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Azure Weekly Update-2023年3月31日

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Azure に関する発表のニュースレター

2023 年 3 月 24 日 ~ 2023 年 3 月 30 日

発表の概要

App Services 一般提供 – 更新数: 1
Automation 廃止機能 – 更新数: 1
Batch 廃止機能 – 更新数: 2
Chaos Studio リージョンの更新 – 更新数: 1
Container Apps 一般提供 – 更新数: 1
Cosmos DB プレビュー機能 – 更新数: 1
Event Hub 一般提供 – 更新数: 1
HDInsight プレビュー機能 – 更新数: 1
Kubernetes Service プレビュー機能 – 更新数: 1
廃止機能 – 更新数: 2
Maps 廃止機能 – 更新数: 1
セキュリティの更新 – 更新数: 1
Migrate プレビュー機能 – 更新数: 1
Monitor 新機能 – 更新数: 1
Purview 一般提供 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 1
Redis Cache プレビュー機能 – 更新数: 4
Service Fabric 更新機能 – 更新数: 1
Site Recovery 新機能 – 更新数: 1
更新機能 – 更新数: 1
SQL Database 一般提供 – 更新数: 1
Storage 新機能 – 更新数: 1
Synapse Analytics 新機能 – 更新数: 1
Virtual Machines

新機能 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 1

発表の合計: 30

発表の詳細

Azure サービス: App Services

一般提供

App Service Environment v3 で、大規模な SKU を使用して、より安全に運用を行い、より要求の厳しいワークロードをサポートできるようになりました。64 GB/128 GB/256 GB の新しい Isolated v2 SKU は、極めて機密性が高く、要求の厳しいアプリケーションを実行するための専用テナントを必要とするお客様に魅力的な価値を提供します。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-larger-skus-for-app-service-environment-v3/

ドキュメント: https://azure.github.io/AppService/2022/12/01/Announcing-Larger-Isolatedv2-SKUs.html

 

Azure サービス: Automation

廃止機能

Azure Automation のエージェント ベースの User Hybrid Runbook Worker が 2024 年 8 月 31 日に廃止されます。前日までに、拡張機能ベースの User Hybrid Worker に移行してください。

User Hybrid Worker は、ゲスト ワークロードを管理するために、または Azure からアクセスできない環境へのゲートウェイとして、マシン上で PowerShell/Python スクリプトを直接実行することを可能にします。Azure Automation のエージェント ベースの User Hybrid Runbook Worker (Windows および Linux) が 2024 年 8 月 31 日に廃止されます。廃止日の前日までに、すべての Hybrid Runbook Worker を拡張機能ベースの User Hybrid Runbook Worker (Windows および Linux) に移行する必要があります。

拡張機能ベースの User Hybrid Runbook Worker の主なメリット:

VM システム割り当てマネージド ID を使用するため、認証用の証明書の管理が不要です。

既定でマイナー バージョンの自動アップグレード機能を提供します。

Azure Resource Manager とのネイティブ統合、および Azure Policy によるガバナンス機能で、Hybrid Worker の大規模な管理を簡素化します。

Hybrid Worker 拡張機能のインストール後、Hybrid Worker で Runbook を実行するプロセスはどちらも同じままです。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/retirement-azure-automation-agent-user-hybrid-worker/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/automation/migrate-existing-agent-based-hybrid-worker-to-extension-based-workers?tabs=bicep-template%2Cwin-hrw

Azure サービス: Batch

廃止機能

リージョンの制約上の理由から、インド西部、中国北部 1、中国東部 1、US DoD 東部、および US DoD 中部リージョンで、Azure Batch サービスが 2026 年 3 月 31 日に廃止されます。その他のリージョンでは Azure Batch は廃止されません。このお知らせはあくまで上記のリージョンに関するものです。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/batch-service-in-select-regions-will-be-retired-on-31-march-2026/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/batch/account-move

廃止機能

最新の Azure オファリングとの整合性を確保し、信頼性とスケールを向上させることを目的として、Azure Batch では、2026 年 3 月 31 日に Azure Storage と Azure Managed Images の VHD BLOB を使用したカスタム イメージ プールのサポートを廃止します。前日までに、カスタム イメージ プールを Azure Compute Gallery に移行してください。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/batch-custom-image-pools-using-vhd-or-managed-images-will-be-retired-on-31-march-2024/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/batch/batch-custom-image-pools-to-azure-compute-gallery-migration-guide

