Dynamics 365 Archives - Microsoft 365 Blog http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/tag/dynamics-365/ Tue, 28 Jun 2022 18:11:35 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6.2 Microsoft Office―ハイブリッドな世界に向けた変革 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/11/02/microsoft-office-transforming-for-the-hybrid-world/ Tue, 02 Nov 2021 15:00:00 +0000 Microsoft Office は時代とともに変化しています。これが理由で私たちは Office を再想像し、新しい機会に対応するための新しいアプリを追加するとともに、Office を普遍的な対話型キャンバスに仕立てて、あらゆる種類の創造の場にしようとしています。

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長年にわたり、確立された働き方のパターンは明確でした。コミュニケーションは電子メールで行われ、コンテンツ作成はほとんどがドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーションで行われていました。

この 18 か月間の間に世界は変化し、私たちは新しい働き方の環境に順応しました。従来のコミュニケーション ツールや対面での共同作業を補完する代替ソリューションが必要となり、生活のあらゆる面でデジタル化が急速に進みました。

学校は完全オンライン授業に移行し、ビジネスでは e コマースが活発になり、企業が新たに採用した新卒学生は画面を通してしか同僚に会ったことがないというケースもあります。

さらに、コミュニケーションはオンライン会議とチャットへと移行し、デジタル コンテンツは従来型のドキュメント タイプに留まらず、より流動的でダイナミックなスペースへとあふれ出しています。新しい種類のコンテンツ、形式、チャネルが求めているのは、より柔軟で、パワフルで、流動的なツールです。それは、誰もがより印象的なメッセージを届けることと、コラボレーションを自分のペースで進めることができるようにするためです。

Microsoft Office も、時代とともに変化しています。

Word、Excel、PowerPoint、Microsoft Outlook はこれまで以上に進化しています。Microsoft Teams と統合され、クラウドを活用した AI を Web、デスクトップ、モバイルで利用できます。

しかし、私たちはさらなる前進を必要としていました。これが理由で私たちは Office を再想像し、新しい機会に対応するための新しいアプリを追加するとともに、Office を普遍的な対話型キャンバスに仕立てて、あらゆる種類の創造の場にしようとしています。

では、私たちがどのようにコラボレーションを拡大し、創造のためのツールを拡張し、AI の力を皆様にお届けしているかをご紹介しましょう。

Microsoft Loop のご紹介: 思考、計画、創造を一緒に

本日発表する新しいアプリ Microsoft Loop は、強力かつ柔軟なキャンバスにポータブルなコンポーネントを組み合わせるものです。このコンポーネントはアプリ間を自由に移動し、アプリ間で同期されるので、チームが共に思考し、計画し、創造することを可能にします。

Microsoft Loop は 3 つの要素で構成されます。Loop コンポーネント、Loop ページ、Loop ワークスペースです。 

Loop コンポーネント: 流動コンポーネントの進化版であり、生産性の最小単位となります。ユーザーがコラボレーションして作業を完了することを仕事の流れの中で、つまりチャット、メール、会議、ドキュメント、Loop ページの中で手助けします。 Loop コンポーネントは、リスト、テーブル、メモ、タスクなどのシンプルなものもあれば、Microsoft Dynamics 365 からの顧客営業案件のような複雑なものもあります。コンポーネントは常に同期されるので、そのコンポーネントがどれだけ多くの場所に存在していても、ユーザーとそのチームは常に最新の情報で仕事を進めることができます。 

本日、コラボレーションのための次のような新しいコンポーネントを発表します。

投票テーブルを使用すると、チームでアイデアを出し合って合意を形成し、最終的な意思決定を一緒に行うことが簡単になります。

人々が Microsoft Loop の新しい投票テーブルでアイデアを入力し、投票しています。

図 1. 新しい投票テーブルで、チームでの意思決定が簡単になります

ステータス トラッカーは、チームから情報を収集し、プロジェクトのすべての面での進捗状況を把握するとともに、チーム全体のステータスを常に最新に維持するのに役立ちます。

Microsoft Loop の新しいステータス トラッカーで人々が自分のプロジェクト ステータスを更新しています。

図 2. プロジェクトのステータスをさまざまなアプリで簡単に把握できます。 

さらに、ビジネス ワークフローを促進する新しい Loop コンポーネントも追加します。手始めは Dynamics 365 のレコードです。さらに、Microsoft が開発するコンポーネントだけでなく、サードパーティのアプリケーション開発者も Loop コンポーネントを構築できるようになります。その方法は、開発者の既存のメッセージ拡張アプリケーションと Microsoft Graph コネクタ統合を拡張するというものであるため、投資は最小限に抑えられます。これについての具体的な詳しい情報を、来年の開発者向けカンファレンス Microsoft Build でお伝えする予定です。

Microsoft Dynamics 365 コンポーネントを Microsoft Loop に追加しています。

図 3. ユーザーが使用するアプリの中で Loop コンポーネントが動作してユーザーのワークフローを容易にします。

Loop ページは柔軟なキャンバスであり、ここでコンポーネントを整理するとともに、その他の便利な要素 (ファイル、リンク、データなど) を取り込んで、チームでの思考、つながり、コラボレーションに役立てることができます。ページは、一緒に思考して作業を完了するために最適化されています。最初は小さく始めて、アイデアとプロジェクトの大きさに合わせてサイズを広げていくことができます。

人々が Microsoft Loop の中でリアルタイムでコメントし、反応し、コラボレーションしています。

図 4. ページはチームのプロジェクトに合わせて拡張できます。

Loop ワークスペースは、ユーザーとそのチームのための共有スペースです。プロジェクトにとって重要なものすべてをここで見ることができ、グループ化もできます。ワークスペースを利用すると、各メンバーがどのような作業をしているかが簡単にわかります。他の人のアイデアに反応することや、共有目標に向けた進捗状況を確認することもできます。チームのコラボレーションは同期的でも非同期でも、アイデアがひらめいたときにいつでも行うことができます。 

お気に入りのアプリからの作業を Microsoft Loop で行います。

図 5. 複数の人が同時に、それぞれ異なるアプリから作業できます。 

Microsoft Loop で、すべてのものが集められ、ユーザーとそのチームが常に高い生産性を発揮し、予定どおりに仕事を進め、これまで以上につながりを強化することができます。Microsoft 365 のアプリ (Teams、Outlook、OneNote など) での Microsoft Loop コンポーネントは、今月からロールアウトを開始します。Microsoft Loop アプリの提供状況の詳細については、今後数か月以内に改めてお伝えします。

