Shefy Manayil Kareem, Author at マイクロソフト業界別の記事 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/industry/blog Tue, 25 Jul 2023 16:42:49 +0000 en-US hourly 1 ESG のデータと報告に関する Microsoft Cloud for Sustainability の新機能の紹介 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/industry/blog/sustainability/2023/06/26/new-esg-data-and-reporting-capabilities/ Mon, 26 Jun 2023 01:13:35 +0000 マイクロソフトは、この 1 年で数多くの進化を遂げてきた Microsoft Cloud for Sustainability の強力な新機能を発表します。現在欧州連合の CSRD (企業サステナビリティ報告指令) など、各種の ESG (環境、社会、ガバナンス) 報告規制の開始が予想されていますが、これらの新機能によって組織はより多くの ESG データを収集、管理できるようになります。まず、Cloud for Sustainability のソリューションである Microsoft Sustainability Manager が拡張され、組織が環境に及ぼす影響を炭素、水、廃棄物のすべてにわたってより詳細に可視化できるようになる予定です。さらに、包括的な ESG データ資産の作成と、新たな報告要件への対応準備を支援する新機能の提供が予定されています。

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※本ブログは、米国時間 2023 年 6 月 15 日に公開された New ESG reporting capabilities with Microsoft Cloud for Sustainability – Microsoft Industry Blogs (英語) の翻訳です。

組織の CSRD 対応準備を強力に支援するツールが新たに登場します。 

マイクロソフトは、この 1 年で数多くの進化を遂げてきた Microsoft Cloud for Sustainability の強力な新機能を発表します。現在欧州連合の CSRD (企業サステナビリティ報告指令) など、各種の ESG (環境、社会、ガバナンス) 報告規制の開始が予想されていますが、これらの新機能によって組織はより多くの ESG データを収集、管理できるようになります。まず、Cloud for Sustainability のソリューションである Microsoft Sustainability Manager が拡張され、組織が環境に及ぼす影響を炭素、水、廃棄物のすべてにわたってより詳細に可視化できるようになる予定です。さらに、包括的な ESG データ資産の作成と、新たな報告要件への対応準備を支援する新機能の提供が予定されています。 

この記事では、これらの最新機能について紹介します。また、マイクロソフトの最高サステナビリティ責任者 Melanie Nakagawa とサステナビリティ分野の重要人物が、組織の規制対応を支援する最新の技術イノベーションについて議論するセッションもぜひご覧ください。開催は 2023 年 6 月 15 日 10:00 (太平洋時間) を予定しており、その後はオンデマンドでご覧いただけます。

この 1 年間の Microsoft Cloud for Sustainability の進化については、こちらをご覧ください。

Project ESG Lake (プレビュー) で洞察の獲得を迅速化  

現在、世界中の組織がデータ適用とデータ分析の新たな手法を模索しています。その背景には、新しい ESG 報告規則やベスト プラクティスの遵守に対する市場とステークホルダーからのプレッシャーや、生成系 AI を活用した体験のニーズが高まり続けている現状があります。オペレーションとバリュー チェーン全体にわたってリスクを予測し、サステナビリティの問題を測定し管理するためには、相互に分断した複雑な一連のデータ ソースとデータ サービスを連携させ、サステナビリティ データ、オペレーション データ、財務データを詳細に分析できる能力が必要です。   

その結果として、数多くの企業がデータ管理システムを見直し、自社の柱となるビジネス モデルやビジネス オペレーションにサステナビリティを取り入れています。この取り組みは、まずデータ資産を整理することから始まります。ここでは、データの収集、集約、標準化、分析、監査活動支援を目的としたデータ ソースの追跡などが行われます。   

本日マイクロソフトが発表する Project ESG Lake は、より適切なデータの管理と準備による包括的な分析を可能にし、組織のサステナビリティ目標の達成に向けた取り組みを支援するソリューションです。  

Project ESG Lake は、炭素、水、廃棄物、社会、ガバナンス、生物多様性、一般ビジネス分野に対応した 400 以上のテーブルを備えた、広範な ESG データ モデルを提供します。これらのデータ モデルを使用してさまざまな事業部門とサプライ チェーンのデータを一元化し、高度な分析と報告に対応した標準スキーマに変換することで、包括的なデータ資産を構築できるようになります。ビジネス全体にわたるさまざまな活動が今まで以上に可視化されることで、意思決定者は ESG と業績の両方を改善しつつ、長期的な競争力を強化できます。  

Project ESG Lake があれば、さまざまなソース システムの ESG データを集約し、単一の ESG データ モデルで標準化し、ESG データ資産を構築して、一元管理できるようになります。 

Project ESG Lake ソリューションは以下のようなアイデアを可能にします。 

  • Project ESG Lake で提供されるデータ統合および変換フレームワークを活用して、Microsoft Sustainability Manager やその他のサードパーティ ソリューションの計算済み排出量データを ESG データ資産に取り込む。  
  • (Microsoft Azure や Microsoft 365 の使用に伴う) マイクロソフト関連での排出量を ESG データ資産に統合する。これらのデータを Project ESG Lake の変換フレームワークを使用して変換し、ESG 分析データ モデルで標準化することで、分析や報告の業務に対応させることができます。 
  • 生物多様性、気候リスク、エネルギー、ESG など多種多様なサステナビリティ カテゴリのデータを、Project ESG Lake で提供される外部データ セットを使用してエンリッチする。
  • Project ESG Lake で標準化された ESG データを Microsoft Fabric で活用する。Microsoft Fabric とは、データに対する 生成系 AI の適用 (開発者) とデータに基づく有意義な洞察の抽出 (ビジネス ユーザー) を可能にする、エンドツーエンドの統合型分析プラットフォームです。Microsoft Fabric を使用することで、Project ESG Lake が提供するソリューションやサービスのアクセス、デプロイ、コンピューティングを行うことができます。 
  • Project ESG Lake で集約され標準化された ESG データを、ESG データ モデルに沿った Power BI の一連のレポート テンプレートに接続する。これにより、ESG のカテゴリの分析と報告に要する時間を短縮し、該当する指標を Power BI で視覚化できるようになります。Power BI のレポートおよび視覚化機能をカスタマイズすることで、実際の報告業務で必要とされる具体的な指標や目標に注目させることができます。 
Project ESG Lake で統合したデータを Power BI で視覚化したイメージ

環境、社会、ガバナンスに関するさまざまなソースシステムのデータを Project ESG Lake で統合、標準化することで、一元管理可能な単一の ESG データ資産を構築。

強化された ESG 報告機能で、万全の準備で規制に臨む 

これから予定されているさまざまな規制に備えるためには、現在のコンプライアンス態勢を把握し、必要な活動を追跡して、規制に対応した証拠を文書化する必要があります。また、監査や報告に備えてデータ ガバナンス手法を強化する必要もあります。マイクロソフトでは、用途を絞り込んだ機能を続々と提供することで、このようなニーズに対応しています。最終的には、主要な ESG 規制の報告基準やワークフローに対応する、事前構築済みの ESG 報告テンプレート セットの提供を予定しています。  

Microsoft Purview コンプライアンスマネージャーの CSRD テンプレート: 2023 年 7 月以降、CSRD への準拠に必要な項目をお客様が把握できるようになります。これらの項目は ESRS (欧州サステナビリティ報告基準) の暫定版に従って規定され、ESRS 規制の最終版は 2023 年後半に決定される予定です。このテンプレートを使用することで、ESRS 報告に必要なデータの収集を開始することができます。このテンプレートは新たな基準が採用されるたびに更新されます。 

Microsoft Purview コンプライアンスマネージャーの CSRD テンプレート。

Microsoft Purview コンプライアンスマネージャーの CSRD テンプレート。

目標と報告の整合性を確保: 2023 年 7 月には Microsoft Sustainability Manager の新機能の公開も予定されています。これらの新機能を使用することで、排出量、水、廃棄物の定量的データを ESRS 規制の暫定版に従って収集し、SBTi (科学に基づく目標設定イニシアチブ) の目標達成の進捗を追跡できるようになります1。 

二酸化炭素排出量全体を把握できる、包括的な排出量データ管理機能 

排出量の影響をすべて漏れなく把握するには、オペレーションとサプライ チェーンにおけるすべてのカテゴリの排出量データを収集し、管理する必要があります。Microsoft Sustainability Manager では、スコープ 3 の 15 カテゴリすべての保存、計算、報告を可能にするスコープ 3 排出量計算モデルが、現在最終ラウンドを迎えています (2023 年 6 月時点でプレビュー)。スコープ 1 および 2 については、2022 年 6 月の一般提供開始以来サポートしています。 

スコープ 3 の 15 の排出量カテゴリすべてに対応する、Microsoft Sustainability Manager のスコープ 3 排出量データ管理機能。

スコープ 3 の 15 の排出量カテゴリすべてに対応する、Microsoft Sustainability Manager のスコープ 3 排出量データ管理機能。

販売した製品の加工に関連する排出量スコープ 3 カテゴリ 10 (プレビュー): 販売した製品の加工が環境に大きな影響を与える場合があります。これは、加熱、冷却、冷凍など、大量のエネルギーを消費する作業を加工工程で行うことが多い業界に顕著です。スコープ 3 カテゴリ 10 に対応した組織は、このような加工に関連する排出量を計算し、環境影響を低減できる領域を特定して、より持続可能性に優れた手段の実践に取り組めるようになります。こうした取り組みには、最終消費者が使用する前段階で、報告企業が販売した中間製品を第三者の製造業者が加工することによって生じる間接排出量を低減することが含まれます。 

