Azure Weekly Update-2023年4月7日
2023 年 3 月 31 日 ~ 2023 年 4 月 6 日 |
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発表の概要 |
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App Services | 廃止機能 – 更新数: 1 |
Application Gateway | プレビュー機能 – 更新数: 1 |
Automation | プレビュー機能 – 更新数: 1 |
Azure Stack | 廃止機能 – 更新数: 1 |
Backup | プレビュー機能 – 更新数: 1 廃止機能 – 更新数: 1 |
Content Delivery Network | 廃止機能 – 更新数: 1 |
Database for PostgreSQL | 廃止機能 – 更新数: 1 |
DDoS Protection | 一般提供 – 更新数: 1 |
ExpressRoute | 廃止機能 – 更新数: 1 |
Logic Apps | 廃止機能 – 更新数: 1 |
Monitor | 廃止機能 – 更新数: 1 |
Site Recovery | 一般提供 – 更新数: 1 廃止機能 – 更新数: 1 |
Virtual Machines | 一般提供 – 更新数: 2 |
発表の合計: 16
発表の詳細
Azure サービス: App Services
廃止機能
2025 年 3 月 31 日以降、Azure リージョンで障害が発生しても、Azure App Service Web アプリケーションはディザスター リカバリー モードになりません。地域的な障害が発生した場合に Web アプリの機能やデータが失われるのを防ぐため、一般的に使用されるディザスター リカバリー手法を実装することを強くお勧めします。
バックアップおよび復元機能は、Basic 以上の価格レベルに含まれています。App Service の Free および Shared 価格レベルは、運用シナリオでは推奨されず、SLA によって裏付けられていません。Free または Shared レベルに Web アプリケーションをデプロイしており、それらのディザスター リカバリー戦略を実装したい場合は、Basic レベル以上にスケールアップしてください。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/overview-disaster-recovery
Azure サービス: Application Gateway
プレビュー機能
Application Gateway v2 で、Application Gateway v2 SKU を使用して、ネットワーク公開をさらに制御できるようにする一連の新機能が導入されます。
Application Gateway v2 SKU で、以下の機能を使用できるようになりました。
プライベート IP のみのフロントエンド構成 (パブリック IP の排除)
ネットワーク セキュリティ グループの制御の強化
GatewayManager サービス タグの要件の排除
[すべて拒否] のアウトバウンド規則の定義の有効化
ルート テーブル規則の制御の強化
強制トンネリングのサポート (BGP による 0.0.0.0/0 ルートの学習)
0.0.0.0/0 のネクスト ホップの仮想アプライアンスのルート テーブル規則
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-private-application-gateway-v2/
Azure サービス: Automation
プレビュー機能
オーストラリア中部 2、韓国南部、スウェーデン南部、Jio インド中部、ブラジル南東部、インド中部、インド西部、アラブ首長国連邦中部、政府機関向けクラウドを除くほぼすべてのパブリック リージョンで、Azure Automation の PowerShell 7.2 および Python 3.10 Runbook に対するパブリック プレビュー サポートが拡張されました。これらの新しいランタイムがクラウド ジョブとハイブリッド ジョブの両方でサポートされるようになりました。
Runbook を作成して実行するための Azure Portal エクスペリエンスは、これまで利用できたランタイム バージョンの場合と変わりません。PowerShell 7.2 と Python 3.10 は、Runbook 作成時にドロップダウン メニューで簡単に選択できます。
発表: https://learn.microsoft.com/azure/automation/automation-runbook-types?tabs=lps51%2Cpy27
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/automation/automation-runbook-types?tabs=lps51%2Cpy27
Azure サービス: Azure Stack
廃止機能
Azure Stack Edge に含まれる IoT Edge ソリューションには、IoT Edge モジュールを Azure Stack Edge Kubernetes 環境にデプロイするオプションが用意されています。K8s 向けのこの IoT Edge ソリューションはサポートが終了しており、更新の予定もありません。
2024 年 3 月 31 日、Azure Stack Edge 上の “マネージド” IoT Edge が廃止されます。このソリューション上にまだ存在している既存の IoT Edge ワークロードは、すべて自動的に削除されます。マネージド IoT Edge ソリューションをホストする Kubernetes クラスターは、クラスターから IoT Edge コンポーネントが削除されると更新されます。クラスター上の Kubernetes ワークロードへの影響はありません。お客様は、引き続き Azure Stack Edge 上の Kubernetes を使用できます。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/databox-online/azure-stack-edge-move-to-self-service-iot-edge