Microsoft エディターと Context IQ―必要な情報をいつでも手元に

このたび、Context IQ も発表します。これは Microsoft 365 全体にネイティブに統合された一連の AI エクスペリエンスであり、ユーザーの仕事の流れの中で、そのユーザーが必要としていると思われる情報を予測し、見つけて提案するものです。

Context IQ によって最初に変革されるのは Microsoft エディターのエクスペリエンスです。現在、エディターはユーザーが自信を持って文章を書けるようにドキュメント、メール、Web で文法やスペルをチェックして修正しています。  

Context IQ で、エディターがレベルアップします。エディターと Context IQ の組み合わせで、どのような予測アシスタンスが可能になるかを次にご紹介します。

  • ファイルを添付、挿入、または同僚と共有する必要があるときに、エディターが関連ファイルやドキュメントを提案します。この基準は件名が類似するものや、ユーザーが過去に作成または作業したものです。
  • Outlook メールで会議のスケジュールを設定しようとしているときに、エディターがそのことを認識して全員が空いている時間を提案します。ユーザーは時間を節約でき、コンテキスト切り替えも不要になります。
  • ファイルの中でコメントやメールでの @ 記号を使用して同僚をタグ付けするときに、タグ付けされる人の候補をエディターが提案します。この基準となるのは、ユーザーが現在一緒に仕事をしている同僚や、ドキュメントのレビュー担当者として以前タグ付けしたことのある関係者です。
  • ある営業案件で共同作業する可能性があり、Dynamics のデータを取り出す必要があるときに、関連する Dynamics 365 情報をエディターが Loop コンポーネントとして提案します。ユーザーはこれを更新してアクションを起こすことを、仕事の流れでできるようになります。   
  • 書いている文章にデータやオブジェクトを挿入するときに、エディターが情報を提案します。たとえば、フライトをオンラインで予約するときはマイレージ会員番号、Teams でのコラボレーション中にはセールス メッセージといった情報です。

エディターと Context IQ の詳しい情報をご覧ください。

Microsoft エディターが Outlook の中で人やファイルの候補を提示します。

図 6. エディターが Context IQ と連携して、状況に応じた提案を行います

Clipchamp が Office の一員に

以前から、Office はユーザーがドキュメント、スプレッドシート、スライドを作成するのを手助けしています。これらは今でもきわめて重要ですが、デジタル コンテンツ、特にビデオを求める声が大きいことも私たちは認識しています。そこで、創造のためのツールに Clipchamp を加えることとなりました。これで、仕事、学校、趣味での創造とストーリーテリングを自分らしくできるようになります。

Clipchamp は、ユーザーのスキル レベルを問わず創造の力となります。美しく、プロフェッショナルな見栄えのビデオを簡単かつ迅速に作成し、編集して共有することができます。副業を宣伝する広告でも、バーチャルな歴史の授業でも、思い出を記録する家族のビデオでも、Clipchamp を利用するとストーリーを作って共有することが可能になります。

Clipchamp についての詳しい情報をご覧ください。

ビデオ編集画面。

図 7. プロフェッショナルな見栄えのビデオを Clipchamp ですばやく作成します。 

真新しい製品が Office に加わって創造とコラボレーションに活用していただけるようになりますが、既存のアプリにも新しい機能が追加されます。

ストーリーを自分の言葉で伝えるための PowerPoint のレコーディング スタジオ

メッセージを相手に届けるときに、それが物理的なプレゼンテーションかバーチャルかで異なっていてはなりません。Microsoft PowerPointレコーディング スタジオを利用すると、自分のストーリーを自分の言葉で伝えることができるので、インパクトのあるプレゼンテーションで見る人を引きつけるのに役立ちます。背景のカスタマイズやスライドへの注釈の追加ができるほか、さまざまなビューの選択もできるので、コンテンツを録画して配信することが簡単になります。

録画が完了したらプレビューを見て、必要ならば特定のスライドまたはプレゼンテーション全体を録画し直すこともできます。編集が完了したプレゼンテーションを他の人と共有するには、エクスポートします。レコーディング スタジオの一般提供開始は 2022 年初めを予定しています。

PowerPoint のレコーディング スタジオの詳細情報をご覧ください。

PowerPoint のレコーディング スタジオ機能はユーザーが録画ボタンをクリックすると開始します。

図 8. PowerPoint の録画ボタンをクリックして開始します

ビデオはストーリーを伝えるのに優れた手段ですが、時には数字とデータも強いメッセージを届けることができます。特に、Excel を使用してデータを自分の組織のためにパーソナライズするときです。

Office.com と Windows 版 Office アプリでの発見、作成、共有

Office.com については、コンテンツのハブとして機能させるための新しいエクスペリエンスを構築中です。1 つの場所で自分のあらゆるコンテンツを発見して状況を理解できるだけでなく、そこからアクションを起こすこともできます。Office.com と Windows 版 Office アプリの最新の機能強化は、ユーザーがファイルやアプリを見つけるのに要する時間を減らして、その作業のための時間を増やせるようにすることを目的としています。

ホームページのデザインが変更されて、自分の最重要コンテンツにクイック アクセス セクションですぐに到達できるだけでなく、注意を向ける必要のあるものを一連の推奨アクションとして見ることができます。新しいマイ コンテンツ ページには、強力な検索とフィルタリングの機能があり、自分のコンテンツを Teams、Outlook、OneDrive、SharePoint から一度に検索することが簡単になります。また、新しい [作成] ページでは、自分のアプリとツールのすべてが 1 つの場所に集められ、さらに複数のアプリケーションからのテンプレートも同時に表示されるので、作業を始めるための最適な方法を決定するのが簡単になります。

これらの新しいエクスペリエンスのロールアウトは、次の数週間のうちに開始する予定です。新しいエクスペリエンスの詳しい情報をご覧ください。

ユーザーが Office.com の [作成] ページでテンプレート一覧をスクロールしています。

図 9. Office.com で、自分のコンテンツに関連するドキュメントとファイルの一覧が表示されます。

すべき作業に対して最適なツールを簡単に見つけられることが鍵ですが、データを管理して分析する必要があるときは、Excel が頼りになります。

Excel のデータ型の次なるフロンティア

最近まで、Microsoft Excel で扱えるデータはテキストと数値の 2 種類しかありませんでしたが、このたび、単純なテキスト文字列や数値の代わりに、もっと複雑な情報 (たとえばコンテンツ カード、画像、行列、配列など) をセル自体に格納できるようになりました。 

