Power Apps に従量課金制料金を導入、AI Builder のサービス クレジットをサブスクリプション プランに追加
2021 年 11 月 2 日
本日より、Power Apps に従量課金制料金が導入されます。既にマイクロソフトのコマース チャネルで提供している Power Apps per user および per app サブスクリプション プランに加えて、Azure サブスクリプションで Power Apps per app プランをご購入いただけるようになりました。
Power Apps per app の従量課金プランでは、使用量に応じて柔軟に Power Apps の料金をお支払いいただけます。内部アプリやポータルの認証済みユーザーも対象となります。1 か月間にユーザーが実行した一意のアプリやポータルの数に基づいて、アクティブ ユーザー 1 人、1 か月につき 10 ドルが Microsoft Azure サブスクリプションの料金に追加されます。
従量課金プランの柔軟さを利用すると、たとえば、新しいアプリやソリューションの使用パターンを先に確立し、その後サブスクリプション ライセンスに移行するといったことが可能です。また、ユーザー ベースが大規模で、変動が激しくなることが予想される組織では、従量課金オプションを選択していれば 1 か月間にアプリを実行したユーザーの分だけの料金を支払えばよいので、すぐにライセンスを取得できます。さらに、社内にプロ開発者チームを抱えている組織は、Power Apps の支払い手段として Azure サブスクリプションを使用すれば、調達の手間が軽減されると同時に、チームが利用しているマイクロソフトの他のサービスとの一貫性を維持できます。
Power Apps per app の従量課金プランには、Microsoft Dataverse キャパシティ、プレミアム コネクタ、プラットフォームで有料アプリケーションを実行するために必要なその他のコンポーネントにアクセスする権限も含まれます。これらの機能と権利は、月間アクティブ ユーザーではなく、従量課金制が適用される各環境に割り当てられます。その月の権利や Power Platform の要求数制限を超える Dataverse キャパシティが必要な場合、該当する環境の超過使用分が Azure サブスクリプションに課金されます。
Power Apps の従量課金プランを有効化する方法は、こちらをご覧ください。
また、Power Apps サブスクリプション プランでは、追加料金を支払うことなくアプリ内での AI の利用を開始できます。アプリ内でキー フレーズ抽出、言語検出、センチメント分析、テキスト認識 (OCR) などの AI シナリオを採用するお客様を支援することを目的として、先日導入された料金設定とライセンスの更新をさらに拡張し、AI Builder のサービス クレジットを追加します。2021 年 12 月より、Power Apps per user プランでは月 500 のサービス クレジット、per app プランでは月 250 のサービス クレジットが無料で付与されます。AI Builder のサービス クレジットは、500 ドル/ユニット/月で追加購入できます。一部、制限や例外が適用されることがあります。