Azure Weekly Update-2023年2月24日
2023 年 2 月 17 日 ~ 2023 年 2 月 23 日 |
|
---|---|
発表の概要 |
|
Data Explorer | 一般提供 – 更新数: 1 |
HPC Cache | プレビュー機能 – 更新数: 1 |
IoT Edge | 一般提供 – 更新数: 1 |
Monitor | 新機能 – 更新数: 1 |
NetApp Files | プレビュー機能 – 更新数: 1 |
Sphere | 更新機能 – 更新数: 1 |
発表の合計: 6
発表の詳細
Azure サービス: Data Explorer
一般提供
このたび、待望の ADX ダッシュボードの一般提供が開始されました。
ADX ダッシュボードは、1 つの場所およびわかりやすい形式でさまざまな種類のデータの視覚化を行うための機能を提供します。ダッシュボードは幅広く共有でき、さまざまな利害関係者が鮮度の高い動的なリアルタイム データを表示しながら、データを簡単に操作し、望みどおりの洞察を得ることができます。ADX ダッシュボードを使用すると、ダッシュボードを構築して他のユーザーと共有でき、他のユーザーは引き続きデータ探索の行程を実施できます。
Azure Data Explorer Web UI の一部である ADX ダッシュボードは、ユーザー フレンドリなインターフェイスを備えているため、幅広い専門知識がなくても、ユーザーはデータの探索と分析をすぐに行うことができます。また、広範なカスタマイズ オプションが用意されており、ビッグ データを処理できるように設計されています。ADX ダッシュボードの利用時に、ユーザーは以下のメリットも享受できます。
大規模なデータ セットや複雑なクエリ向けの最適化されたダッシュボード レンダリング パフォーマンス。
ADX Web UI で作成された KQL クエリに基づくダッシュボードの簡単な作成。
ダッシュボードからの ADX Web UI でのネイティブ クエリ探索。
このマイルストーンにより、すべての Azure クラウドで ADX ダッシュボードが利用可能になりました。マイクロソフトのチームは、この製品に継続的に投資し、お客様に最高のダッシュボード エクスペリエンスを提供すべく全力で取り組んでいます。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/adxdashboards/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/data-explorer/azure-data-explorer-dashboards
Azure サービス: HPC Cache
プレビュー機能
Azure HPC Cache で読み書き可能な Premium キャッシュが利用可能になりました。読み書き可能な Premium キャッシュ (Premium SKU) は、以下を実現します。
待機時間の短縮
ディスク スループットの向上
ネットワーク帯域幅の向上
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/readwrite-premium-caching-now-in-public-preview/
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/readwrite-premium-caching-now-in-public-preview/
Azure サービス: IoT Edge
一般提供
Azure IoT Edge のレベル 1 のオペレーティング システムの対象範囲が拡大し、AMD64 および ARM64 の Ubuntu Server 22.04 が含まれるようになりました。最新の IoT Edge リリース (1.4.9) 用の AMD64 および ARM64 を対象とした公式のインストール パッケージがマイクロソフトのパッケージ リポジトリから入手可能になりました。
注: Ubuntu 22.04 では、OpenSSL 3.0 を使用して IoT Edge のセキュリティ サブシステムのテストが行われています。旧バージョンの OpenSSL がデバイスに存在する場合、適切に機能しない可能性があります。旧バージョンの IoT Edge と共に OpenSSL 1.1 を既にインストールしている場合、非互換性の問題が生じる可能性を避けるため、それらを両方とも削除して、新しいものをインストールし直すことをお勧めします。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-iot-edge-supports-ubuntu-2204/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/iot-edge/support?view=iotedge-1.4
Azure サービス: Monitor
新機能
このたび、Go 用 Azure Monitor クエリ クライアント モジュールの最初の安定版リリースの提供が開始されました。
これにより、.NET、Java、JavaScript、Python 向けのクライアント ライブラリで構成される Azure Monitor クエリ SDK に、この新しい慣用的なモジュールが加わることになります。このモジュールを使用すると、開発者は、Azure Monitor のログおよびメトリック プラットフォームで読み取り専用クエリを実行するアプリを構築できます。そして、そのアプリで、ログやメトリック データの分析と表示をカスタム方式で行うことができます。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-monitor-query-go/
Azure サービス: NetApp Files
プレビュー機能
Azure NetApp Files ボリュームのカスタマー マネージド キー (CMK) による暗号化により、保存データの暗号化に Bring Your Own Key (BYOK) を使用できるようになります。この機能を使用して、キーとデータの管理における職務の分離を実装できます。また、Azure Key Vault を使用して、キーを一元的に管理および整理できます。カスタマー マネージド暗号化を使用する場合、キーのライフサイクル、キーの使用アクセス許可、キーに対する操作の監査については、お客様が全面的に管理し、責任を負います。現在、この機能はパブリック プレビューの段階です。
新規ボリュームのみサポートされ、既存ボリュームからの移行はサポートされない点に注意してください。現時点では、Standard ネットワーク機能を使用して作成された新規ボリュームのみサポートされます。
現在、この機能は、西ヨーロッパ、米国東部 2、および東アジア リージョンで利用可能であり、プレビューの進捗に応じて他の SNF リージョンにもロールアウトされる予定です。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-netapp-files/configure-customer-managed-keys
Azure サービス: Sphere
更新機能
Azure Sphere OS バージョン 23.02 の提供が Retail フィードで開始されました。このリリースには、Azure Sphere OS のバグ修正のみが含まれます。更新された SDK は含まれません。デバイスがインターネットに接続している場合、更新された OS がクラウドからダウンロードされます。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-sphere-os-version-2302/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure-sphere/deployment/deployment-microsoft-feeds