 

Azure サービス: Chaos Studio

リージョンの更新

Azure Chaos Studio は、カオス エンジニアリングを使用して、クラウド アプリケーションやサービスの回復性の測定、理解、向上を支援するマネージド サービスです。このたび、ブラジル南部リージョンで Azure Chaos Studio の提供が開始されました。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-chaos-studio-is-now-available-in-brazil-south/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/chaos-studio/

 

Azure サービス: Container Apps

一般提供

サーバーレス コンテナーを使用して最新のアプリケーションやマイクロサービスを構築してデプロイするためのサービスである Azure Container Apps で、Azure Files のファイル共有とエフェメラル ボリュームのマウントがサポートされるようになりました。

Azure Files でデータを読み取り、保持するためにファイル共有をマウントできます。これは、コンテナー イメージのサイズを増やすことなく、大量のデータを読み込むのに役立ちます。また、Azure Files を使用して、他のコンテナーやアプリケーションとデータを共有することもできます。

エフェメラル ストレージを使用すると、レプリカ内の複数のコンテナー間でデータを共有できます。エフェメラル ストレージに書き込まれたデータは、レプリカの有効期間中保持されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-mount-azure-files-and-ephemeral-storage-in-azure-container-apps/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/container-apps/storage-mounts?pivots=azure-cli

 

Azure サービス: Cosmos DB

プレビュー機能

Azure Cosmos DB for MongoDB 仮想コアは、パフォーマンスとコスト効率に優れた、フルマネージドの MongoDB ワークロード向け統合データベースを実現します。Azure 製品との緊密な統合により、開発者の効率性を向上させながら、使い慣れた MongoDB ツール、ドライバー、SDK を使用し続けることができます。また、1 つのサポート チームがすべてのサービスに対応するので安心です。

Azure Cosmos DB for MongoDB 仮想コアの柔軟性によるメリットを享受できます。データベースのデータ容量が数テラバイトを超えるまでシャード キーが不要です。料金は vCPU とディスクに基づいており、データベースのコレクション数に関する制限はありません。

さらに、Azure Cosmos DB for MongoDB 仮想コアは、シンプルに機能するソリューションでもあります。既存のアプリケーションを簡単に移行したり、期待に合ったなじみのあるアーキテクチャを使用して新しいアプリケーションを構築したりすることができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-cosmos-db-for-mongodb-vcore/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cosmos-db/mongodb/vcore/quickstart-portal

 

Azure サービス: Event Hub

一般提供

アプリケーション グループを使用すると、Event Hubs に接続 (イベントを発行または消費) するクライアント アプリケーション間で論理グループを作成し、各クライアント グループに対して調整ポリシーおよびデータ アクセス ポリシーを適用できます。また、Event Hubs の名前空間レベルまたは Event Hub/Kafka のトピック レベルで、アプリケーション グループに、セキュリティ コンテキスト (クライアント アプリケーションの Shared Access Signature (SAS) や Azure Active Directory (Azure AD) のアプリケーション ID) などの一意に識別される条件を関連付けることができます。アプリケーション グループを定義し、アプリケーション グループ ポリシーを使用することで、優先順位の低いプロデューサーまたはコンシューマーを制限する一方で、優先順位の高いプロデューサーまたはコンシューマーが中断なくデータをストリーミングできるようにすることができます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-resource-governance-for-client-applications-in-azure-event-hubs/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/event-hubs/resource-governance-overview

 

Azure サービス: HDInsight

プレビュー機能

パフォーマンスと安定性が著しく向上した Azure HDInsight for Apache Kafka 3.2.0 がパブリック プレビューで利用可能になり、運用ワークロードに対応するようになりました。重要な変更には、機能や改善が含まれています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-hdinsight-for-apache-kafka-320-is-now-available-for-public-preview/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/hdinsight/hdinsight-release-notes

 

Azure サービス: Kubernetes Service

プレビュー機能

Kubernetes リリース 1.26 に対する AKS のサポートのパブリック プレビューが開始されました。Kubernetes 1.26 では、37 の機能拡張が行われています。このリリースには、一般的な Kubernetes のメトリックとポッドのスケジューリングに関する新たな改善が含まれています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-aks-support-for-kubernetes-126-release/

