Graph Archives - Microsoft 365 Blog http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/tag/graph/ Tue, 28 Jun 2022 18:12:15 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6.1 ハイブリッド ワークに対応した次世代のコラボレーティブ アプリの構築 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/05/25/build-the-next-generation-of-collaborative-apps-for-hybrid-work/ Tue, 25 May 2021 15:00:00 +0000 私たちを取り巻く世界は、前回の Microsoft Build のときと比べて劇的に変化しています。どのお客様もパートナーの皆様も、ハイブリッド ワークの新しい現実に、つまり人々がいつでもどこでも、どのデバイスでも仕事ができるようにすることに注目しています。

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私たちを取り巻く世界は、前回の Microsoft Build のときと比べて劇的に変化しています。どのお客様もパートナーの皆様も、ハイブリッド ワークの新しい現実に、つまり人々がいつでもどこでも、どのデバイスでも仕事ができるようにすることに注目しています。

開発者はこの変革の中心であり、そのことが Microsoft Cloud の上に構築されたアプリの中に現れているのを私たちも目の当たりにしています。本日発表する Microsoft 365 と Microsoft Teams の新しい機能とツールは、新しい働き方のためのソリューションを構築する開発者の力となります。

ハイブリッド ワークのために作られた新しいアプリのクラス: コラボレーティブ アプリ

ハイブリッドでグローバルな働き方を可能にするには、アプリの構築と扱いの方法に対する構造的な変化が必要です。私たちが必要としているのは、個人の生産性向上ではなくコラボレーションを中心とする、新しいクラスのアプリです。そのアプリとは、同期モードと非同期モードのコラボレーションを実現するものであり、そのためのリアルタイムの会議、アドホックのメッセージング、ドキュメント共同作業、ビジネス プロセス自動化のすべてを、単一のオーガナイジング レイヤーで提供するものです。

Microsoft Teams は、まさにコラボレーションの実現を目的として構築されました。毎日 1.45 億人を超える人々が Teams を利用しており、Teams は仕事や学習のためのデジタル プラットフォームとなっています。このことは開発者にとって、創造性を発揮して新たな収益を得る機会となります。つまり、コラボレーションを中心に据えた次世代のアプリを構築する機会です。Microsoft は、この新しいアプリケーションのクラスを "コラボレーティブ アプリ" と呼んでいます。

コラボレーティブ アプリを使って、エンド ユーザーはプロジェクトを完了するための共同作業をいつでも、どこからでも簡単に行うことができます。いくつものアプリやデータの間で切り替える必要がないため、仕事の流れを止めずに進めることができます。また、Fluid のコンポーネントを使用してエンドユーザーが自分で共同作業型のエクスペリエンスを作り、これを Teams や Office のさまざまなアプリでリアルタイムで編集して共有することができます。

開発者の皆様がコラボレーティブ アプリの構築を簡単にできるようにするために、私たちは次のことを重視しています。 

  • 開発者の既存のスキルを使う: 開発者の既存のアプリ ソリューションを Teams と簡単に統合します。標準的な Web テクノロジ、JavaScript といくつかの Teams API を使用して Teams のメッセージ、チャネル、会議にすばやく簡単に組み込むことができます。ServiceNow、Workday、Adobe、SAP をはじめとする多数の独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) がこのことを既に、Microsoft のプラットフォーム上で行っています。
  • 開発をシンプルにする:アプリを Teams 用にビルドすると、そのアプリは多数のプラットフォームで、つまり Windows、macOS、Web、iOS、Android、Linux で動作します。私たちが目指しているのは、開発者がアプリの次の波を作り出すのに必要な学習や作業の量を大幅に軽減することです。ビルドは 1 回で、どこでもデプロイできます。
  • 開発者の選択をサポートする:Microsoft Cloud は、コラボレーティブ アプリを構築するためのフル スタックのテクノロジを提供します。新しいアプリを構築する開発者は、そのニーズに応じて Power Platform、Azure、Graph などのテクノロジを選択できます。
コラボレーティブ アプリのフレームワークを示すビジュアル

Microsoft Cloud 上に構築されるコラボレーティブ アプリのビジョンの詳細については、Jeff Teper によるテクニカル キーノート セッションと、Rajesh Jha による Into Focus のセッションをご覧ください。

コラボレーティブ アプリを Microsoft Teams とともに構築する

コラボレーティブ アプリの構築をさらに支援するために、オーガナイジング レイヤーである Teams のための新しい統合の機会と、機能強化された開発者ツールをご紹介します。

よりリッチなエクスペリエンスを実現する会議用アプリを作る

最高のエクスペリエンスを会議の参加者全員に、リモートか対面かを問わず提供することが重要です。ここでご紹介する新しい機能を利用すると、Teams 会議用に開発するアプリに、よりリッチな会議エクスペリエンスを組み込むことができます。

  • 共有ステージの統合: 現在プレビューとして提供されている "共有ステージの統合" は、開発者のアプリから Teams 会議のメイン ステージにアクセスするための機能であり、アプリのマニフェストの中で単純な構成を行うだけで利用できます。これによって作られる新しい作業場所で会議アプリのためのリアルタイムのマルチユーザー コラボレーション エクスペリエンスが可能になり、ホワイトボード、デザイン、プロジェクト ボードなどのアプリに利用できます。
共有ステージ機能の動作例を示すビジュアル。
  • 新しい会議イベント API : 現在プレビューとして提供中です。会議関連のワークフローを、会議開始や会議終了などのイベントを通じて自動化することができます。その他のイベント API についても、本年中に提供開始が予定されています。
カスタムの Together モード シーンを作成しているところを示すビジュアル。

メディア API とリソース固有の同意: 今夏提供開始予定のこの機能で、音声とビデオのストリームにリアルタイムでアクセスして、文字起こし、翻訳、ノート記録、インサイト収集などのシナリオを構築することができます。これらの API では "リソース固有の同意" が有効化されているため、IT 管理者がこれらのアクセス許可を Teams 管理センターで見ることができ、アプリからアクセスできるのはそのアプリが追加された会議のみであることの検証もできます。

メディア API をアプリの中で使用して音声を文字起こしする例を示すビジュアル。

先日リリースされた Azure Communication Services と Teams との相互運用性で、Teams ユーザーが顧客やパートナーなど、組織外の重要な人々と簡単にやり取りできるようになります。開発者が構築するカスタム アプリケーションで Azure Communication Services (音声、ビデオ、チャットなど) を使用するときに、Teams との組み込みの相互運用性を活用できます。これを利用して開発されたカスタム アプリケーションを使用して、Teams ユーザーが会議に参加し、顧客やパートナーとやり取りすることができます。さらに、Azure Communication Services がバックエンドで Microsoft Teams に接続されているため、Teams アプリ ユーザーについては VoIP とチャットの使用料が無料になるという利点があります。1

Azure Communication Services を使用するアプリの例を示すビジュアル。

Azure Communication Services と Teams との相互運用性は現在プレビューとして提供中です。ぜひご利用ください。

クロスプラットフォームでのコラボレーティブ エクスペリエンスを実現する

私たちが Teams を作ったのはコラボレーションを可能にするためです。そこで、ユーザーどうしのコラボレーションを Teams の中で、およびその他のプラットフォームでもできるようにするための新しい機能をここで紹介します。

Microsoft Teams の中での Fluid コンポーネントは、現在プライベート プレビューとして提供されており、今後数か月のうちにさらに多くのお客様に拡大される予定です。Fluid コンポーネントを Teams チャットの中で使用すると、エンド ユーザーが送信するメッセージに表、アクション アイテム、またはリストを添付し、これを全員がインラインで共同編集することや、Outlook などのさまざまな Office アプリケーションで共有することができます。チーム間の足並みをそろえて作業を効率的に進めるために、Teams チャット間でコンポーネントをコピーして貼り付けることもできます。Fluid コンポーネントを使用すると、ユーザーが一緒にアイデアを出し合い、創造し、決定することができる一方で、会議の回数を減らし、長々と続くチャット スレッドの必要性を最小限に抑えることができます。

Fluid コンポーネントを Teams チャットとモバイルで使用する例を示すビジュアル。

メッセージ拡張機能がまもなく Outlook でサポート開始: 統一された開発エクスペリエンスで、メッセージ拡張機能を Microsoft Teams と Outlook on the web の両方で動作させることができます。ユーザーがメッセージを作成するときに、検索に基づくメッセージ拡張機能一覧が新しいメニューとして提示され、ここから選択できます。たとえば、メールを作成するときに、自分の Teams アプリからのタスクの状態を伝えるメッセージ拡張機能を選択して、チームメートに送信することができます。

メッセージ拡張機能を Outlook on web で使用する例を示すビジュアル。

Teams 内または Teams 用のローコードのアプリ、ボット、フローを簡単に構築できるようにすることに加えて、ローコードのソリューションをエンドユーザーに配布することも簡単になります。まもなく、Microsoft Power Virtual Agents を使用して構築されたボットをセキュリティ グループと広く共有できるようになります。Power Apps を使用して作成されたアプリでは、このことが既にできるようになっています。また、複数の Microsoft Dataverse for Teams 環境の間で一方の環境のアプリ、ボット、フロー、表などの関連リソースを他方で利用することも簡単にできるようにしました。これで、これらの資産を新たなシナリオに確実に活用できます。また、Power Apps のサンプル アプリも継続的にリリースしており、これから Power Apps での開発を開始するのにご利用いただくことができます。

Power App が Teams の中で動作している例を示すビジュアル。

Teams アプリを構築して管理するための開発者ツールキットとリソース

ハイブリッド ワークをサポートする次世代のコラボレーティブ アプリを開発者の皆様が構築するのに合わせて、私たちは皆様の生産性を高めるためのツールやリソースに投資しています。

機能を強化した Microsoft Teams Toolkit for Visual Studio と Visual Studio Code を現在プレビューとして提供中です。これらを利用すると、どの開発者も、開発する Teams アプリを Microsoft スタックと相互作用させ、デスクトップとモバイルの両方で動作させることが簡単になります。開発者が React、SharePoint Framework (SPFx)、.NET のどれを使うかにかかわらず、このツールキットは開発者が熟知して使用しているフレームワークに対応できるように作られています。主な更新点には、シングルライン認証、Azure Functions の統合、SPFx の統合、シングルラインの Microsoft Graph クライアント、IDE と CLI への効率的なホスティングなどがあります。

Teams Toolkit でアプリを作成しているところを示すビジュアル。

Teams Toolkit の詳細情報を参照して Visual Studio Marketplace から今すぐインストールしてください

コードを書くことは最初のステップですが、開発者はアプリの管理と構成も行う必要があります。そのための Microsoft Teams 向け開発者ポータルのプレビューを発表します。この開発者ポータル (旧称 App Studio) は、開発者専用のアプリ管理コンソールとなります。Web 経由で、または Teams の中でアクセスでき、自分のアプリの登録と構成を 1 つの中央の場所から行うことができます。新しい機能は次のとおりです。

  • どの Web ブラウザーとデバイスからでもアクセスでき、ナビゲーションも簡単です。
  • 環境構成を管理します。環境別にいくつものマニフェストを管理する必要がなくなります。
  • 他の開発者とコラボレーションするために、アプリへの読み取り/書き込みアクセス権を他の人に付与します。アプリの共同作業や更新を協力して行うことができます。
  • ISV がサービスとしてのソフトウェア (SaaS) オファーを自社のアプリにリンクさせることができます。新たな Teams 内購入エクスペリエンスを実現できます。
  • アプリの使用状況に関する有益な分析情報を収集できます (プレビュー中)。
開発者ポータルのホーム ページを示すビジュアル。

今すぐ開発者ポータルの使用を開始しましょう。

プラットフォームとしての私たちの成功は、皆様の成功と結びついています。革新的なアプリを Teams 上で構築してきたパートナーの皆様に感謝しています。私たちは、パートナーの皆様が成功できるようにすることをお約束しています。そのために、ユーザーがアプリを簡単に見つけて展開し、導入できるしくみを用意しています。そして、まもなくユーザーがパートナー アプリのサブスクリプションを Teams Store や Teams 管理センターから直接購入できるようになります (請求書またはクレジット カードによる支払い)。これで、ユーザーがアプリを入手して導入するのがさらに簡単になると同時に、パートナーの皆様にとってはソリューションの収益化の機会が増えることになります。

新しいストア内購入エクスペリエンスを示すビジュアル。

データ、インサイト、セキュリティを中心としたエクスペリエンスを届けるための Microsoft Graph

Teams はコラボレーティブ アプリのためのオーガナイジング レイヤーですが、そのアプリ エクスペリエンスの重要な面の 1 つが、Microsoft Graph からの豊富なデータ セットです。Microsoft Graph によって管理されるデータは、コミュニケーション、コンテンツ、人の、数兆件にも及ぶつながりから生成されたものであり、プライバシー、セキュリティ、コンプライアンス、検索がこれに付随しています。これを可能にしているのは、高度な機械学習です。

本日は、Microsoft Graph のエキサイティングな新機能のいくつかをご紹介します。

今年、Microsoft Viva が発表されました。このねらいは、世界中の組織が従業員のエクスペリエンスを最適化し、従業員が新しい働き方で活躍できるようにすることです。Viva はプラットフォームとなるように構築されたものであるため、多数の拡張性ポイントが計画されていますが、その第一弾をここで発表します。Viva コネクション カードは現在プレビューとして提供中で、SharePoint Framework (SPFx) は早期アクセスにサインアップした開発者向けに提供しています。これで、開発者が既製またはカスタムの Web パーツを使用して Viva コミュニティ ダッシュボード、ニュースフィード、従業員向けリソースを構築し、どのプラットフォームやデバイス向けにも最適化することができるようになりました。

Viva コネクションのカードの動作を示すビジュアル。

SPFx の次期リリースへの早期アクセスのサインアップを受け付けています。Viva コネクションのためのネイティブ モバイル エクスペリエンス構築をお考えの場合は、ぜひご利用ください。

誰が組織のデータにアクセスできるかを考えるときは、認証とセキュリティが常に念頭に置かれます。これが理由で、多くの開発者が Microsoft Graph を利用しています。 Microsoft Graph は、Azure Active Directory (Azure AD) のエンタープライズ グレードのセキュリティと認証の能力を中核として構築されています。本日ご紹介する新機能は以下のとおりです。

  • 継続的アクセス評価: 現在プレビュー中のこの機能は、Azure AD による継続的なリソース監視でセキュリティ脅威の発見を可能にするものです。アクセス トークンの失効を、単に短いトークン有効期間に依存するのではなく、重要なイベントやポリシー評価に基づいて行うことができます。 
  • 新しい認証方法 API : 開発するアプリ内でのデータとリソースへのアクセスの管理を、プライマリ、2 段階、またはステップアップ認証を使用して行うことができます。セルフサービス パスワード リセット プロセス (SSPR) を起動することもできます。
  • 外部 ID API の一般提供を開始: 開発するアプリで安全な B2C (business-to-consumer) ユーザー インタラクションを確立できるようになります。これには事前定義済みの、構成可能なポリシーを使用します。ユーザーは、日常的に使用しているアカウントでソリューションに登録できます。

