Hybrid Work Archives - Microsoft 365 Blog http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/tag/hybrid-work/ Sat, 05 Nov 2022 09:07:03 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6.1 会合のためのより優れた方法となる Microsoft Teams Premium のご紹介 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/10/12/introducing-microsoft-teams-premium-the-better-way-to-meet/ Wed, 12 Oct 2022 16:00:00 +0000 本日は、Microsoft Teams Premium について発表いたします。Microsoft Teams の慣れ親しんだ一体型のコラボレーション エクスペリエンスを基盤としたこの新しいサービスを利用すると、1 対 1 や大規模な会議、仮想予定、ウェビナーといったあらゆる会合のパーソナライズ、インテリジェンス、安全性が強化されます。

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私達が体験している勤務形態の変化は一生に一度のもので、2019 年に戻ることはありません。ハイブリッド作業は仕事の一形態に過ぎません。つながっているが分散した昨今の従業員が力を発揮できるようにするには、仕事をより簡単かつ柔軟にするテクノロジが必要です。

仮想およびハイブリッド会議は、仕事で費やす時間の大部分を占め続けています。そのため、すべての高度な会議機能が組み合わさっていて、会議文化が次のレベルに進み、より少ない労力でより多くの成果を得ることができる統合ソリューションがこれまで以上にリーダーに必要です。

本日は、Microsoft Teams Premium について発表いたします。Microsoft Teams の慣れ親しんだ一体型のコラボレーション エクスペリエンスを基盤としたこの新しいサービスを利用すると、1 対 1 や大規模な会議、仮想予定、ウェビナーといったあらゆる会合のパーソナライズ、インテリジェンス、安全性が強化されます。つながっていないエクスペリエンスとポイント製品やアドオンのコストとは異なって、Teams Premium なら必要なすべてのものが単一の低価格で利用できます。1

パーソナライズ: ニーズに合った会議を簡単に作成する

会議は画一的なものではありません。 内密の会議のためにコーヒー ショップに行ったり、1 対 1 の会議のために公会堂に行ったりしません。現在では、オンライン会議のスケジュールを設定する場合、既定の設定をただ使用しています。なぜなら、会議のオプションを掘り下げることは一日の貴重な時間を割くことになるからです。

Teams Premium のまったく新しい会議ガイドは、会議に適したエクスペリエンスを自動的に作るのに役立ちます。ガイドは IT 管理者が簡単にカスタマイズおよび管理できます。クライアントとの通話、ブレーンストーミングの会議、ヘルプ デスクの通話といった会議ガイドを選択すると、オプションがすでに設定されているので、会議を適切なものにするための時間と思考プロセスを削減できます。さらに、ガイドによって会社のベスト プラクティスとポリシーに従った会議になるので、リーダーは安心できます。

Teams の予定表で、ユーザーが [+ 新しい会議] をクリックし、[Meeting guides] (会議ガイド) にポインタを合わせて、[Client call] (クライアント通話) を選択しています。
Meeting guides make it easy to automate the set-up for a new meeting.

オフィス、名刺、デスクにあるお気に入りの記念品は、すべて会社のブランドを体現しています。仮想的なつながりもそうするべきではないでしょうか。Teams Premium を利用すると、ブランドの価値を損なうことがないように、カスタマイズされた会議のブランド化をミーティング ロビーに取り入れて、カスタムの背景と Together モードを作ることができます。これらは、従業員が利用でき、IT 管理者が管理します。

Teams 会議前の参加画面に、VA のカスタム ロゴ、緑色のカスタム ブランド イメージ、緑色のブランド化されたボタンがあります。
Infuse your brand into every meeting, including a custom-branded meeting lobby.

インテリジェント: AI 搭載の会議によって大事なことに集中する

私達は多くの時間を会議に費やしています。それらは本当に生産的でしょうか。辞退をしたいが内情を把握しておくためにだけ聞く必要がある月曜午前の会議を全員が経験しています。そして正直なところ、全員がどのみち並行して複数のタスクをこなしているでしょう。あるいは、仕事に集中したり、緊急の対処を必要とする仕事の問題を解消したりするために会議を休む決断をする場合もあるかもしれません。しかし、結局はレコーディングとトランスクリプトを調べて自分に関連する内容を探すことになります。そのためにはどうするでしょうか。勤務時間外にさらに別の会議を設定して最新のダウンロードを取得します。より良い方法があるはずです。

Teams プレミアムの最新情報をご確認ください

最新情報にサインアップ 

Teams Premium のインテリジェント要約なら、出席 (および欠席) した会議をより生産的で影響力の強いものにするために AI の力を利用できます。まず、インテリジェント要約では AI を利用して実施項目と担当者が提示されるので、フォローアップを見落とすことがありません。すべての会議に仮想アシスタントが出席するようなものです。