ドキュメント: https://kubernetes.io/blog/2022/12/09/kubernetes-v1-26-release/

廃止機能

Kubernetes バージョン 1.32 のサポートが終了する 2026 年 3 月 1 日以降、Windows Server 2019 で Kubernetes ワークロードがサポートされなくなります。

Kubernetes 1.33 以降、Windows Server 2019 は利用できなくなります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/aks-will-stop-support-for-windows-server-2019-on-march-1-2026/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/upgrade-windows-2019-2022

廃止機能

Windows ノード プールにおいて、Docker コンテナー ランタイムが 2023 年 5 月 1 日に廃止されます。Docker コンテナー ランタイムの廃止後も、既存の展開済みインスタンスについては引き続き使用可能ですが、スケーリング操作やノード プールの作成は失敗し、サポート対象外となります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/docker-container-runtime-retirement-for-windows-node-pools-effective-may-1-2023/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/aks/learn/quick-windows-container-deploy-cli

 

Azure サービス: Maps

廃止機能

Azure Maps Elevation Service と Render V2 DEM タイルの一般提供開始版が 2023 年 5 月 5 日に廃止されます。翌日以降、Elevation Service と DEM TilesetID は利用できなくなり (および/またはサポートされなくなり)、API の呼び出しが失敗するようになります。その他の Azure Maps の API、サービス、TilesetID については、この廃止に関する発表の影響を受けません。

以下の Elevation Service が廃止されます。

Get Data For Bounding Box
Get Data For Points
Get Data For Polyline
Post Data For Points
Post Data For Polyline
Render V2 – Get Map Tile サービスの以下の DEM タイルが廃止されます。

microsoft.dem
microsoft.dem.contours

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-maps-elevation-apis-and-render-v2-dem-tiles-will-be-retired-on-5-may-2023/

ドキュメント: http://approjects.co.za/?big=maps/licensing/

セキュリティの更新

HIPAA (Health Insurance Portability and Accountability Act) 準拠の他の複数の Azure サービスに Azure Maps も仲間入りすることになります。これにより、医療機関や医療保険会社は、保護された医療情報 (PHI) の適切な管理を徹底しながら、さらに多くのソリューションでマッピング サービスや地理空間サービスを利用できるようになります。 

Azure Maps では、以下の HIPAA 準拠のマッピング機能と地理空間機能がサポートされます。

マップを使用して健康関連データを視覚化する

患者の自宅または勤務先の住所をジオコード化する

患者の所在地から最も近い医療機関までの移動時間と距離を計算する

PHI の関連性の有無に関係なく、サードパーティ製サービスの規制準拠を義務付けるより厳しいポリシーを使用してソリューションを構築する

位置情報の視覚化機能を備えた内部用の患者監視システムを構築する

Azure Maps は、あらゆる業界の開発者と企業が、パブリック/プライベート向けのインテリジェントな位置情報対応エクスペリエンスを実現できる、一連の地理空間サービスです。このたび、Azure Maps が HIPAA 準拠になりました。 

HIPAA は、保護された医療情報 (PHI) の使用と開示について規定した米国の法律であり、PHI にアクセスする団体 (医院、病院、医療保険会社、その他の医療関連企業)、およびこれらの団体に代わって PHI を処理する事業提携者 (クラウド サービス プロバイダーなど) に適用されます。HIPAA の適用範囲は、電子医療記録の採用を促し、情報テクノロジをサポートする目的で作成された HITECH (Health Information Technology for Economic and Clinical Health) 法の制定によって拡大しています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-maps-is-now-hipaa-health-insurance-portability-and-accountability-act-compliant-2/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/resources/microsoft-azure-compliance-offerings/

 

Azure サービス: Migrate

プレビュー機能

Azure Migrate で、すべてのスタック (VMware、Hyper-V、物理) にわたって、Tomcat および IIS Web サーバーでそれぞれ実行されている Java および ASP.NET Web アプリを検出し、Azure App Service コード (ネイティブ) に移行するための ASP.NET Web アプリの評価を大規模に行えるようになりました。この機能により、VMware 以外のスタックで実行されているアプリ ワークロードが存在するお客様のギャップが解消されます。