これまで何年もかけて、Excel のデータ型の可能性をレベルアップしてきました。最初に "株価" と "地理" というデータ型を導入し、昨年は Power BI と Power Query のデータ型をリリースしました。これで、ユーザーの独自のデータを 1 つのデータ型として作業できるようになりました。 

このたび、リンクされたデータ型がまったく新しいレベルへと進化し、Excel での開発の自由度が飛躍的に向上しました。今月中に、Excel の新しい JavaScript API のプレビューが開始する予定です。この新しい API で、開発者が独自のデータ型を作成してその中に開発者独自のデータ ソースからの画像、エンティティ、配列、書式設定された数値を入れることができます。また、カスタム関数を作成して Excel の新しいデータ型を入力と出力の両方で活用することもできます。

Excel のグラフで新しいデータ型の使い方を示しています。

図 10. Bloomberg は Excel の新しい JavaScript API を使用してユーザーに情報を届けています。

このような、さらに柔軟性を増した構造で、複雑なデータをオブジェクトとして整理して、データをより自然な形でユーザーに見せることができると同時に、ユーザーはこれまでどおりに自分が見たい情報すべてにアクセスして分析やレポート作成に使用することができます。

データの抽出、管理、分析を簡単に、Excel のデータ型を使用して行います。

図 11. 自分の組織からのデータを簡単に分析します

さらに、独自のアドインを作成するか既存のアドインを拡張してデータ型のパワーを活用することもできるようになります。その結果として、より統合が進んだ次世代のエクスペリエンスが Excel の中で実現します。データ型のパワーを組織全体で共有することや、作成するアドインまたはソリューションでデータ型を自社の独自のサービスやデータと接続することもできます。 

この新しい API で、ユーザーと開発者が究極のパワーを手にしてデータの整理、アクセス、作業についてこれまで以上のことができるようになります。

その他のリソース

今回はたくさんのことをお伝えしましたが、これらのイノベーションについてさらに詳しく解説しているブログや技術セッションの要約を次に紹介します。

ブログ

技術セッション

私たちは時代とともに変化し、このような新しいエクスペリエンスをチーム コラボレーション、人間による創造、そしてクラウドを活用した AI という各領域で Microsoft Office に送り込んでいます。これについての胸躍るような気持ちを皆様にも感じていただければ幸いです。

皆様がどのように活用されるかを楽しみにしております。

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ハイブリッド パーソナル コンピューティングの新時代の到来: Windows 365 クラウド PC http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/07/14/introducing-a-new-era-of-hybrid-personal-computing-the-windows-365-cloud-pc/ Wed, 14 Jul 2021 15:00:00 +0000 2021 年 8 月 2 日更新: Windows 365 はあらゆる規模の企業を対象として一般提供を開始しました。Windows 365 の詳細情報を入手して今すぐご体験ください。いくつかの地域がこの 18 か月間の困

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2021 年 8 月 2 日更新: Windows 365 はあらゆる規模の企業を対象として一般提供を開始しました。Windows 365 の詳細情報を入手して今すぐご体験ください。

いくつかの地域がこの 18 か月間の困難と混乱から抜け出そうとしている今、新しい働き方の世界が登場しようとしています。至るところで、組織がバーチャル プロセスとリモート コラボレーションを通して自らの変革を遂げています。そして、人々はハイブリッド ワークを取り入れています。再び出勤するようになった人も、引き続き在宅勤務する人も、その両方を組み合わせる人もいます。その結果として物事が再び、まったく違ったものになるでしょう。

仕事を、必要なときいつでも、どこでも、どのような方法でもできることは新常態となりました。どの従業員も、親しみのある使いやすいテクノロジをどのデバイスでも使えることを求めています。史上最高に複雑化したサイバーセキュリティ環境の中で、企業に必要なソリューションとは、その従業員のコラボレーション、共有、創造に役立つと同時に、データの安全とセキュリティを保つものです。 

私たちは、この新しいハイブリッド ワークの世界の力となるツールをデザインする機会を手にしています。これを可能にしているのは新しい視点、そしてクラウドのパワーとセキュリティです。 

本日発表する Windows 365 は、Windows 10 または Windows 11 (本年中に一般提供開始予定) を新しい方法で体験していただけるクラウド サービスです。インターンと契約業者からソフトウェア開発者と工業デザイナーに至るまで、企業で働く人々のためのソリューションです。 Windows 365 ではオペレーティング システムが Microsoft Cloud に配置され、Windows エクスペリエンス全体 (すべてのアプリ、データ、設定) がここから安全にユーザーのデバイスにストリーミングされます。デバイスは私物でも、会社所有でもかまいません。このアプローチで、まったく新しいパーソナル コンピューティングのカテゴリが、このハイブリッドな世界専用に作られます。それが "クラウド PC" です。

本日は、なぜクラウド革命をパーソナル コンピューティングに取り入れることがお客様の働き方の未来にとって一つの節目となると私たちが考えているか、そしてこのことがパートナーの皆様にとってどのような機会を生み出すかを紹介します。

パワフルで一人一人に合わせた完全な Windows エクスペリエンスをクラウドから、どのデバイスでも

私たちが最近実施した Work Trend Index で、労働者の 73% が柔軟なリモート ワークという選択肢の継続を求めていることが明らかになりましたが、同時に 67% はパンデミック (感染症の世界的大流行) 終息後は対面のコラボレーションが増えることを望んでいます。これがハイブリッド ワークのパラドックスを作り出し、世界中の組織に難問をぶつけています。つまりハイブリッドの世界でどのようにしてつながり、働く人々が組織のリソースに自宅でも、オフィスでも、その他どこでもアクセスできるようにするかという問題です。

Microsoft は他の製品にもクラウドを取り入れてきましたが、Windows 365 クラウド PC でも同様に、Windows を体験する新しい方法をクラウドのパワーを通して実現するというビジョンを掲げています。それと同時に、組織が抱える課題を新旧どちらも解決したいと考えています。この新しいパラダイムのねらいは、リモート アクセスの実現とセキュリティ保護だけではありません。ユーザー エクスペリエンスは、人材を集めて定着させ、生産性を向上し、セキュリティを確実にするために、これまで以上に重要性を増しています。

