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Windows Virtual Desktop パブリック プレビューのお知らせ

Microsoft は、昨年 9 月に Windows Virtual Desktop を発表し、プライベート プレビューを開始しました。それ以降、完全マルチセッションの Windows 10 や Office 365 ProPlus の仮想デスクトップとアプリの操作性をあらゆるデバイスで拡張し、提供する機能の向上に取り組んできました。

本日、次の段階として、Microsoft Windows Virtual Desktop のパブリック プレビューを発表します。シンプルな管理、マルチセッションの Windows 10 エクスペリエンス、Office 365 ProPlus の最適化、そして Windows Server リモート デスクトップ サービス (RDS) デスクトップとアプリのサポートを提供する、この唯一のサービスを、すべてのお客様にご利用いただけるようになりました。Windows Virtual Desktop を使えば、組み込みのセキュリティで安全を確保しながら、お使いの Windows デスクトップやアプリを Azure で数分のうちにデプロイおよびスケーリングできます。

プライベート プレビューを通して、お客様やパートナーの皆様と一丸となり、この新しいサービスを作り上げてきました。この結果により達成できた、Warner Music Group の 1 社、X5 Music Group でのすばらしい成果についてご紹介します。

「音楽業界では、膨大で複雑なメタデータへの安全なアクセスや、管理と保存が求められます。Windows Virtual Desktop は、アプリケーションを書き直すことなく、データ量の大きいアプリケーションを自分たちのクラウド プラットフォームに移行することができる、優れた方法です。さらに、Windows Virtual Desktop には、アプリケーションが攻撃にさらされる面を最小限に抑えながら、ユーザー数を簡単にスケーリングできるなどの利点もあります。」
—Klas Broman (CTO and Developer Lead, X5 Music Group)

パブリック プレビューの開始にともない、2019 年後半の一般提供を目指し、皆様のニーズにお応えできるよう、ご意見に耳を傾け、取り入れていきます。

きたる 2020 年 1 月に Windows 7 延長サポートを終了しますが、Windows 10 への移行にあたり、Windows 7 レガシ アプリケーションのサポートを必要とするお客様もいらっしゃいます。このニーズにお応えし、Windows Virtual Desktop を使った Windows 7 デスクトップ仮想化を実施できるように、2023 年 1 月まで無料の Extended Security Updates (ESU) を提供します。このサポートにより、お使いの Windows 10 および Windows Server デスクトップとアプリに加えて、Windows 7 に対しても包括的な仮想化ソリューションが提供されます。

Windows Virtual Desktop 拡張に向けたソリューション

2018 年 11 月、デスクトップやアプリの仮想化への対応に必要なリソース、時間、労力を軽減する次世代のアプリプロビジョニング プラットフォームを手掛ける FSLogix を買収しました。FSLogix のテクノロジにより、Outlook または OneDrive にアクセスする非常駐ユーザーの読み込み時間を短縮します。FSLogix のテクノロジは、クライアントとサーバーの両方の RDS デプロイをサポートします。これにより、オンプレミスのお客様は Windows Virtual Desktop により簡単に移行することができ、ハイブリッド シナリオのお客様にも優れたソリューションが提供されます。

また、主要パートナーにより、次のような Windows Virtual Desktop の拡張や強化が行われます。

  • Citrix は、Citrix Cloud サービスで Windows Virtual Desktop 機能を拡張します。
  • Samsung とのパートナーシップを通じ、Windows Virtual Desktop を使用することで、移動の多い、現場の最前線で働く従業員は Samsung DeX を使用して Windows 10 や Office 365 ProPlus にアクセスすることができます。
  • ソフトウェア プロバイダーおよびサービス プロバイダー各社は、Windows Virtual Desktop を拡張し、Azure Marketplace で対象ソリューションを提供します。
  • Microsoft Cloud Solution Provider (CSP) 各社は、エンドツーエンド Desktop-as-a-Service (Daas) の提供や付加価値のあるサービスをお客様にお届けします。

Windows Virtual Desktop を利用するには

仮想化環境をデプロイし、管理するには、Azure サブスクリプションを設定するだけです。自分の環境に合った仮想マシン (VM) とストレージの種類を選択します。予約インスタンス (最大 72% 割引) を利用し、マルチセッションの Windows 10 を使用して、コスト最適化を図ることができます。

Windows 10 および Windows 7 デスクトップとアプリを使用し、既存の Microsoft 365 F1/E3/E5、Windows 10 Enterprise E3/E5、または Windows VDA をご利用のお客様は、追加の費用はかかりません。Windows Server デスクトップとアプリについては、既存の Microsoft RDS クライアント アクセス ライセンス (CAL) をご利用のお客様は、追加の費用はかかりません。

Windows Virtual Desktop でのパブリック プレビューの概要

Windows Virtual Desktop は、ユーザーに提供する Windows デスクトップとアプリ、および Azure 上のサービスとして Microsoft によってホストされる管理ソリューションから構成されます。パブリック プレビュー期間中、デスクトップとアプリはすべての Azure リージョンの VM 上にデプロイされ、これらの VM に対する管理ソリューションとデータは米国 (米国東部 2 リージョン) に属します。これにより、パブリック プレビューでサービスをテストしている間は、米国に向けたデータ転送が行われる場合があります。

一般提供を手始めに、すべての Azure リージョンに対して管理ソリューションやデータ ローカリゼーションのスケール アウトを実施します。作業開始、および最適なデプロイのガイダンスに関する考慮事項、サービスのプレビューに対するフィードバック送信の詳細については、Windows Virtual Desktop プレビュー ページをご覧ください。