主な検出機能には以下が含まれます。

スケール サポート: アプライアンスあたり 2 万の Web アプリ

Windows Server 2008 R2 以降のアプリのサポート

Ubuntu Linux 16.04/18.04/20.04、Debian 7/8、CentOS 6/7、Red Hat Enterprise Linux 5/6/7 のアプリのサポート

Tomcat 8 以降でホストされる Java Web アプリのサポート

IIS 7.5 以降でホストされる .NET アプリのサポート

サーバーの複数の Web アプリ インスタンスのサポート

Web Server の種類、Web Server のバージョン、URL、バインディング ポート、アプリケーション プール、認証の種類、アプリケーション ディレクトリの検出

主な評価機能には以下が含まれます。

ターゲットの場所、分離の必要性、予約インスタンスなどを指定する機能を使用した Azure App Service の対応性

App Service プランの自動推奨

App Service SKU の推奨

移行の阻害要因の強調表示および軽減情報の提供

App Service での Web アプリのホスティングのコスト

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-migrate-discover-aspnet-java-web-apps-and-assess-aspnet-in-all-environments/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/migrate/how-to-create-azure-app-service-assessment

Azure サービス: Monitor

新機能

Azure portal でアラート ルールの詳細を表示する際、アラート ルールを複製できる新しい “Duplicate” コマンド オプションを利用できるようになりました。  既存のアラート ルールを複製する選択を行うと、元のアラート ルールの構成が自動入力された状態で (調整可能)、アラート ルール作成ウィザードが起動します。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-monitor-alerts-now-support-duplicating-alert-rules/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/alerts/alerts-manage-alert-rules

 

Azure サービス: Purview

一般提供

Microsoft Purview アクセス ポリシーの一種である DevOps ポリシーを使用すると、Microsoft Purview の “データ使用管理” に登録されているデータ ソースのシステム メタデータへのアクセスを管理できます。この機能により、IT/DevOps 担当者は、重要なデータベース資産が正常であること、期待どおりに機能していること、および安全であることを確認できます。 

また、Microsoft Purview のエクスペリエンスでアクセス ポリシーを作成した後、データベースに直接接続したり、サーバー上でログインやユーザーを明示的に作成したりすることなく、Azure SQL Database のデータ ソースにそれらを個別に、または大規模に適用できます。このリリースでは、SQL Performance Monitor と SQL Security Auditor のロールが割り当ての対象となっています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-microsoft-purview-devops-policies-for-azure-sql-database/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/purview/how-to-policies-devops-azure-sql-db

リージョンの更新

米国東部、米国東部 2、北ヨーロッパ、米国中南部、米国中西部、西ヨーロッパ、米国西部、米国西部 2 の Azure Data Lake Gen2 および Blob ストレージ アカウントで、Microsoft Purview のストレージ インプレース データ共有 (パブリック プレビュー) がサポートされるようになりました。

このパブリック プレビューは、カナダ中部、カナダ東部、英国南部、英国西部、オーストラリア東部、東日本、韓国南部、南アフリカ北部のストレージ アカウントで既にサポートされています。

このパブリック プレビューには、データ共有系列、カタログのストレージ資産からの共有、データ共有資産のカタログ検索など、Microsoft Purview のストレージ インプレース データ共有の新機能も含まれています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-storage-inplace-sharing-in-microsoft-purview-in-additional-regions/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/purview/how-to-share-data?wt.mc_id=mspurview_inproduct_datasharehomepage_sharedata_csadai&tabs=azure-portal

 

Azure サービス: Redis Cache

プレビュー機能

現在プレビューで、Enterprise および Enterprise Flash レベルのキャッシュにおいて、カスタマー マネージド キー (CMK) を使用して、Enterprise レベル キャッシュ インスタンスにアタッチされているオペレーティング システムおよび永続ディスクへの暗号化されたアクセスを制御できるようになっています。これにより、Redis の永続化/エクスポート機能で作成された RDB/AOF ファイルが、お客様が制御できる、規制に準拠した、安全なキーで保存時に暗号化されるようになります。  キーは Azure Key Vault を使用して保管できます。認証には、ユーザー割り当てマネージド ID が使用されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/preview-customer-managed-key-encryption-for-enterprise-tier-caches/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/azure-cache-for-redis/cache-how-to-encryption