クラウド PC は、クラウドのパワーとデバイスの能力を引き出してパワフル、シンプル、安全な Windows 10 または Windows 11 の完全なエクスペリエンスを実現するものであり、組織が従業員のために、場所やデバイスを問わず働ける環境を用意するのに利用できます。Windows 365 の特長の 1 つであるインスタントオン ブートで、ユーザーそれぞれのアプリケーション、ツール、データ、設定すべてをクラウドからどのデバイスにでもストリーミングできます。これには Mac、iPad、Linux デバイス、Android も含まれます。デバイスの種類にかかわらず、Windows エクスペリエンスは同じです。クラウド PC の状態は、ユーザーがデバイスを切り替えても変わらないため、前回終了したところからすぐに再開できます。同じ作業をホテルの部屋でノート PC を使って行うことも、アポイントメントの合間に自動車の中でタブレットを使って行うことも、オフィスでデスクトップを使って行うこともできます。ビジネスのニーズに応じて臨時従業員を雇用する場合にも便利です。繁忙期に増員するときでも、新しいハードウェアの供給に伴う複雑な手配とセキュリティの課題とは無縁です。さらに、専門職に最適な装備をそろえることができます。つまり、クリエイティブ、分析、エンジニアリング、科学研究などの職務のために、より大きなコンピューティング パワーと必要なアプリケーションを用意することができます。 

どのデバイスでも: Windows 365 は一人一人に合わせた完全な Windows エクスペリエンス (アプリ、データ、設定) をどのデバイスにも届けます

Windows 365 は、ビジネスに使用されているアプリ、つまり Microsoft 365、Microsoft Dynamics 365、Microsoft Power Platform に加えて、基幹業務アプリなどもサポートします。Windows 365 でのアプリ互換性も App Assure でお約束します。このサービスはユーザー数 150 以上のお客様を対象として、アプリの問題が発生した場合にその修復を追加費用なしでお手伝いするものです。

一人一人に合わせる: Windows 365 は、ユーザーそれぞれに合わせた Windows 10 または Windows 11 のエクスペリエンスを届けます。これには、そのユーザーが使用している PowerPoint などのアプリも含まれており、クラウドから任意のデバイスにストリーミングされます。

使い慣れたツールでさらにシンプルに

Windows 365 の最重要の設計原則の 1 つがシンプルさです。クラウド PC のサイズは使う人のニーズに合わせて選択でき、価格はユーザー単位の月額です。2 つのエディションがあり、どちらも完全クラウド ベースです。複数のクラウド PC 構成の中から、必要なパフォーマンスに応じて選ぶことができます。そのエディションとは、Windows 365 Business と Windows 365 Enterprise です。

IT 担当者の皆様のために、Windows 365 は、皆様が現在物理的デバイスを管理しているのと同じ方法で管理できるように作られています。皆様が管理するクラウド PC は、物理的デバイスとともに Microsoft エンドポイント マネージャーに表示され、管理とセキュリティのポリシーを他のデバイスと同様に適用することができます。

Windows 365 は Azure Virtual Desktop を基盤としていますが、仮想化の利用方法をシンプルにするように構築されているため、すべての詳細はお客様の代わりに Microsoft が処理します。お客様は、最高のユーザー エクスペリエンスが得られるようにクラウド PC の処理能力をスケーリングしてパフォーマンスを監視することができます。分析機能も組み込まれているため、接続の正常性をネットワーク全体にわたって見ることができます。これで、組織のクラウド PC ユーザーは、生産性を発揮するのに必要なものすべてに、確実にネットワーク上で到達できるようになります。エンドポイント分析ダッシュボードからは、ユーザーが求めるパフォーマンスを達成していないクラウド PC 環境を簡単に特定できます。推奨事項が提示されるだけでなく、その環境をアップグレードすることも簡単です。ボタンを 1 回タッチするだけで、即座に適用されます。新しい "ウォッチドッグ サービス" による診断も継続的に行われるため、接続が常時稼働している状態にするのに役立ちます。診断の結果が不合格の場合は、IT 担当者にアラートが送られるとともに、その問題の修復方法についての推奨事項も提示されます。 

使い慣れたツール: クラウド PC の管理は、物理的なデバイスと一緒に Microsoft エンドポイント マネージャーで行うことができます。

カスタマイズの幅と柔軟性が求められるとき、特に組織内に仮想化のエキスパートがいる場合は、Azure Virtual Desktop をおすすめします。この製品は、クラウドでの VDI のモダン化を進める多数の組織に導入されています。Microsoft がさらに Azure Virtual Desktop に力を入れていることについては、本日の Tech Community ブログで詳しく解説しています。

管理エクスペリエンスの詳細については、Scott Manchester 執筆の Tech Community ブログをご覧ください。

ゼロ トラストが後押しするクラウド セキュリティ

ゼロ トラスト アーキテクチャに重点を置いて、Windows 365 は今日の重要なセキュリティの課題の解決にも役立つように設計されており、情報はデバイス上ではなくクラウドに保存されてセキュリティで保護されます。クラウド PC に対するログインやアクセスの試行を、多要素認証 (MFA) で明示的に検証します。これは、Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) との統合によって実現しています。また、Microsoft エンドポイント マネージャーの中で MFA に Windows 365 専用の条件付きアクセス ポリシーを組み合わせて、ログインのリスクをセッションごとに即座に評価することができます。また、ユーザーと管理者のエクスペリエンスは、最小特権アクセスの原則を中心として設計されています。たとえば、特定のアクセス許可 (ライセンス付与、デバイス管理、クラウド PC 管理など) の委任を、特定のロールを使用して行うことができるので、グローバル管理者になる必要がなくなります。Windows 10、Microsoft Defender for Endpoint、Microsoft Edge のセキュリティ ベースラインも、現在物理的デバイスに使用しているのと同様に使用でき、クラウド PC 固有のセキュリティ ベースラインも構築済みのため、すぐに使用を開始するのに役立ちます。 

Windows 365 ではクラウド PC 固有のセキュリティ ベースラインが用意されており、すばやく安全に使用を開始することができます。

組織のデバイスの保護に Microsoft Defender for Endpoint が使用されている場合は、このソリューションがクラウド PC に対してもシームレスに機能します。Microsoft エンドポイント マネージャーを使用すると、Defender for Endpoint での管理対象のデバイスと同じようにクラウド PC のオンボーディングを簡単に行うことができます。クラウド PC が保護されるだけでなく、セキュリティのリスクを下げるための推奨事項も提示されます。また、セキュリティ インシデントをすばやく発見して調査するのにも役立ちます。

最後に、暗号化が全面的に使用されています。クラウド PC を実行する管理対象ディスクはすべて暗号化され、保存されるデータはすべて暗号化され、クラウド PC との間のネットワーク トラフィックもすべて暗号化されます。

Windows 365 とはパートナーにとっての新しい機会

Windows 365 は、Microsoft エコシステムを構成するあらゆるタイプのパートナーにとって、Windows エクスペリエンスをクラウドから届けるという新しい機会となります。

