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小柳建設が HoloLens 2 とモバイル端末に対応した新バージョンの Holostruction を提供開始。建設業界の働き方改革を加速

Mixed Reality | HoloLens 2

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日本マイクロソフト株式会社は、小柳建設株式会社(以下 小柳建設)が、Mixed Reality (複合現実、以下 MR)技術を用いた建設業向けのソリューション Holostruction において、HoloLens 2 とモバイル端末(Android)に対応した新バージョンを一般提供開始されたことを発表します。

HolostructionはMR技術を用い、建造物の3次元モデルや日常活用しているデジタルデータ(写真、書類)を現実の空間に投影し、その中を歩き回りながら、様々な位置・角度・縮尺において自由自在に複数人と同時に協議することができるソリューションです。建設業の施工検査の効率化や事業トレーサビリティ向上において活用が進んでいます。また、遠隔地とのリモートコミュニケーション機能も有しており、離れた場所からも非対面で仮想会議に参加することもできるため、リモート会議や遠隔臨場などに活用でき、コロナ禍における建設現場での3密の回避や、人との接触機会削減に効果があります。

小柳建設は、2017年4月から日本マイクロソフトと連携しHolostructionの開発を開始し自社での活用を推進、2019年12月より法人向けに Microsoft HoloLens (初代) に対応したバージョンの一般提供を開始されました。そして、今回リリースする新バージョンでは、従来製品の基本コンセプトを継承しつつ、最新のMR デバイスである HoloLens 2 とモバイル端末(Android)に対応しています。

HoloLens 2 で Holostruction を利用している様子

モバイル端末で Holostruction を利用している様子

HoloLens 2 に対応することで操作性が飛躍的に向上し、目の前に手をかざすと空間上に操作パネルが現れ、そのパネル内のボタンを直接押す事で操作を進められるほか、仮想空間上に投影した3次元モデルを直接手で掴んで移動させるなど、より直感的な操作ができるようになっています。また、新たにマルチデバイスに対応したことで、スマートフォン端末(Android)で同じ場所や遠隔地からも仮想会議空間に参加できるようになりました。このほか、データの登録方法や仮想会議の管理方法も大きく向上しています。

Holostruction の新しいUI

新しい操作パネル

遠隔地との仮想会議

また、Holostructionについては代表的なタイムスライダー機能やリモートコミュニケーション機能など主要機能について2020年12月23日に特許を取得されました。

日本マイクロソフトでは、コンサルティングサービスが中心となって、小柳建設と連携しながら、Holostruction の実用化に向けた技術支援を行ってきました。今後も小柳建設のデジタルトランスフォーメーションの推進において、信頼されるパートナーとして、技術的な側面から支援をし、Mixed Reality、HoloLens 2などのテクノロジを通して、より多くのお客様におけるデジタルトランスフォーメーションの推進に貢献してまいります。

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