プレビュー機能

現在プレビューで、Enterprise および Enterprise Flash レベルのキャッシュにおいて、キャッシュで発生した接続、切断、および認証イベントをすべてログに記録できるようになっています。これは、キャッシュに接続されている未知の IP アドレスや、失敗した認証の試行の検出などにより、キャッシュ リソースの不正利用を監視できる強力なツールとなります。ログは、Azure Log Analytics、ストレージ アカウント、イベント ハブ、さらにはパートナー ソリューションにも送信できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-connection-audit-logs-for-enterprise-tier-caches/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-cache-for-redis/cache-monitor-diagnostic-settings?tabs=basic-standard-premium

プレビュー機能

Enterprise および Enterprise Flash レベルのキャッシュで、ダウンタイムを必要としないスケールアップ/アウト機能をプレビューで利用できるようになりました。スケールアップ機能を使用すると、より多くのメモリ容量、接続、コンピューティング パフォーマンスを提供するより大規模な Enterprise SKU にキャッシュをスケールできます。スケールアウト機能を使用すると、複数の追加ノードにデータを分散し、それによってメモリとコンピューティングのパフォーマンスを向上させることができます。インプレース スケーリング機能を使用すると、現在のキャッシュの操作を妨げることなく、スケール操作を行うことができます。これにより、中断を最小限に抑え、キャッシュ アドレスを変更することなく、同じキャッシュ リソースを使用できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-inplace-scaling-for-enterprise-caches/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-cache-for-redis/cache-how-to-scale?tabs=scale-up-and-down-with-basic-standard-and-premium

プレビュー機能

想定外のデータ損失を防ぐため、Azure Cache for Redis の Enterprise または Enterprise Flash レベルのアクティブ Geo レプリケーションを使用するキャッシュでは、FLUSHDB および FLUSHALL コマンドが既定でブロックされます。これは、Geo レプリケーション グループ内の 1 つのキャッシュをフラッシュすると、その他の同期されているキャッシュもフラッシュされるためです。このたび、同じ Geo レプリケーション グループ内のすべてのキャッシュのデータのフラッシュを強制的に行うコントロール プレーン操作が利用可能になりました。この操作は、ポータルまたは CLI/PowerShell で使用できます。コントロール プレーン操作として、Azure のロールベースのアクセス制御の役割を使用して、特定のユーザーにアクセスを制限できます。これにより、より安全かつより一貫性のある方法で、Geo レプリケートされているキャッシュを消去できるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-simplified-flush-operation-for-caches-using-active-georeplication/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-cache-for-redis/cache-how-to-active-geo-replication#flush-operation

Azure サービス: Service Fabric

更新機能

ツールおよび SDK の更新プログラムと共に、Service Fabric ランタイムの 9.1 Second Refresh リリースのさまざまな Azure リージョンへのロールアウトが完了しました。.NET SDK、Java SDK、および Service Fabric ランタイムの更新プログラムは、リリース ノート内のリンクからダウンロードできます。SDK、NuGet パッケージ、および Maven リポジトリは、既にすべてのリージョンで利用可能になっています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-service-fabric-91-second-refresh-release/

ドキュメント: https://github.com/microsoft/service-fabric/blob/master/release_notes/Service_Fabric_ReleaseNotes_91CU2.md

 

Azure サービス: Site Recovery

新機能

Azure portal で Azure Site Recovery を使用して、Automation アカウントの認証の種類をマネージド ID に移行できるようになりました。 

実行アカウントを使用した Runbook の認証は、2023 年 9 月 30 日に廃止されます。その前に、マネージド ID を使用するようにお使いの Runbook を移行する必要があります。

Azure Automation アカウントの認証タイプを “実行” からマネージド ID の認証に移行するには、Runbook を移行する復旧サービス コンテナーに移動します。[管理] > [Site Recovery インフラストラクチャ] > [拡張機能の更新プログラム設定] > [移行] の下にあります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-migrate-from-a-run-as-account-to-managed-identities-using-azure-site-recovery/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/site-recovery/how-to-migrate-run-as-accounts-managed-identity