お客様やパートナーの皆様から最もよく寄せられる要望の 1 つは、データを Microsoft Graph に取り込んで Microsoft 365 のさまざまな場所で表面化できるようにすることです。このような理由から、Microsoft Graph コネクタが作られました。これを利用すると、Microsoft 365 内の既存のデータ セットをエンリッチメントするメタデータのオンボード、インデックス作成、表面化ができるようになり、Microsoft Search や電子情報開示などの中核的なエクスペリエンスへの参加が可能になります。 Microsoft Graph コネクタについては、次のように多数の更新を近日中に行うことをお知らせします。

  • AAD 以外のソースからの人物プロファイルのエンリッチメントのサポート。管理者が Microsoft Graph コネクタからのプロパティを組織内の Microsoft 365 人物カードにマッピングできるようになります。
  • 新しい JiraConfluence のコネクタ。これらは Microsoft が構築したものであり、本年中に提供を開始します。
  • Search の結果を Microsoft Teams のモバイルとデスクトップのクライアント、および Windows Search Box にも拡張します。
  • Graph コネクタでの電子情報開示サポートの開発者プレビューを 2021 年夏に開始予定です。

また、Microsoft Graph データ接続がプレビューとして Azure での提供を開始したこともお知らせします。Microsoft Graph データ接続はセキュリティと高スループットを特長とするコネクタであり、特定の Microsoft 365 生産性データセットを Azure テナントにコピーすることを目的としています。開発者やデータ サイエンティストが組織的な分析の作成や、AI と機械学習モデルのトレーニングを行う場合に理想的なツールです。ほとんどの Microsoft 365 製品は、ユーザー単位/月単位で料金が設定されていますが、Microsoft Graph データ接続は従量制課金サービスとして提供されます。したがって、開発したソリューションで使用されたデータの分だけをお支払いいただくことになります。

Microsoft Graph データ接続の詳細については、技術ドキュメントをご覧ください。

最後に、私たちは皆様が、人を中心とするエクスペリエンスを Microsoft 365 プラットフォーム全体にわたって作成できるようにしたいと考えていますが、Microsoft のさまざまな製品で動作させるために別々のコードを書くことが最善ではないことも理解しています。そのような理由から、アダプティブ カードのユニバーサル アクションの提供を開始することになりましたことをお知らせします。これで、Azure Bot Framework を使用してアダプティブ カードを 1 つだけ構築して実装し、これを Teams と Outlook のモバイルとデスクトップのクライアント間でシームレスに同期させることができます。

詳しくは、Microsoft Graph ブログの全文をご覧ください。

どのエンドポイントでもシームレスに動作するモダンな Windows アプリを構築する

リモート ワークへの、そして今ではハイブリッド ワークへの移行に伴い、PC はこれまで以上に欠かせない存在となっています。13 億台を超えるデバイスで Windows 10 が稼働していますが、Windows 上で構築されたモダン アプリは、ユーザーが生産性を維持するために不可欠なものとなっています。Windows は、働く人々が常につながって生産性を維持するために不可欠であり、開発者にとっては、限界を押し広げ、人々を助けるための新しい革新的な方法を見つけるチャンスです。

Windows の開発者の皆様は、Project Reunion の重要性を既にご存知のことと思います。Project Reunion では、モダンな Windows テクノロジや新機能に加えて、既存のデスクトップ (Win32) の優れた機能にアクセスできます。一貫性のある、モダンなインタラクションとユーザー エクスペリエンスを WinUI 3 で実現することに加えて、優れたシステム パフォーマンスとバッテリー駆動時間をアプリで利用できます。このような理由から、本日 Project Reunion 0.8 のプレビューを発表します。これで、開発する Windows アプリをクライアントとクラウド両方のエンドポイントに対してシームレスに作成し、モダン化することができます。デバイスのハードウェアに合わせて最適化されたエクスペリエンスを構築することができ、アプリの発見と管理も簡単になり、将来を考えて Arm64 にも対応しています。主な更新内容は以下のとおりです。

  • Windows 10 バージョン 1809 へのダウンレベル サポート: このバージョンは、Windows エコシステムの中の巨大な市場であり、長期サービス ブランチの 1 つです。
  • .NET 5 のサポート: 開発者の現在のニーズに応えるのに役立ちます。これには WPF や WinForms も含まれます。
  • WinUI 3 と WebView 2 でモダンな、互換性のある UI 開発がサポートされます。Windows の構築に使用されているのと同じテクノロジを使用します。

詳細情報をご覧になり、Windows アプリのモダン化を Project Reunion 0.8 プレビューで開始しましょう

私たちは、多くの開発者がコマンドライン ツールとシェルを使用していることを理解しています。たとえばコマンド プロンプト、PowerShell、Windows Subsystem for Linux (WSL) です。Windows ターミナルで、開発者は美しく洗練された、モダンなコマンドライン エクスペリエンスを Windows で利用することができます。そして今年、これを既定のターミナル エミュレーターとして設定できるようになりましたことをお知らせします。これで、すべてのコマンドライン アプリを Windows ターミナル経由で起動できるようになりました。また、Quake モードという新機能もリリースしました。新しいターミナル ウィンドウを Windows 内のどこからでも、シンプルなキーボード ショートカットで開くことができます。

Windows ターミナルの新機能をぜひご利用ください。

また、Windows Subsystem for Linux (WSL) で GUI アプリがサポートされるようになりました。これで、ツールとワークフローのすべてをシームレスに、自在に使用することができます。Windows では、開発者が望む方法で作業できます。どのワークフローともシームレスに統合し、GUI アプリ、Linux、GPU アクセラレーションを使用した機械学習トレーニングを実行できます。

WSL の更新情報についての詳細情報をご覧ください。

ロボティック プロセス オートメーション (RPA) に注目する組織がますます増えています。その目的は単純な繰り返しのタスクから複雑なワークフローまで、ビジネス プロセスを効率化することです。Ignite で、Power Automate Desktop を Windows 10 ユーザーに追加費用なしで提供することを発表しましたが、その後の月のダウンロード数が前月比で 6 倍に増加しました。これは、お客様が自分で繰り返し型のタスクやワークフローを自動化するのに役立つノーコード RPA に未開拓の可能性があることを証明しています。現在私たちは、自動化に最も適したプロセスに優先順位を付けることをさらに簡単にしようとしています。このたび一般提供を開始したプロセス アドバイザーはプロセス マイニングの機能です。人々がどのように作業するかについてのインサイトが提示されるので、自動化から当て推量を排除できます。これで、ワークフローのタスクのマッピング、組織のボトルネックの発見、自動化に最も適した時間のかかるタスクの特定などをすべて、Microsoft Power Automate の中から行うことができます。

Power Automate Desktop とプロセス アドバイザーの詳細については、こちらをご覧ください

学ぶ。つながる。コードを書く。

今週の Microsoft Build が皆様にとって素晴らしい時間となることを願います。Microsoft 365 プラットフォーム全体を網羅した素晴らしいセッションの数々をご用意しています

ハッピー コーディング!

その他のリソース

Microsoft 365 での開発についての詳細は、以下のリソースをご覧ください。


1Microsoft Teams エンドポイントでの VoIP とチャット利用は、Microsoft 365 のライセンスに含まれています。

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新しい Microsoft Teams エクスペリエンスからまったく新しい Project Cortex まで — Microsoft 365 の近日公開予定の機能 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2019/11/04/from-new-microsoft-teams-experiences-to-the-all-new-project-cortex-heres-whats-coming-soon-to-microsoft-365/ Mon, 04 Nov 2019 14:00:14 +0000 米国フロリダ州で本日行われた Microsoft Ignite カンファレンスで、6 つの主な投資分野における Microsoft 365 の新しいイノベーションを発表しました。その投資分野とは、生産性、知識、ワークフロ

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米国フロリダ州で本日行われた Microsoft Ignite カンファレンスで、6 つの主な投資分野における Microsoft 365 の新しいイノベーションを発表しました。その投資分野とは、生産性、知識、ワークフロー、セキュリティ、コンプライアンス、管理です。Microsoft 365 は世界の生産性クラウドであり、これらの新機能に共通するテーマは、どのように AI (人工知能) を使用して、生産性の限界を押し広げる新たなすばらしいエクスペリエンスを導入するかということです。Microsoft Teams の新しい機能強化から、Teams 以来初めての新しいサービスまで、多くのお知らせがあります。さっそくご紹介しましょう。

生産性

Microsoft 365 の生産性向上ツールは、AI を使用して、ユーザーによる創作、コラボレーション、文章作成、プレゼンテーション、整理、仕事の管理をお手伝いします。中核的な生産性におけるイノベーションは、2 つの機会に焦点を当てています。最新のイノベーションを活用するまったく新しいエクスペリエンスを創出することと、使い慣れたアプリと強力なクラウド サービスのエクスペリエンスに新たな命を吹き込むことです。

Microsoft Teams

Microsoft Teams は、チームワークを実現するためのハブです。Teams のお客様からの要望に応えて、プライベート チャネル、マルチウィンドウ チャット、会議と通話、チャネルのピン留め、To Do や Planner とのタスク統合が実現したことをお知らせします。Outlook と Teams とのコラボレーション能力を改善する作業を行っており、これによってメール スレッドを Teams チャネルに送信してディスカッションを続けることが簡単になります。

また、Yammer のアプリを Teams に組み込んでいます。ユーザーがこのアプリを左側のレールにピン留めできるようになり、Teams が少数精鋭のチーム コラボレーションと広くオープンなコミュニティの両方に最適なハブになります。さらに、業種に合わせたイノベーションとエクスペリエンスとして、医療機関と現場担当者向けのツールを導入します。医療機関が B2C のバーチャル診察をスケジュールして実施するための機能として “仮想コンサルティング” を導入しました。また、SMS サインインやグローバル サインアウトなどの新しい機能によって、現場担当者が各自のモバイル デバイスから Teams に、すばやく簡単にアクセスできます。

新しい Microsoft Edge

Microsoft Edge と Microsoft Bing は、ビジネスに最適な Web ブラウザーと検索エンジンです。こちらでお知らせしているように、まったく新しい Chromium ベースの Microsoft Edge ブラウザーの一般提供の目標が 2020 年 1 月 15 日に決定しました。リリース候補はこちらからダウンロードできます

このまったく新しい Microsoft Edge の特徴は、新しいタブ ページです。ここから Microsoft 365 のファイル、サイト、インターネット検索に直接アクセスできるので、タブを開くたびに生産性向上へのポータルが開くことになります。さらに、新たに Microsoft Search が Bing で統合され、仕事での情報検索が Web 検索と同じくらい簡単になりました。ファイル、人、オフィスの座席表、略語定義などの会社情報を Microsoft 365 エコシステム全体から検索する作業を、検索バーから直接実行できます。

最後に、Microsoft Edge にあらゆるデバイスからアクセスできるようになりました。これには Windows 10、Windows 8x、Windows 7、macOS、iOS、Android が含まれます。パスワードとお気に入りがすべてのデバイスでシームレスに共有されます。そして、Azure Active Directory (Azure AD) ネイティブ サインインを使用して、仕事用のファイルをスマートフォンから直接検索できます。

Microsoft Edge の新しい検索機能を示す GIF

Office モバイル アプリ

誰もが外出先でモバイル デバイスから作業できることを求めています。また、このエクスペリエンスをシンプルにして改善する方法を常に模索しています。本日、Office の新しいモバイル エクスペリエンスを発表します。これは、Office スイートで特に人気の高い 3 つのアプリ、Word、Excel、PowerPoint を 1 つの外出用アプリにまとめて、モバイルの生産性を向上させるものです。これで、これらのアプリを別々にダウンロードする必要はなくなり、外出先で生産性を発揮するのに必要なものすべてを手に入れることができます。また、新しい “アクション” ウィンドウでは、外出先でよく行う操作、たとえば PDF の作成や署名、デバイス間のファイル共有などを直感的に行うことができます。

この新しい Office アプリでは、モバイル デバイス独自の利点が活用されているため、コンテンツの作成が簡単になります。ドキュメントを撮影して編集可能な Word ファイルに変換することや、印刷物の中の表を Excel スプレッドシートに変換することができます。本日パブリック プレビューとして公開を開始した Office アプリは、Android 版は Google Play ストアからiOS 版は Apple の TestFlight プログラムから入手できます。

机の上にある Office アプリのアイコンのアニメーション画像。ストップ モーション写真の中でこれらが集まり、最終的には新しい Office Mobile アプリのホーム画面になります。

Fluid Framework

Build 2019 で、Fluid Framework を発表しました。この新しいテクノロジと一連のエクスペリエンスは、シームレスなコラボレーションを実現するためにアプリ間の障壁を取り除くものです。主な特長は 3 つあります。まず、Fluid Framework に基づくエクスペリエンスでは、複数の人が Web やドキュメント コンテンツで共同編集するときの速度と規模が業界トップクラスになります。2 つ目は、コンポーネント化されたドキュメント モデルです。作成者はコンテンツを共同作業しやすいようなビルディング ブロックに分解し、さまざまなアプリケーションでこれらのビルディング ブロックを編集したら、再び 1 つのドキュメントにまとめるという方法で、より柔軟性の高い新しい種類のドキュメントを作ることができます。3 つ目は、Fluid Framework ではインテリジェントなエージェントが活動するスペースがあり、人が作業する傍らでテキストの翻訳、コンテンツの取得、編集の提案、コンプライアンスのチェックなどを行います。

本日は、Fluid Framework のエンド ユーザー エクスペリエンスのパブリック プレビューと、開発者向けのプライベート プレビューを発表します。将来的には、これらの機能が Microsoft 365 全体のエクスペリエンス、たとえば Teams のチャット、Outlook のメール、SharePoint のポータル、OneNote のノート、Office のドキュメントなどの中で活躍することを期待しています。

ノート PC がデスクトップ PC に変形し、その後に多数の Office アプリ画面が現れるアニメーション画像。Fluid Framework のパワーを表しています。

Cortana

AI は、Outlook でのパーソナライズされたエクスペリエンスを作り出し、Cortana をユーザー専属の生産性アシスタントにしています。本日発表する iOS 版 Outlook の “メール メッセージを再生” は、未読メールの処理をハンズフリーでできるようにする機能です。新しい自然音声言語認識を搭載した Cortana が、新着メールをインテリジェントに読み上げ、その日の予定の変更を教えてくれます。また、”メール メッセージを再生” では男性の声も選べるようになり、生産性向上パーソナル アシスタントのエクスペリエンスをさらにカスタマイズできます。また、Outlook のスケジューラーのプレビュー版リリースも発表します。これを使用すると、会議のスケジュール設定と参加者の調整を Cortana に任せることができます。

来月からは、毎日その日の準備も Cortana がお手伝いできるようになります。会議の要約、その日に関係するドキュメント、メールで行った約束のフォローアップを忘れないようにするリマインダーが、ブリーフィング メールとして送信されます。

4 台のスマートフォンを横に並べた画像。パーソナル アシスタントとしての Cortana のパワーを表しています。1 つは Outlook の受信トレイ、次の 2 つはモバイル会議が表示され、最後の 1 つは Cortana がメールにフラグを設定しようとしていることを示しています。