販売した製品の使用に関連する排出量スコープ 3 カテゴリ 11 (プレビュー): 販売した製品の使用に関連する直接排出量と間接排出量をスコープ 3 カテゴリ 11 で計算することで、気候関連の潜在的リスク、低炭素製品の開発がもたらす競争優位性、排出量削減に向けたサプライヤーとの連携がもたらす競争優位性を特定することができます。 

フランチャイズ事業からの排出量スコープ 3 カテゴリ 14 (プレビュー): フランチャイズ事業による間接排出量を含む排出量をスコープ 3 カテゴリ 14 で計算することで、サプライチェーンの持続可能性を改善できる領域や、あらゆる拠点にコスト削減をもたらす機会を特定することができます。フランチャイズの排出量を管理することは、ブランドに対する評価の向上、顧客ロイヤルティの改善、規制コンプライアンスの強化、加盟店の獲得と維持につながります。  

投資に関連する排出量 – スコープ 3 カテゴリ 15 (プレビュー): 主に金融機関によって報告されるスコープ 3 カテゴリ 15 の排出量とは、それらの金融機関による投資によって生じる排出量のことです。金融機関にとって投資は必須の活動であるものの、複数の外部ソースのデータ収集や高度な配賦法の使用を伴うため、その計算は非常に複雑になります。Microsoft Sustainability Manager では、信頼性に優れた手法によってこのプロセスを加速することができます。この手法は、金融機関に直接適用することはもちろん、金融機関の具体的なニーズに合わせてカスタマイズできます。   

燃料とエネルギーからのその他の排出量 – スコープ 3 カテゴリ 3 (プレビュー): サプライヤー関連の活動で生じる排出量や、購入済みエネルギーの輸送や流通に伴って失われる排出量など、バリュー チェーンにおける燃料やエネルギーに関連する排出量の計算は、近い将来ほとんどの組織に義務付けられる見込みです。スコープ 3 カテゴリ 3 に対応することで、スコープ 1 およびスコープ 2 の燃料とエネルギー関連カテゴリでの計算手法を簡単に利用できます (スコープ 3 カテゴリ 3 の場合、バリュー チェーンが追加要素として考慮されます)。また報告にあたっては、このカテゴリの排出量が適切なスコープに対応付けられます。これには、スコープ 2 の購入済みエネルギーの輸送や流通に伴って失われるエネルギーや、スコープ 1 と 2 が対応していないその他の公益事業会社や燃料に関する情報が含まれます。 

柔軟な温室効果ガス地球温暖化係数評価 (プレビュー) 

温室効果ガス (GHG) 地球温暖化係数 (GWP) 評価の既定のレポート セット (評価レポート 4、5、6 を含む) を選択し、すべての計算で使用できます。これにより、より正確な計算結果を生成して報告やコンプライアンスの質を全体的に改善することができます。この場合でも、これらのセットは必要に応じて計算プロファイル内で別のセットにカスタマイズできます。

廃棄物サステナビリティのデータ ビューを一元化する廃棄物データ機能 

Microsoft Sustainability Manager の廃棄物データ取り込み機能 (プレビュー): 組織には、廃棄物の量と質に関するデータがさまざまなソースから数多く取得されますが、これらのデータ入力を効率化して廃棄物サステナビリティのユース ケースに備える必要があります。この機能を使用することで、新規入力された廃棄物データや過去に入力した廃棄物データを、Microsoft Sustainability Manager に入力済みの、該当する廃棄物の分類データや参照データと関連付けられるようになります。廃棄物データ入力フォームを利用することで、公益事業会社の請求書やメール、紙ベースのラボ試験レポートなど、デジタル化されていないデータ ソースを計算に反映させることが可能になります。  

Microsoft Sustainability Manager の廃棄物データ管理。

Microsoft Sustainability Manager の廃棄物データ管理。

Microsoft Sustainability Manager ダッシュボードの廃棄物量データ視覚化機能 (プレビュー): 正確な洞察に基づく正確な報告を行うためには、詳細かつ最新の廃棄物量データが必要です。この機能を使用することで、廃棄物量に関する最新の履歴データを視覚化し、時間、廃棄物の種類、材料の粒度に基づくデータのフィルタリング、ロールアップ、ドリルダウンを、施設単位あるいは組織単位で行えるようになります。

Microsoft Sustainability Manager の廃棄物量データ視覚化機能。

Microsoft Sustainability Manager の廃棄物量データ視覚化機能。

標準レポートによる廃棄物サステナビリティ情報開示機能 (プレビュー): 自社の廃棄物サステナビリティ目標の達成に取り組んでいる組織や、外部の廃棄物報告要件を満たす必要がある組織が、規制対象廃棄物に関するサステナビリティ レポートやカスタム レポートを Microsoft Sustainability Manager で生成し、廃棄物量に関する定期データを開示できるようになりました。

Microsoft Sustainability Manager の廃棄物データ情報開示機能。

Microsoft Sustainability Manager の廃棄物データ情報開示機能。

水のサステナビリティ実現を加速する、新しい水データ機能

水収益原単位の計算機能 (プレビュー): 全体的な収益に基づく水の使用効率を理解し、外部の報告要件に対応する必要がある組織が、Microsoft Sustainability Manager を使用して組織全体の純収益あたりの総水消費量 (立方メートル) を計算し、報告できるようになります。 

水収益原単位レポート。

水収益原単位レポート。

貯水量の追跡機能 (プレビュー): 流出および流入する大量の水を貯蔵している組織が、合計貯水量と貯水容積の変化を報告し、外部報告要件に対応できるようになります。水の消費量がマイナス値の場合、施設や組織が生態系に水を補充しているかどうかを把握できます。  

Microsoft Sustainability Manager の貯水量追跡機能。

Microsoft Sustainability Manager の貯水量追跡機能。

水サステナビリティ目標の追跡機能 (プレビュー): 組織の水使用のシナリオの多くが複雑化しており、水サステナビリティの目標達成をより難しくしています。Microsoft Sustainability Manager は、1 つひとつの施設から組織全体に至る水サステナビリティの目標策定と追跡を支援し、この複雑性の解消に貢献します。  

Microsoft Sustainability Manager の水量目標設定機能。

Microsoft Sustainability Manager の水量目標設定機能。

Azure Microsoft 365 の使用に伴う排出量のデータ レイクへのエクスポート機能 (プレビュー): Microsoft Cloud for Sustainability API (プレビュー) ポータルを使用して、Azure と Microsoft 365 の使用に伴う現在および過去の排出量を Azure Data Lake Storage に直接エクスポートできるようになりました。Azure と Microsoft 365 の使用に関連する排出量を Azure テナントで直接集計できるようになるため、分析と報告の作業が効率化されます。さらにこの新機能は、マイクロソフトやサードパーティのデータ管理ツールやビジネス インテリジェンス ツールへのデータ接続にも柔軟に対応します。  

サステナビリティの実現を加速する、その他のリソースの活用方法 

ニュースと最新情報を入手する。さまざまな規制が登場し強化される中、マイクロソフトでは ESG の追跡と報告に関するイノベーションを迅速に提供しています。マイクロソフトの最新情報をメールで入手するには、ぜひご登録ください。 

Microsoft Cloud for Sustainability コミュニティ ポータルでつながりを深める (近日公開予定)お客様とパートナーの両方が集まる活発なコミュニティに参加し、つながりと知識を深めましょう。新しい Microsoft Cloud for Sustainability ポータルは、質問に対する回答の共有と検索、貴重なリソースの探索、機能リクエストやトラック更新を含む製品フィードバックの送信、ユーザー グループやフォーラムへの参加と興味分野に関する議論など、さまざまな操作と活動の拠点です。 

Microsoft Cloud for Sustainability コミュニティポータル (近日公開予定)。(2023 年 6 月 22 日時点)

Microsoft Cloud for Sustainability コミュニティポータル (近日公開予定)。

2023 7 月に予定されているサステナビリティ関連 Tech Talk で理解を深める。Tech Talk は、マイクロソフトの業界向けソリューションについて知識を深める絶好の機会です。このディスカッションは毎月 1 回開催され、現場指向の姿勢を重視し、エキスパートの案内で進められます。マイクロソフトの技術を支える人々に出会い、リアルタイムの製品デモでハイレベルなコンセプトを理解することができます。毎回のトークの締めくくりには、知識の振り返りを行い、いくつかの教訓をまとめ、推奨されるアクションが紹介されます。Tech Talk では、実際のお客様が抱える疑問を出発点に、価値創出までの期間短縮を支援します。マイクロソフト側でも技術に調整を加えるため、お客様によりよい体験を提供することができます。詳しくは今後の発表をお待ちください。 

現在の業界に最適なパートナー サステナビリティ ソリューションを探索する。ESG データ管理に関する独自のニーズの解消を支援するエキスパートやソリューションを、Microsoft AppSource で今すぐ探すことができます。   

サステナビリティの取り組みを加速

Microsoft Cloud for Sustainability は、お客様のオペレーションとコストの効率化を支援し、サステナビリティ目標の達成に貢献します。