Azure サービス: Backup
プレビュー機能
このたび、スウェーデン中部の Azure リージョンで、Ultra Disks を使用した Azure VM での Azure Backup の有効化のパブリック プレビューが開始されました。Ultra Disks を使用すると、SAP HANA、トップ レベルの SQL Database、NoSQL データベースなど、I/O 要求の厳しい、ミッション クリティカルなエンタープライズ アプリケーションをクラウドで実行できます。この機能により、Ultra Disks で実行されている Azure VM で Azure Backup を有効にしたいと考えているお客様の主要な要望に対応します。これにより、仮想マシンでビジネス継続性を確保し、災害やランサムウェア攻撃から回復することが可能になります。
現在、Ultra Disks でのバックアップの有効化は一部のリージョンで使用可能であり、今後数週間で他のリージョンにもサポートが追加されていく予定です。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/ultra-disk-backup-support/
廃止機能
2026 年 3 月 31 日、Azure Backup の Recovery Services コンテナーのクラシック アラートが廃止され、サポートされなくなります。前日までに、新しいアラート ソリューションに移行する必要があります。
クラシック アラートと同じ機能に加えて、以下の機能も含まれているため、組み込みの Azure Monitor アラートの使用をお勧めします。
さまざまな通知チャネルのサポート
大規模なアラートの監視
プログラムによるアラートと通知の管理
Azure サービス: Content Delivery Network
廃止機能
2016 年 5 月 16 日以降、Azure は Akamai Technologies Inc と提携し、Azure CDN Standard from Akamai を提供してきました。このたび、Azure と Akamai Technologies Inc は、このパートナーシップを更新しないことを決定しました。
そのため、2023 年 10 月 31 日以降、Azure CDN Standard from Akamai のサービスはサポートされなくなります。
2023 年 10 月 31 日までは、既存のプロファイルを引き続き管理できます。2023 年 6 月 1 日を過ぎると、新しい Azure CDN Standard from Akamai プロファイルを作成できなくなります。2023 年 10 月 31 日を過ぎると、過去に作成済みの Azure CDN Standard from Akamai プロファイルへのアクセスや変更が行えなくなります。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/cdn/cdn-create-new-endpoint
Azure サービス: Database for PostgreSQL
廃止機能
Azure Database for PostgreSQL シングル サーバーが 2025 年 3 月 28 日に廃止されるため、同日までに Azure Database for PostgreSQL フレキシブル サーバーに移行する必要があります。また、この変更の一環として、
2023 年 3 月 31 日以降、Azure portal で PostgreSQL バージョン 10 以前用の新しいシングル サーバー インスタンスを作成できなくなります。
2023 年 11 月 9 日以降、Azure portal で PostgreSQL バージョン 11 用の新しいシングル サーバー インスタンスを作成できなくなります。
Azure Database for PostgreSQL フレキシブル サーバーに移行すると、以下を含むさまざまなメリットを享受できるようになります。
- Postgres バージョン 11 以降のサポート、および組み込みのセキュリティ拡張機能
- バースト可能レベルのコンピューティング オプションのサポートによる価格性能比の向上
- 同じゾーンまたは別のゾーンでホット スタンバイを構成する機能とユーザー制御のメンテナンス時間枠によるアップタイムの向上
- ハイ パフォーマンスのデータ ワークロードに対応する簡素化された開発者エクスペリエンス
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/postgresql/migrate/concepts-single-to-flexible
Azure サービス: DDoS Protection
一般提供
IP 保護により、SMB は、エンタープライズ グレードの DDoS Protection を手頃な料金で使用して、DDoS 攻撃を防ぐことができるようになります。IP 保護を使用すると、個々のパブリック IP リソースで DDoS Protection を有効にする柔軟性が得られます。
IP 保護はネットワーク保護 SKU と同じ機能を提供しますが、ネットワーク保護は DDoS Rapid Response のサポート、コスト保護、Azure Firewall Manager との統合、Azure Web Application Firewall の割引などの追加機能も提供します。
ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/defend-against-ddos-attacks-with-azure-ddos-ip-protection/
Azure サービス: ExpressRoute
廃止機能