Office での AI

ユーザーは忙しく、考えることがたくさんあります。そして、To Do リストにはさらにたくさんの項目が並んでいます。このことを理解して、ここ 1 年の間に AI の魔法を Office に取り入れ、ユーザーがさらに多くを達成できるようにしました。イノベーションによって、たとえばデジタル ペンで Excel にデータを入力することや、Word での音声文字起こし (新規または既存の音声ファイルを文字に変換します) ができるようになります。PowerPoint 用 Presenter Coach (Web 用のパブリック プレビュー段階) は、ビジネス プロフェッショナル、教師、学生のプレゼンテーションの効果を高めます。このようにして Office に AI を導入し、ユーザーの生産性向上のお手伝いに取り組んできました。

本日も、その取り組みが続いています。Excel で自然言語クエリがサポートされるようになりました。人間に話しかけるようにデータに関する質問を行い、すぐに答えを得ることができます。数式を書く必要はありません。Office Insider 参加者が利用できるこの新しい自然言語機能で、ユーザーは Excel 経験レベルにかかわらず、データのインサイトと可視化をさらに利用しやすくなります。

また、仕事から離れる時間を計画しやすくし、仕事に関するベスト プラクティスも引き続き改善していきます。たとえば、MyAnalytics には、ユーザーが休暇に備えるための機能として、不在通知設定の自動化や、コラボレーション相手への不在時間の連絡、不在で出席できない会議に関する問題の解決などがあります。Outlook の [インサイト] ウィンドウに統合された MyAnalytics は、ベスト プラクティスを提示できるようになりました。たとえば会議の迅速な予約、議題の追加、会議のフォロー アップなどがあり、さらに AI に基づく新しい推奨事項が Outlook に追加され、ユーザーがメールを送信するときに受信者の稼働時間外の場合はその配信を遅らせることができます。

Microsoft Project

先週、新しい Microsoft Project の一般提供により、私たちはプロジェクト管理に関する新たなビジョンの実現に向かって大きな一歩を踏み出したことを発表しました。新しい Project の特徴は、シンプルで直感的な、デザインを一新したユーザー エクスペリエンスです。Teams ですばやく新しいメンバーを追加してタスクをセットアップしてから、グリッド、ボード、タイムライン (ガント) チャートを簡単に切り替えて進行状況を追跡することができます。Project は Microsoft 365 ファミリの一部であるため、Teams や Office などの使い慣れたアプリ内部での接続を通してプロジェクト チームが時間を節約し、生産性を向上させることができます。さらに、新しいサービスによってプロジェクトの可視性が高まり、強力なツールによって将来のニーズに備えることができます。魅力的な対話型レポートを Power BI で作成し、各プロジェクトのあらゆる面を可視化してひとめで理解することができます。さらに、組織内のすべてのプロジェクトの全体像をビジュアルな対話型カードで把握できます。

次の 1 年間に、リソース管理、予算分析、時間と費用の追跡など、新しい Project 用のさらにすばらしい機能を続々リリースする予定です。これらの強力な機能によって、より複雑なイニシアティブをすっきりと整理できるようになり、ビジネスにおける ROI の最大化に役立ちます。

知識

Microsoft 365 の新しい投資分野をお知らせします。それは、知識です。生産性インフラストラクチャのクラウドへの移行には、コストの節約やオペレーションの効率化など、多くの利点があります。さらに、新しいシナリオも可能になります。Microsoft 365 では AI を使用して、組織全体にわたって知識を特定、整理、配信できるようになりました。適切な情報だけが、適切なタイミングで提供されます。生産性とは、効率の向上だけではありません。組織の集合知を集めて適用することも重要です。互いに協力して、より多くを達成できるようにするためです。

Project Cortex

本日、Project Cortex を発表します。これは、Teams の提供開始以来となる、Microsoft 365 の新しいサービスです。Project Cortex は AI を使用して知識ネットワークを作成します。このネットワークでは、組織のデータに対して推論を行い、プロジェクトや顧客などの共有トピックに自動的にまとめます。また、関係する知識を組織内の人々に届けるために、その人が毎日使うアプリの中にトピック カードやトピック ページを表示します。

さらに Project Cortex は、ビジネス プロセスの効率化を実現するために、組織のコンテンツを対話型の知識リポジトリに変換します (イノベーションによってスマートなコンテンツ取り込みが可能です)。ドキュメントを分析してメタデータを抽出し、洗練されたコンテンツ モデルを作成できます。マシン ティーチング機能によって、専門家がシステムに、準構造化されたコンテンツを理解する方法を教えることができます。知識検索 (knowledge retrieval) によって、ドキュメント、会話、会議、ビデオなどに埋もれていることが多い貴重な知識に人々がアクセスしやすくなります。既に SharePoint にあるコンテンツに基づき、Project Cortex は Microsoft 365 全体と外部システムにわたってコンテンツを結びつけます。ユーザーは、セキュリティ、コンプライアンス、ワークフローが組み込まれた状態で、情報を管理し、プロセスを整理できます。

新しい Yammer

Yammer のデザインが一新され、多数の新機能で人々がつながり、コミュニティを構築し、組織全体で知識を共有できるようになりました。新しい Yammer では美しくインテリジェントなエクスペリエンスが各種のデバイスにわたって実現し、Teams、SharePoint、Outlook との新たな統合が導入されます。Yammer を使用して、ライブやオンデマンドのイベントをブロードキャストできるようになりました。Web カメラやデスクトップ共有を利用する効率的なプロダクション オプションもあります。また、短編のビデオを Yammer モバイル アプリから直接共有することもできます。さらに、電子情報開示、データ ガバナンス、Yammer の管理を Microsoft 365 管理センターに一元化しました。

Microsoft Search

本日、生産性を向上する Microsoft Search の新しいイノベーションを発表しました。情報、インサイト、人を見つけやすくなり、検索中心のアプリケーションの開発が可能になり、Microsoft Search の利点を Microsoft 365 以外のコンテンツにも広げることができます。検索機能は、組織全体の情報が 1 か所に集まったときに最大の効果を発揮できることを私たちは認識しています。Microsoft とパートナーが提供する 100 以上の新しい Microsoft Search コネクタを使用して、異種システムからの情報を単一の Microsoft 365 検索エクスペリエンスに集約できるようになりました。

また、新しい Graph API を使用して、Microsoft Search の上にカスタム アプリケーションを開発し、検索を組織のニーズに合わせることもできます。さらに、より強力な検索エクスペリエンスも Microsoft 365 に導入され、属性やスキルを使用した高度な人物検索や、ビデオ検索、頭字語検索、セマンティクス検索が可能になります。

 SharePoint で Search を使用しているユーザーのスクリーンショット。

Microsoft Stream

ビデオは、知識と学習を記録して共有するためのメディアとして、ますます強力になっています。Microsoft Stream では、AI の応用によってビデオの中のコンテンツを引き出します。これには会議の録画も対象であり、そのための機能として自動文字起こしが追加されています。AI によって、新しい音声補正機能も実現しています。背景の雑音が除去されるので、話されている言葉に集中できます。また、短いビデオをモバイル デバイスから作成して Yammer、Teams、PowerApps で共有できるようになったため、ビデオがコミュニケーションと学習のコンテンツ タイプの新たな主流になります。

Workplace Analytics

Workplace Analytics によって、人々の働き方と、ビジネスや組織の成果への影響に関する知識の獲得がさらに簡単になります。ビジネス リーダーはインサイトをひとめで把握し、会議の文化、マネージャーの習慣、組織のネットワーク、顧客リレーションシップをすばやく理解して改善できます。業種ベンチマークは、生産性に影響を与える一般的なパターン (たとえば、フォーカス時間や、稼働時間外に仕事から離れられることなど) について、状況を把握するために役立ちます。さらに、アナリスト ツールセットも強化しました。AI ドリブンのプロセス分析では、「四半期のビジネス レビュー」などのキーワードを使用して、特定のビジネス活動に投じられた時間とリソースを明らかにし、長期的な改善を実現することができます。

ワークフロー

ワークフローのイノベーションによって、ビジネス プロセスの効率化と改善を、コードを書かずに実施できるようになります。このアプローチでは、時間とコストを節約できるだけでなく、現実の仕事の進行に最も関係の深い人々がプロセス オートメーションを実行できるようになります。

Power Platform と Teams との統合

Power Platform では、ユーザーがルーチン タスクを自動化し、カスタム アプリを作成し、データを簡単に扱うことができます。Power Platform と Teams との統合によって、これらのツールをユーザーが発見してアクセスしやすくなります。また、会話というアプローチで生産性の向上を図ることができ、たとえばマネージャーがチャットで直接承認することや、カスタム アプリをチームが必要とする場所にピン留めするといったシナリオが考えられます。

本日、これらの能力を強化する新しい機能を発表しました。Power Apps で作成したアプリを Teams アプリとして公開できるようになりました。また、そのアプリをユーザーが各自の左側レールにピン留めできるようになりました。また、Power Automate トリガーとアクションを新しく追加しました。ユーザーはカスタム メッセージ アクションの設定や通知の送信など、チームや個人の一般的なタスクの実行を効率化できるようになります。さらに近日中には、リッチな Power BI プレビューを Teams チャットで参照する機能が搭載され、Power BI タブの機能が強化される予定です。ユーザーは Teams ですべてのデータを参照し、データに関する議論を簡単に実行できるようになり、データ ドリブンな意思決定が加速します。

Office Scripts

Office Scripts では扱いづらいプロセスを単純化し、繰り返し作業を自動化できるため、少ない労力でより多くを達成できます。本日、Excel にスクリプトを導入しました。この新しいプロセス オートメーション機能で、ワークブック内でのアクションを記録してスクリプトとして保存できます。保存したスクリプトを Power Automate と統合して、自動実行のスケジュールを設定することや、より大きなフローに統合することができます。Office Scripts については、年内にパブリック プレビュー版の提供を開始する予定です。

Office Scripts を Microsoft Excel で使用しているアニメーション画像。右側のウィンドウでユーザーがスクリプト レコーダーを開いています。

セキュリティ

AI を利用した新機能によって、組織の貴重な資産のセキュリティを維持しながら従業員が自由にコラボレーションすることが簡単になります。

Microsoft Authenticator

Azure AD プランのお客様は (これには無料プランも含まれます)、Microsoft Authenticator アプリを使用して、Microsoft アプリと Microsoft 以外のアプリの両方に、パスワードレスで安全にアクセスできるようになりました。パスワードは、サイバーセキュリティにおける最も弱いリンクであり続けています。Azure AD と Microsoft Authenticator を使用すると、パスワードレスに移行してユーザー エクスペリエンスの向上とサポート コストの節減を実現するとともに、2 要素または多要素認証 (MFA) を実装してセキュリティを高めることができます。MFA を導入すると、フィッシングやその他のアイデンティティ ベースの攻撃リスクを最大 99.9% 削減できるので、セキュリティ向上の最善策といえます。また、150 シート以上のお客様は Microsoft にお問い合わせいただけば、FastTrack 経由でこの機能をセットアップすることもできます。

Azure AD の新たな価値

Azure AD Cloud Provisioning によってクラウドへのアイデンティティの移動が簡単になりました。オンプレミス同期サーバーが不要になり、代わりに軽量のオンプレミス エージェントを使用します。この方法では、複数の、接続されていないオンプレミス Active Directory (AD) フォレストからのプロビジョニングが可能になります。また、クラウドのパワーを活用して、ディレクトリに関する一般的な課題、たとえば同期の複雑さやデータ変換ロジックなどに対処できるようになります。この機能は、複雑な組織や M&A を管理する大企業のお客様における最上位のニーズに対処するものであり、可用性を高めるとともに、実装と運用のコストを削減します。

Microsoft Defender Advanced Threat Protection (ATP)

Microsoft Defender ATP のエンドポイント検出と対応 (EDR) 機能を、プレビュー版として macOS デバイスで利用できるようになりました。Linux サーバーのサポートを次に追加する予定です。これは、脅威対策ソリューションにおける複数プラットフォーム対応を拡大するという Microsoft のコミットメントの一環です。Microsoft の世界レベルのエンドポイント保護と EDR 機能は Windows に対して既に利用されていますが、大企業のお客様の多くは、さまざまなテクノロジ プラットフォームの複雑な組み合わせを管理しており、これには多数のオペレーティング システムも含まれています。その環境全体に対する保護が必要です。この継続的な投資によって、お客様が必要としている幅広い保護が得られ、1 つの統合ビューを管理者とセキュリティ対策担当者の両方が利用できるので、セキュリティ インシデント発生時のエンタープライズ全体の調査と対応が可能になります。

Application Guard for Office

現在プライベート プレビュー中の Application Guard for Office は、悪意のある可能性を秘めた Word、Excel、および PowerPoint ファイルに対するハードウェア レベルのコンテナー ベース保護を実現します。Microsoft Defender ATP を活用して、ドキュメントが悪意のあるものか、信頼できるものかを明らかにします。

コンプライアンス

新しいイノベーションでリスク管理をシンプルにし、自動化します。これには AI を利用して威力を何倍にも高めます。複雑化が進むコンプライアンス要件と、ますます増加する内部関係者による脅威に先回りします。

内部関係者によるリスクの管理

過去 12 か月間に内部関係者による攻撃を受けた組織は、驚きの 53% にのぼります。これらのリスクや違反を特定するために必要な労力は決して小さくなく、セキュリティ、人事 (HR)、法務の効果的なコラボレーションに加え、プライバシーとリスク管理の間のバランスが取れたアプローチが必要になります。本日発表する Microsoft 365 の Insider Risk Management は、Office、Windows、Azure、および人事システムなどのサード パーティ システムにわたって、内部関係者による脅威、リスク、倫理規定違反の迅速な特定と修復を支援します。Insider Risk Management は、Microsoft Graph やその他のサービスを活用して、複数の信号をインテリジェントに関連付けて隠れたパターンや潜在的なリスクを特定し、ファイル アクティビティ、コミュニケーションにおける感情、そして通常とは異なるユーザー行動に関するインサイトをリアルタイムで提示します。Insider Risk Management には一連のプレイブックが含まれており、デジタル知的財産の盗難や機密性の侵害といったリスクに合わせて構成できるので、脅威を効果的に特定して行動を取るのに役立ちます。また、プライバシーを考慮して設計しているため、調査の初期段階では、リスクのあるユーザーの表示名を既定で匿名化することができます。

コンプライアンス スコア

コンプライアンスとリスク管理チーム全体でリスクの評価と管理を効果的に行うために必要な知識とツールを備えることは、これまでになく重要になっています。より効果的なデータ保護コントロールの実施に役立つように、Microsoft コンプライアンス スコアのパブリック プレビューを発表します。これは、リスク評価をシンプルにして自動化を可能にするものです。Microsoft コンプライアンス スコアを使用すると、データ保護管理の評価と監視を継続的に実施できるようになります。スコアを向上させる方法の明確なガイダンスを受け取り、組み込みのコントロール マッピングを活用してコンプライアンスの取り組みをさまざまな規制や標準に拡大することができます。

一般データ保護規則 (GDPR) や ISO 27001 などの複雑な規制の専門家でなくても、コンプライアンスに必要なアクションをすばやく学び、進歩に貢献することができます。また、米国カリフォルニア州の消費者プライバシー法 (CCPA) やその他の GDPR スタイルの規制に対応する新しい評価も導入しました。コンプライアンス スコアは現在パブリック プレビュー中で、すべての Microsoft 365 エンタープライズ プランの Microsoft 365 コンプライアンス センターで利用できます。

