System Center
System Center の概要
System Center では、シンプルなデータセンター管理エクスペリエンスを通じて、オンプレミス、クラウド、複数のプラットフォームのいずれでも自ら IT を管理できます。過去のバージョンのエクスペリエンスと深度を基に構築され、Azure のセキュリティ機能と管理機能を活用したさらに高度な管理機能を使用できるため、複数のシステムに保存されたデータとアプリケーションを 1 つのソリューションから可視化し、制御できます。
購入方法
System Center は、サーバーまたはクライアントのオペレーティング システム環境 (OSE) の管理に利用できます。サーバー管理ライセンスを使用すると、購入がシンプルになるほか、プライベート クラウドの価値を最大限に活用できます。すべてのサーバー管理ライセンス (サーバー ML) に、同じコンポーネントと任意のワークロードの管理機能が含まれます。
サーバーおよびクライアントの管理ライセンス
System Center サーバー ML は 2 つのエディションで提供されます。異なるのは、仮想化の権利のみです。
- System Center Datacenter: 高度に仮想化されたサーバーの管理に最適で、管理サーバー* (コア単位) のライセンス モデルに基づいてライセンスが付与されます。
- System Center Standard: 軽度に仮想化されたサーバーやまったく仮想化されていないサーバーの管理に最適で、管理サーバー* (コア単位) のライセンス モデルに基づいてライセンスが付与されます。
* サーバー上のすべての物理コアに対してライセンスを取得する必要があり、物理プロセッサごとに最低 8 個のコア ライセンスおよびサーバーごとに最低 16 個のコア ライセンスが必要です。
クライアント管理ライセンスには、次の 3 種類があります。
- Per User ML: 1 つのユーザー管理ライセンスで、1 人のユーザーがアクセスする任意の OSE を管理できます。
- Per OSE ML: 1 つの OSE 管理ライセンスで、任意のユーザーがアクセスする 1 つの OSE を管理できます。
- Device ML: 1 つのデバイス管理ライセンス (Core CAL または Enterprise CAL Suite) で、1 つのデバイス上の任意の OSE を管理できます。
機能の比較
サーバー管理機能
仮想マシン (VM)、Hyper-V コンテナー、Windows Server コンテナーなど、サーバーのオペレーティング システム環境 (OSE) を管理するには、サーバー管理ライセンス (サーバー ML) が必要です。次の表では、2 つの System Center サーバー ML エディションを比較しています。
機能/権利 |
Datacenter |
Standard |
---|---|---|
管理対象 OSE/Hyper-V コンテナーの数 |
無制限
|
2*
|
管理対象 Windows Server コンテナーの数 |
無制限
|
無制限
|
Configuration Manager |
Yes
|
Yes
|
Data Protection Manager |
Yes
|
Yes
|
Endpoint Protection |
Yes
|
Yes
|
Operations Manager |
Yes
|
Yes
|
Service Manager |
Yes
|
Yes
|
Virtual Machine Manager |
Yes
|
Yes
|
管理サーバー ソフトウェアおよび関連する SQL Server ランタイム (SQL Server Standard Edition) を実行する権利 |
Yes
|
Yes
|
任意の種類のサポート対象ワークロードの管理 |
Yes
|
Yes
|
* Standard エディションでは、物理 OSE を仮想 OSE のホストと管理だけに使用する場合、(2 つの仮想 OSE に加え) ライセンス サーバー上で物理 OSE を管理できる権利が提供されます。
注: サーバー ML に含まれるコンポーネントを個別に利用することはできません。
クライアント管理の機能
サーバー以外のオペレーティング システム環境 (OSE) を実行する管理対象デバイスには、クライアント管理ライセンス (クライアント ML) が必要です。次の表では、3 つの System Center クライアント ML の提供内容を比較しています。
機能/権利 |
Configuration Manager |
Endpoint Protection |
その他の管理製品 |
---|---|---|---|
含まれるコンポーネント |
Configuration Manager
Virtual Machine Manager |
Endpoint Protection
|
Service Manager
Operations Manager Data Protection Manager Orchestrator |
ライセンス要件 |
クライアント ML*
(ユーザー/OSE 単位) |
サブスクリプション*
(ユーザー/デバイス単位) |
クライアント ML*
(ユーザー/OSE 単位) |
Core CAL Suite に含まれる |
Yes
|
Yes
|
No
|
Enterprise CAL Suite に含まれる |
Yes
|
Yes
|
No
|
* サーバー以外の OSE の管理には、クライアント ML が必要です。
注: クライアント ML に含まれるコンポーネントを個別に利用することはできません。
FAQ
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コア単位のライセンスは 2 コア単位 (2 パックのコア ライセンス) で販売され、各プロセッサには最低 8 コア単位 (2 パックのコア ライセンス x 4) が必要になります。各物理サーバー (単一プロセッサ サーバーを含む) には、最低 2 プロセッサおよび 16 コア単位 (2 パックのコア ライセンス x 8) が必要になります。追加のコアについては、2 コア単位 (2 パックのコア ライセンス x 1) ずつライセンスを追加して、コア密度を徐々に上げていくことができます。
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- コア単位のライセンス。System Center サーバー管理ライセンスは、Windows Server モデルと同様に、管理対象のサーバー上の物理コアの数に基づいています。
- サーバー管理とクライアント管理のそれぞれで 一貫したライセンス モデル。コア単位のライセンスはサーバー管理を対象とし、ユーザー単位またはオペレーティング システム環境 (OSE) 単位のライセンスはクライアント管理を対象としています。
- ライセンスは管理対象のエンドポイントでのみ必要。System Center で使用される管理サーバーや SQL Server テクノロジには、追加のライセンスは必要ありません。
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System Center サーバー管理ライセンスは次の 2 つのエディションで提供されます。異なるのは、仮想化の権利のみです。
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Datacenter: 高度に仮想化されたサーバーの管理向け
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Standard: 全く仮想化されていないサーバーや軽度に仮想化されているサーバーの管理向け
管理可能なワークロードの種類は、2 つのエディションで違いはありません。エディションによって唯一異なるのは、サーバー上のすべての物理コアのライセンスを保有している場合に管理可能なオペレーティング システム環境 (OSE) の数のみです。Datacenter エディションでは、サーバー上のすべての物理コアのライセンスを保有している場合、任意の数の OSE (仮想マシンまたは Hyper-V コンテナー) を管理できます。Standard エディションでは、サーバー上のすべての物理コアのライセンスを保有している場合、最大 2 つの OSE (仮想マシンまたは Hyper-V コンテナー) を管理できます。Datacenter エディションと Standard エディションではいずれも、任意の数の Windows Server コンテナーを管理できます。
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いいえ。System Center サーバー管理のコンポーネントは、プライベート クラウド環境を構築して管理するための統合オファーの一部です。これらのコンポーネントは、System Center Standard および System Center Datacenter サーバー管理ライセンスの一部としてのみ利用できます。