詳しくはこちら

1 SBTi は、企業向けの各種ガイドラインと基準を提供し、気候科学とパリ協定の目標に沿った排出量削減目標の策定を支援する、カーボンディスクロージャープロジェクト、国連グローバルコンパクト、世界資源研究所、世界自然保護基金の共同プロジェクトです。詳しくはこちらを参照してください。 

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パートナーのデータコネクターを活用して ESG に関する深い洞察を得る http://approjects.co.za/?big=ja-jp/industry/blog/sustainability/2023/06/09/esg-insights-with-partner-data-connectors/ Fri, 09 Jun 2023 02:35:39 +0000 マイクロソフトはネットゼロの取り組みを加速させるために Microsoft Cloud for Sustainability の機能の拡張を続けており、より大きな成果をより迅速に達成するために、全世界に広がるマイクロソフトのパートナー エコシステムの力を活用しようとしています。マイクロソフトは、Microsoft Sustainability Manager のソリューション (目的特化型のコネクターなど) を提供しているパートナーと積極的に連携し、スコープ 1、スコープ 2、スコープ 3 のデータの取り込み、収集、集計を合理化しています。1 その結果として得られる洞察は、増え続ける規制要件を満たし、組織独自のサステナビリティに関する目標を達成するために重要な役割を果たします。

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※本ブログは、米国時間 2023 年 5 月 31 日に公開された Delivering powerful ESG insights with partner data connectors (英語) の翻訳です。

マイクロソフトはネットゼロの取り組みを加速させるために Microsoft Cloud for Sustainability の機能の拡張を続けており、より大きな成果をより迅速に達成するために、全世界に広がるマイクロソフトのパートナー エコシステムの力を活用しようとしています。マイクロソフトは、Microsoft Sustainability Manager のソリューション (目的特化型のコネクターなど) を提供しているパートナーと積極的に連携し、スコープ 1、スコープ 2、スコープ 3 のデータの取り込み、収集、集計を合理化しています。1 その結果として得られる洞察は、増え続ける規制要件を満たし、組織独自のサステナビリティに関する目標を達成するために重要な役割を果たします。 

組織はあらゆるソースから環境データをインポートする必要がある

Microsoft Sustainability Manager には、スコープ 1、スコープ 2、およびスコープ 3 のほとんどのカテゴリの計算手法が事前に組み込まれており、これら 3 つのスコープの影響に関する排出データのインポートと保存に役立ちます (スコープ 3 のカテゴリのバランスについては今後カバーされる予定です)。また、水に関するデータの管理機能も拡張されています。廃棄物に関するデータの管理機能は今後提供される予定です。

このソリューションは、ほぼすべてのビジネス システム、ERP (エンタープライズ リソース プランニング) システム、プラットフォームと統合可能であり、データ ソースと直接接続され、データ サイロを解消します。また、Microsoft Cloud for Sustainability の一般公開されているデータ モデルを使用することにより、データの自動統合にも役立ちます。Microsoft Cloud for Sustainability は、事前構築されているデータ コネクターや動的な計算手法だけでなく、外部のコネクター、排出係数、数式を使用できる柔軟性も備えています。  

パートナーのソリューションからのデータのインポートは、事業のフットプリントをより適切に把握するのに不可欠です。そのためにマイクロソフトは、サードパーティのプロバイダによる事前構築されたデータ コネクターやカスタム データ コネクターの強力なカタログを作成しています。マイクロソフトは、できる限り多くのお客様の役に立つように、主要な排出カテゴリのデータを集計するパートナー ソリューションに対する事前構築済みコネクターを優先しています。また、データをインポートするためのアプリ内エクスペリエンスを活用して、より具体的なデータ シナリオに対応するカスタム コネクターを構築できるようにしています。いくつかの具体例を以下に紹介いたします。

Arcadia: グリッドの脱炭素化を支援

Arcadia Data Connector のプレビューが Microsoft Sustainability Manager で利用可能になったことを喜ばしく思います。このコネクターは、データ収集を合理化し、時間がかかり誤りが発生しやすい手動のプロセスをなくすのに役立ちます。Arcadia は、エネルギーのイノベーターや消費者が気候危機と戦うことができるよう支援するテクノロジ企業です。同社のソフトウェアと API は、グリッドの脱炭素化に必要なデータとクリーンなエネルギーにかつてないレベルでアクセスできるようにすることで、エネルギーのイノベーションを切り開きます。 

今日の企業は、ESG (環境、社会、ガバナンス) に関するレポートを管理するために正確なデータを必要としていますが、データ収集のプロセスは難しく、紛らわしく、時間がかかる場合があります。また、適切なデータにアクセスできないと、サステナビリティの取り組みの効果と ROI を理解するのが困難になる場合があります。  

Arcadia の Arc プラットフォームは、50 を超える国の数千の公益事業から、時系列のデータ、現在のデータ、継続的なデータを集約します。これによって時間とリソースが節約され、価値の高い洞察が得られます。毎月のエネルギー、水、ガスの消費データに自動的にアクセスできることは、正確で一貫性のある環境レポートの生成や、企業の環境への影響に関する継続的な取り組みの検証にとって欠かせません。  

Sustainability Manager の Data imports ウィンドウ

Sustainability Manager 内の Arcadia Data Connector (プレビュー) は、データ収集を合理化し、時間がかかり誤りが発生しやすい手動のプロセスをなくすのに役立ちます。

Seeq: 運営データのアナリティクスと仮想化を活用

Microsoft Sustainability Manager 向けの Seeq ソリューションを使用することによって、サステナビリティ管理者、ビジネス管理者、環境エンジニアは、スコープ 1 とスコープ 2 の排出のモニタリングと管理を行い、レポートを作成することができます。このソリューションは、Microsoft Azure と Microsoft Sustainability Manager 上で Seeq の先進的なアナリティクス プラットフォームを活用し、サステナビリティ管理機能を統合、自動化しています。  

Seeq のプラットフォームを使用する製造企業やエネルギー企業は、製造現場の運営データにアクセスし、データのクレンジングとコンテキスト付けを行い、モニタリングと根本原因分析を行い、Microsoft Sustainability Manager の中でそれらの分析のレポート作成を自動化できます。

“Microsoft Sustainability Manager 向けの Seeq ソリューションは、Seeq のプラットフォーム上に構築された最新のソリューションです。すべての関係者が時系列のデータ分析情報を利用でき、プロセス製造の結果向上に役立てることができます。”— Megan Buntain 氏、クラウド変換部門バイス プレジデント、Seeq

Johnson Controls: 排出データ収集を自動化し、分析を一元化

Johnson Controls (JCI) の OpenBlue スマート スペース テクノロジと Microsoft Sustainability Manager を統合することにより、パートナー統合とデータ収集の処理が自動化され、組織の運営データ ソース全体の排出量を単一のダッシュボードで視覚化できます。これにより時間が節約でき、炭素削減の目標に向けてエネルギー消費と排出に集中して取り組むことができます。 

このソリューションは Microsoft AppSource で入手でき、Microsoft Technology Centers (MTCs) でデモンストレーションを見ることができます。MTCs では、環境データのオンボーディングと進歩の加速に役立つ、このソリューションのデータのプリプロセスとカーボン フットプリント計算の機能を見ることができます。

Johnson Controls (JCI) が網羅するサービス一覧図

Johnson Controls の OpenBlue Enterprise Manager は 1 つの画面で企業全体を管理できるプラットフォームです。

Cognite: よりサステナブルでデータ主導型の事業運営を支援

Cognite Data Fusion® は、サイロに閉じ込められたデータを解放し、該当分野のエキスパート、データ サイエンティスト、AI が理解可能なコンテキストを付加します。これは、全面的なデジタル変革を加速させ、事業運営のディペンダビリティとサステナビリティを向上させるのに役立ちます。この製品を使用することにより、お客様やパートナーは新しいアナリティクス ダッシュボード、実運用ソリューション、デジタル ツインを迅速かつ高い信頼性で構築し、スケールさせていくことができます。この製品も AppSource で入手でき、MTCs でデモンストレーションを見ることができます。  

Cognite Data Fusion® は、人間と機械学習アプリケーションのいずれもが簡単にアクセス可能な、オープンで、統合された、リアルタイムの産業データモデルを作成します。データ主導型の運営を支援し、生産性を高め、廃棄物を削減し、よりサステナブルな運営を実現します。この製品は産業に特化し、直感的に設計されており、コスト削減、およびスケールするソリューションの複雑さの低減に役立ちます。

Cognite Data Fusion® のサービス概要図

Cognite Data Fusion® の産業データ ソリューションは、産業データを解放してコンテキストを付加し、誰もがデータ主導型の洞察を発見、生成するのに役立つ産業データ基盤を構築します。

Mesa: 組織の ESG に関する進歩とコンプライアンスを推進する

Mesa の IMPACT プラットフォームは、ESG に関連するプロセスや環境、社会に関するパフォーマンスを効率的に監視することによって組織がサステナビリティの管理を向上させるのに役立ち、コンプライアンスと国際的な標準を推進します。この製品を活用することによって、リスクが最小化され、企業の価値創造が高まります。この製品は AppSource で入手できます。 