現在プレビュー中の Microsoft コンプライアンス スコアのメーターを表す画像。

管理

管理に関する新しいイノベーションによって、Microsoft 365 はクラウドと AI を活用し、組織が保有するすべてのデバイスについて、セットアップ、セキュリティ保護、監視、管理を支援します。

Microsoft エンドポイント マネージャー

Microsoft エンドポイント マネージャーは、組織のテクノロジ資産に含まれるすべてのエンドポイントを一元化した形で安全に管理するための、統合されたソリューションです。Microsoft Intune と System Center Configuration Manager の機能とデータを組み合わせて、新しいインテリジェントなアクションと分析を追加したエンドポイント マネージャーは、シームレスでエンドツーエンドの管理を Windows、Android、Apple のデバイス、アプリ、ポリシーに対して行うものであり、移行時の複雑さや生産性の阻害はありません。今後数か月の間に登場する Microsoft エンドポイント マネージャーの機能とエクスペリエンスにご期待ください。また、すべてのお客様が Microsoft エンドポイント マネージャーの利点を活用できるように、Intune を既存の SCCM のお客様の Windows PC 管理に利用できるようにします。2019 年 12 月 1 日から、これらのデバイスを Microsoft エンドポイント マネージャーで共同管理し、Autopilot や Desktop Analytics などクラウドを利用した機能を使い始めることができます。

Microsoft 生産性スコア

Microsoft 生産性スコアは 2 つの分野に焦点を当てます。従業員のエクスペリエンスと、テクノロジのエクスペリエンスです。どちらも、組織がどのように機能しているかを可視化し、エクスペリエンスの改善が可能なところを特定するためのインサイトが得られ、スキルやシステムを向上させるためのアクションが提示されるので、すべての人々が最善の仕事をできるようになります。

従業員のエクスペリエンスは、従業員の生産性とエンゲージメントを高めるために Microsoft 365 がどのように役立っているかを示します。人々がどのようにコンテンツ上でのコラボレーションを行っているか、場所を問わず仕事ができているか、会議の文化を育てているか、そして互いにコミュニケーションを取っているかを数値で表すことで、仕事を完了するためのさまざまな方法が見えてきます。一方、テクノロジのエクスペリエンスは、組織の環境内のポリシー、デバイス設定、ハードウェアとアプリケーションのパフォーマンスを評価してインサイトを提示するとともに、Microsoft エンドポイント マネージャーでアクションを提案します。

Managed Meeting Rooms

生産性の高い会議は、モダン ワークプレイスでの成功に不可欠です。リモート コラボレーションの急激な普及も相まって、会議の効果を高めるには適切な会議室テクノロジと環境が必要と考えるビジネス リーダーが増えています。本日、Microsoft の新しい会議室管理サービス、Managed Meeting Rooms のプライベート プレビューを発表します。このクラウドベースの IT 管理とセキュリティ監視サービスで、Teams 会議室のセキュリティが確保され、最新バージョンに保たれ、先回り方式で監視が行われるため、優れた会議室内エクスペリエンスが実現します。これまで、100 社を超えるお客様にご利用いただき、1,500 を超える会議室を管理してきました。現在はプライベート プレビューとなり、さらに多くのお客様にご利用いただくことができます。参加に関心をお持ちの場合は、お知らせください

グローバル閲覧者

セキュリティ態勢を改善するために、管理者としてのアクセス許可は業務上必要なユーザーだけに与えられるようにしたいという要望をいただいています。実のところ、お客様からのご要望の中でも上位に入ります。このたび発表する Azure AD と Microsoft 365 管理センターでの新しい管理者の役割は、組織内の全体管理者の数を減らすのに役立ちます。たとえば、グローバル閲覧者という役割を付与された管理者は Microsoft 365 全体の情報を見ることができますが、設定やデータの変更を行うことはできません。これからは、グローバル閲覧者の役割を割り当てると、組織内のレポート、計画、監査、調査をサポートする管理者に必要以上の特権を与える必要がなくなります。また、グローバル閲覧者の役割を他の管理者の役割 (たとえば Exchange 管理者) と組み合わせると、組織内での管理者特権の割り当ての管理をさらに細分化してスコープを定めることができます。

オンボーディング ハブ

Microsoft からセキュリティと管理効率の向上のための指針を示してほしい、というご要望もいただいています。Microsoft 365 管理センターのセットアップ領域にあるオンボーディング ハブに追加された新しいエクスペリエンスが、Microsoft 365 全体にわたって機能を発見し、学習し、利用するのに役立ちます。この機能には、Azure AD やその他の管理者用ポータル、たとえばセキュリティ/コンプライアンス センターなども含まれます。お客様の現在の構成と管理アクティビティに基づいて推奨事項がインテリジェントに提示されるので、セキュリティ態勢の改善、データ規制に対するコンプライアンスの維持、アプリの最新状態の維持、コストの削減に役立ちます。

Microsoft 365 管理センターでのオンボーディング ハブのスクリーンショット。

Microsoft 365 管理センター (admin.microsoft.com) での新しい推奨事項。

グローバル閲覧者の役割を使用したオンボーディング ハブへのアクセスは、Microsoft 365 で計画や監査のアクティビティを実行する強力で安全な方法です。グローバル閲覧者は推奨事項を見て評価し、実装手順とユーザーへの影響を学習し、現在の管理権限の割り当てを見ることができますが、テナントや構成変更を加えることはないからです。

Office 365 グループ

Office 365 グループは、Microsoft 365 全体におけるコラボレーションを強化してチームワークを推進するメンバーシップ サービスです。これは、Teams、SharePoint、Outlook、Yammer、Microsoft Stream など 20 を超えるアプリケーションの中核的な土台となる機能です。グループの管理エクスペリエンスに多数の改善を実施し、新たにライフサイクル管理とコンプライアンスの機能を追加したことをお知らせします。たとえば、グループに対してチームをすばやく作成する、削除済みグループを一覧表示して復元する、グループ メールの別名を編集する、秘密度ラベルを使用するといったことができます。また、セルフ サービスのグループ作成と管理を有効にすることもできます。これで、IT 部門が設定した保護枠とポリシーによる制御の下で、ユーザーがチームや Yammer チャネルを作成できるようになります。

フィードバックをお送りください

世界の生産性向上クラウドである Microsoft 365 でのイノベーションはどれも、お客様とお客様の組織が新たな形で生産性を発揮してより多くを達成するのに役立つように設計されています。これらの新機能をお客様と共有できることをうれしく思います。そして、フィードバックとインサイトをお待ちしています。

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世界規模の生産性向上クラウド – Microsoft 365 の人を中心とした新しいエクスペリエンス http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2019/05/06/build-2019-people-centered-experiences-microsoft-365-productivity-cloud/ Mon, 06 May 2019 15:30:25 +0000 本日の Microsoft Build 2019 において、Microsoft 365 の最新の技術革新が発表されました。Microsoft 365 は、Office 365、Windows 10、Enterprise

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本日の Microsoft Build 2019 において、Microsoft 365 の最新の技術革新が発表されました。Microsoft 365 は、Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security を 1 つに統合したソリューションとして、約 2 年前に初めてリリースされました。それ以来、Microsoft Teams、Microsoft Search、Microsoft Stream などの新しい製品が発表され、時間や場所を問わずに使用できる、密接に連携した 1 つの環境セットを利用できるようになりました。これは、Office の作成方法を多くの点で踏襲しています。Office は、30 年以上前に Word、Excel、PowerPoint を統合した生産性アプリとして作成され、世界で最も広く使用されているスイート製品になりました。Microsoft は、Microsoft 365 で世界規模の生産性向上クラウドを構築しており、どんなデバイスでもスマートに共同作業できるソリューションを提供しています。本日発表された更新機能は、ユーザー間、アプリ間、デバイス間の障壁を解消して新しい働き方を実現するための、Microsoft の取り組みの新たなステップです。

これらのすべてのイノベーションの基盤となっているのは、Microsoft Graph です。Microsoft Graph は、Microsoft Cloud 内のお客様の生産性アクティビティに関する、セキュリティ保護され法令に準拠した記録です。これは、ドキュメント、アプリ、デバイス間にまたがった、組織の作業のコンテキストを提供し、開発者は人間中心のクロスプラットフォーム エクスペリエンスを作成することができます。Microsoft Graph は、「クラウド生まれの」エクスペリエンス (Microsoft Teams、Microsoft Search、MyAnalytics など) から既存のアプリ (Word、Excel、PowerPoint など) での最新のクラウド接続コラボレーションにいたるまで、Microsoft 365 の最も重要なコンポーネントを強化します。以下では、これらのエクスペリエンスの最新の更新情報と、それらの機能を実現可能にした基盤となる開発者テクノロジについて説明します。

ブラウジングでも開発でも Microsoft Edge でオープン Web を活用

Microsoft は昨年の 12 月に、今後のデスクトップ版 Microsoft Edge の開発において、Chromium オープンソース プロジェクトを採用することを表明しました。より大きな Chromium オープンソース プロジェクトと連携することで、お客様に対してはよりよい Web の互換性を提供し、Web 開発者については Web の断片化を最小限に留めることができます。本日の Build において、Windows 10 版 Microsoft Edge の次期バージョンに搭載される以下の新機能を発表します。これらは、現在ユーザーがブラウザーに対して感じている基本的な不満の一部を解消します。

  • Internet Explorer モード: Internet Explorer モードにより、Internet Explorer が Microsoft Edge の新しいタブとして表示されます。 これにより企業は、従来の Internet Explorer ベースのアプリを最新のブラウザーで実行することができます。
  • プライバシー ツール: プライバシー コントロール機能の追加により、ユーザーは Microsoft Edge で 3 つのプライバシー レベル ([制限なし]、[バランス]、[制限あり]) から選択できるようになりました。選択したオプションに応じて、Microsoft Edge では Web での第三者による追跡が制限されるため、ユーザーは選択の幅が広がり、透明性が高まり、よりパーソナライズされたエクスペリエンスを得ることができます。
  • コレクション: コレクションを使用すると、現在ユーザーが Web に対して感じている情報過多の課題に対処し、コンテンツの収集、整理、共有、エクスポートをより効率的に行うことができます。また、Office とも統合されます。

さらに、Chromium 互換 Web サイトまたは拡張機能を作成している開発者のために、追加の作業を行うことなく、Edge ブラウザーでも同じ互換サイトを表示できるようにしました。これらの機能およびその他の機能は、Microsoft Edge の次期バージョンの提供時期に合わせて段階的に提供されていく予定です。最新のプレビュー ビルドをダウンロードするには、Microsoft Edge Insider サイトにアクセスしてください。本日の発表の詳細については、開発者ブログをご覧ください。

Fluid Framework に基づく新しいレベルの共有可能な対話型 Web エクスペリエンス

Microsoft では、すべてのブラウザーで Web の生産性と共同作業を向上することにも取り組んでいます。本日、新しいレベルの共有可能な対話型エクスペリエンスを Web 上に構築するための開発者向けテクノロジである、Fluid Framework を発表します。これは、以下の 3 つの主な機能を提供します。第 1 に、Fluid Framework に基づくエクスペリエンスでは、業界トップクラスの速度と規模で、Web およびドキュメントのコンテンツを複数ユーザーで共同編集できます。第 2 に、コンポーネント化されたドキュメント モデルが提供され、作成者は共同作業用にコンテンツをビルディング ブロックに分解することができます。ビルディング ブロックは複数のアプリケーション間で使用でき、より柔軟性の高い新しい種類のドキュメントとしてまとめることができます。第 3 に、Fluid Framework にはインテリジェント エージェント用のスペースがあり、テキストの翻訳、コンテンツの取得、編集の提案、コンプライアンスのチェックなどの作業を、人間と一緒に行ってくれます。Microsoft では、このテクノロジを開発者に広く提供し、Word、Teams、Outlook などの Microsoft 365 のエクスペリエンスにも統合して、これらのツールによる共同作業を変革したいと考えています。今年後半に、開発者向けのソフトウェア開発キットと、Fluid Framework を利用した最初のエクスペリエンスが提供される予定です。

実行中の Fluid Framework のスクリーンショット。9 つの異なる画面でライブ翻訳を実行中。

コマンドから会話へ: インテリジェント エージェントへの新しいアプローチ

Build の午前の部で、仮想エージェントへの新しいアプローチのデモが行われました。このアプローチでは、制限のある自己完結型のコマンドから真の会話型エクスペリエンスに移行できます。従来の仮想エージェントへのアプローチでは、手動で選別された一連のスキルや意図を利用して、人が話す内容とバックエンド システムの適切なアクションを対応付けます。結果として、現在の仮想エージェントは、スキルを組み合わせたり、今の対話のコンテキストを次の対話に持ち越したりすることができません。

昨年 Microsoft は、Semantic Machines という企業を買収し、これに伴って、対話型 AI の世界的なリーダー数人も Microsoft の従業員となりました。私たちは、Microsoft の研究者たちと協力して、画期的な新しい対話型 AI テクノロジを構築しました。これは、複数回のやり取りを想定し、複数のドメイン、複数のエージェントをまたがる新しいレベルのエクスペリエンスを強化するもので、やり取りから次のやり取りまでの記憶を形成して、生産性を向上します。これはスキルの境界を越え、Microsoft の内外で複数のバックエンド サービスを接続します。Microsoft は、Web サイトやアプリと同じように、あらゆる組織が独自のコンテキストを備えた専用のエージェントを持ち、それらのエージェントをシームレスに相互運用できる将来を目指しています。

この新しい対話型エンジンは Cortana に統合され、Bot Framework およびその他の Azure サーフェスなどを通じて開発者に提供される予定です。これにより、Microsoft と Microsoft の顧客エコシステム全体で対話型エクスペリエンスが強化されます。

Microsoft Graph データ接続を使用して、効果的な作業パターンに関する詳細な分析情報を導出

データは、文化の変革や新しい働き方を実現するための強力な要因になります。本日 Microsoft は、Microsoft Graph データ接続の一般提供の開始を発表します。これは、Azure Data Factory を活用して、組織が Microsoft Graph の生産性データと独自のビジネス データを安全かつ大規模に組み合わせることができるようにするサービスです。Microsoft Graph は、個人や組織が自身の働き方を把握するのに役立つすばらしいリソースですが、売上や基幹業務のパフォーマンスなど、作業のコンテキストや成果に関するデータがなければ、完全に把握することはできません。データ接続では、組織がデータの制御を維持したまま、データを安全かつ準拠した方法で 1 つにまとめることにより、組織全体に適用できる効果的な作業パターンについての詳細な分析情報を引き出すことができます。Build 2019 で Microsoft Graph について発表されたすべてのトピックの詳細については、このブログ記事をご覧ください。

Microsoft Search を使用して組織の集積された知識を活用

本日、Microsoft Search の一般提供が発表され、お客様へのロール アウトが開始されました。組織の集積された知識は最も強力なツールの 1 つであり、Microsoft Search を使用すれば、作業の流れを止めることなく、その知識を活用することができます。検索ボックスは、毎日使用する Microsoft 365 のエクスペリエンス (Office、SharePoint、OneDrive、Outlook、Windows、Bing など) 全体で同一の場所に、目立つように配置されるようになりました。Microsoft Search は Microsoft Graph と密接に連携し、職場のデスクトップから移動中のモバイル デバイスまで、場所や時間を問わず必要なときに、関連する人、コンテンツ、コマンド、アクティビティを Microsoft 365 全体から検出することができます。Microsoft Search の詳細については、このブログ記事をご覧ください。

