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Azure Weekly Update-2023年5月5日

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Azure に関する発表のニュースレター

2023 年 4 月 28 日 ~ 2023 年 5 月 4 日

発表の概要

Application Gateway 廃止機能 – 更新数: 1
Backup 更新機能 – 更新数: 1
Databricks 一般提供 – 更新数: 1
Event Hub 一般提供 – 更新数: 1
IoT Edge 更新機能 – 更新数: 1
Storage プレビュー機能 – 更新数: 1
リージョンの更新 – 更新数: 1
Virtual Machines 一般提供 – 更新数: 1
Virtual Network プレビュー機能 – 更新数: 2

発表の合計: 10

発表の詳細

Azure サービス: Application Gateway

廃止機能

Application Gateway V1 は 2026 年 4 月 28 日に廃止されるため、その日までに Application Gateway V2 に移行してください。

早めに移行して、Application Gateway V2 のメリットをご利用になることをお勧めします。Application Gateway V2 には、既に使用している Application Gateway V1 の機能に加え、次のものが用意されています。

  • 追加機能 – 自動スケール、ゾーン冗長性、URL 書き換え、相互認証 (mTLS)、Azure Kubernetes Service イングレス コントローラー、Key Vault の統合
  • パフォーマンスの向上 – TLS オフロードのパフォーマンスが V1 の 5 倍に向上
  • セキュリティの強化 – セキュリティ規則の更新の高速化、WAF のカスタム規則とポリシーの関連付け、ボット保護

廃止の告知が行われている間とその後の予定

2026 年 4 月 28 日までは Application Gateway V1 を引き続き使用できますが、Application Gateway V2 への移行を開始してください。

新規のお客様 (2023 年 6 月のサブスクリプションに Application Gateway V1 SKU が含まれていないお客様) は、2023 年 7 月 1 日以降、V1 ゲートウェイを作成できなくなります。

サブスクリプションに V1 ゲートウェイが含まれている既存のお客様は、2024 年 8 月 28 日以降、V1 ゲートウェイを作成できなくなります。ただし、廃止日である 2026 年 4 月 28 日までは V1 ゲートウェイを管理できます。

2026 年 4 月 28 日以降、Application Gateway V1 はサポートされなくなります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/application-gateway-v1-will-be-retired-on-28-april-2026-transition-to-application-gateway-v2/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/application-gateway/migrate-v1-v2

Azure サービス: Backup

更新機能

V4 は、Microsoft Azure Backup Server (MABS) の最新アップグレードです。Windows Server 2022 に Azure Backup Server をインストールし、SQL Server 2022 をデータベースとして使用できるようになりました。MABS V4 では、ワークロードのサポート、パフォーマンス、セキュリティの各分野で重要な機能強化が行われています。

ワークロードのサポート

Windows Server 2022 に Azure Backup Server V4 をインストールし、SQL Server 2022 を MABS データベースとして使用することがサポートされるようになりました。また、Windows Server 2022 と SQL Server 2022 のバックアップに加えて、Azure Stack HCI 22H2 と VMware 8.0 上で稼働する VM のバックアップのサポートが追加されています。

パフォーマンス

Azure Backup Server V4 には、復旧ポイント全体をダウンロードすることなく、Windows Server を実行している Hyper-V と Azure Stack HCI の VM のオンライン復旧ポイントから個々のファイル/フォルダを選択して復元する機能が追加されました。また、MABS V4 では並列復元がサポートされるようになり、並列オンライン バックアップ ジョブの最大数も増加します。

セキュリティ

Azure Backup Server V4 では、プライベート エンドポイントを使用して Azure Backup Recovery Services コンテナーにオンライン バックアップを送信できます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/mabsv4/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-mabs-whats-new-mabs

Azure サービス: Databricks

一般提供

Azure Databricks のサーバーレス SQL の一般提供が開始されました。現在から 5 月末の間に、対象となるワークスペースでこの機能が有効になります。この機能は、BI と SQL のワークロード向けに弾力性の高いインスタント コンピューティングを提供します。管理作業は最小限で済み、全体的なコストを削減できる容量最適化機能を備えています。サーバーレス SQL は、ユーザーがレポートまたはクエリの実行を開始した時だけ料金が発生します。サーバーレス SQL ウェアハウスにはコンピューティング コストが含まれています。サーバーレス SQL は、自身のスケジュールに合わせて作業し、クラスターの起動やスケール アウトを待たずにクエリを処理するためのインスタント コンピューティングを必要とする現代のビジネス アナリスト向けに構築されています。