IMPACT は Microsoft 365、Power BI、Azure AI、Microsoft Teams と統合されます。また、Microsoft Sustainability Manager ともシームレスに統合され、次のことが可能になります。  

  • データを接続して、組織の排出量フットプリントを正確に提示します。また、国際的な標準や他のパラメータに応じて必要な他のデータを追加し、サステナビリティ レポートを生成します。 
  • 関係者間のコミュニケーションを維持し、具体性に基づいてサステナビリティ戦略を容易に設計します。

このプラットフォームを活用することによって、企業は排出量削減の取り組みを継続し、効率を向上させ、変化し続けることが可能になります。

Mesa の IMPACT プラットフォームのウィンドウイメージ

Mesa の IMPACT プラットフォームは、ESG に関連するプロセスや環境、社会に関するパフォーマンスを効率的に監視するのに役立ち、コンプライアンスと国際的な標準を推進します。

強力で、専門性が高く、成長し続ける Microsoft Cloud for Sustainability のパートナーソリューションをご覧ください

Microsoft AppSource にご注目ください。世界中のパートナーが、それぞれの業種に特化し、組織独自の ESG データ管理のニーズをサポートする、新しいサステナビリティ ソリューションを発表し続けています。

Microsoft Technology Centers でソリューションをお試しください。お近くの MTC の拠点をご確認ください。

Microsoft Cloud for Sustainability に関するニュースと最新情報の受信に登録し、重要な情報を見逃さないようにしましょう。 

Microsoft Sustainability Manager

環境に対する影響のモニタリングと管理に役立つ、データ統合のためのソリューションです。
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1スコープ 1 の排出量は、組織の事業活動によって直接的に発生するものです。スコープ 2 の排出量は、電力や冷暖房などのエネルギーの生産から間接的に発生するものです。スコープ 3 の間接的なバリュー チェーン排出量は、その他のあらゆる事業活動 (建物、建設資材、輸送など) から発生するものです。ほとんどの組織では、スコープ 3 の排出量が最大の排出量区分です。

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Microsoft Cloud for Sustainability の水データに関する重要な新機能のご紹介 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/industry/blog/sustainability/2023/03/30/water-data-sustainability/ Thu, 30 Mar 2023 06:58:07 +0000 今週、2023 年国連水会議が開幕し、国連の持続可能な開発目標を満たすため、きわめて重要な水のサステナビリティに対して世界が注目しています。人、農業、生態系、そして商取引も、あらゆるものが水に依存していますが、水の需要が増大する一方で信頼できる水の供給は減少しており、世界は重要な分岐点に立っています。持続可能な水管理を最優先する必要があるのです。

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※本ブログは、米国時間 2023 年 3 月 22 日に公開された Introducing critical new water data capabilities in Microsoft Cloud for Sustainability (英語) の翻訳です。

今週、2023 年国連水会議が開幕し、国連の持続可能な開発目標を満たすため、きわめて重要な水のサステナビリティに対して世界が注目しています。人、農業、生態系、そして商取引も、あらゆるものが水に依存していますが、水の需要が増大する一方で信頼できる水の供給は減少しており、世界は重要な分岐点に立っています。持続可能な水管理を最優先する必要があるのです。

このことは組織にとって、水の利用、アクセス可能性、水質に関する規制に対応することを意味します。規制には、米国の水質浄化法、カナダ・ブリティッシュコロンビア州の水持続可能性法、欧州連合の飲料水指令などが挙げられます。また、水の影響について、政府当局や証券取引委員会の求めに応じて、必須の ESG (環境・社会・ガバナンス) 開示規則に対応する必要もあります。

新たな規制に加えて、顧客や利害関係者からの圧力が高まり、世界中の組織が水のサステナビリティに関する慣行を改善せざるを得なくなっています。つまり、水の効率的な利用、廃水のリサイクル、物理的に近い場所の水源から補給すること、汚染のない、排水規制に準拠した方法で廃水を地域の水の生態系に還元することが求められています。水のサステナビリティの最高の到達点は、ウォーター ポジティブの実現、つまり、消費した量より多くの淡水を生態系に補給することです。

マイクロソフトは本日、ウォーター ポジティブの取り組みに対する進捗 (英語) に関する最新情報を共有するとともに、Microsoft Cloud for Sustainability で水サステナビリティ管理の強力な新機能 (プレビュー) を発表しました。これにより、マイクロソフトとお客様やパートナーの皆様が水に関する責任を果たせるようサポートします。また、水の消費データの可視性を強化してサステナビリティの進捗を加速できるよう、Ecolab 社とのコラボレーション拡大も発表しました。

川と緑の風景

サステナビリティへの取り組みの加速

Microsoft Cloud for Sustainability を活用して、サステナビリティの目標を達成できるよう、運用とコストの効率をアップしましょう。

詳細情報

水のサステナビリティへの柔軟なデータ中心アプローチ

よく言われるように、測定できないものを管理することはできません。また、測定にはデータが必要です。現在、組織が抱えている課題は、種類の異なる水データ ソースが多数の拠点に分散し、データ追跡のために異なるセンサー計器に接続されている、あるいは接続されていない状態にあることです。この一切の状況が、水のサステナビリティの測定と進捗を妨げています。

Microsoft Cloud for Sustainability の新機能は、水のサステナビリティに関する水データの標準化ユース ケースに焦点を当て、マルチソース データの取得を通じて信頼できる唯一の情報源を提供し、専用の Microsoft Cloud for Sustainability 水データ モデル (プレビュー) を使用して、効率的な計算、視覚化、分析、レポート作成を実現します。

Microsoft Cloud for Sustainability ソリューションの 1 つである Microsoft Sustainability Manager を使用すると、水に関する算定の課題を容易に克服できます。

  • 視覚化機能と組織レベルのレポートによる水サステナビリティ データの統合ビュー
  • カスタム データ モデルの設定、監視、レポートを使用した、必須および自発的なレポート要件の追跡

多様なソースから水量および水質データを自動または手動で取得

施設の地理的な配置や、センサー接続による測定の度合に関わらず、Microsoft Sustainability Manager を使用して水データを活用し、目標の達成に役立てることができます。このソリューションを使用して、集計された水量および水質の測定データと、水サステナビリティ参照データをさまざまなソースから自動的に取得できます。データ ソースは、Microsoft Excel、CSV、XML などの一般的なファイル形式をとり、Azure Data Lake StorageAzure SQL Database など、Microsoft Azure データ サービスに保存されています。

履歴データの取得も可能です。また注目すべき点として、紙ベースの水道料金請求書やラボのテスト レポートなど、デジタル化されていないデータ ソースから、データ取り込みフォームを使用して手作業で水データを取り込むこともできます。データが取り込まれると、水データ モデルに保存され、水のサステナビリティのユース ケースで利用できるよう、適切な水サステナビリティ参照データに関連付けられます。

このデータ モデルには、水の消費量、取水量、排水量 (廃水のサンプルから測定される水質と排水データ) を保存するエンティティと水のサステナビリティのメタデータが含まれています。

事実に基づいた計算による水使用量の推定

取水量や排水量の測定値を必ず把握できるとは限りません。複数の施設を組み合わせて運用している組織もあれば、接続されたセンサーで取水量や排水量を確認する場合や、このようなセンサーのない場合もあります。水量を測定する計器の取り付けに関して経験の浅い組織もあります。このような場合に、Microsoft Sustainability Manager の水集約度機能によって、たとえば 1 平方フィートあたりの水の使用量を推定して水量を推定し、水の流入量と流出量全体を把握できます。このことは、目標に向けて前進するために必要です。

Microsoft Sustainability Manager で水量の推定をしている画面
Microsoft Sustainability Manager での水量の推定

上記のスクリーンショットでは、計器を取り付けていない施設で取水量と排水量を推定し、水のデジタル測定データのギャップを克服しています。このソリューションは、取水量の 40% しか地域の水源に還元されておらず、水集約度の高い (水を多用する) 施設であることを示しています。

詳細な水利用データの視覚化、フィルタリング、共有

水に関するレポートの多くは、個別の施設にいたるまでの情報と、その他の詳細な属性を必要とします。市場をリードする分析機能の Microsoft Power BI を基盤とする、Microsoft Sustainability Manager インタラクティブ ダッシュボードにより、水量と水質に関する最新データと履歴データを確認することができます。このデータは、施設ごとに、また全施設で集約されて、水、集積、バランス、水質コンプライアンスなど、サステナビリティのユース ケースで利用できるような形式で準備されます。また、期間別、水の種類別、設備資産別にデータのフィルタリング、ロールアップ、ドリルダウンも可能です。

Microsoft Sustainability Manager の水量ダッシュボード のビュー
Microsoft Sustainability Manager の水量ダッシュボード ビュー

上記の水量ダッシュボードは、Contoso Corp が取水、消費、排水した水全体に対する洞察を示しています。同社は、1 年以上複数の施設を運営している架空の企業です。ここには、河川および海といった水源から取り込んだ水や、地下水として、また水道会社の雨水管に排出された処理水が含まれます。このダッシュボードは、施設に取り込まれたものの地域の水の生態系に排出されていない、Contoso Corp によって消費された水も示します。