Microsoft Search の画像。「Daisy office」と入力したユーザーと、彼女のリストに表示された連絡先、ファイル、サイト。

MyAnalytics で、中断を最小限に抑えて仕事に集中

立て続けの会議や緊急の要求が珍しくないモダン ワークプレイスでは、最高の仕事をするために必要な時間やスペースを見つけて、集中力を維持できない場合があります。今夏から、フォーカス時間を優先するのに役立つ Microsoft 365 の新機能のプレビュー版を提供します。フォーカス時間は、中断なく集中して仕事をするために予定表で確保されている時間枠です。Microsoft Teams などの Microsoft 365 エクスペリエンスでは、Microsoft Graph により予定されたフォーカス時間が自動的に確保され、通知は保留にされるため、中断することなく仕事をすることができます。さらに、フォーカス時間を定期的に設定できるように、MyAnalytics にはフォーカス プランが用意されています。これにより、毎日のフォーカス時間が空き時間に基づいて柔軟かつ自動的に予約されます。また、Outlook での作業中は、未処理のタスクに対応するためのフォーカス時間を予約できるように、AI を利用した候補が表示されます。

紹介ビデオ

Outlook の操作可能なメッセージおよび Word のインライン タスクでアクションを迅速に実行

ますます変化が激しくなっている世界では、迅速なアクションが必要不可欠です。開発者は、Outlook のアダプティブ カードを利用して Outlook Mobile 用の操作可能なメッセージを作成できるようになりました。操作可能なメッセージにより、ユーザーはアプリを切り替えることなく操作をすぐに実行できるので、よりすばやく作業を完了させることができます。操作可能なメッセージを使用すると、経費報告書の承認、ドキュメントへのアクセス許可、フォーカス時間の予約、簡単なアンケートへの回答を受信トレイから行うことができます。さらに、Word 文書で @メンション インラインを使用して他のユーザーの注意を引き、文書を閉じることなく、同僚に仕事を割り当てたり、質問したり、すぐに確認するよう求めたりすることができるようになりました。昨年の夏に発表された Word Online のインライン タスクを確認してください。

MyAnalytics で利用されているフォーカス時間のスクリーンショット。

Word の新機能「アイデア」: AI を利用したクラウド内のエディター

より生産的に作業できるように、Microsoft 365 全体で AI を利用しており、ユーザーの能力を高め、作業を支援しています。本日、Word のアイデアを発表します。Word をお使いのすべてのユーザーは、AI を利用したエディターをクラウドで使用することができます。アイデアは、文章を書いているときに、より簡潔で読みやすく、インクルーシブな文書にするためのインテリジェントな候補を提供します。さらにアイデアは機械学習を利用して、難解なフレーズを書き換えるための候補も提案します。アイデアは文書の閲覧時にも役立ちます。Microsoft Graph のデータを利用して、推定閲覧時間を表示し、要点を抜き出し、略語の解読を表示します。アイデアのプレビューは、この 6 月から Word Online で使用できます。Office および Microsoft 全体の AI の詳細については、Microsoft AI ブログをご覧ください。

AI を利用して文法や文章の候補を表示する Word のアイデアのスクリーンショット。

Microsoft Teams: チームのすべてのアプリを結ぶハブ

今年の Build では、Microsoft 365 の Microsoft Teams も話題の中心となります。アプリ、そして開発者プラットフォームとしてのトピックが提供されます。Teams は、Microsoft 365 でチームワークを実現するためのハブとして重要な役割を果たし、現在 500,000 以上もの組織で使用されています。Microsoft は引き続き Teams の技術革新を進めており、ライブ キャプション、背景のカスタマイズ、データ損失防止、便利なホワイトボードのカメラなど、最新機能を追加しています。さらに本日、新しいポリシーのサポートを発表します。これにより IT 管理者は、サードパーティ製アプリや基幹業務アプリを特定の役割または部門に展開して固定することにより、ユーザーの Teams エクスペリエンスをカスタマイズできます。

Microsoft 365 用の新しい開発者ツール

最後に、未来の作業エクスペリエンスを構築する開発者がいなければ、これらのイノベーションはいずれも実現することはできません。Microsoft 開発者プラットフォーム担当本社副社長である Kevin Gallo は、このブログ記事で Microsoft 365 全体の新しい開発者向けツールについて詳細に説明しています。まったく新しい Windows ターミナルなどの魅力的な開発者向けツールを提供し、開発者の作業を支えています。新しい React Native for Windows は、開発者がクロスプラットフォームの Web コードを自然に作成するためのシンプルな方法を提供します。また、Windows Subsystem for Linux 2 は、Linux の互換性を向上し、Docker コンテナをネイティブに実行して開発を簡素化することができます。

以上、Microsoft 365 エクスペリエンスと開発者プラットフォームに対する最新の更新についてご紹介しました。これらのテクノロジの実例を確認するには、Build 2019 サイトの Vision Keynote、Microsoft 365 Tech Keynote、さまざまな Microsoft 365 セッションをご覧ください。皆様がどのように活用されるか楽しみにしております。

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Microsoft Teams を使用して、現場の最前線で働く従業員がより効率的に作業できるようにするための 3 つの方法 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2019/01/09/3-new-ways-microsoft-teams-empowers-firstline-workers-to-achieve-more/ Wed, 09 Jan 2019 14:00:02 +0000 本日、現場の最前線で働く従業員が最高の仕事をするために役立つ Microsoft Teams の 3 つの新機能をご紹介します。現場の最前線で働く従業員は、小売、接客、旅行、製造などのさまざまな業界において、サービスまた

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本日、現場の最前線で働く従業員が最高の仕事をするために役立つ Microsoft Teams の 3 つの新機能をご紹介します。現場の最前線で働く従業員は、小売、接客、旅行、製造などのさまざまな業界において、サービスまたはタスクを優先的に行う役割があり、世界中に 20 億人以上存在します。

Microsoft では、現場のデジタル効率を高めるための新機能を導入し、Teams を拡張しています。本日発表する内容には、位置情報の共有などのモバイル専用機能を備えたカスタマイズ可能なモバイル エクスペリエンス、Teams と人材管理システムの統合を実現するシフト スケジューリング ツール用の Graph API、マネージャーや従業員が Teams 内で同僚を簡単に評価できるようにするための新しい Praise 機能が含まれます。

ここでは新機能について見ていきましょう。

カスタマイズ可能な Teams モバイル エクスペリエンスおよび新しいモバイル機能を使用して、現場の最前線で働く従業員が通信と共同作業を効率的に行えるようにする

小売業者、航空機乗組員、フィールド サービス従業員などの現場の最前線で働く従業員は、仕事の性質上、常に移動しています。多くの場合、このような従業員は組織内で他者と情報を共有する必要があるため、セキュリティ保護されていない個人ユーザー向けチャット アプリを使用して同僚と通信しようとします。しかし、この場合はセキュリティとコンプライアンスのリスクが生じるほか、プロセスが非効率的なものになります。本日は、移動中に通信と共同作業を効率的に行うために必要なツールを現場の最前線で働く従業員に提供する、カスタマイズ可能な新しいモバイル Teams エクスペリエンスをご紹介します。これはシンプルで使いやすく、セキュリティ保護されているほか、位置情報の共有スマート カメラなど、現場の最前線で働く従業員に特に関係のあるいくつかの新しいモバイル専用機能や、音声メッセージを記録および共有する機能も備えています。カスタマイズ可能なモバイル エクスペリエンスは、今日より利用できます。

従業員には、その役割に応じて異なる機能が必要です。プライベート チャット、カレンダー、および通話へのアクセス権が必要となる場合もあれば、チームおよびチャネルへのアクセス権のみが必要な場合もあります。IT 管理者は、必要とする最も重要な Teams 機能に対し、各従業員に役割ベースのアクセス権を付与できるようになりました。この機能は、あらゆる役割の従業員に対して使用できます。その際に、IT 管理者はカスタム ポリシーを作成するか、または新たに提供されるようになった 現場担当者構成ポリシー テンプレートを使用するかを選択できます。従業員は、最も必要なモジュールをモジュール トレイからナビゲーション バーに固定することで、エクスペリエンスをさらにカスタマイズできます。

3 台の iPhone に Teams の新機能が表示されている。すべての会話の一括管理 (左)、位置情報の共有と音声メッセージの記録 (中央)、およびナビゲーション メニューのカスタマイズ (右)

カスタマイズ可能なモバイル Teams エクスペリエンスと新しいモバイル機能: すべての会話の一括管理 (左)、位置情報の共有と音声メッセージの記録 (中央)、およびナビゲーション メニューのカスタマイズ (右)。

新しい API を使用して人材管理システムと Teams を統合する

多くの企業は、人材管理システムを利用して、シフトのスケジューリング、給与、福利厚生、時間、勤怠など、現場に関連する重要な運用タスクを管理しています。Microsoft では、組織が既存の人材管理システムと Teams を統合できるようにする、新しい API のセットを開発しています。

最初の API は、Teams でのスケジュール管理ツールである Graph API for Shifts です。すべてのお客様が Shifts を Teams で使用できるようになり、新しい API を使用して Shifts と企業のスケジューリング システムを統合できます。これによりマネージャーや従業員は、Teams から直接、人材管理システムにシームレスにアクセスできるようになります。Graph API for Shifts は、今四半期にパブリック プレビューが提供されます。

Microsoft Teams の Shifts 機能が表示されている 2 台のスマートフォンが並んでいる画像。

Shifts を使用すると、マネージャーはシフト スケジュールを簡単に計画し、チーム メンバーはスケジュールを確認してスケジュールの変更を要求することができます。これらはすべてリアルタイムで行うことができます。

新しい Praise 機能を使用して、現場の最前線で働く従業員と連携し意欲を高める

小売業者などの現場の最前線で働く従業員は、企業のブランドを代表する主要な役割を果たしますが、この部門の人材は高い離職率を示す場合があります。従業員との関係を深め、また従業員を評価するための措置を講じれば、従業員の満足度が高まり、離職率を低下させる大きな効果が期待できます。今四半期に展開される新しい Praise ツールを使用すると、マネージャーおよび従業員は Teams アプリ内で同僚を簡単に評価でき、チーム全体が見ることができます。

Teams で使用される新しい Praise 機能が表示された 2 台のスマートフォン。

Praise を使用してバッジの共有をし、あらゆる成功を祝ったり、評価をチーム メンバーに伝えたりして、より強い仲間意識を築きましょう。

次週は、年に一度の小売産業会議である NRF 2019 に Microsoft チームのメンバーが出席します。ブース #3301 にお越しください。また、Teams によって現場の効率を高める方法の詳細について、現場の最前線で働く従業員向けの Teams に関するページもご覧ください。

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コンテンツを Microsoft 365 に格納してスマートに活用 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2018/08/28/microsoft-365-is-the-smartest-place-to-store-your-content/ Tue, 28 Aug 2018 16:00:09 +0000 モダン ワークプレイスでは、イノベーションと生産性の向上に対する期待が高まっており、従業員はより短い時間でより多くのことを達成する必要に迫られています。世界で成功している大多数の企業は、これに対処するために、Micros

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モダン ワークプレイスでは、イノベーションと生産性の向上に対する期待が高まっており、従業員はより短い時間でより多くのことを達成する必要に迫られています。世界で成功している大多数の企業は、これに対処するために、Microsoft 365 を利用して仕事のやり方を一新し、コンテンツの管理やコンテンツでの共同作業に OneDrive for BusinessSharePoint を使用しています。

Microsoft は本日、近年重点的に投資を行っている人工知能 (AI) と機械学習を、OneDrive for Business および SharePoint に保存されたコンテンツでも利用できる機能を今後順次提供していくことを発表しました。これにより、生産性を向上し、より多くの情報に基づいた意思決定を行い、より高度なセキュリティを維持することができるようになります。

生産性の向上

高い生産性を維持するには、コンテンツを一から作り直すのではなく、既存のコンテンツをいかに活用するかが鍵となります。歴史的に見てこれは、デジタル コンテンツ (特に画像、ビデオ、オーディオ ファイルを含むコンテンツ) が急増している中で、簡単に行えることではありませんでした。これまでは、このような種類のリッチ ファイルは管理が面倒で、多くの情報から取捨選択して必要なときに必要な情報を見つけ出すのが非常に困難でした。

ビデオとオーディオの書き起こし – 今年後半以降、OneDrive および SharePoint 内のビデオ ファイルやオーディオ ファイルで自動書き起こしサービスが標準で利用できるようになる予定です。これは、Microsoft Stream で利用可能な AI テクノロジと同じテクノロジを使用しています。ビデオを見る、またはオーディオ ファイルを聞いていると、完全な音声情報の書き起こし (アクセシビリティと検索機能の両方を改善する) が、業界をリードするビューアーに表示されます。サポートされるファイル形式は、320 種類を超えます。これにより、個人のビデオやオーディオの資産を利用できるだけでなく、他のユーザーと共同作業して、最高の作品を制作することもできます。

ビデオとその内容を書き起こしたテキストを右側のサイド バーに表示した画面のスクリーンショット。

ビデオを組織全体で広く利用するための準備が整ったら、それをアップロードして Microsoft Stream に発行することができます。今後も引き続き、書き起こしサービスに加えて、ビデオ内の顔検出や自動キャプションなど、AI を利用したその他の機能も入手できるようになります。重要な点は、オーディオおよびビデオのコンテンツは、Microsoft Cloud から移動しないということです。つまりコンテンツは、コストが高く安全ではない可能性のあるサードパーティ サービスを通過することはありません。

オーディオ、ビデオ、画像の検索昨年 9 月に発表したとおり、OneDrive および SharePoint に保存された写真や画像の価値を引き出すための取り組みを行っています。写真の撮影場所の判断、被写体の認識、写真内のテキストの抽出には、ネイティブの安全な AI を使用します。この認識機能とテキストの抽出機能により、画像もドキュメントと同じように簡単に検索できます。たとえば、スキャンしたレシートのフォルダーを検索して、「寿司」と記載されたレシートを見つけ出すことができます。 さらに、前述の書き起こしサービスにより、ビデオやオーディオのファイルもすべて検索できるようになります。

Office 365 で寿司のレシートの検索結果を表示した画面のスクリーンショット。

インテリジェントなファイルの候補 – 今年中に、関連ファイルの候補を表示する新しいファイル ビューを OneDrive と Office.com のホーム ページに導入する予定です。候補となるファイルの選択には、Microsoft Graph のインテリジェンスが利用されます。Graph が Microsoft 365 全体でのユーザーの作業のやり方、共同作業の相手、共有されているコンテンツに対するアクティビティを理解し、それに基づいてファイルが選択されます。ユーザーの行動や共同作業者間の関係性を深く理解できる機能は Microsoft 365 特有のものであり、OneDrive や SharePoint 内のコンテンツで共同作業を進めるに従って強化されていきます。