会議後に、自分の名前が言及されたとき、画面が共有されたとき、会議を途中退席したときなどの、自動的に生成されたチャプターと分析情報を含むよりスマートなレコーディングがインテリジェント要約によって作成されるので、重要な時点を見つけて短時間で確認するのに役立ちます。

検索もよりスマートになり、密接に仕事をしている相手に基づいてパーソナライズされた発言者が提示されるので、最も関心があるかもしれない人のトランスクリプトをすばやく検索できます。

インテリジェント要約によって、パーソナライズされた会議のハイライトが提供されるので、最も大事なことに集中できます。

オンライン会議によって、かつてないほど多くの人がつながることができます。現在、Teams 会議では発言者に関連付けされたライブ キャプションと文字起こしによって、だれが何を発言しているのかを簡単に追うことができます。しかし、同じ言語を話さない人々に対して発表を行う場合、どのようにすれば会話が確実にシームレスなものになるでしょうか。キャプションのライブ翻訳を利用すると、AI 搭載のリアルタイム翻訳が 40 種類の口語言語で提供されるので、会議の参加者はそれぞれの言語でキャプションを読むことができます。開催者が Teams Premium を使用している場合は、会議の出席者全員が翻訳されたライブ キャプションを利用できます。これにより、グローバルな会議において言葉の壁を取り除き、通話を生産的かつ容易なものにすることができます。

キャプションのライブ翻訳によって、会議中の言葉の壁を低減できます。

安全: 内密の会議を機密のままにする

新しい会議を設定する必要がある場合は、シンプルに新しい Teams 会議を作成して招待を送っていませんか。しかし実際は、会議によっては業務上機密の情報が含まれていて、画面で共有されたり、会話で取り上げられたりします。役員会議、財務に関する話し合い、未公開の製品発表のレビューなどは、内容を確実に保護し続けるためにセキュリティの強化が必要となり得る例です。

Teams Premium の高度な会議保護を利用すると、内密の会議を安全に守れるようになりました。漏洩を抑止するウォーターマークやレコーディングができる人を限定するといった新しい会議のオプションによって、話し合いを内密にし続けるための追加の保護が提供されます。また、最も高度なセキュリティを必要とする Microsoft 365 E5 のお客様の場合は、既存の Microsoft Purview 情報保護の秘密度ラベルを活用して関連する会議のオプションを自動的に適用できます。これにより、保護された会議の設定がさらに簡単になります。Microsoft 365 全体で機密データを保護するためにすでに使用している使い慣れた秘密度ラベルの 1 つを選ぶだけで、あとはオートメーションによって行われます。コンプライアンス管理者は、既存のラベルをセキュリティ/コンプライアンス センターで編集して、ラベルが会議で使用されたときに、適用する必要がある会議のオプションが強制されるようにすることができます。

Teams 会議で、だれかが青色の PowerPoint のスライドを提示していて、スライドと出席者のビデオ フィードの上にはメール アドレスのウォーターマークが入っています。会議が “極秘/部外秘” で、会議がエンドツーエンドの暗号化で検証されていることを示すポップアップがあります。
Easily watermark content and speakers during a meeting, and automatically apply relevant Teams meeting options based on sensitivity labels.

あらゆる会議のためのシンプルな 1 つのサービス

複数の会議ツールの管理、使用、支払いはどのくらいの頻度でしょうか。Teams Premium では Teams の慣れ親しんだエクスペリエンスも拡張されていて、顧客とより深く関わるのに役立つため、より少ない労力でより多くの成果を得ることができます。

Microsoft Teams Premium

プレビューと一般提供を含む最新情報をご確認ください。

高度な仮想予定

顧客、クライアント、患者と仮想的につながることは、必要に駆られて始まった可能性がありますが、今では新しい方法で顧客と関わりを持ってビジネスを成長させる機会になっています。

Microsoft 365 および Office 365 製品で現在利用できる仮想予定機能によって、従業員は予定のスケジュールを簡単に設定でき、顧客はモバイル ブラウザーで参加でき、アプリをダウンロードする必要がありません。そして Teams Premium を利用すると、エンドツーエンドの予定エクスペリエンスを管理するための高度な仮想予定が提供されます。

クライアントを満足させる

出席者は、仮想会議に正常に参加するための技術的なノウハウを持っていなかったり、ログインの問題に直面したりする場合があります。言うまでもなく、予定への参加をそもそも忘れることもあります。Teams Premium なら、顧客が Teams をダウンロードせずに、モバイル デバイスで SMS のリマインダーを受け取ってブランド化されたカスタム仮想予定に参加できるシームレスな顧客エクスペリエンスを実現できます。

スマートフォンで、顧客が SMS の通知を見て、クリックしてモバイル ブラウザーで仮想予定のカスタム待合室に参加し、販売担当者からのチャットを見て返信して、仮想予定が始まります。 その後、この女性はフォローアップのアンケートを含むメールを受信します。
Customers receive an SMS notification that enables them to easily join their virtual appointment through a mobile web browser and enter a custom waiting room before their appointment is ready.