ESG の開示に対する要件が強化され、期待が高まるのに伴い、タイムリーで正確な対応を容易にするツールが必要とされています。Microsoft Sustainability Manager を活用すると、該当の ESG 開示基準が求める、既知のメトリックに従った水の利用と廃水の質のレポートを設定できるようになりました。施設別に廃水の流れをレポートする必要があれば、適当なレベルでメトリックを視覚化することも、既定の排出監視基準に合わせたレポートを生成することもできます。

Microsoft Cloud for Sustainability パートナーの共同イノベーション: 水に関する算定をさらに強化

Microsoft Sustainability Manager の新しい水データ機能で最も重要なのは、専門のマイクロソフト パートナーによる最先端のイノベーションを実現するための足掛かりを提供することでしょう。世界中のマイクロソフト パートナーは、水とサステナビリティに関して各組織に固有の目標をとらえ、これに対応する高度なソリューションを開発するための業界知識を備えています。

マイクロソフトは本日、水、衛生、感染防止の分野でサステナビリティのグローバル リーダーである Ecolab 社 との最近の協力について発表しました。私たちの共同ソリューションは、ECOLAB3D™ デジタル プラットフォームのパワーと Microsoft Sustainability Manager を結び付けたものです。水データの監視と管理を支援し、水とサステナビリティの目標に対する追跡状況の可視性を高めることができます。

水データの監視と管理の画面
ECOLAB3D の機能と Microsoft Sustainability Manager の連携により、水の消費量、エネルギーの使用量、温室効果ガス排出の削減に向けて水データの可視性が向上します。

Ecolab 社は、同社の運営において、水のネット ポジティブ インパクトの達成に取り組んでいます。このため、高リスクな拠点で 2030 年までに取水量の 50% 以上を還元し、水によるインパクトの 1 製品ユニットあたり 40% 削減を全社で推進するという目標を掲げています。同社はまた、水の使用量、エネルギーの使用量、温室効果ガスの排出量を顧客が削減するための支援も進めています。同社が最近開始した Ecolab Water for Climate™ プログラム は、監査、コンサルティング、エンジニアリング、関連する化学の知識、デジタル ソリューションなど、包括的なソリューションを提供し、水の使用量削減、再利用、リサイクルをサポートする全社的な戦略を支援します。

マイクロソフトと Ecolab 社は協力し、以下のサポートを計画しています。

  • 水データとサステナビリティ データの統合。水の消費データを一元化して、その他の環境データ、財務データ、業務データと統合します。この結果、Microsoft Cloud for Sustainability と ECOLAB3D の活用により、レポート機能が向上し、目標に向けた進捗管理が可能になります。
  • 水の消費量とコストを削減。業界のシナリオに合った、実用的なインテリジェンスと成果ベースの水ソリューションによって、拠点レベルおよび全社レベルで効率を最大限に高め、水の使用量を削減します。
  • エネルギー消費量と温室効果ガス排出の削減。デジタル テクノロジーの活用により、効率的な水の使用と、エネルギー節約および温室効果ガスの排出量削減を関連付けます。この水とエネルギーの関連は、エネルギーの生成と輸送に使用された水と、水の移動、冷却、加熱、処理に必要なエネルギーの関係性です。
  • 地球環境とビジネスに利益をもたらす変革の促進。サステナビリティとビジネス インテリジェンスを推進して、より効果の高い、価値に基づいた意思決定に情報を提供すれば、環境フットプリントを削減し、リスクを管理し、業務の成長と拡大に寄与することができます。

次のステップ

マイクロソフトの水に関するサステナビリティについて詳しくは、サステナビリティ年次レポート をご覧ください。Microsoft Cloud for Sustainability の最新情報を受け取れるようニュースと更新情報 にご登録ください。

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新たな年がもたらす Microsoft Cloud for Sustainability の拡張機能 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/industry/blog/sustainability/2023/02/03/microsoft-cloud-for-sustainability/ Fri, 03 Feb 2023 01:45:26 +0000 2023 年の幕開けとともに、組織の改善と適応に役立つ、Microsoft Cloud for Sustainability の広範な新機能を発表いたします。これらの機能によって、組織はその業務における直接的な環境への影響だけでなく、サプライヤー、パートナー、サービス、およびインフラストラクチャでの影響も、より効果的に追跡し、削減することが可能になります。

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※本ブログは、米国時間 2023 年 1 月 26 日に公開された Extended capabilities with Microsoft Cloud for Sustainability (英語) の翻訳です。

2023 年の幕開けとともに、組織の改善と適応に役立つ、Microsoft Cloud for Sustainability の広範な新機能を発表いたします。これらの機能によって、組織はその業務における直接的な環境への影響だけでなく、サプライヤー、パートナー、サービス、およびインフラストラクチャでの影響も、より効果的に追跡し、削減することが可能になります。たとえば、英国の環境・食料・農村地域省 (DEFRA) の規制の順守を促進し、拡大するデータセンターの可用性を利用し、Microsoft Azure の炭素排出量データにより簡単にアクセスし、環境クレジット エコシステムの透明性を高めることができるようになります。マイクロソフトの他のすべてのサステナビリティ ソリューションと同様に、これらの機能はマイクロソフト自身のサステナビリティへの取り組みに基づいています。

通勤と製品の廃棄に関連するスコープ 3 の排出量が追跡可能に

継続的に重点が置かれている分野であるスコープ 3、つまり間接的なバリュー チェーンの排出量は、温室効果ガス排出の最大の要因の 1 つとなっています。マイクロソフトは 2030 年までにカーボン ネガティブを実現するという公約の達成に向けて、自身のスコープ 3 の排出量の透明性を拡大しています。また、この透明性をお客様に伝え、お客様もスコープ 3 の追跡を促進できるように、急速に革新を進めています。

スコープ 3 カテゴリ 7 従業員の通勤に関連する排出量の算定では、組織は通勤データを保存し、組み込みのスキーマに合わせて調整し、計算を実行できます。データの調整と計算のための追加設定不要な標準によって、排出量のより厳密な追跡が可能になるだけでなく、組織全体のカーボン フットプリントをさらに包括的に可視化できます。

Microsoft Cloud for Sustainability のソリューションの 1 つである Microsoft Sustainability Manager を使用すると、組織は交通手段に対する排出係数を参照しながら、一定期間に対する個々または複数の従業員の通勤に関連する排出量を計算できます。また、このデータを使用して、通勤効率および関連する排出量に関してレポートし、目標を設定して追跡することができます。

Desktop screen of Commuting emissions in Microsoft Sustainability Manager
Microsoft Sustainability Manager での通勤に関連する排出量の計算

組織は、埋め立て地での製品の分解や、リサイクルなどのプロセスで発生するスコープ 3 カテゴリ 12 —廃棄活動からの排出量も追跡でき、原材料入手から出荷までから、原材料入手から廃棄までへと、排出量の追跡を拡張することができます。組織は Microsoft Sustainability Manager を使用して、廃棄物データを取り込み、処分方法および材料を追跡し、追加設定不要な標準またはカスタマイズした標準に基づいて排出量を計算できます。また通勤データと同様に、レポートおよび目標の追跡に、計算した廃棄活動データを使用できます。詳細については、スコープ 3 排出量の追跡をご覧ください。

Desktop screen of Product end-of-life activity emissions in Microsoft Sustainability Manager
Microsoft Sustainability Manager での製品の廃棄活動に関連する排出量の計算

Microsoft Cloud for Sustainability に新たに追加された排出係数には、スコープ 1 とスコープ 2 に対する DEFRA 2022 排出係数ライブラリなどがあります。このライブラリには、英国の電力網係数および主要な燃料源に対する係数が含まれます。組織はこれらの係数ライブラリを選択し、DEFRA の規制の順守をサポートするよう維持および更新される DEFRA データセットを利用できます。

Microsoft Sustainability Manager は、英国およびアジア太平洋地域の新しいデータセンター リージョンでの提供が開始されています。これらの新しいリージョンで展開するお客様は、現在の地域との親和性を維持しながら、パフォーマンスを向上させることができます。1

新しい Microsoft Cloud for Sustainability API のプレビューでは、マイクロソフトの検証済みのクラウド炭素方法論に基づき、組織の過去および現在の Microsoft Azure 炭素排出量データへの合理化されたアクセスが可能です。お客様はこの柔軟な API を使用して、排出量スコープ別、Azure サブスクリプション別、Azure サービス別、および Azure リージョン別の Microsoft Azure の使用量に関連する排出量を分析できます。このデータを自社のサステナビリティ ダッシュボードやアプリケーションと統合して接続することにより、クラウド使用量に関する的を絞った決定を促進でき、また管理者は API ポータルのアクセス許可設定を使用して組織全体で透明性を実現できます。詳細をご覧になり、API をお試しください。

Desktop screen of Enabling the Microsoft Cloud for Sustainability API Preview
Microsoft Cloud for Sustainability API のプレビューの有効化

Microsoft Cloud for Sustainability のマネージド サービスである Environmental Credit Service のプレビューでは、作成から無効化まで、環境クレジットの由来を追跡するための共通のインフラストラクチャを提供し、炭素クレジット エコシステムに新たなレベルの透明性をもたらします。

プレビューを試されるお客様は、サンドボックス環境で自身の役割に関連するクレジット ライフサイクルのシミュレーションを実行し、参加している他の組織と連携することができます。

Desktop screen of Environmental Credit Service Preview setup by role
Environmental Credit Service のプレビューの役割別のセットアップ