Office 365 内での検索で、インテリジェントな候補を表示した画面のスクリーンショット。

AI の機能により既存のコンテンツを再利用することで、新しいドキュメントの作成もさらに容易になります。Word 2016 および Outlook 2016 のタップ機能は、現在の作業状況を理解して、OneDrive および SharePoint に保存されているコンテンツの候補をインテリジェントに表示します。これにより、新しい文書またはメールの作成中に、別のファイルの段落、表、グラフィック、グラフなどを再利用することができます。

より多くの情報に基づいた意思決定

革新的な AI を利用することで、OneDrive と SharePoint ではコンテンツでの作業が容易になり、より多くの情報に基づいて意思決定を行うことができます。

ファイルの分析情報 – 今年初め、ファイル カードの更新がロール アウトされ、OneDrive および SharePoint に保存されたファイルについて、アクセス統計情報が提供されるようになりました。これにより、誰がファイルにアクセスし、どんな操作を行ったかを確認できるようになり、次のアクションを決定するのに役立ちます。今年中には、これらの有益なファイル統計情報をネイティブの Office アプリケーションの操作環境から直接アクセスできるようにする予定です。

SharePoint の [ドキュメント ビュー] を示すスクリーンショット。

さらに、ファイル カードに追加の分析情報が導入されます。文書を読み終えるために要する時間や文書の要点などの重要な情報が、「サマリ」を使ってひと目でわかるように表示されます。これにより、ユーザーは、文書を読み進めるか、または保存して後で読むかを選択できます。

文書の要点と読み終えるまでに要する時間を表示した Word 文書の「サマリ」を示すスクリーンショット。

インテリジェントな共有 – 今年中に、関連コンテンツを会議参加者と簡単に共有できるオプションを提供する予定です。たとえば、PowerPoint を使用してプレゼンテーションを行った場合、会議終了後、そのプレゼンテーションを他の参加者と共有するかどうかを確認するメッセージが表示されます。また、OneDrive モバイル アプリでは、同じ会議中に撮影された写真 (たとえば、同僚と新しいアイデアのブレーンストーミングを行ったホワイトボードの写真など) を共有するかどうかを確認するメッセージが自動的に表示されます。これらはすべて、Outlook の予定表に従って行われます。この種の実世界インテリジェンスを使用すれば、全員が常にすばやく情報を把握し、すぐに次の作業に進むことができ、OneDrive および SharePoint にコンテンツを保存すれば特に活用できます。

Outlook でインテリジェントにファイルを共有する方法を示した 2 つのスクリーンショットを並べた画像。

データ分析情報 – 今年初めの SharePoint Virtual Summit で、Microsoft Flow の柔軟性と Azure Cognitive Services の能力を利用して、すばやく OneDrive および SharePoint のコンテンツにインテリジェンスを導入する方法を紹介しました。これらのサービスでは Microsoft Azure の機能が利用されているため、感情分析、キーワード抽出はもちろん、カスタム画像認識の機能を利用できます。しかも、Microsoft Cloud 内でコンテンツがセキュリティ保護され、コストが高く安全ではない可能性のあるサードパーティ サービスを通過することはありません。さらに、Microsoft Flow と緊密に連携することで、これらの認識サービスで提供される情報を使用して、画像の整理、通知の発信、またはより幅広いビジネス プロセスの呼び出しを行うカスタム ワークフローを、OneDrive および SharePoint 内で直接設定することができます。

Microsoft Flow のマーケティング分析を示すスクリーンショット。

セキュリティの向上

ファイルを OneDrive や SharePoint に保存する場合、コンテンツの保護、コンプライアンスの確保、悪意のある攻撃の阻止にも AI が役立ちます。

OneDrive Files Restore – 今年初め、Microsoft は Windows Defender ウイルス対策との統合を含む OneDrive Files Restore をリリースしました。これは、違反を識別し、修復とファイルの回復の手順をガイドすることで、ランサムウェアの攻撃から守ります。30 日間の完全なファイル履歴と洗練された機械学習により、潜在的な攻撃を早期に発見できるので、OneDrive に格納されるファイルはすべて安全に保護されます。特に、Known Folder Move により、OneDrive へのファイルの移行がこれまで以上に簡単になりました。

インテリジェントなコンプライアンス – 前述の画期的なテクノロジにより、OneDrive および SharePoint に保存されたテキスト コンテンツに対して、ネイティブのデータ損失防止 (DLP) ポリシーを適用でき、またネイティブの電子情報開示検索を実行できますが、今年中に、これらの重要なコンプライアンス機能をオーディオ、ビデオ、画像でさらに簡単に使用できるようになります。まもなく、写真から抽出されたテキストや、オーディオ/ビデオの書き起こしテキストを利用して、これらのポリシーを自動的に適用し、そのコンテンツを保護することもできるようになります。

始めよう

以上のとおり、Microsoft は AI の分野に業界トップの投資を行っており、それを活かすことで、Microsoft 365 の OneDrive および SharePoint はコンテンツの最もスマートな格納場所になりました。実際、Microsoft は Gartner 社の「コンテンツ共同作業プラットフォーム マジック クアドラント レポート」と「コンテンツ サービス プラットフォーム マジック クアドラント レポート」の両方でリーダーとして認められています。それだけでなく、Forrester 社の「Forrester Wave™: 企業向けファイル同期/共有プラットフォーム部門 2017 年第 4 四半期」のレポートで、クラウドとハイブリッドの両方でもリーダーとして認められています。

Fortune 500 企業の MGM Resorts InternationalWalmartJohnson Controls InternationalTextron と同様、コンテンツを OneDrive および SharePoint に移行すれば、上記のメリットはもちろん、その他多くのメリットをすぐに実現できます。Microsoft では今後も引き続き、これらの機能や他の新しい AI 機能に投資を行い、お客様がその価値を活かしてより多くのことを達成できるよう、支援を続けてまいります。

Microsoft は、コストを削減し、コンプライアンスとセキュリティを向上すると同時に、ファイル、動的な Web サイトとポータル、ストリーミング ビデオ、AI、複合現実を含む、モダン ワークプレイスのためのコンテンツ コラボレーションを変革するという大胆なビジョンを持っています。フロリダ州オーランドで開催される 2018 年の Microsoft Ignite (9 月 24 日から 28 日まで) にぜひご参加ください。モダン ワークプレイスで AI を利用してコンテンツの共同作業を促進する方法をさらに詳しく発表する予定です。この模様は、オンデマンドでもご覧いただけます。

 

Gartner, Inc., Magic Quadrant for Content Collaboration Platforms, Monica Basso, Michael Woodbridge, Karen Hobert, July 3, 2018.
Gartner, Inc., Magic Quadrant for Content Services Platforms, Karen Hobert, Michael Woodbridge, Joe Mariano, and Gavin Tay, October 5, 2017.

Gartner 社の免責事項:
Gartner は調査結果に記載された特定のベンダー、製品、サービスを推奨するものではありません。また、技術ユーザーに、高い評価を得たベンダーのみを選択するよう助言するものでもありません。Gartner の調査結果は Gartner の調査組織の意見で構成されており、事実の表明として解釈すべきではありません。Gartner は、明示または黙示を問わず、本調査の商品性や特定目的への適合性を含め、保証するものではありません。

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Microsoft 365 は、世界中の人々の働き方を支えるインテリジェントなアプリを構築する力を開発者に与えます http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2018/05/07/microsoft-365-empowers-developers-to-build-intelligent-apps-for-where-and-how-the-world-works/ Mon, 07 May 2018 15:29:52 +0000 本日、毎年恒例の Build 会議で、AI と複合現実に支えられ最新のコンピューティング環境に合わせて設計された、インテリジェント クラウドとインテリジェント エッジへと Microsoft のプラットフォームを根本から

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本日、毎年恒例の Build 会議で、AI と複合現実に支えられ最新のコンピューティング環境に合わせて設計された、インテリジェント クラウドとインテリジェント エッジへと Microsoft のプラットフォームを根本から変革するためのビジョンと戦略について、Satya Nadella と Scott Guthrie が語ります。明日は、開発コミュニティの皆さんに向け、現在の複数の感知および複数のデバイスを利用する世界での Microsoft 365 の活用方法についてご紹介します。

Microsoft は以前から Build の場で、開発者プラットフォームとしての Windows と Office の大きな可能性について述べてきました。実際に、現在 Office 365 は月間 1 億 3,500 万人もの法人のアクティブ ユーザーを抱え、Windows 10 を搭載したデバイスは 7 億台に迫っています。

しかし、Microsoft の使命は基本的に、Microsoft と皆さんが一体となって Windows と Office 両方の力を Microsoft 365 プラットフォームでどれだけ有効に利用できるかにかかっています。

Microsoft 365 が Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security (EMS) を結び付けて包括的、インテリジェントで安全なソリューションとし、従業員の能力を高める様子を示す画像。

Microsoft 365 は、Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security (EMS) を結び付けて包括的、インテリジェントで安全なソリューションとし、従業員の能力を高めます。

よくご存知でない方のために説明すると、Microsoft 365 は Office 365、Windows 10、Enterprise Mobility + Security (EMS) を結び付けて包括的、インテリジェントで安全なソリューションとし、従業員の能力を高めます。これは世界最大の生産性プラットフォームとして、インテリジェント エッジの不可欠な要素です。またこれにより、さまざまなデバイスの種類や、視覚や音声などのさまざまなコンピューティングの「感知」機能を含め、全体がスマートに機能するように、開発者は操作環境を作成できるようになります。

現在、皆さんの多くは自身を Windows か Office の開発者であると捉えているでしょう。Windows と Office のユーザーを対象にした Web 開発者であるかもしれませんし、モバイル開発者として、モバイルの操作環境をどのように他のデバイスと揃えるかを考えているかもしれません。今週の Build 2018 が終了したときには、皆さんが自分を Microsoft 365 開発者であると考えるようになっていれば幸いです。

新しい Microsoft 365 エクスペリエンスが顧客に大きな成功をもたらす

今週、Microsoft はさまざまなデバイスとプラットフォームを対象にした一連の機能と更新、そしてユーザーと開発者に向けた Web 環境とアプリケーション環境の高度な融合を発表します。 昨年の Build では、複数のプラットフォームを使用しているお客様に対する Microsoft の取り組みについてお話ししました。現在、この取り組みを拡張して、より多くの Microsoft 365 サービスをさまざまなプラットフォームやアプリケーションに展開するだけでなく、お客様の既存の Windows PC 環境を携帯電話とより適切に結び付けることで、開発者との連携が強化されるようにしています。今回の発表内容は次のとおりです。

  • Windows 10 で、お使いの携帯電話と Windows PC を結び付ける新しい方法。テキスト メッセージ、写真、通知に瞬時にアクセスできるようになります。1 つのすばやい動きだけで、携帯電話の写真をドラッグして Windows PC 上のドキュメントに簡単にドロップできるようになることを想像してみてください。携帯電話はポケットにしまったままです。この新しいエクスペリエンスは、Windows Insider Program で間もなく開始されます。

ノート PC とモバイル デバイスが Windows 10 経由で接続されている画像。

Windows 10 で、お使いの携帯電話と Windows PC を結び付ける新しい方法。テキスト メッセージ、写真、通知に瞬時にアクセスできるようになります。

  • Android 版 Microsoft Launcher アプリケーションの更新。企業ユーザーは Microsoft Intune から基幹業務アプリケーションに簡単にアクセスできるようになります。Android 版 Microsoft Launcher は、複数のデバイスにわたるアプリケーション起動のためのタイムラインもサポートするようになります。今日の iPhone または iPad の Microsoft Edge ブラウザーのセッションは、Windows 10 PC のタイムライン環境のときに含めます。明日は、今年中に iPhone 上のその同じタイムラインに Microsoft Edge を使ってアクセスできるようになることをお見せします。

更新後の Android 版 Microsoft Launcher アプリケーションでは、企業ユーザーは Microsoft Intune から基幹業務アプリケーションに簡単にアクセスできるようになります。

Android 版 Microsoft Launcher と iPhone および iPad 版 Microsoft Edge が表示されているノート PC とモバイル デバイスの画像。

Android 版 Microsoft Launcher と iPhone および iPad 版 Microsoft Edge にタイムラインが登場します。

  • さまざまなアイテムを簡単に整理し、前回の作業内容に戻ることができる Sets の更新。Sets を使用すると、同種のものをまとめることができるため、作成に必要な時間が短縮されて生産性が向上します。ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーションは、初期設定のままで Sets と連携するので、開発者は顧客とのつながりを確保できます。そのうえで、いくつかの簡単な変更を加えると、Win32 アプリケーションや Web アプリケーションも Sets でサポートできます。

さまざまなアイテムを簡単に整理できる Sets を示したスクリーンショット。

簡単にさまざまなアイテムを整理し、前回の作業内容に戻ることができる Sets の更新。

  • Microsoft 365 でのアダプティブ カードのサポート。会話形式で充実した対話型コンテンツを作成できます。その結果として、エンド ユーザーは経費報告書の承認や GitHub での課題に対するコメント作成を、Outlook のメールや Teams のチャットから直接行うことができます。アダプティブ カードを基盤として、Outlook での支払い機能も導入します。Microsoft Pay を使用すると、受信トレイから直接、すばやく安全に請求書への支払いを行うことができます。多数の Microsoft パートナーが Microsoft Pay のサポートを Build で発表する予定です。

アダプティブ カードにより、開発者は会話形式で充実した対話型コンテンツを作成できます。

Microsoft 365 でのアダプティブ カードのサポートにより、開発者は会話形式で充実した対話型コンテンツを作成できます。

Microsoft 365 が開発者にもたらす新しいチャンス

Microsoft 365 プラットフォームの中心には Microsoft Graph があります。これにより開発者は、Microsoft Cloud 内の人、会話、スケジュール、コンテンツを線で結び付けることができます。Microsoft Graph の力を利用して、他では得られないコンテキストと分析情報を手に入れ、優れたアプリを開発しましょう。明日は、Microsoft Graph による新しいチャンスについて語るほか、新しいツールと Microsoft 365 の組み合わせにより、自由に選んだ言語とフレームワークで設計、作成できる柔軟性を手に入れ、人々がよりスマートに働ける方法を生み出せるようになるということについても説明します。今回の発表内容は次のとおりです。

開発者が Microsoft Cloud 内で人、会話、スケジュール、コンテンツを結び付けることに Microsoft Graph がどのように役立つかを示す画像。

  • Microsoft Graph で追加、更新された Microsoft Teams API と、Teams での組織固有のアプリケーションのサポートにより、開発者は企業や業界の独自のニーズに基づいて、求められているとおりのインテリジェントなエクスペリエンスを構築できます。開発したカスタム アプリを Teams アプリ ストアで公開することもできます。
  • SharePoint をさらに深く Microsoft Teams に統合SharePoint のページを直接 Teams のチャネルにピン留めできるので、より深いコラボレーションが可能になります。現代的なスクリプト ベースのフレームワーク (たとえば React) をプロジェクトの中で使用すると、さらに多くの要素を SharePoint ページの中に追加して整理することができます。
  • Fluent Design System のサポートに対応した更新。これにより、Microsoft の最新の設計言語を使って、没入感と強い魅力を備えた環境を作り出すことができます。すべての組織は、顧客により高い成果を上げる力を与える高度なソリューションを構築できるようになります。UWP XAML Islands では、Windows Forms、WPF、ネイティブ Win32 などの UI スタックを使用しても、従来よりも優れた機能、柔軟性、力を持つ XAML コントロールにアクセスできます。