独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) は引き続き Windows のアプリを構築でき、完成したアプリをこれからは、より広い対象者にクラウドで届けることができます。Windows 365 は、開発者にとっての新しい機会も作り出します。パートナーは API を活用して、独自のイノベーションを市場に送り込むことができます。実際に、Tech Community のブログでご紹介しているように Nerdio、UKG、Service Now、Net App などのソリューション ISV が Windows 365 でのさまざまなユーザー シナリオをサポートすることを本日発表しています。

お客様が Windows 資産全体を最大限に活用できるように、システム インテグレーターやマネージド サービス プロバイダーから追加サービスが提供されます。Microsoft のパートナーである Accenture/Avanade、Atos、Crayon、Content and Cloud、Convergent、Coretek、DXC、Glueck & Kanja GAB、Insight、Netrix などから市場に投入される予定です。中小規模企業向けには、Iconic IT LLC、MachineLogic LLC、Nitec Solutions などのパートナー各社が既に Windows 365 をサポートしており、追加サービスでの支援も提供しています。OEM (相手先ブランド供給) メーカーは、広範なサービスのポートフォリオに Windows 365 を組み込んで、自社製デバイスの堅牢な機能と安全なハードウェアとともに提供するという機会を手にします。

クラウド PC が体現しているのは、クラウド コンピューティングにおける次の大きな一歩であり、これによって Microsoft Cloud と個人用デバイスがパワフルな新しい方法でつながります。Windows 365 の発表に合わせて、私たちは組織、従業員、パートナーの皆様に Windows とそれぞれのデバイスでのエクスペリエンスを再想像していただきたいと考えています。そして、あらゆる地域のユーザーのために新しいシナリオを作ることを楽しみにしています。

ハイブリッドな世界のためのハイブリッド Windows

クラウドのパワーを通して皆様のすべてのデバイスにお届けするという、この新しい方法での Windows 10 または Windows 11 (後日提供開始予定) のエクスペリエンスをご紹介できることを嬉しく思います。このことは、規模を問わずあらゆる組織にパワー、シンプルさ、セキュリティを与えると信じています。これらは、ハイブリッド ワークを採用する組織で働く人々のニーズの変化に対処するために必要となるものです。

Windows 365 の提供はあらゆる規模の組織を対象として 2021 年 8 月 2 日に開始します。Windows 365 についての詳しい情報をこちらでご覧ください

お客様とともにこの道のりを歩めることを嬉しく思います。そして Windows 365 を使って仕事を遂行する新しい方法についてお聞かせいただけることを楽しみにしています。

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Microsoft Teams のコラボレーティブ アプリから Windows 365 まで――Inspire で発表した Microsoft 365 の新機能をご紹介します http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/07/14/from-collaborative-apps-in-microsoft-teams-to-cloud-pc-heres-whats-new-in-microsoft-365-at-inspire/ Wed, 14 Jul 2021 15:00:00 +0000 新しい働き方の世界のために作られたクラウド、Microsoft クラウドの新しいハイブリッド ワーク イノベーションを発表します。

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この投稿は Jared Spataro (Microsoft 365 担当コーポレート バイス プレジデント) と Alysa Taylor (インダストリー、アプリ、データ マーケティング担当コーポレート バイス プレジデント) の共同執筆です。

1 日あたりのアクティブ ユーザー数 1.45 億 (増加を続けています) の Microsoft Teams は、人々が一日の仕事を開始してスムーズに進める場となっています。この 18 か月あまりの間に、Teams は会議、チャット、通話、コラボレーションのツールとして頼りにされるようになり、ビジネス プロセス自動化のための使用も増えています。きわめて現実的な形で、Teams は新しい働き方の世界の新しいフロントエンドになりました。しかし、柔軟な働き方ができるように人々をエンパワーメントするのは簡単ではありません。どの組織も、すべての人、場所、プロセスを包含する新しいオペレーティング モデルを作る必要があります。

今年の Inspire で、私たちは次の 3 つのイノベーションを発表しました。そのねらいは、新しいハイブリッド ワークの世界のための新しいカテゴリを Microsoft Cloud で作ることです。

  • 新しい Dynamics 365 + Microsoft Teams エクスペリエンスはコラボレーティブ アプリのパワーを実証するものです。この機能は追加のライセンス費用なしで使用できます。
  • Windows 365 で PC をクラウドに移行します。ユーザーは特定のデバイス 1 台に限定されることなく、自分のコンテンツ、アプリケーション、データ、設定に接続できるようになります。
  • Microsoft Viva との新しいパートナー統合で、従業員エクスペリエンスがさらに拡大します。

Microsoft 365 におけるその他のイノベーションも発表します。たとえば、新しいセキュリティ機能、マーケットプレースでの新しいアプリ収益化機能、および Microsoft 365 Lighthouse です。働き方の世界は変化していますが、これらの発表がパートナーの皆様とお客様に新しい機会をもたらします。さっそく見てみましょう。

コラボレーティブ アプリ: Teams の中の Dynamics 365 で仕事のフローをアクティブ化

ハイブリッド ワークには、新しいクラスのアプリが必要です。仕事を遂行するあらゆる場所、つまりチャット、チャネル、会議の中で、リッチな方法で前面に現れるアプリです。このようなアプリは、人とビジネス プロセスの融合であり、私たちはこれを "コラボレーティブ アプリ" と呼んでいます。 これはパートナーの皆様にとっても、Teams の 1 日あたり 1.45 億人のアクティブ ユーザーとつながって自らの "獲得可能な最大市場規模" (TAM) を拡大するという、途方もない機会となります。

Dynamics 365 と Teams が一体となって、パワフルな新しい形で組織の全員がシームレスにアイデアの交換と捕捉を、仕事の流れの中で直接できるようになります。本日発表するのは、Dynamics 365 と Teams 双方の長所をひとつにまとめる新しいコラボレーティブ アプリです。また、この種の統合を組織が敬遠する原因となっていたライセンスの負担も軽減します。つまりこれらのエクスペリエンスは Teams の中でどのユーザーも、追加費用なしで利用することができます。

他のどのテクノロジ ベンダーも、この種の統合と組織全体でのアクセスのしやすさを、複数のソフトウェア ライセンスへの支払い不要で実現できてはいません。

Dynamics 365 のレコードの閲覧と編集を直接 Teams ワークフローの中で

Dynamics 365 ユーザーは、組織内の誰でも招待して顧客レコードの閲覧と共同作業を Teams のチャットまたはチャネルのフローの中で直接できるようになりました。適切な人が次の最善のアクションを取ることが、より速く効率的にできるようになります。複数のアプリやデータ ソースを切り替える必要はありません。販売担当者の場合は、たとえば営業案件、顧客履歴、顧客リレーションシップの健全性、主要連絡先などの詳細情報を共有できます。顧客サービス担当者の場合は、顧客ケース レコードの共有、トラブルシューティング ステップの入手、フォローアップ タスクの追跡などが考えられます。