Power BI などのお気に入りの BI ツールでデータ レイクのデータを分析したいと考えているビジネス アナリストがいらっしゃる場合は、この機能のメリットを享受できます。この機能により、シンプルで高性能なソリューションを使用して、豊富なリアルタイムのデータセットにアクセスする必要があるビジネス アナリストのために、レイクハウスの導入をより簡単に促進できるようになります。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-serverless-sql-for-azure-databricks/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/databricks/sql/admin/serverless

Azure サービス: Event Hub

一般提供

Event Hubs Dedicated セルフサービス クラスターは、大量のデータ ストリーミングを低待機時間で行う必要があるミッションクリティカルなイベント ストリーミング ワークロードを想定して構築されました。このクラスターは、Kafka、AMQP、HTTPS のイベント ストリーミング ワークロード向けに、一貫性のあるパフォーマンス、コスト効率、セルフサービス スケーリング機能を提供するように設計されています。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-event-hubs-dedicated-selfserve-scalable-clusters-for-mission-critical-kafka-amqp-and-https-workload/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/event-hubs/event-hubs-dedicated-overview#self-serve-scalable-clusters

Azure サービス: IoT Edge

更新機能

Azure IoT Edge のレベル 1 のオペレーティング システムの対象範囲が拡大し、AMD64 の Red Hat Enterprise Linux 9 が含まれるようになりました。注: RHEL 9 では、OpenSSL 3.0 を使用して IoT Edge のセキュリティ サブシステムのテストが行われています。旧バージョンの OpenSSL がデバイスに存在する場合、適切に機能しない可能性があります。旧バージョンの IoT Edge と共に OpenSSL 1.1 を既にインストールしている場合、非互換性の問題が生じる可能性を避けるため、それらを両方とも削除して、新しいものをインストールし直すことをお勧めします。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/general-availability-azure-iot-edge-supports-rhel-9/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/azure/iot-edge/support?view=iotedge-1.4

Azure サービス: Storage​

プレビュー機能

Azure Blob Storage は、大量の非構造化データを保存するために最適化されています。BLOB のアクセス層を選択することにより、アクセス頻度と保持期間に基づいて最もコスト効率の高い方法で BLOB データを保存できます。このたび、Azure Blob Storage に、ホット、クール、アーカイブに加えて、新しいオンライン アクセス層であるコールドが追加されました。

コールド層の価格設定は、クールとアーカイブの間に位置付けられ、90 日間の早期削除ポリシーが適用されます。REST API、SDK、ツール、ライフサイクル管理ポリシーを通じて、ホットおよびクールと同じ方法でシームレスにコールド層を使用できます。現在、コールドはパブリック プレビューの段階であり、カナダ中部、カナダ東部、フランス中部、韓国中部で利用可能です。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-azure-cold-storage/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/storage/blobs/access-tiers-overview?tabs=azure-portal

リージョンの更新

東南アジア、オーストラリア東部、カタール中部の各リージョンで、Azure Premium SSD および Standard SSD での Azure ディスクのゾーン冗長ストレージ (ZRS) が利用できるようになりました。ZRS を利用するディスクでは、1 つのリージョン内の 3 つの可用性ゾーン間でデータの同期レプリケーションを行うことができます。この機能によって、アプリケーションを中断させることなく、ゾーン障害に耐えるようにディスクを運用できます。また、アプリケーション レベルでデータのゾーン間レプリケーションを行うことなく、仮想マシンの可用性を最大限に高めることができます。共有ディスクで ZRS を使用して、SQL FCI、SAP ASCS/SCS、GFS2 などのクラスター アプリケーションや分散アプリケーションの可用性を高めることもできます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-zone-redundant-storage-for-azure-disks-is-available-in-southeast-asia-australia-east-and-qatar-central/

ドキュメント: https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/virtual-machines/disks-redundancy#zone-redundant-storage-for-managed-disks