Microsoft の最新の設計言語を使って没入感と強い魅力を備えたエクスペリエンスを作り出すことができる Fluent Design System のスクリーンショット。

  • .NET Core 3.0。開発者は最新バージョンの .NET を使用でき、スタンドアロン .NET 環境でアプリケーションを実行できるため、組織のインフラストラクチャ全般に影響を与えることのない、きわめて優れたアプリ環境を構築できます。これによりデスクトップ開発者は、アプリケーションのサイドバイサイド インストールのメリットを利用できます。これは、システム全体で .NET を更新しても実行中のアプリケーションには影響しないことを意味します。
  • MSIX。アプリケーションの大規模なカタログを簡単に変換できる包括的なソリューションです。信頼性が高く堅牢なインストールと更新、マネージド セキュリティ モデル、エンタープライズ管理と Microsoft Store 両方のサポートなど、UWP の優れた機能をすべて引き継いでいます。
  • 新しい Azure Machine Learning および JavaScript カスタム機能。開発者と組織は独自の強力な機能を Excel の数式カタログに追加できます。
  • Windows Machine Learning。新しいプラットフォーム。開発者は、インテリジェント クラウド内で Machine Learning モデルを簡単に開発し、それをオフラインの Windows PC プラットフォームに高いパフォーマンスで展開できます。

Windows デスクトップ アプリケーションを保守している開発者であれば、これらの最新ツールすべてを既存の資産と組み合わせて、Win32、WPF、Windows Forms の各アプリケーションで利用できます。明日は、Microsoft Store でチャンスを最大化するための取り組みについてもお話しします。これは、ゲームを除く消費者向けアプリで売上の最大 95% を配分するというものです。Microsoft Store の変更に関する詳細は、このブログ記事を参照してください。ここで言及した開発者にとってのチャンスの詳細については、Kevin Gallo のブログ記事を参照してください。

今週 Build で取り上げる話題のいくつかは、開発者の皆さんに今すぐ試用していただけます。それ以外のものは、来年中に公開されます。

私たちが取り上げるテーマはどれも、望みどおりのアプリケーションを構築する力と、エンド ユーザーが適切な選択を行える最大限の柔軟性を皆さんに提供するためのものです。ぜひ楽しみにしていてください。Microsoft 365 によって皆さんは、現在のスキルセットと現在のツールでより多くの成果を上げることができます。それは、ユーザーがより多くの成果を上げるために皆さんが貢献できることにつながります。

Microsoft の開発環境を使ってくださってありがとうございます。2019 年も活躍をお祈りします。

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1 月の最新情報まとめ – デバイスに関係なくチームワークを強化 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2018/01/30/new-in-january-enriching-teamwork-across-devices/ Tue, 30 Jan 2018 17:00:14 +0000 今回は、Kirk Koenigsbauer (Corporate Vice President for the Office Team) の記事をご紹介します。 Microsoft では、2018 年の幕開けとして、Of

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今回は、Kirk Koenigsbauer (Corporate Vice President for the Office Team) の記事をご紹介します。

Microsoft では、2018 年の幕開けとして、Office 365 サブスクリプションをお持ちのお客様に大きな新しい価値を提供する機能更新を行っています。この更新では、チームの共同作業が強化されるだけでなく、使用するデバイスに関係なくコンテンツの作成と管理を行うための新しい方法も公開されています。以下では、これらの詳細について説明します。

Microsoft Teams で生産性を向上

Microsoft Teams新機能により、新しい方法でのアプリ操作、個人のワークスペースのカスタマイズ、アクションの迅速な実行ができるようになります。

新しい方法でのアプリの検索と使用: 絵文字や GIF を追加する場合と同様、アプリのインタラクティブ カードを使って会話できるようになりました。ワンクリックするだけで、Trello のタスクなどの重要な情報をチャネル会話やチャットに取り込むことができます。また、[ストア] ダッシュボードが新しくなり、アプリを名前やカテゴリ (「プロジェクト管理」、「分析と BI」など) で検索できるようになったので、新しいアプリやサービスを Teams でより簡単に検索できます。

Teams でのアプリへの命令と迅速なアクションの実行: さらに、Microsoft Teams に新しいコマンド ボックスが導入されました。このボックスには、検索と命令のエクスペリエンスが統合されており、両方を 1 か所から実行できます。コマンド ボックスを使用して、人物、メッセージ、ファイル、アプリを検索できるだけでなく、このコマンド ボックスから直接、アプリとの連携、タスクの実行、Teams 全体での移動を実行できるので、すばやく実行できます。

[ストア] ダッシュボードに表示された、Microsoft Teams で使用可能なアプリ。

iOS 版と Mac 版が更新され、共同作業がさらに効果的に

iOS 版および Mac 版の Office 365 の新機能により、チームが共同でコンテンツを作成する方法が強化され、高度な文書、プレゼンテーション、スプレッドシートをどこでも簡単に作成できるようになりました。また、ファイルの検索やプレビュー、操作のための新しい方法も導入されました。

iOS および Mac 用の共同編集機能: Microsoft では、WordPowerPointExcel の共同編集機能を iOS 版および Mac 版でも一般提供することにより、これらのプラットフォームでも、使用するデバイスに関係なく共同作業を簡単に行うことができるようになりました。これにより、Mac、Windows PC、またはモバイル デバイスのどれを使用するかに関係なく、ドキュメントで共同作業している相手を認識でき、彼らが作業している箇所の確認や変更内容の表示もできます。共同編集機能は、Windows 用の Office デスクトップ アプリケーション、Office for Android、および Office Online では既に利用できます。詳細については、Microsoft Tech Community をご覧ください。

Mac で作業を自動的に保存: さらに、本日、Mac で Office 365 サブスクリプションをご使用のお客様を対象として、Word、PowerPoint、Excel の自動保存機能を OneDrive および SharePoint でも提供することを発表しました。単独で作業している場合でも、他のユーザーと共同で作業している場合でも、最後の変更がクラウドに自動的に保存されるため、[保存] ボタンを押したかどうかを心配する必要はありません。さらに、バージョン履歴のサポートにより、ドキュメントの以前のバージョンの内容をいつでも表示したり、復元したりすることができます。

Excel で財務報告書を表示したノート PC の画像。

ドラッグ アンド ドロップでコンテンツやファイルを iOS に移動: iOS 版の Office アプリと OneDrive で、コンテンツやファイルのドラッグ アンド ドロップがサポートされるようになりました。コンテンツの作成時に最も一般的に行われる強力な作業の 1 つは、さまざまなソースの写真、グラフ、その他のオブジェクトを統合することです。iPad および iPhone で Office 365 サブスクリプションをご利用の方は、コンテンツを他の Office アプリまたは OneDrive から文書、プレゼンテーション、スプレッドシートに簡単にドラッグ アンド ドロップできるようになりました。iOS でドラッグ アンド ドロップがサポートされるようになったことで、OneDrive や他のソース (SharePoint、iMessage など) との間でファイルを移動できるので、さまざまなアプリやサービスに散在しているコンテンツを簡単に整理できます。

OneDrive のファイルにアクセスできる iOS アプリを追加: OneDrive for iOS は、iOS 11 に新しく追加された “ファイル” アプリをネイティブにサポートするようになりました。つまり、iPhone および iPad のユーザーは、”ファイル” アプリの統合をサポートする iOS アプリから OneDrive または SharePoint にコンテンツをアップロードしたり、アクセスして、編集し、保存したりすることができます。これは、お客様からのご要望が最も多かった機能です。ユーザーはさらに、”ファイル” アプリ内から OneDrive および SharePoint のお気に入りのファイルにタグを付けることができ、重要なコンテンツの検索や使用が簡単になります。

OneDrive for iOS でプレビュー可能なファイルの種類を追加: Microsoft では、OneDrive for iOS アプリを再設計して、リスト ビューにより詳細な情報が表示されるようにしました。これにより、ファイル名のスキャン、関連情報の確認、特定の属性でのファイルの並べ替えをより簡単に行うことができます。更新された OneDrive for iOS アプリではさらに、鮮明な縮小表示画像が作成されます。また、Adobe Photoshop や 3D オブジェクトなど、130 を超えるファイルの種類のプレビューがサポートされるため、アプリを離れることなく、適切なコンテンツを開いて、表示したり、共有したりすることができます。

Outlook for iOS で組織全体を検索: Outlook for iOS の新しい検索エクスペリエンスでは、Microsoft Graph を利用して、使用頻度の多い連絡先、次回の旅行の日程、宅配便、最近使用した添付ファイルなどの検索結果を表示します。先見的な検索候補と統一されたデザインにより、一貫性のある画面に、ユーザーに最適な結果が表示されるので、組織全体から必要な情報をすばやく検出できます。

Mac 版学習ツールで読解力を向上: Word for Windows やモバイル アプリで既に使用可能なイマーシブ リーダー音声読み上げの 2 つのツールが、Word for Mac でもサポートされるようになりました。これらのツールを使用すると、学び方の違いに合わせて最適な方法でコンテンツを表示したり、読み上げ箇所を強調表示しながら、作成したドキュメントを音声に変換して読み上げさせたりすることができます。このような機能により、ドキュメントの作成ミスが見つかりやすくなり、すぐに修正できるので、誰でも読解力や編集の精度を向上することができます。失読症など、学習障碍を持つユーザーには特に便利な機能です。

その他の更新

  • Yammer での新しい共有方法: 1 月初め、Microsoft は、ユーザーがどこにいても Yammer モバイル アプリを使用して、興味深いコンテンツを会社全体で共有するための新しい方法を導入しました。ユーザーは、グループへのお知らせの投稿、アニメーション GIF の追加などが可能になります。
  • 強力でインクルーシブな学習ツール: 先週開催された Bett で、Microsoft は、Office 365 全体に組み込まれたディクテーション機能、Mac および iPhone への学習ツールの拡張など、広範囲にわたる強力な新ツールを発表しました。これらのツールにより、教育現場でよりインクルーシブな指導や学習を行うことができます。

Office 365 サブスクリプションをお持ちのお客様を対象とした今月の新機能の詳細については、Windows デスクトップ版 Office の新機能 | Office for Mac の新機能 | Office Mobile for Windows の新機能 | Office for iPhone および Office for iPad の新機能 | Microsoft Office for Android の新機能を参照してください。Office 365 Solo をご使用のお客様は、ぜひ Office Insider にご登録のうえ、Office の優れた最新の生産性機能をいち早くご活用ください。月次チャネルと半期チャネルの企業ユーザーの皆様は、対象指定リリース (クライアントサービス) を通じて完全にサポートされたビルドを早期に利用できます。今回ご紹介した機能の入手時期の詳細については、「Office 2016 for Office 365 の最新機能を入手できる時期」を参照してください。

– Kirk Koenigsbauer

提供状況:
このブログで紹介した更新はすべて、一般提供段階に達しており、Office 365 のサブスクリプション ユーザーへのロールアウトが開始されています。Microsoft Teams の更新は自動的にロールアウトされます。ご使用の Teams クライアントのデスクトップ上でまもなく使用できるようになります。iOS 版と Mac 版の更新については、ご使用のデバイスで更新を確認してください。一部のデバイスでは、これらの更新が遅れることがあります。

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SharePoint の未来 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2016/05/04/the-future-of-sharepoint/ Wed, 04 May 2016 16:30:26 +0000 今回は、OneDrive および SharePoint チーム担当副社長 Jeff Teper の記事をご紹介します。 このたび、サンフランシスコで開催されたイベント “SharePoint の未来̶

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今回は、OneDrive および SharePoint チーム担当副社長 Jeff Teper の記事をご紹介します。

このたび、サンフランシスコで開催されたイベント “SharePoint の未来” では、今年度始めに、新しいクラウド ファースト、モバイル ファーストのビジョンと SharePoint のロードマップに加えて、従業員、チーム、企業のお客様が場所やデバイスを問わずにコンテンツのインテリジェントな検出、共有、共同作業を行えるようにする最新の機能が発表されました。また、SharePoint Server 2016 の一般提供開始も発表されました。SharePoint Server 2016 の新しいハイブリッド機能により、オンプレミス環境のお客様が、Office 365 で提供されているイノベーションを活用できるようになります。

SharePoint は 10 年以上にわたり、Booz Allen HamiltonColesMarks & Spencer をはじめとする Microsoft のお客様から、チーム作業の効率化、ビジネス プロセスの自動化、ビジネス アプリケーションの開発、全社イントラネットの構築に利用されてきました。Office 365 の主要製品である SharePoint は、日常的に使用される他のアプリケーションとシームレスに連携するコンテンツ管理およびコラボレーション機能を提供し、ドキュメントの作成や共同編集、チームでのミーティングや共同作業、ブレーンストーミング、分析、意思決定を支援しています。また、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスのためのガバナンス管理のほか、Office 365 グループ、Office Graph などの、Office 365 のスイート全体で提供される強力な機能とも統合されています。

現在、SharePoint は 200,000 社以上の企業のお客様にご利用いただいており、50,000 社以上のパートナー様と 100 万人の開発者から成る大規模なコミュニティにより、100 億ドル規模の SharePoint 関連ソリューション エコシステムが形成されています。

しかし、それだけではありません。Microsoft は “すべての人とすべての組織がより多くのことを達成できるように支援する” という使命を果たすべく取り組んでいます。以下の動画では、CEO の Satya Nadella が生産性に革新をもたらすという目標での、SharePoint の重要性を説明しています。

“私たちは、生産性ソリューションでのコラボレーション、インテリジェンス、モビリティ、信頼性を強化することで、SharePoint、OneDrive、そして Office 365 サービス全体を進化させ続けています。”
– Satya Nadella

ここでは、クラウドの SharePoint Online とオンプレミスの SharePoint Server について、以下の 4 つの分野のイノベーションに関するビジョン、現在の進捗状況、今後のロードマップをご紹介します。

  • デバイスを問わないシンプルかつ効果的なファイル共有とコラボレーション。
  • モバイル性に優れたインテリジェントなイントラネット。デスクトップとモバイル デバイスの両方で最新のチーム サイト、発行機能、ビジネス アプリケーションを利用できます。
  • SharePoint の拡張性を進化させ、最新の Web 開発を可能にする、接続されたオープン プラットフォーム。
  • Office 365 全体のセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス強化への取り組み。

デバイスを問わないシンプルかつ効果的なファイル共有とコラボレーション

今回発表された、Office 365 のすべてのファイルに対する一元的なアクセスとインテリジェントな検出を可能にするというビジョンにより、ドキュメントの作成、共有、共同作業、管理がこれまで以上に容易になり、場所やデバイスに関係なく行うことができます。星 4 つ以上の評価を獲得しているモバイル アプリを使っていても、直観的なブラウザーを使っていても、必要なファイルがユーザーに自動的に提示されるのです。ユーザーが自分でファイルを検索する必要はありません。また、外出先でファイルが必要になった場合には、Windows PC や Mac と、モバイル デバイスのオフライン ファイルの間で、強固な選択的同期機能を利用できます。