2018 年以降、新しい ExpressRoute パブリック ピアリング接続は許可されていません。ルーティングにおけるより高い柔軟性を追加料金なしで提供する Microsoft ピアリングを介して Azure サービスが利用可能なため、パブリック ピアリングが 2024 年 3 月 31 日に廃止されます。同日までに、Microsoft ピアリングの使用に移行してください。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/expressroute/about-public-peering#compare
Azure サービス: Logic Apps
廃止機能
Logic Apps の Azure SQL Server コネクタの V1 のアクションとトリガーが 2024 年 3 月 31 日に廃止されます。同日までに、SQL Server コネクタの V2 のアクションとトリガーに移行してください。
SQL Server コネクタの V2 のアクションとトリガーが従来よりも安定性、速度、信頼性に優れたアクションとトリガーを提供するようになったため、このコネクタの古い (V1 の) 操作とトリガーが 2024 年 3 月 31 日に廃止されます。同日までに、SQL Server コネクタの V2 のアクションとトリガーの使用に移行してください。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/connectors/sql/
Azure サービス: Monitor
廃止機能
ログから新しいカスタム列へのデータの抽出を可能にする Azure Monitor Log Analytics 機能であるカスタム フィールドが 2026 年 3 月 31 日に廃止されます。前日までに、カスタム フィールドのすべての機能に加えて、以下を含む新機能を提供する DCR ベースの KQL 変換に移行する必要があります。
1 つの KQL ステートメントによる 1 回の入力で複数の列を作成する機能
追加の文字列演算子 (データの種類を変換する機能、文字列を操作する機能、正規表現を実行する機能を含む)
スケーラブルなデプロイ オプション、デバッグおよびトラブルシューティング機能
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/azure-monitor/logs/custom-fields-migrate
Azure サービス: Site Recovery
一般提供
データ ディスクのサイズが 32 TB までの Hyper-V VM でディザスター リカバリーを有効にできるようになりました。これは、Site Recovery を使用して、任意の Azure リージョンのマネージド ディスクにレプリケートされる Hyper-V VM に適用されます。この機能は、すべての Azure のパブリック クラウドと政府機関向けクラウドでデプロイされます。この機能拡張により、以下の保護が可能になります。
マシンからマネージド ディスクへのレプリケーション、およびマネージド ディスクからのフェールバック。従来は、マネージド ディスクへのフェールオーバーのみサポートされていました。一方、レプリケーションはアンマネージド ディスクに対してのみ行われていました。
大規模な OS ディスク (最大 4 TB。第 1 世代の VM では 2 TB の OS ディスク、第 2 世代の VM ではサイズが 300 GB の OS ディスクのみサポート)
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/large-disk-hyperv-dr/
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/site-recovery/hyper-v-azure-tutorial
廃止機能
2022 年 10 月、マイクロソフトは、VMware VM と物理サーバーを保護するための最新化されたエクスペリエンスを発表しました。それ以降、その機能を常に強化し続けてきました。2023 年 3 月 15 日、VMware VM と物理サーバーを保護するための Azure Site Recovery のクラシック エクスペリエンスが廃止されます。これは、最新化されたエクスペリエンスがクラシック エクスペリエンスのすべての機能に加えて、他の拡張機能も備えるようになったためです。この機能は、2026 年 3 月 30 日に完全に廃止されます。
サービスの中断を避け、セキュリティ リスクを最小限に抑えるために、2026 年 3 月 30 日より前に最新化されたエクスペリエンスに移行してください。
発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/classic-vmware-dr-deprecation/
Azure サービス: Virtual Machines
一般提供
Dlsv5 および Dldsv5 VM シリーズは、必要とする vCPU あたりの RAM が標準の汎用 VM サイズよりも少ないワークロードに最適です。ターゲット ワークロードには、Web サーバー、ゲーム、ビデオ エンコード、AI/ML、バッチ処理などが含まれます。これらの VM シリーズは、価格性能比を向上させ、vCPU あたりのメモリを増やす必要がないワークロードを実行するコストを削減できる可能性を秘めています。新しい VM では、ローカル一時ストレージがあるサイズとないサイズが用意されています。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/dlsv5-dldsv5-series
一般提供
Dlsv5 および Dldsv5 VM シリーズは、必要とする vCPU あたりの RAM が標準の汎用 VM サイズよりも少ないワークロードに最適です。ターゲット ワークロードには、Web サーバー、ゲーム、ビデオ エンコード、AI/ML、バッチ処理などが含まれます。これらの VM シリーズは、価格性能比を向上させ、vCPU あたりのメモリを増やす必要がないワークロードを実行するコストを削減できる可能性を秘めています。新しい VM では、ローカル一時ストレージがあるサイズとないサイズが用意されています。
ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/dlsv5-dldsv5-series