレージの利点は次のとおりです。
App Service アプリの永続ストレージを構成して、ストレージを別途管理する。Azure Storage ファイル共有のトランザクション最適化と Premium の使用量レベルでサポートを利用できる。
マウントされた Azure Storage ファイル共有を使用して、Web アプリ向けの仮想ディレクトリのマッピングを行える。
ビデオや画像などの静的コンテンツを App Service アプリでいつでも利用できるようにする。
アプリケーション ログ ファイルを作成したり、古いアプリケーション ログを Azure ファイル共有にアーカイブしたりする。
複数のアプリ間で、または他の Azure サービスとコンテンツを共有する。
Azure サービス: Cost Management
新機能
間接 EA (Enterprise Agreement) のお客様は、Azure portal の Cost Management and Billing で直接、課金アカウントをシームレスに管理できるようになりました。これにより、部門、アカウント、サブスクリプションに関するすべての関連情報を 1 か所で確認できるようになりました。また、プロパティを表示したり、間接 EA の登録に関連するポリシーを管理したりすることもできます。
この新しい課金エクスペリエンスにより、Azure portal で以下のアクティビティを行えるようになります。
間接 EA のロールの管理
(部門やアカウントによる) 課金階層の作成と管理
サブスクリプションの作成
毎月の Azure の利用状況と料金の表示
API アクセス キーの生成と管理
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cost-management-billing/manage/direct-ea-administration
Azure サービス: Storage
新機能
Azure Storage で 5 GB の Put Blob の一般提供が開始されました。これにより、Put Blob の最大サイズが 256 MiB から 5,000 MiB に引き上げられると同時に、従来の Put Blob のアップロード上限の約 20 倍ものアップロードが可能になります。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-5-gib-put-blob/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/rest/api/storageservices/put-blob#remarks
Azure サービス: Virtual Machines
プレビュー機能
スウェーデン中部と米国西部 3 の Azure リージョンで Ultra Disk の増分スナップショットのプレビューが開始されました。この新機能は、誤って削除されたデータを復旧したり、ランサムウェア攻撃に対する最終防衛線を構築したり、ビジネス継続性を確保したりする目的で、ディスクに保存されているデータのバックアップ コピーを作成する必要があるお客様にとって特に重要となります。今回、Standard HDD での Ultra Disk の増分スナップショットの作成が可能になりました。また、スナップショット リソースを使用して、ディスクの増分バックアップを保存したり、新しいディスクを作成したり、新しいディスクに復旧したり、オンプレミスの場所にスナップショットをダウンロードしたりすることもできます。
廃止機能
このたび、Azure Service Manager から Azure Resource Manager への IaaS VM の移行期間が延長されることになりました。2023 年 9 月 1 日までに移行を完了してください。
サービス中断を避けるために、2023 年 9 月 1 日までに Azure Service Manager から Azure Resource Manager に IaaS VM を移行する計画を立て、移行を実施してください。この移行ではさまざまな手順を実行する必要があるので、システム中断の可能性を避けるために、今すぐ移行計画を立てることをおすすめします。既に移行期間が延長されているため、2023 年 9 月 1 日以降、移行期間は延長されません。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/classicvmretirment/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/classic-vm-deprecation
Azure サービス: Virtual Network
一般提供
プライベート エンドポイントでのアプリケーション セキュリティ グループ (ASG) のサポートの一般提供が開始されました。この機能拡張により、プライベート エンドポイントのネットワーク インターフェイスに ASG をアタッチして、既存のネットワーク セキュリティ グループ (NSG) の規則にきめ細かい制御を追加できるようになります。これにより、セキュリティ規則を失うことなく、サブネット内の分離を強化できます。この機能を利用するには、プライベート エンドポイント リソースを含むサブネットで、PrivateEndpointNetworkPolicies という特定のサブネット レベル プロパティを “Enabled (有効)” に設定する必要があります。
現時点で、プライベート リンクのアプリケーション セキュリティ グループは、大半のパブリック リージョンでサポートされます。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-network/application-security-groups