メイン コンテンツへスキップ
Microsoft 365
登録する

より高速でより応答性に優れた Outlook.com を実現

メール エクスペリエンスを可能な限り高速にすることは、製品設計者からストレージ アーキテクトに至るまで Outlook.com チーム全体が共通して掲げている目標です。この取り組みは UI にも反映されています。その一例として、新しい Outlook.com のベータ版に導入された Web エクスペリエンスは大幅に高速化されています。その他には、ネットワークやデータセンターの運用方法も改善されています。高いパフォーマンスを維持するための重要な要因の 1 つは、最適なパフォーマンスが得られる地域でデータを保存することです。通常、これは、データセンターからユーザーの所在地までの距離に依存します。このたび、Microsoft は、メールボックス データの保存場所をよりインテリジェントに選択できるようにするために Outlook.com を更新したことを発表しました。

Outlook.com は、世界各地の複数のデータセンターでホストされており、フォールト トレランスと負荷分散を実現し、パフォーマンスの向上を図っています。Microsoft は、お客様の Outlook.com アカウントを、最高のパフォーマンスを提供するデータセンターで設定することを目標としています。つまり、米国とヨーロッパでは、ユーザーの所在地にあるデータセンターでアカウントを設定します。従来、Microsoft では、アカウントの作成時に所在地として選択された国に基づいて、これらの場所を決定しています。

しかし、移行がますます一般的になってきた今日、お客様が手動で入力された情報に基づいて最新の所在地を把握する方法は合理的ではありません。さらに、Microsoft のデータセンターの容量を増加しており、お客様の所在地により近いデータセンターでデータをホストできる可能性も高くなります。このような背景から、お客様の Outlook.com データを、より正確に、より近いデータセンターで保持できるようにするための更新を行いました。

新しい Outlook.com アカウントが作成されると、アカウントプロファイルに保存された所在地の国に依存せずに、自動的に適切なデータセンターを決定します。このため、米国で Outlook.com アカウントを設定すると、メールは米国で保存されます。同様に、ヨーロッパでアカウントを設定すると、メールはヨーロッパで保存されます。

さらに、主要な所在地の地域が変更されて一定期間を経過したとサービスが判断すると、Outlook.com はアカウントをより近いデータセンターに自動的に移動できるようにする予定です。これにより、パフォーマンスが向上します。たとえば、スペインで Outlook.com を設定した後、所在地を米国に変更すると、アクセスを最適化するために、アカウントは米国のデータセンターに移行されます。

なお、今後も、旅行や出張などで海外に行かれるたびに地域間でデータを移動する予定はありません。データの移動はあくまでも、お客様の主要な所在地に近いデータセンターでデータを保持することにより、パフォーマンスを向上することにあります。

Microsoft では、サービスのご利用時に最高かつ最速のエクスペリエンスを確実に提供できるよう、常に努力しています。フィードバックやご質問は、Outlook.com のUserVoice サイト からお送りいただけます。

– Outlook.com チーム