Dynamics 365 のレコードの閲覧と編集を直接 Teams ワークフローの中で

Teams 会議を予定に追加してノートを記録

Dynamics 365 ユーザーがアポイントメントの予定を作成するときに Teams 会議を追加できるようになりました。これで、Teams 通話中に主要顧客情報にアクセスできるようになります。また、ノートの記録を直接 Teams 通話で行うこともできます。このノートは自動的に Dynamics 365 レコードのタイムラインの中に保存されます。適切な許可を持つユーザーだけがこのデータにアクセスできるので、最も適切な従業員だけが顧客レコードの閲覧、操作、共有を行うようにするのに役立ちます。 

Teams 会議を予定に追加してノートを記録

常にレコードの最新情報を知るための自動化通知とコネクテッド ワークフロー

レコードでの共同作業を行う従業員が増えるにつれて重要になるのは、変更が行われると同時に利害関係者に伝えることです。自動通知を利用すると、利害関係者が更新の情報をすぐに受け取ることができます。ユーザーはどのチャットやチャネルを通してどの通知を送るかを選択でき、通知の頻度も指定できます。加えて、通知の種類に基づいて特定のアダプティブ カードを送信する機能もあり、さらにつながった (コネクテッド) ワークフローが実現します。  

常にレコードの最新情報を知るための自動化通知とコネクテッド ワークフロー

障壁を解消するコラボレーティブ アプリをパートナーから

Teams と Dynamics 365 との新しい統合型エクスペリエンスは、コラボレーティブ アプリの一例にすぎません。本日、Atlassian Confluence、SAP Sales Cloud、Salesforce、ServiceNow、Workday をはじめとする独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) パートナーからの多数の新しいコラボレーティブ アプリも発表しました。これらの統合はどれも、構造化ビジネス プロセスとデータの両方をコラボレーション型の仕事に取り込むものです。

エンタープライズ企業全体の Teams アプリ購入の管理をさらに簡単に

ISV は間もなく、自社のアプリを直接 Teams の中で販売することもできるようになります。新しい経済的機会が得られ、Teams IT 管理者にとってはエクスペリエンスがシンプルになり、組織用のアプリやサブスクリプションを Teams 管理センターで直接購入することができます。

Windows 365 クラウド PC: ハイブリッドな世界のためのハイブリッド Windows

この 1 年間で私たちは、人々がつながり、生産性を発揮し、安全を保ちながら仕事、創造、学習を進めていくために PC が中心的役割を果たしていることを実感しました。先月発表された Windows 11 は、オペレーティング システムからストアまでのすべてを再想像して真の選択肢をユーザーに提供するものです。

本日、Windows 365 を発表しました。Windows 10 または Windows 11 (本年中に提供開始予定) を新しい形で体験するためのクラウド サービスです。インターンと契約業者からソフトウェア開発者と工業デザイナーに至るまで、Windows 365 はユーザーが自分のアプリ、データ、設定にどのデバイスとどのエンドポイントからでもつながるための媒介役となります。これによって、クラウド PC という新しいカテゴリが誕生します。これはクラウドのパワーとデバイスの能力を組み合わせて、一人一人に合わせた完全な Windows エクスペリエンスを、場所を問わず実現するものです。

自分の PC にどのデバイスからでもログオン

自分のクラウド PC にどのデバイスからでもログオン

インスタントオン ブートで、ユーザーは自分のアプリケーション、ツール、データ、設定のすべてをクラウドから、どのデバイスにでもストリーミングできます。つまり現在お使いの Windows 10 でも、本年中に提供開始予定の Windows 11 でも、常に同じ Windows エクスペリエンスをどのデバイスでも利用できます。クラウド PC の状態は、ユーザーがデバイスを切り替えても変わらないため、前回終了したところからすぐに再開できます。

自分の PC にどのデバイスからでもログオン

クラウド PC のプロビジョニングは数分で、仮想化の経験不要

クラウド PC のプロビジョニングは、Microsoft エンドポイント マネージャーのダッシュボードから行うことができます。プロビジョニング ポリシーを使用して、複数のクラウド PC を数分でプロビジョニングできます。このポリシーで Windows のバージョンを指定し、特定のユーザーやグループを割り当てます。

クラウド PC のプロビジョニングは数分で、仮想化の経験不要

Windows 365 はエンタープライズ企業だけのものではありません。規模を問わず、あらゆる企業が利用できるように作られています。中小規模企業向けには、シンプルに使えるツールが用意されており、専任ではない管理者が自社のクラウド環境を選択して構成するのに役立ちます。誰もが確実に、適切な PC を選ぶ機会を手にしてクラウドのパワーをユーザーに利用させることができます。

どこでクラウド PC にアクセスする場合でも常に保護

Windows 365 はゼロ トラストの原則に基づいており、セキュリティが初めから組み込まれているので、今日の避けては通れないセキュリティの課題の解決に役立ちます。情報はデバイス上ではなくクラウドに保存されてセキュリティで保護されます。Windows 365 では多要素認証 (MFA) が活用されており、クラウド PC に対するログインやアクセスの試行が明示的に検証されます。これは、Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) との統合によって実現しています。また、Microsoft エンドポイント マネージャーの中で MFA に Windows 365 専用の条件付きアクセス ポリシーを組み合わせて、ログインのリスクをセッションごとに即座に評価することができます。

どこでクラウド PC にアクセスする場合でも常に保護

Windows 365 なら、コラボレーティブ アプリ、Microsoft Teams、Dynamics 365、Power Platform、そして自分のセキュリティとアイデンティティ資格情報をいつでも、どこにでも持ち運ぶことができます。クラウド PC へのアクセスは自宅でも、オフィスでも、作業現場でも、移動中でも、どこからでも可能です。Windows 365 の一般提供開始は 2021 年 8 月 2 日を予定しています。詳しくは Wangui McKelvey による Microsoft 365 ブログをご覧ください。