また、重複するプロジェクトのチェックポイントにより、クレジットの二重計上がないかどうかも確認できるようになりました。これらのチェックポイントでは、ユーザーは提案されたプロジェクトが重複しているかどうか、また特定の環境貢献に対してすでにクレジットが主張されているかどうかを確認でき、クレジットの作成プロセスを合理化し、市場での整合性と信頼性を促進することができます。

Desktop screen of projects checkpoint in Environmental Credit Service
Environmental Credit Service の重複するプロジェクトのチェックポイント

Environmental Credit Service のプレビューを希望されるプロジェクト サプライヤー、クレジット発行レジストリ、検証者、および市場は、リクエストを送信することをお勧めします。

LinkedIn Learning の新しいコースワークでサステナビリティに関する知識を向上

レポートとコンプライアンス、カーボン アカウンティング (炭素排出量の算定)、サステナビリティのリーダーシップ、標準、ガイドライン、ベスト プラクティス、業界固有のユース ケースなどの、サステナビリティと環境、社会、ガバナンス (ESG) に関する複雑なトピックについての理解を深めることができます。Microsoft Cloud Solution Center の「Sustainability learning」で提供されている、無料の LinkedIn Learning コースをご確認ください。さまざまなサステナビリティの成熟度、スキル、および要件に応じた新しいコンテンツが近日中に提供される予定です。

Desktop screen to Find new sustainability coursework in the Microsoft Cloud Solution Center
Microsoft Cloud Solution Center で新しいサステナビリティ コースワークを見つける

さらに情報を先取りしたい方は、Microsoft Cloud for Sustainability の新機能と予定されている機能をご確認ください。また、最新情報を受け取れるようご登録ください。

適合性要件は組織や国ごとに異なります。組織ごとに自身の要件を確認する必要があります。

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Environmental Credit Service で炭素クレジットの透明性を高める http://approjects.co.za/?big=ja-jp/industry/blog/sustainability/2022/11/15/sustainability-environmental-credit-service/ Tue, 15 Nov 2022 07:06:09 +0000 炭素クレジットに熱心に取り組んでいる皆様に朗報です。まもなく、たくさんの、より上質な環境資産が市場に投入される予定です。

世界中でネット ゼロを達成するのに必要な変革のステップ1 に対する認識が高まり、組織は、排出量を可能な限り削減し、削減できないものはニュートラル化するという取り組みをさらに重視するようになっています。多くの組織が、自発的かつコンプライアンス主導の新興の炭素オフセット市場に注目しており、検証済みで比較可能、取引可能な CO2 削減/除去クレジットに投資しようとしています。これらを含む、その他の環境資産は有望な可能性を示し、2030 年までに需要が最大 15 倍になると予想されていますが2、その一方で一貫性のない品質基準、サイロ化されたクレジット レジストリ、非効率的なプロセスなどの問題もあります。

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※本ブログは、米国時間 2022 年 11 月 3 日に公開された Increasing transparency for carbon credits with Environmental Credit Service (英語) の翻訳です。

炭素クレジットに熱心に取り組んでいる皆様に朗報です。まもなく、たくさんの、より上質な環境資産が市場に投入される予定です。

世界中でネット ゼロを達成するのに必要な変革のステップ1 に対する認識が高まり、組織は、排出量を可能な限り削減し、削減できないものはニュートラル化するという取り組みをさらに重視するようになっています。多くの組織が、自発的かつコンプライアンス主導の新興の炭素オフセット市場に注目しており、検証済みで比較可能、取引可能な CO2 削減/除去クレジットに投資しようとしています。これらを含む、その他の環境資産は有望な可能性を示し、2030 年までに需要が最大 15 倍になると予想されていますが2、その一方で一貫性のない品質基準、サイロ化されたクレジット レジストリ、非効率的なプロセスなどの問題もあります。

本日マイクロソフトは、Microsoft Cloud for Sustainability ソリューションの 1 つとして、Environmental Credit Service (プレビュー版) を発表いたします。このサービスは、透明性を高めてこれらの問題に対処できるようにする共通インフラストラクチャを提供すると共に、クレジット作成プロセスを通じて由来を追跡する機能を提供します。

「炭素クレジットは、気候緩和ソリューションに対する資金供給のための市場ベースの重要なメカニズムです。しかし、その真の可能性を実現するためには、信頼に裏付けされた、健全な炭素サービス エコシステムが必要です」
— Climate Impact X、最高経営責任者、Mikkel Larsen 氏
この新たなサービスでは、環境資産をその組成から無効化まで追跡することができます。既存および新しい品質基準に基づく、環境主張やクレジットの由来と品質に関するこの可視性の向上を通じて、より信頼性の高いクレジットや資産をより多く確保できるようにするため、環境プロジェクトの開発者だけでなく、検証者、レジストリ、市場、取引所などの下流段階の参加者にとっても、選択肢や機会が拡大されます。Environmental Credit Service は、クレジット組成プロセスの自動化、簡素化、保護支援を通じて、すべての関係者に利益をもたらします。

詳細については、このサービスに関するインフォグラフィックをダウンロード (英語) するか、または会話をお聞きください (英語)。

自ら学んだ教訓に基づく共通インフラストラクチャの構築

十数年にわたるサステナビリティの取り組みで炭素の削減および除去 (英語) やその他の主要重点領域 (英語) に注力するなかで、マイクロソフトの環境およびデータ サイエンティスト チームは、環境製品や炭素除去プロジェクトの品質と完全性の判断における構造上の課題を発見しました。

世界には、炭素の削減および除去の測定、検証、報告 (MRV) のための一貫した基準がありません。除去量と、回避または削減された排出量を明示しないオフセット量とが混同されることがあり、またクレジット システムごとに、ソリューションの想定される持続性に関する価値が異なります。

共通の基準がなければ、企業のクレジット購入者はデュー デリジェンスの重荷を負うことになります。多くの場合、独自の基準を策定しなければならず、自信を持って投資することが難しくなり、また単独での取り組みであることから結果の追跡能力も損なわれます。

一方、証拠に裏付けられた主張に基づいてクレジットの作成、処理、発行を行おうとする環境プロジェクトの所有者 (および開発者)、検証者、レジストリ側では、複雑で時間とコストのかかるプロセスを処理しなければなりません。

全体的に、資産のライフサイクル プロセスは、非効率的で、主張に一貫性がなくなる傾向があり、参加者は次のような具体的な障害に直面しています。

  • クレジットを生成する環境プロジェクトの開始に時間とコストがかかりすぎる。
  • レジストリがクレジット組成プロセスの効率化や自動化のためのテクノロジを備えておらず、クレジットの作成がサイロ化している。
  • 発行されたクレジットの品質評価や供給のサイロ間での比較が困難である。
  • データの透明性の欠如により、クレジットの由来に信頼性がない。
  • 最新のデジタル化された品質基準に基づく差別化されたオファリングではなく、差別化されていない技術的な組み込みの開発に時間が浪費されている。

「これまでどおりのやり方はもはや選択肢とはなりません。分野を越えた協力関係を築き、それぞれの強みと能力を組み合わせたメリットを活用する必要があります。なぜならコラボレーション、信頼、そして何より行動することが、グローバルな気候目標の達成へと私たちを導いてくれるのです」
— Aker Carbon Capture、サステナビリティ責任者、Hanne Rolén 氏

環境製品のライフサイクルの再定義に向けた、マイクロソフトのエンジニアリングの取り組み

私たちエンジニアリング チームは、お客様やパートナー、そして社内の炭素チームと連携して、これらの問題の解決のためにできることはないか検討する取り組みに着手しました。Environmental Credit Service は、共通インフラストラクチャと共通データ基準の提供における最初のステップとなるものであり、環境クレジット プロセスの促進と製品の差別化に必要なデータの収集をするものです。

このサービスでは、私たちが Global Blockchain Business Council (GBBC) のイニシアティブの 1 つである InterWork Alliance (IWA) (英語) と共に開発に携わったオープン スタンダード (英語) に従って、環境製品の組成を再定義し、自発的な環境市場のライフサイクルの仕組みを簡素化しました。

私たちの取り組みの目標は以下のようなものです。

  • 多様なプロジェクトのグローバル エコシステムから炭素クレジット、削減、除去のプロジェクトの供給を拡大すると共に、信用と信頼性を加える。
  • ライフサイクルの自動化とデジタル化を通じてこうしたクレジットのコストを削減し、市場投入における資金面での障壁を引き下げる。
  • 市場投入を迅速化し、クレジット生産の報酬を与える。
  • データ基準の使用により、さまざまな供給元や方法によって生成されたクレジットの理解、比較、分類、価格設定を容易化してクレジットの品質を保証し、市場の流動化につなげる。

「マイクロソフトと Climate Impact X とのコラボレーションは、市場に信頼性をもたらすための私たちの継続的な取り組みを基礎としており、今後さらにエコシステムの参加者と新たな市場参入者をつなぎ、最終的にはグローバルな炭素市場の規模の拡大を促進したいと思っています」
— Climate Impact X、最高経営責任者、Mikkel Larsen 氏