Office アプリケーションでは、作業中に充実したファイル共有およびコラボレーション機能を簡単に利用できます。ドキュメントのリアルタイムの共同編集、ドキュメントのバージョン比較、メタデータの更新、同僚との共有などの操作はアプリケーションから直接実行できます。

作成したドキュメントを共有するのも、メールを送信するくらい簡単で、受信者にはアクセス許可が自動的に付与されます。すべてのユーザーが共有ファイルで作業することにより、複数のバージョンが混在する状態を回避し、常に “1 つのファイルのみを正” とすることができます。 企業向け仕様のコンテンツ管理、ドキュメントやレコード管理機能もすぐに利用できます。ご自身のファイル、共有ファイル、チームで共同編集しているファイル、企業全体の資産であるファイルのいずれに対しても、Microsoft はパワフルでシンプルな機能を提供します。

今四半期中にロールアウトされる機能は以下のとおりです。

  • OneDrive モバイル アプリから SharePoint Online ドキュメント ライブラリおよび Office 365 グループ ファイルへのアクセス。
  • OneDrive および SharePoint からのドキュメントのインテリジェントな検出。
  • OneDrive Web 環境での OneDrive から SharePoint へのファイルのコピー。
  • OneDrive ユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリケーション。

また、2016 年中のロールアウトを予定している機能は以下のとおりです。

  • ドキュメントの使用状況、使用範囲、影響を把握するための、OneDrive でのドキュメント分析の表示。
  • 新しい OneDrive 同期クライアントとの SharePoint Online ドキュメント ライブラリの同期。
  • 新しい OneDrive 同期クライアントとの共有フォルダーの同期。
  • オンプレミスのファーム内の SharePoint Online ドキュメント ライブラリへのモバイル アクセス。
  • Web 環境での OneDrive と SharePoint 間のファイルの移動とコピー。

モバイル性に優れたインテリジェントなイントラネット

イントラネットは多くの企業の中枢を担っています。チームが共同作業を行うために必要なリソースを提供する、コンテンツ中心型の共同作業用スペースの役割を果たし、チーム内や企業全体でのニュースや情報の入手と投稿を可能にします。また、ナレッジを管理し、ナビゲーションや検索を通じてユーザーとコンテンツを結び付け、ビジネス プロセスをサポートおよび自動化するアプリケーションをホストします。

SharePoint では今後ますます、外出先からイントラネットへのアクセスが容易かつインテリジェントになると共に、よりパーソナライズされたエクスペリエンスが、あらゆるサイトのアクティビティ、一緒に仕事をしているユーザー、作業しているコンテンツ、作成したビジネス プロセスに基づいて提供されます。

SharePoint モバイル アプリ – イントラネットが持ち運び可能に

今回、Windows、iOS、Android 向けの SharePoint モバイル アプリが発表されました。これにより、場所を問わずモバイル デバイスからイントラネットに接続し、企業のニュースや発表、ユーザー、サイト、コンテンツ、アプリに完全にアクセスできるようになります。また、このモバイル アプリには、オンプレミスの SharePoint サイトも表示されます。

SharePoint モバイル アプリの詳細や実際の動作については、以下の動画をご覧ください。

SharePoint ホーム

今月、Office 365 の新しい SharePoint ホーム ページがロールアウトされます。この SharePoint ホームでは、オンラインとオンプレミスのすべてのサイトに一元的にアクセスでき、イントラネット内をシームレスに移動できるほか、すべてのサイトのアクティビティの最新情報をひとめで確認できます。

最新のチーム サイト

チーム サイトはこれまで常に、SharePoint でのコラボレーションの中心的役割を担ってきました。チームを、ご自身が使っているコンテンツ、情報、アプリと結び付け、チーム内や企業全体での共有やコミュニケーションを実現します。

現在 Microsoft は、SharePoint のチーム サイトと Office 365 グループの機能の統合を進めています。これにより、すべてのグループにチーム サイトが提供され、チーム サイトでは Office 365 サービス全体にわたるメンバーシップを容易に管理できるようになります。チームを編成したりプロジェクトを開始したりする場合、SharePoint ホームからチーム サイトを作成し、それに関連する Office 365 グループをわずか数秒でプロビジョニングできます。この Office 365 グループには、情報分類機能やコンプライアンス機能が統合されます。

最新のチーム サイトには、Office Graph のインテリジェンスによってパーソナライズされた魅力的なホーム ページが備えられます。刷新されたライブラリやリストでは、高度なビジネス プロセスをサポートする豊富なメタデータ、コンテンツ管理、機能が用意されているほか、直観的なユーザー エクスペリエンスによって瞬時に生産性を高めることができます。また、新しいページ作成および発行エクスペリエンスにより、豊富な機能を備えた美しいページを作成できます。こうしたページは応答性とモバイル性が高く、チームや企業で簡単に共有できます。

これらの新しいエクスペリエンスは、あらゆるデバイス、ブラウザー、SharePoint モバイル アプリ、OneDrive アプリで見栄えよく表示されます。

Microsoft Flow および PowerApps の統合

SharePoint リストは、構造化データに対するアクセス、共有、共同編集を可能にするものです。この SharePoint リストには、お客様がビジネス プロセスをサポートするために、他のシステムのデータを定期的に追加しています。先週発表された新しいサービス、Microsoft Flow は、ますます増えるビジネス ユーザー向けアプリや SaaS サービスから成るワークフローを自動化します。この Microsoft Flow には、SharePoint と、さまざまな Microsoft サービスやサード パーティのサービス間でデータを交換したり、そのデータを SharePoint に保存して変更したりできるコネクタが含まれます。この SharePoint と Microsoft Flow が緊密に統合されたことで、SharePoint リストから直接ワークフローを作成、起動できるようになっています。

さらに、PowerApps のパブリック プレビューも発表されました。PowerApps は、ビジネス アプリの接続、作成、チーム メンバーとの共有を、あらゆるデバイスからだれでも数分で行える、新しい法人向けサービスです。最新のチーム サイトには PowerApps も直接統合されているため、SharePoint のリストやライブラリをデータ ソースとして使用した、クロスプラットフォーム対応の PowerApps を作成できます。PowerApps と SharePoint の高度かつネイティブに統合され、リストやライブラリにより充実した新しいエクスペリエンスが実現します。

Microsoft Flow と PowerApps の詳細については、「人々に力を – Microsoft Flow の紹介と PowerApps のパブリック プレビューの発表」をご覧ください。 Microsoft Flow および PowerApps と SharePoint の統合の詳細については、「SharePoint と Flow」と「PowerApps と SharePoint」をそれぞれご覧ください。

モバイル性に優れたインテリジェントなイントラネットのロードマップ

今四半期中に提供開始が予定されている機能は以下のとおりです。

  • 最新のドキュメント ライブラリ エクスペリエンス (現在、初回リリース プログラムに参加されているお客様のテナントにロールアウト中)。
  • iOS 向けの SharePoint モバイル アプリ。
  • Office 365 の SharePoint ホーム。
  • 最新のリスト エクスペリエンス。
  • [サイト コンテンツ] ページに関するサイト アクティビティと分析情報。

また、2016 年中に提供開始が予定されている機能は以下のとおりです。

  • Windows および Android 向けの SharePoint モバイル アプリ。
  • SharePoint サイトと Office 365 グループの統合。
  • シンプルで迅速なサイト作成機能。
  • 最新のページ エクスペリエンス。
  • チームおよび企業のニュースや発表の掲載。
  • PowerApps および Microsoft Flow と SharePoint との統合。

最新のチーム サイトの詳細や、モバイル性に優れたインテリジェントなイントラネットを実現する方法については、「SharePoint: モバイル性に優れたインテリジェントなイントラネットの実現」をご覧ください。

SharePoint Framework – 接続されたオープン プラットフォーム

SharePoint の最大の財産の 1 つが充実したソリューション エコシステムです。モバイル ファースト、クラウド ファーストの世界で、進化する開発者ニーズに対応する機会があることはわかっています。

今回発表された SharePoint Framework では、ページやパーツのモデルによって、クライアント サイドでの開発の完全なサポート、Microsoft Graph との容易な統合、オープン ソース ツールのサポートが実現されます。

SharePoint Framework は SharePoint の拡張性の進化に向けた重要な一歩であり、オープン ソースの JavaScript テクノロジを活用した、新しいクライアント サイド レンダリング フレームワークを提供します。このクライアント サイド開発フレームワークにより、クラウドとオンプレミスの SharePoint で、最新の JavaScript および Web テンプレート フレームワークを使用できます。

Microsoft では既に SharePoint Framework を使用して、チーム サイトのホーム ページなど、今回発表されたエクスペリエンスの多くを作成しました。今後はお客様も同様に、強力で高度なアプリや SharePoint エクスペリエンスを構築し、Microsoft がネイティブの SharePoint エクスペリエンスを構築する際に使用したパターン、ベスト プラクティス、プロセスに従って、Office 365 全体でサービスを統合していただけます。SharePoint Framework を使用して構築されたページやエクスペリエンスは既定でモバイル性を備え、SharePoint モバイル アプリに統合されます。

SharePoint Framework では、開発者が現在使用しているツール、フレームワーク、オープン ソースのプロジェクトを利用できるほか、クラウドとオンプレミスの SharePoint 上に構築できるソリューションの範囲が拡大されます。

SharePoint Framework は、初回リリース プログラムに参加されている Office 365 のお客様を対象として今夏リリースされる予定です。このフレームワークを使用して構築された Web パーツは、最新のページやエクスペリエンスだけでなく、既存のページにも追加できます。

2016 年第 3 四半期に提供される機能は以下のとおりです。

  • Microsoft Graph のファイル API。
  • SharePoint Webhook (プレビュー)。
  • 既存のページ用のクライアント サイド Web パーツ (プレビュー)。

また、2016 年中に提供される機能は以下のとおりです。

  • Microsoft Graph のサイト API。
  • SharePoint Webhook (一般提供開始)。
  • SharePoint Framework のカスタム サイト。

セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス

Microsoft は Office 365 を運用するうえで、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスの確保をお約束しています。SharePoint では、シンプルかつ強力な管理者向けコントロール、ポリシー、レポートにより、セキュリティ、プライバシー、コンプライアンスを確保しています。

しかし、セキュリティによって利便性が損なわれるようでは意味がありません。そこで、セキュリティとユーザーの生産性を最適なバランスを実現する IT コントロールを提供し、コンテンツの機密度に応じたセキュリティ レベルが確保します。

今回発表された SharePoint の動的な条件付きアクセス ポリシーでは、ユーザーの種類、使用しているアプリやデバイス、ネットワークの場所に基づいてアクセス許可がインテリジェントに定義されます。

コンテンツを検出したり、データ損失防止 (DLP) ポリシーによって保護したりするためのツールが、Office 365 と SharePoint Server 2016 の両方に用意されています。また、あらかじめ組み込まれている機密コンテンツの定義は 80 を超え、独自のカスタム ポリシーを追加することもできます。こうしたポリシーは 1 回設定するだけで、テナント全体およびオンプレミスのファームに適用されます。今年後半には、サイト内のすべてのコンテンツに適切なポリシーが適用されるように、SharePoint サイトを分類する機能も提供される予定です。

監査やコンプライアンス上の目的でセキュリティやプライバシーに関する情報を把握する必要がある場合には、詳細なレポートや監査機能を使用できます。今年初めに発表された Advanced eDiscovery では、機械学習、プレディクティブ コーディング、テキスト分析などの機能を統合することで、大量のデータの精査に伴うコストと手間を削減します。また今年後半には、オンプレミスとクラウドの使用状況およびコンプライアンス データを Office 365 Reporting Center で集計するサービス、SharePoint Insights をリリースし、企業全体のデータを一元的に確認できるようにします。

お客様のデータを保護し、プライバシーを確保するための取り組みは今後も継続していきます。今年中には、SharePoint に保存されたデータを暗号化する、お客様独自のキーを利用、管理できるようになる予定です。

まとめると、現在サポートされている機能は以下のとおりです。

  • カスタマー ロックボックス。
  • DLP、モバイル デバイス管理 (MDM)、モバイル アプリケーション管理 (MAM)。
  • 外部共有用のドメインのホワイトリストおよびブラックリスト。

今四半期にリリースされる機能は以下のとおりです。

  • 動的な条件付きアクセス ポリシー。

また、2016 年中に提供開始が予定されている機能は以下のとおりです。

  • ドイツとカナダの新しいデータセンター。
  • お客様独自の暗号化キーの利用。
  • 詳細なアクセス制御。
  • SharePoint サイトの分類。
  • ハイブリッドの SharePoint Insights (プレビュー)。

上記の発表の詳細については、以下の動画をご覧ください。

Office 365 の堅牢なセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス ファブリックの詳細については、Office 365 セキュリティ センターをご覧ください。

お客様とイノベーションをつなぐ

Microsoft が掲げる “世界中のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるように支援する” という企業使命は、Microsoft の製品だけでなく、お客様がこのような製品やサービスを最大限に活用できるようにするための取り組みについても言えることです。Office 365 は今後も引き続き、Microsoft の最新のイノベーションを提供する場としての役割を果たし、それを通じて Microsoft は、お客様が投資から最大限の価値を引き出せるようにお手伝いいたします。

このような背景から誕生した Microsoft FastTrack for Office 365 では、お客様の Office 365 の利用を成功に導き、Office 365 によるビジネス価値を早期に実現するためのベスト プラクティス、ツール、リソース、エキスパートを提供します。FastTrack は、機能の検討、円滑なロールアウトの計画、新しいユーザーや機能の追加などの Office 365 利用の各段階で活用していただけます。

FastTrack の最大の特典の 1 つが移行サービスです。対象の SKU を 150 シート以上ご購入いただいた場合に、お客様のファイルを Office 365 に移行するエンジニア主導のサービスを無償で利用できます。現在、FastTrack ではオンプレミスのファイル共有からのファイルの移行に加え、Google Drive からのファイル移行もサポートしています。そして今回、FastTrack の無償特典として、Office 365 への Box のファイルの移行を支援するサービスが新たに発表されました。これにより、Office 365 のあらゆる機能を活用できるようになります。

FastTrack の移行サービスの詳細については、「FastTrack を利用してファイル共有を OneDrive for Business に移行する方法」をご覧ください。 また、今回の発表内容については、動画「ハイブリッドによるイノベーションの促進: SharePoint Server 2016 と Office 365」をご覧ください。

今回、オンプレミスおよびハイブリッドのお客様に向けて、SharePoint Server 2016、Project Server 2016、Office Online Server の一般提供が開始され、将来に向けた基盤としてデータセンターに展開できるようになりました。Microsoft では、SharePoint Online を定期的に更新してまいります。SharePoint Server 2016 のソフトウェア アシュアランスをご利用のお客様は、2017 年にリリース予定の最新 Feature Pack を通じて、クラウド向けのイノベーションの多くをオンプレミスの SharePoint ファームで使用できるようになります。

今回ご紹介したビジョンやイノベーションは、お客様、開発者、パートナー様、愛用者の皆様から成る大規模なコミュニティからのフィードバックのおかげで実現したものです。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。また、チームを代表して、シンプル、インテリジェント、そして無限に広がる SharePoint の未来に皆様をご案内します。未来はここから始まります。

– Jeff Teper

The post SharePoint の未来 appeared first on Microsoft 365 Blog.

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