Microsoft Viva: 従業員エクスペリエンスを仕事の流れの中で

Microsoft Viva は、人を中心に置いて会社の情報、コミュニケーション、ワークプレイス インサイト、知識、学習とつなぐことによって、その人が自身のベストを達成することを手助けします。Microsoft 365 上で動作する Viva は、既存のソリューションと連携するように設計された従業員エクスペリエンス プラットフォームであり、カスタマイズも簡単です。会社のポートフォリオに組み込んで文化の変革推進に役立てることができます。本日、新しいパートナーシップ、開発ツール、従業員エクスペリエンスについての調査などを発表しました。Microsoft Viva のモジュールである Viva ラーニングViva コネクションViva トピックのニュースをご覧ください。 

従業員エクスペリエンスをさらに豊かにする新しい Viva パートナー統合

今年、多数の Viva パートナー統合を発表しました。コンテンツ プロバイダーから学習管理システム、そしてウェルビーイングのツールに至るまで多岐にわたっていますが、組織の従業員と、その人が毎日使うソリューションとを結び付けるのがこれらの統合で容易になります。本日、21 の新しいパートナー統合を発表しました。これには Workday、Qualtrics、ServiceNow が含まれています。本年発表済みのものに加えて、これらのパートナー統合も本年中に提供を開始する予定です。

Microsoft Viva パートナー エコシステム

開発したソリューションを Viva に取り込む

パートナーと開発者の皆様のソリューションを Viva に統合し、さらに拡大していくのに役立つ新しいツールも発表しました。本年中に提供開始予定の Viva コネクション API で、パートナーの皆様が Viva コネクションのダッシュボードと統合できるようになります。パートナーのツールを Viva のエクスペリエンスの中で見つけて利用するのが簡単になります。Viva ラーニング API (本年中にプレビュー開始予定) を使用すると、ラーニング プロバイダーからのコンテンツを、学習管理システムからの期限や割り当て済みコンテンツともに統合することができます。これで、そのコンテンツに Teams、Office.com、SharePoint で、および Bing での Microsoft Search でアクセスできます。

お客様のセキュリティ態勢管理を大規模に行う

Viva を導入するお客様の勢いを目の当たりにして、嬉しく思っています。たとえば、Old Mutual は PwC とのコラボレーションで Viva を使用していますが、マネージャーが従業員の行動を理解するための力となっており、よりインクルーシブでつながった職場エクスペリエンスを促進しています。

パートナーの皆様が Teams と Viva のためのアプリを構築して販売するのに役立てていただけるように、Microsoft 365 アプリ構築の新しい特典も発表します。この特典に含まれるものとしては、Microsoft テクノロジへのアクセス、Microsoft のエキスパートとの 1 対 1 のコンサルティングでの設計のお手伝い、コラボレーティブ アプリケーションと従業員エクスペリエンス ソリューションの構築などがあります。新しい顧客を獲得するためのマーケティング リソースも利用できます。共同販売ステータス獲得もサポートしており、獲得すれば 15,000 を超える Microsoft のフィールド セラーを通して認知度を高めることができます。

ハイブリッド ワークが私たちの新常態となりつつありますが、従業員がエンゲージメントを実感し、バランスの取れた生活を送り、場所を問わず最高の状態になれるようにすることは、成功のために不可欠です。最近の調査によれば、クラス最高の従業員エクスペリエンス プログラムを採用している企業は同種の企業と比べて財務目標を超える可能性が 2.2 倍、従業員のエンゲージメントと定着の可能性が 5.1 倍となっています。詳しくは、Microsoft から Josh Bersin Academy への委託で作成されたレポートのエグゼクティブ サマリーをご覧ください

デジタル トランスフォーメーションをセキュリティ保護する

パートナーの皆様がお客様との信頼を築くことができるように、新しいセキュリティ機能を導入します。これはインクルージョン、アクセシビリティ、持続可能性を優先するものです。ここではそのハイライトをご紹介します。全容については、Vasu Jakkal のブログをご覧ください。

お客様のセキュリティ態勢管理を大規模に行う

本日、Microsoft 365 Lighthouse がプレビューに移行したことを発表しました。これは、Microsoft 365 Business Premium を使用している中小規模企業を顧客とするマネージド サービス プロバイダーのためのソリューションです。顧客のデバイス、データ、ユーザーのセキュリティ保護を 1 つの場所で行うことができ、標準のセキュリティ構成テンプレートも用意されています。Microsoft 365 Lighthouse は特に、パートナーの皆様が脅威、変則的サインイン、デバイス コンプライアンスのアラートをすばやく特定して対処するための力となります。パートナーの皆様が規模を拡大するときの管理の複雑さを軽減するとともに、お客様間の標準化を推進することによって、先回り式でリスクを管理してお客様のセキュリティ態勢を向上させることができます。Microsoft 365 Lighthouse について詳しくは、本日の Tech Community ブログをご覧ください。

お客様のセキュリティ態勢管理を大規模に行う

エンド カスタマーを詐欺から守る

Azure AD B2C (business-to-consumer) のお客様のアプリに対する ID とアクセスの管理をサポートしているパートナーのために、保護のスコープを拡大して詐欺活動も含めることとなりました。これは Dynamics 365 Fraud Protection と Azure AD B2C との統合によって実現します。

さらに多くのアプリケーションの可視性を獲得

Microsoft Cloud App Security のアプリ ガバナンス アドオン機能のプレビューを本日開始します。Microsoft Cloud App Security をお客様の代理で管理しているパートナーの皆様は、アプリ ガバナンスを使用して Microsoft 365 のアプリの監視、保護、ガバナンスを行い、リスクのある行動をすばやく特定し、アラートを発信し、防止することができます。

重要な地位にあるユーザーのリスク行動を特定する

インサイダー リスク管理の優先ユーザー グループ機能を拡張して、粒度の高いロールベースのアクセス制御 (RBAC) を追加しました。これも現在プレビュー中です。この機能によってアクセス許可が優先ユーザー グループに追加されるので、アラートとケースへのアクセスをグループ全体ではなく特定の個人だけに限定できます。

規制関連のアセスメントを固有の要件に合わせてカスタマイズ

Microsoft 以外のクラウドのための新しいユニバーサル規制テンプレートがコンプライアンス マネージャーに追加され、パートナーの皆様が 300 種を超えるテンプレートを活用できるようになりました。さまざまなクラウドとアプリでのお客様のコンプライアンス態勢を管理するのに利用できます。

働き方の未来

この途方もない課題の時代から抜けだそうとしている今、私たちは、柔軟な働き方という未来に向けて世界中の人々の力になれると楽観的に考えています。私たちが向かおうとしている時代では、人々が子供たちと朝食を取りながら、出席できなかった会議の内容をすばやく確認することができます。組織はその規模にかかわらず、たとえば地元密着の自転車店でも巨大な多国籍企業でも、クラウドのパワーをフルに、どこからでも活用できます。そして、働く人それぞれが、インクルージョンとエンゲージメントを実感します。職場に出勤するか、リモート ワークか、その両方の組み合わせかにかかわらず。