Environmental Credit Service を使用した、自発的な炭素クレジットの組成

このサービスを使用して炭素除去の由来を追跡する場合、クレジット組成プロセスがどのようなものなのか、以下に例を示します。

  1. 関係者は、一度限りのロールベースのセットアップに従ってシームレスにネットワークに接続することによって、ライフサイクルにおけるそれぞれの役割の活動に従事できるようになります。
  2. プロジェクト開発者はプロジェクトの詳細を設定し、品質基準と認定された検証者を選択して、ネットワーク上でクレジットのサプライ チェーンを確立します。
  3. プロジェクトは、品質基準に基づく証拠の収集を開始し、回収された炭素と、回収プロセスで排出された炭素の両方を測定します。この証拠は、炭素除去の主張のチェックポイントとして定期的に提出されます。
Environmental Credit Servicの画面_1

新たな主張の作成

  1. 主張は炭素除去活動全体を通して構築され、証拠が暗号化により保護されて由来と信頼性が保証されます。炭素除去活動が完了すると、主張はネットワーク上で自動的に検証対象として提出され、検証者により処理対象として選択されます。
  2. 検証者は提出された主張をロックし、他の検証者が処理できないようにします。その後、フレームワークにより、証拠保全と信頼性が自動的に確立されたすべての証拠が検証者に提供され、検証者がデータを処理できるようになります。確認と検証が完了すると、検証者は処理済みの主張を作成します。元の提出された主張は無効化され、再検証はできなくなります。
  3. 処理済みの主張は、除去された炭素の総量に関する詳細なレポートを提供すると共に、その処理済みの主張を差別化するすべての属性またはプロパティを提供します。たとえば、処理済みの主張には、除去された炭素の総量に加えて除去の持続性に関するプロパティが含まれ、隔離期間、反転リスク、反転軽減方法が示されます。その他のプロパティとして、国連の持続可能な開発目標などの目標に対応するコベネフィットなどが含まれる場合があります。
Environmental Credit Servicの画面_2

重複するプロジェクトとクレジット

  1. 発行レジストリに処理された主張が自動的に通知され、レジストリは発行対象のクレジットの品質とコンプライアンスの最終チェックを開始します。チェックが完了すると、炭素除去クレジットがプロジェクトに発行され、処理済みの主張は、再びクレジット化されないように無効化されます。
  2. 発行後、プロジェクトの所有者は、そのクレジットの流通場所や流通方法を選択することができます。たとえば、市場で販売用の単独資産として流通させたり、大量購入用の資産バスケットに組み入れたり、少額取引用または資産添付として使用できるように、より小さな資産に分割したりすることができます。
Environmental Credit Servicの画面_3

取引用のクレジットのリスト

  1. 市場では、Environmental Credit Service のクレジット由来機能を活用して、取引対象のクレジットに関して購入者との間で信頼を築くことができます。
Environmental Credit Servicの画面_4

クレジット リストと系列のビュー

  1. 市場 (またはレジストリ アカウントを持つクレジット購入者) は、クレジットのすべてまたは一部の無効化を円滑に進めることができます。無効化提案をレジストリに提出することができ、レジストリは無効化証明書を発行することができます。

ライフサイクル参加者にとっての今後の機会

パリ協定 (英語) の第 6 条により、自発的な市場とコンプライアンス市場の連携がまもなく認められ、国レベルでの排出量の規制コンプライアンスに自発的な行動が加算されるようになります。Environmental Credit Service は市場参加者にとってタイムリーなソリューションを提供し、環境市場の合流とプロジェクトの加速をサポートして、膨大な機会を提供します。

たとえば、さまざまな役割の参加者が、自動化を通じて削減または除去の主張をすばやく作成したり、再生可能エネルギー クレジット (REC) を拡張して紐付けされた特典を組み込んだりすることができます。共通モデルを通じて共有可能で、クラウドで分析可能な検証済みの参照データ (IoT や衛星データなど) を使って、データドリブン サービスを提供することもできます。さらに AI を使った主張や検証の異常追跡や、その他さまざまなことが可能です。このサービスの早期導入によって、このような取り組みの報告や実現が促進されます。

世界をリードする温室効果ガス クレジット プログラムの管理機関 Verra (英語) による 1 つのパイロットでは、Environmental Credit Service を Microsoft Planetary Computer (英語) および Muon Space (英語) の衛星テクノロジと統合して地上の環境プロジェクトのリモート監視を自動化し、正味排出量削減の定量化の精度を高めています。

「このリモート監視システムは、測定、報告、検証プロセスのデジタル化と信頼性の高い炭素クレジットの発行に向けた第一歩となる重要なステップです」

— Verra、テクノロジ ソリューション担当シニア ディレクター、Benktesh Sharma 氏

工学的な炭素除去に特化した世界初の炭素クレジット プラットフォームである Puro.earth (英語) は、Nasdaq, Inc. およびマイクロソフトと連携して、自社の Puro Standard による検証済みの炭素除去クレジットのアクセス性を拡大しました。Environmental Credit Service は、組織が Puro.earth のクレジットをより効率的に見つけ、より多くのクレジットを利用できるように支援します。

Nasdaq, Inc. (英語) からは、Environmental Credit Service の開発においてテクノロジ、標準プロトコル、機能に関する意見を提供してもらいました。同社は、炭素除去市場における流動性、透明性、完全性を高め、自社の顧客のネット ゼロへの道程を支援することを目指しています。

「マイクロソフトや他の炭素市場参加者とのパイロット取引では、信頼性が高く、追跡可能な炭素クレジットの需要の増加に対応し、市場が気候変動対策の主要な推進要素としてその能力を発揮できるようにするうえで、コラボレーションが果たす重要な役割が強調されています」

— CIBC Capital Markets、デジタル市場担当エグゼクティブ ディレクター兼 Carbonplace における CIBC 代表、Robin Green 氏

グローバルな炭素クレジット取引ネットワークである Carbonplace (英語) は、このサービスを使って、認定された炭素クレジットをシンプルかつ透明な方法で移転できるようにする予定です。既存のコンプライアンス フレームワークをブロックチェーンに対応した革新的な分散型台帳テクノロジと組み合わせることによって、Carbonplace は炭素クレジットへの投資を幅広い購入者に開放しようとしています。

企業や投資家がサステナビリティや炭素クレジット プログラムの影響を効率的かつ信頼できる方法で定量化できるよう支援する、テクノロジ主導の検証機関である SustainCERT (英語) は、Environmental Credit Service によって、同機関のプラットフォームとサードパーティのプラットフォーム間の相互運用性を向上するためのデータの標準化をいかに促進できるか調査しています。

海洋および陸上の再生可能エネルギー施設の開発企業である Ørsted (英語) は、マイクロソフトおよび Aker Carbon Capture (英語) と共同で、バイオマス焚き熱電供給所の炭素の回収と貯留 (BECCS とも呼ばれる) に取り組みました。このパートナーシップにより、Environmental Credit Service の使用を通じて、高品質の炭素除去を行いながら自発的な炭素市場の成熟と発展を支援することができます。

「このプロジェクトおよびマイクロソフトとのコラボレーションによって、Ørsted の資産ポートフォリオ全体での BECCS、デジタル ソリューション、炭素クレジット手法の展開における優位性が得られると期待しており、さらにこのプロジェクトとコラボレーションは電力セクター全般の BECCS プロジェクトの青写真となる可能性があると期待しています」
— Ørsted、バイス プレジデント、Jens Andersen Grymer 氏

よりサステナブルな世界を構築するための探究にご参加ください

マイクロソフトのミッションは、地球上のあらゆる人や組織がより多くのことを成し遂げて、今日の限界を超えて繁栄し、発展できるよう支援することです。気候危機に対処するためには、すべての組織と政府がコラボレーションを行い、情報を共有して、共同ソリューションをより迅速に構築する必要があると私たちは考えています。

マイクロソフトは、Microsoft Cloud for Sustainability ソリューションにより、マイクロソフトとグローバルなパートナー エコシステムが提供する、ますます充実していく一連の環境、社会、ガバナンス (ESG) 機能を統合することによって、組織におけるサステナビリティの進展とビジネスの成長の加速を支援しています。

Microsoft Cloud for Sustainability に関するニュースや最新情報 (英語) をご確認ください。

Environmental Credit Service のプレビューをご希望の場合は、リクエストを送信 (英語) してください。

Microsoft Cloud for Sustainability

Microsoft Sustainability Manager による、環境への影響の記録、報告、削減 — Microsoft Cloud for Sustainability の新たなソリューションがご利用可能になりました。

詳細

1「The evidence is clear: the time for action is now. We can halve emissions by 2030.」 (証拠は明らか、今こそ行動を起こす時。2030 年までに排出量を半減させることが可能。)、IPCC (英語)

2「A blueprint for scaling voluntary carbon markets to meet the climate challenge」 (気候変動の課題に対処するための自発的炭素市場の規模拡大の青写真)、McKinsey、2021 年 1 月 (英語)

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Microsoft Cloud for Sustainability で ESG を進めるためのイノベーションを促進 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/industry/blog/sustainability/2022/10/24/driving-innovation-for-esg-progress-with-microsoft-cloud-for-sustainability/ Mon, 24 Oct 2022 01:26:06 +0000 気候変動の現実をますます痛感するようになり、規制は強化され、環境、社会、ガバナンス (ESG) の資産は年間 15% 以上も成長しています (2022 年 Bloomberg)。このような状況を受けて、組織はサステナビリティに関する進捗と機会の迅速な発展を目指していますが、進捗状況を記録し、報告することは多くの組織にとっていまだに難しい課題です。サステナブル変革を大規模に計測、監視するには、データ主導のソリューションが必要です。

