Microsoft Customer Agreement のさまざまな購入オプション
2020 年 12 月 14 日
※ 日本では Microsoft Customer Agreementは、クラウド ソリューション プロバイダー (CSP) 経由でのみ利用が可能です。詳細はこちらをご確認ください。
これまでの記事では、お客様により良いエンドツーエンドの購入エクスペリエンスをご提供するために、マイクロソフトがどのように購入方法を刷新したかについてお伝えしてきました。刷新されたコマース エクスペリエンスが完全にリリースされれば、組織の規模にかかわらず、すべてのお客様が多様な購入オプションの中からニーズに合ったものを選択して、マイクロソフトやマイクロソフト パートナーと取引できるようになります。
Microsoft Customer Agreement の提供を開始するにあたり、マイクロソフトは、今後新しいコマース プラットフォームで取引を行うお客様に対して、どうすれば各自のニーズに合った適切な購入オプションをご提示できるかを検討しました。
- エンタープライズや大規模企業のお客様は、通常、マイクロソフト アカウント チームの支援を受けて、エンタープライズ セールス モーションを通じてテクノロジを購入しています。このタイプのお客様には、複数の関連会社を所有していたりマルチテナントの要件を抱えている多国籍企業のお客様が含まれており、組織内のさまざまな立場の役職者の方々がテクノロジの購入と導入の意思決定を行っています。
- 小規模な企業や広範なお客様は、一般的に、Cloud Solution Provider (CSP) パートナーから、Breadth (広範囲) セールス モーションを通じてテクノロジを購入しています。購入や導入の意思決定にかかわる役職者は比較的少なく、IT の専門知識やマネージド サービスの提供をパートナーに求める傾向が高くなっています。
- ・ 個人や部門のお客様は、所属する組織の大きさにかかわらず、必要なテクノロジを即座に購入したいと考えています。多くの場合、用途や購入したいものがはっきりしていて、自ら購入することを好みます。こうしたお客様には現在、セルフサービス セールス モーションを通じてオンラインで購入できるオプションがあります。
これらの各購入オプションは、デジタルで保存される 1 つの顧客契約書 (Microsoft Customer Agreement) を土台としています。この契約書には最適化された条件が記載されており、有効期限や更新は存在しません。
エンタープライズのお客様は複雑な購買ニーズを抱えている場合があり、新しいコマース モデルではすぐに対応できないことも考えられます。その場合は、さまざまなタイプの複雑な購入シナリオに対応している Enterprise Agreement での購入を引き続きお選びいただくことも可能です。一方、購買ニーズがそれほど複雑ではない場合や既に CSP パートナーから製品を購入されている場合は、パートナーのサポートを受けながら Microsoft Customer Agreement のもとでご購入いただくことになります。
マイクロソフトは、これまでのボリューム ライセンス プログラムや契約形態と新しいコマース エクスペリエンスの 2 つの世界を分断することなく、すべてのお客様の購入ニーズに対応しながら、新たなエクスペリエンスへの移行を進めてまいります。