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Microsoft 365 で製造におけるスキルのギャップを埋める http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2019/03/28/closing-skills-gap-manufacturing-microsoft-365/ Thu, 28 Mar 2019 10:00:16 +0000 製造業は、インダストリー 4.0 として知られる新しいデジタル産業テクノロジの高まりによって、変わりつつあります。新しいテクノロジは、生産のあらゆる段階を変え、生産性を向上させ、運用を最適化し、新たな成長分野を導き出しま

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製造業は、インダストリー 4.0 として知られる新しいデジタル産業テクノロジの高まりによって、変わりつつあります。新しいテクノロジは、生産のあらゆる段階を変え、生産性を向上させ、運用を最適化し、新たな成長分野を導き出します。製造業者が、このようなテクノロジが引き出す価値を活用するには、従業員が適正なスキルと適正なツールを持っている必要があります。

これは、組織の現場に特に当てはまることです。製造業における、現場の最前線で働く従業員とは、製品や材料を納入し、製品の品質を高め、大切な設備を動かし続ける従業員たちのことです。製造業者がデジタル トランスフォーメーションを推進できるように、Microsoft は 現場の最前線で働く従業員が Microsoft 365 を使ってより効率的に学び、コミュニケーションを行い、共同作業を行うための新しい方法を実現します。

現場のスキルと能力を向上させる

インダストリー 4.0 の高まりに伴い、製造業者は、役割、スキル、ツールについて再考し、組織内の仕事を変えていく必要に迫られています。つまり、デジタル スキルやソフト スキルをもたらし、作業者たちが最新ツールを活用できるようにし、イマーシブな操作性でテクノロジの境界を感じにくくする、ということです。デジタル化が進み、より複雑さを増す状況の中、従業員に必要なスキルは急速に進化し、ついていくのがますます難しくなっています。

Microsoft 365 は、現場の最前線で働く従業員の学習、コミュニケーション、共同作業を可能にする、次のようなソリューションを提供します。

  • Microsoft TeamsSharePoint Online を使うことで、製造業者はトレーニングを安全に一元管理し、オンボーディングやトレーニングの資料を簡単に配布し、組織のあらゆるレベルをつないで成功事例を発見し、共有することができます。

  • Microsoft Stream を使うことで、組織は動的かつロール ベースのコンテンツやビデオを提供し、トレーニング プログラムへの参加率や維持率を高め、ピアツーピアの情報共有をサポートすることができます。

作業者がデジタル化された製造環境で作業できるように、Teams は、技術部門から製造現場までが、コミュニケーション、共同作業、製造の調整を行うことができる、チームワーク用の 1 つのハブを提供します。

  • 今年の初めに、Microsoft は、緊急メッセージ、位置情報の共有、画像注釈など、組織がより安全で、より効率的なワークプレイスを作り上げるのに役立つ新しい機能を発表しました。たとえばこれらの機能は、こぼれてしまった危険物を作業者が確認、連絡し、その位置を共有して、作業の中断を減らす際に役立ちます。

Teams の緊急メッセージ、位置情報の共有、および画像注釈を表示している 3 つのスマートフォンの画像。

  • さらに、Microsoft Teams は拡張可能であり、企業は Microsoft FlowPowerApps を使用してビジネス プロセスを一変させることができます。これらのサービスは、品質保証、データ キャプチャ、在庫管理における文書化など、日々の活動のデジタル化を促進することで、コストや無駄な稼働時間を削減して、現場の最前線で働く従業員がさらに価値ある活動に集中できるようにします。

インダストリー 4.0 は製造業界の形を変えつつありますが、作業者の学習、コミュニケーション、共同作業を支援する新しい方法の発見が最も重要であることに変わりはありません。Microsoft は、ハードウェア設計のブレイクスルー、人工知能 (AI) エクスペリエンス、HoloLens 2 を使用した複合現実、Dynamics 365 や産業パートナーとの法人向けソリューションを通して、これらの課題に取り組んでいます。

  • Dynamics 365 Remote Assist を使用すると、技術者は Microsoft Teams で離れた場所にいるエキスパートを呼び、複合現実注釈を使ったり、図や概略図を共有したりして修理内容を確認することで、問題解決までの時間を短縮できます。また、Dynamics 365 Guides を使えば、必要なツールや、それを実際の作業でどのように使うかを示すステップバイステップの手順を通して、従業員は新しいスキルを学習することができます。

お客様の成功を支援する

主要な製造業者は、あらゆるレベルの従業員が仕事への備えや能力を身に着けて仕事を遂行できるよう、Microsoft 365 を選択しています。

生産性向上や情報の流れを加速するために、Cummins は、それまで使っていた生産性向上および共同作業ツールから Microsoft 365 に変更して、スキルのギャップを減らし、新しいワーク カルチャーを根付かせるための最新の知識管理と共同作業フレームワークを導入しました。

私たちの、最新かつ技術主導型のワークプレイスは、イノベーションに必要なツールを従業員に提供しています。これによって、新しいエネルギー製品やテクノロジ ソリューションを市場に送り出すことができるのです。これは、最高の人材を引き寄せるための重要な戦略でもあります。」
—Sherry Aaholm 氏 (VP and CIO for Cummins)

Goodyear は、Microsoft 365 の統合され、適応性のあるツールを使用して、イノベーションを加速し、社内で新しい機能が使えるようにしています。たとえば、Goodyear は、生産性を高め、適正な製品を適正な場所に適正なタイミングに提供するための効率性を生み出す Teams のようなツールを通して従業員をつなげています。

「共同作業の強化は、タイヤ事業においても、タイヤを超えた事業においても、私たちが決断をしたり、イノベーションを進めたりする際に非常に重要です。世代や文化を超えた世界中の従業員たちは、これまで以上に速く、簡単に、考え方やアイデアを共有しています。」
—Sherry Neubert 氏 (CIO for The Goodyear Tire & Rubber Company)

まだ始まったばかりですが、製造業者の皆様の変化を支援できることは大変光栄です。

Hannover Messe のお知らせと詳細

来週、Microsoft チームのメンバーが、年に 1 度の製造業界カンファレンス Hannover Messe に参加します。Microsoft スタンド C40 で、Microsoft がどのようにインテリジェントな製造を実現しているかをぜひご覧ください。

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