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※本ブログは、米国時間 2022 年 10 月 12 日に公開された What’s new with Microsoft Cloud for Sustainability – Microsoft Industry Blogs の翻訳です。

気候変動の現実をますます痛感するようになり、規制は強化され、環境、社会、ガバナンス (ESG) の資産は年間 15% 以上も成長しています (2022 年 Bloomberg)。このような状況を受けて、組織はサステナビリティに関する進捗と機会の迅速な発展を目指していますが、進捗状況を記録し、報告することは多くの組織にとっていまだに難しい課題です。サステナブル変革を大規模に計測、監視するには、データ主導のソリューションが必要です。

マイクロソフトは、10 年以上にわたって自身の環境フットプリントを削減する活動 (資料をダウンロード) を行ってきた経験をもとに、他の組織のサステナビリティの進展を加速するべく、Microsoft Cloud for Sustainability を発表しました。パートナーからの支援により、マイクロソフトの拡張可能なプラットフォームに ESG 機能やリリース更新プログラムを追加し続けています。目的は、サステナビリティに関するデータ インテリジェンスを世界中の組織で一元化して、各組織の事業とバリュー チェーンの環境フットプリントを追跡、削減しやすくすることです。それでは新機能についてご紹介しましょう。

把握しにくいスコープ 3 の排出量データの管理

Microsoft Sustainability Manager では、スコープ 1 と 2 の排出量データに加えて、追跡しにくいスコープ 3 のバリュー チェーン間接排出量も保管して報告することができます。ほとんどの組織のフットプリントは、スコープ 3 の排出量が大部分を占めています。詳細については、スコープ 3 排出量の計算をご覧ください。

組織が正確な排出量を簡単に計算できるように、このソリューションには、スコープ 1 と 2 に加えて、スコープ 3 の 15 のカテゴリのうち今のところ半数以上の事前構築済みの計算方法が作成されています。最近追加された計算モデルには次のものがあります。

  • カテゴリ 5: 事業から出る廃棄物
  • カテゴリ 8: リース資産 (上流)
  • カテゴリ 13: リース資産 (下流)

この更新により、廃棄物データの取り込み、廃棄物パートナーの追跡、処分方法および材料の追跡、追加設定不要なモデル、または調整を加えたモデルによる必要な計算の実行を組織が行えるようになります。

また、お客様は、リース施設またはリース資産での事業から発生する燃料関連または電力関連の排出量も追跡し、活動や報告ニーズに応じて排出量を計算し、将来の効率向上や削減のために目標を設定し、追跡できるようになります。

お客様の取り組みの強化と拡大に貢献するその他の拡張機能

Microsoft Sustainability Manager には、使いやすさ、セキュリティ、目標の追跡機能を始め、多くの豊富な機能が追加されました。新しい機能により、ユーザー役割の割り当て機能やアクセス管理機能が拡張されたほか、実用性が向上したエラー メッセージによってエラー処理も改良されています。ユーザーは、毎月の成果を前年同月と比較したり、新しい詳細分析ページで組織単位別に排出源と活動にドリルイン (最大 6 階層まで) が可能になり、排出量の分析と理解を深めることができます。

スコアカードと目標では、サブ目標の追加と、目標のステータスに関する期限付きパラメーターの作成がサポートされるようになりました。たとえば、排出量が特定の期間内に特定のレベルに達すると目標に「順調」や「危険」と表示されるルールを作成することができます。

また、近々 Microsoft Sustainability Manager の提供を英国およびアジア太平洋のリージョンに拡大して、該当地域のお客様にもより良いサービスを提供する予定です。

これらの拡張機能などの詳細については、こちらをご覧ください。

データモデルの拡張により水データの追跡とより細かい設定が可能

公開されている Microsoft Cloud for Sustainability のデータ モデルは、一般的なデータ言語を使用してお客様のサステナビリティ データをクラウドで一元化でき、すでにお客様の計算と報告の作業を合理化するために使用されています。私たちは、このデータ モデルを更新して、研究所から流出する排出量や、電動車両への最新化による排出量といった独自の属性を取り込むカスタム エンティティを追加できるようにしました。これにより、お客様独自のビジネス ニーズに対応するように計算を調整することができます。

サステナビリティの課題に幅広く対応できるように組織を支援するという私たちの誓約に基づき、このたび水データ (英語) および炭素排出量データ用の Microsoft Cloud for Sustainability データ モデル スキーマを拡張しました。

データ モデルの詳細については、こちらをご覧ください。

Microsoft Cloud サービスの使用に伴う排出量の追跡がこれまでになく簡単

一般提供が開始された Emissions Impact Dashboard for Microsoft 365 で、組織は Microsoft 365 のコア サービス (Exchange Online、SharePoint、OneDrive、Microsoft Teams およびその他のサービスを含む) の使用に関連する排出量を定量化できます。このアプリでは、オンプレミス バージョンの Exchange や SharePoint の代わりにクラウドを使用することで、すでに回避できた排出量も推定できます。新しい炭素強度のタブでは、アクティブ ユーザー 1 人あたりの平均排出量をすばやく定量化し、一般的な他の排出源 (ガソリン車の走行など) と比較できます。発表についてはこちらをご覧ください (英語)

私たちは、Microsoft Azure のクラウド サービスの使用量に基づいてマイクロソフトのお客様がマイクロソフトで生成されたスコープ 1、2、3 の排出量を表示および分析できる、Emissions Impact Dashboard for Microsoft Azure を更新しました。新しい視覚表現により、Azure サブスクリプション、Azure サービス、Azure リージョンに基づいて、炭素排出量、クラウド使用量、炭素強度に関するレポートを簡単に確認できるようになりました。新しいオプションで、データのエクスポート サイズを削減しつつ、容易に情報を解釈してレポートを準備できるようになりました。

Microsoft Cloud for Sustainability のアプリケーション プログラム インターフェイス (API) のプレビュー版を近日提供することを発表します。API により、Azure のお客様がスコープ別、Azure サブスクリプション別、Azure サービス別、Azure リージョン別の排出量データに容易にアクセスして、クラウドの使用による炭素への影響に関する透明性を得られるようにします。API は、Microsoft Cloud Solution Center のセルフサービス ポータルから利用できます。

ESG 資産のエンドツーエンドのライフサイクル追跡を可能にする Environmental Credit Service のプレビュー提供を開始

炭素市場を含む自発的な環境市場は、ネット ゼロへの道のりにおいて組織から求められる炭素クレジットのような、信頼できて追跡可能な環境製品への需要の高まりに応えるために、市場を成熟させて規模を拡大しようとしています。

Environmental Credit Service では、サプライ エコシステムの最適化に役立つ共通インフラストラクチャ (英語) を使用して、こうした課題を克服しています。このサービスは、環境保護プロジェクトの責任者、検証者、登録機関が使用しているライフサイクル プロセスを自動化、簡素化して、セキュリティを向上させることで、商品化時間の短縮およびクレジットの質と量の向上を支援し、最終的にはクレジットの購入者に、より大きな自信を与え、市場の勢いを加速します。新たな詳細情報の発表をお待ちください。

パートナーとの緊密な連携による前進

サステナビリティの課題への取り組みは、世界的に行われています。マイクロソフトは、拡大し続けるパートナー エコシステムに感謝しています。このエコシステムにより、Microsoft Cloud for Sustainability ソリューションを提供して、データの可能性を解き放ち、影響を削減する取り組みを策定し、よりサステナブルな成果を生み出せるようにお客様を支援しています。

たとえば、McKinsey (英語) は、Microsoft Sustainability Manager のサステナビリティ データ インテリジェンスと、McKinsey Sustainability の Catalyst Zero を使用する脱炭素化計画と実行エンジンを組み合わせた統合ソリューションの作成を先日発表しました。この技術的コラボレーションでは、排出を伴う活動からのデータを、排出を抑える取り組みに結び付けることにより、企業のサステナビリティ変革を強化します。

オンラインの学習パスでサステナビリティに関する最先端の知識を習得

サステナビリティが組織に与える影響や、組織が環境への影響を削減する方法について常に最新の情報を入手するために、マイクロソフトは、Microsoft Cloud Solution Center からサステナビリティ関連の LinkedIn Learning モジュールや Microsoft Cloud for Sustainability 学習パスを利用することをお客様にお勧めしています。また、Well-Architected Framework (英語) に新しい技術ガイダンスを導入し、Azure でサステナビリティ目標を実現する方法をお客様やパートナーが学習できるようにしています。

マイクロソフトは、マイクロソフトとパートナーの機能を統合することにより、組織が環境フットプリントを管理するために必要な透明性と洞察を獲得し、組織とバリュー チェーン全体にサステナビリティを組み込み、価値創出のための戦略的なビジネス投資を行えるようにしています。

これらの新機能の開発、そしてそれらの機能によって実現される今後のイノベーションについて非常に期待しています。よりサステナブルな未来を築くために世界中の組織を支援する新しい方法を今後も展開していくので、常に最新情報を確認してください (英語)


1ESG May Surpass $41 Trillion Assets in 2022, But Not Without Challenges, Finds Bloomberg Intelligence (英語)

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