更新機能

Azure portal で、Recovery Services コンテナーの回復/ターゲット仮想マシン用のネットワーク インターフェイス (NIC) およびディスクの名前の指定と変更をより簡単に行える機能の一般提供が開始されました。

従来、Site Recovery (ASR) で VM を保護する際、ASR によって、回復用の NIC およびディスクの名前がソースと同一になるように構成されていました。この更新により、Azure Site Recovery で、Recovery Services コンテナーの回復/ターゲット VM 用のネットワーク インターフェイス (NIC) およびディスクの名前の指定と変更を簡単に行えるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-simpler-way-to-renaming-network-interface-nic-and-disks-for-protected-vms-in-azure-site-recovery/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/site-recovery/

 

Azure サービス: SQL Database

一般提供

2023 年 3 月後半、Azure SQL で以下の更新と機能拡張が行われました。

Azure SQL Database の監査におけるユーザー マネージド ID のサポートにより、資格情報の管理の負担が軽減されます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-sql-general-availability-updates-for-latemarch-2023/

ドキュメント: https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-sql-blog/user-managed-identity-support-for-auditing-azure-sql-database-is/ba-p/3740940

 

Azure サービス: Storage

新機能

Azure Files NFS v4.1 共有で nconnect オプションがサポートされるようになりました。nconnect は、大規模にパフォーマンスを向上させる、クライアント側の Linux マウント オプションです。nconnect を使用すると、NFS マウントで、クライアントと NFS v4.1 用の Azure Files サービス間でより多くの TCP 接続が使用されるようになります。また、クライアントのスループット/IOPS を最大 4 倍向上させ、TCO を最大 70% 削減できます。この機能の使用に関する追加の請求料金は発生しません。この機能は、すべての既存および新規の共有で利用可能です。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-nconnect-support-for-azure-files-nfs-v41-shares/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/files/nfs-nconnect-performance

 

Azure サービス: Synapse Analytics

新機能

Azure Synapse 専用 SQL プールの複数列分散機能 (MCD) を使用すると、複数列にデータを分散させ、テーブル内のデータ分散のバランスを調整し、クエリ実行中のデータ移動を減らすことができます。複数列分散機能では、分散用に最大 8 つの列を選択できます。MCD は、移行を容易にするのに非常に適しており、より高速なクエリ パフォーマンスを促進し、データ スキューを削減します。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/multicolumn-distribution-for-dedicated-sql-pools-is-now-available/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/multicolumn-distribution-for-dedicated-sql-pools-is-now-available/

 

Azure サービス: Virtual Machines

新機能

Azure Image Builder サービスは、イメージ構築パイプラインを自動化することで、Azure と Azure Stack 全体にわたるイメージ作成プロセスの統一と簡素化を実現します。Azure Image Builder を使用すると、カスタム イメージのセキュリティ (パッチの適用と更新を含む) と完全な制御を実現できます。

このたび、Azure Image Builder の新しいポータル機能を使用して、ポータル内でカスタム イメージの構築と検証を行えるようになりました。この機能は、Azure Image Builder の API で現在利用可能な機能をほぼすべて備えているため、Azure でのイメージのカスタマイズを簡単に開始できるエントリー ポイントとなります。

Azure portal でイメージの構築を開始するには、Azure portal で “イメージ テンプレート” を検索した後、[作成] をクリックします。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/azure-image-builder-portal-functionality-now-available/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/image-builder-overview?tabs=azure-powershell

リージョンの更新

米国東部 2、北ヨーロッパ、および米国西部 2 リージョンで、Azure Premium SSD v2 ディスク ストレージの提供が開始されました。この次世代のストレージ ソリューションは、最高の価格性能比を誇り、要求の厳しい IO 集中型ワークロードに対応するミリ秒未満のディスク待機時間を低コストで実現する、高度な汎用ブロック ストレージを提供します。また、SQL Server、Oracle、MariaDB、SAP、Cassandra、MongoDB、ビッグ データ分析、仮想マシンでのゲーミング、ステートフル コンテナーなど、幅広い企業の運用ワークロードに適しています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-premium-ssd-v2-disk-storage-in-east-us-2-north-europe-and-west-us-2/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/disks-types#premium-ssd-v2

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