Azure サービス: Virtual Machines

一般提供

Ebsv5 と Ebdsv5 の VM シリーズは、NVMe ストレージ プロトコルをサポートする最初の Azure VM シリーズです。NVMe のサポートにより、これまでの Azure VM の中で最も高いディスク ストレージの IOPS とスループットを達成できるようになりました。NVMe は、SCSI などの従来のストレージ プロトコルより高速で効率的な高パフォーマンス ストレージ インターフェイスです。SCSI は、NVMe を除いて、現在ほとんどの Azure VM で使用されている唯一のプロトコルです。NVMe インターフェイスのサポートにより、これらの新しい VM を使用して、さらに向上したコア単位の VM からディスクへのスループット (最大 8,000 MBps) と IOPS パフォーマンス (最大 26 万 IOPS) を実現できます。これは、新しい VM が以前の Ev4 世代に比べて、最大 3 倍のリモート ストレージの IOPS と、最大 6 倍のリモート ストレージのスループット パフォーマンスを提供できることを意味します。これにより、データ使用量が非常に多いワークロードを処理するお客様は、より少ないコア コンピューティング リソースでより多くのデータを処理できるようになり、インフラストラクチャや商用ソフトウェアのライセンス コストを節約できる可能性があります。

NVMe に対応したこれらの Ebsv5 と Ebdsv5 の VM は、Azure のすべてのディスク ストレージ オファリングと互換性があります。NVMe サポートはすべてのサイズで利用できますが、vCPU 数が 48 以上の場合にパフォーマンス上のメリットをもたらします。この発表と共に、Ebsv5 と Ebdsv5 の NVMe 対応の 2 つの新しいサイズである 96 と 112i も一般提供になりました。112 分離サイズでは NVMe プロトコルのみがサポートされます。

NVMe は、次の 13 の Azure リージョンの Ebsv5 VM と Ebdsv5 VM でサポートされています。米国北部、東南アジア、西ヨーロッパ、オーストラリア東部、北ヨーロッパ、米国西部 3、英国南部、スウェーデン中部、米国東部、米国中部、米国西部 2、米国東部 2、米国中南部。リージョンは今後さらに追加される予定です。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-ebsv5-and-ebdsv5-nvmeenabled-vm-sizes/

ドキュメント: https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-compute-blog/increased-remote-storage-performance-with-nvme-enabled-ebsv5-vms/ba-p/3811113

Azure サービス: Virtual Network

プレビュー機能

Azure Virtual WAN に統合された最初のセキュリティ SaaS (サービスとしてのソフトウェア) である Palo Alto Networks Cloud NGFW を使用することで、お客様はプロビジョニング、スケーリング、回復性、ソフトウェア更新プログラム、ルーティングの管理に伴う煩わしさから解放され、SaaS セキュリティ オファリングのシンプルさを享受できます。

Cloud NGFW SaaS と Virtual WAN の統合は、以下のメリットをもたらします。

機械学習を利用した高可用性 NGFW でワークロードを保護し、既知、未知、およびゼロデイの脅威を検出して阻止。

SaaS モデルでのフル マネージドのインフラストラクチャとソフトウェアのライフサイクル。

使用量ベースの従量課金制。

Azure と Palo Alto Networks の間の合理化された専用サポート チャネルにより、快適なカスタマー サポート エクスペリエンスを提供。

シンプルなワンクリック ルーティングにより、オンプレミス、Azure VNet、インターネットのトラフィックを検査。

Azure との緊密で統一感のある統合により、クラウドネイティブのエクスペリエンスを提供。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-palo-alto-networks-saas-cloud-ngfw-integration-with-virtual-wan/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/azure-virtual-wan-introduces-its-first-saas-offering/

プレビュー機能

Cloud NGFW Palo Alto Networks は、Azure にネイティブに統合された最初の ISV 次世代ファイアウォール サービスです。マイクロソフトと Palo Alto Networks のコラボレーションにより開発されたこのサービスは、Palo Alto Networks NGFW テクノロジの最先端のセキュリティ機能を提供すると同時に、クラウドネイティブのスケーリングと管理によるシンプルさと利便性を提供します。 

NGFW は、従来のファイアウォールよりも高度な機能を提供し、優れたネットワーク セキュリティを実現します。これらの機能には、ディープ パケット インスペクション、高度な可視性と制御のための機能、AI により向上した脅威検出および対応機能が含まれます。

発表: https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/public-preview-cloud-next-generation-firewall-for-azure-from-palo-alto-networks/

ドキュメント: https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/secure-your-cloud-environment-with-cloud-nextgeneration-firewall-by-palo-alto-networks-an-azure-native-isv-service-now-in-pre/

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