予定の管理を効率化する

スケジュール作成管理者には、予定を管理したり統合されていないプラットフォームに対処したりするための一元化された場所がない場合があります。Teams Premium を利用すると、予定のスケジュール作成管理者は、予定キューなどの高度な機能が備わった 1 つの場所でスケジュール済みおよびオンデマンドの仮想予定を設定および管理できます。

仮想予定アプリで、ユーザーにホーム画面が表示されていて、予定の分析、キュー、スケジュールの概要が提供されています。次に、ユーザーが [Bookings Schedule] (Bookings のスケジュール) をクリックしてスケジュール済みの予定の予定表を表示し、[新しい予約] をクリックして新しい予定のスケジュールを設定します。その後、[キュー] をクリックし、人物のアイコンをクリックすると、チャットが開いて出席者との予定前の会話が開始されます。最後に、[分析] をクリックして、組織内の予定の経時的なデータのグラフを表示します。
The Virtual Appointments app provides a dashboard for a quick view into schedules, queues, and analytics and tabs to deep dive into bookings schedule, queue view, analytics, and more.

充実した分析を評価する

最後に、出席や参加に関する経時的な指標が欠如している場合があるので、顧客エクスペリエンスやビジネスの成果を向上させるための分析情報と傾向を得ることが困難です。Teams Premium を利用すると、仮想予定のエクスペリエンスの使用傾向および履歴と、無断欠席や待機時間といった有効性を、スタッフ、部署、組織レベルの分析で確認できます。

Teams の仮想予定アプリの [分析] タブで、仮想予定の数と無断欠席や待機時間といった他の重要なデータがグラフに表示されています。
Virtual Appointments analytics page shows usage trends over time and drills down into no-show and wait time information per appointment.

興味がある場合は、高度な仮想予定の詳細をこちらでご覧ください

高度なウェビナー

コミュニケーションと気を散らすことが絶え間なく発生する今の世界では、出席者が組織の従業員であっても、新しいビジネスを生み出すための潜在顧客であっても、その人達を引き付けて参加させるために抜きんでることは困難です。

最大 1000 人の出席者の登録、共同開催者の役割、Q&A による双方向性、出席者のレポート、Dynamics 365 Marketing の統合といった Office 365 および Microsoft 365 製品で利用できる基本的なウェビナー機能を基盤とした Teams Premium の高度なウェビナーでは、Teams の慣れ親しんだ安全なエクスペリエンスに、新しい主催者コントロールとイベント管理コントロールが組み合わさっていて、どの視聴者ともシームレスにつながることができます。新製品のプロモーションをする、新しいチーム メンバーのオンボーディングとトレーニングをする、またはビジネスの成長のために潜在顧客とつながる場合でも、高度なウェビナーを利用するとイベントの前と途中で役立つ高品質のエクスペリエンスが提供されます。

登録ワークフローを効率化する

Teams の現在の基本的なウェビナー機能を基盤とした登録エクスペリエンスは、Teams Premium において登録の順番待ちリストと手動承認によってさらに向上しています。順番待ちリストを有効にすると、イベントが開催者によって設定された定員に達した後も、ウェビナーの登録の受け付けが継続されます。これにより、登録者の追加が可能になり、順番待ちリストに自動的に追加されます。空きが新たにできると、該当する人が自動的に承認待ちの状態になり、開催者は登録情報を確認して各登録者を手動で承認または拒否できます。さらに、登録の開始と終了時間をカスタマイズして登録を開始および終了したい時間を指定できるので、イベントの計画と管理が簡単になります。

承認待ちのウェビナーの登録者のうち 1 人の出席者が選択されていて、フォームの回答が表示されています。
Enable a registration waitlist and manually approve attendees.

関心を生み出して出席者をウェビナーに引き付けるために、イベントの前に自動的なリマインダーのメールを送ることができます。これらのメールはイベント当日にすべての確認済みの登録者に送信され、ブランド化されたカスタム ヘッダー、ウェビナーの詳細、イベントに参加するためのリンクが含まれています。

Teams アプリにおけるスケジュールされたウェビナーのリマインダー メールのプレビュー。
Send automated reminder emails to confirmed registrants before the event.

発表者と出席者のエクスペリエンスをカスタマイズする

以前は物理的な控え室でイベントの前に主催者や発表者と集合したように、仮想グリーン ルームでつながって舞台裏のすべてのアクションを管理できます。出席者とは切り離された専用スペースで主催者や他の発表者と合流し、イベントの開始前にそこで交流、チャットと Q&A の監視、出席者の設定の管理、コンテンツの確認ができます。待機している出席者は歓待の画面で迎えられます。また、チャットと Q&A を使って発表者や他の出席者とやり取りができます。

ウェビナーの開始前に 2 人の発表者が仮想グリーン ルームでつながっています。また、Q&A が有効になっていて出席者とやり取りができます。
Connect and prep with the host and other presenters in the virtual green room and engage with attendees through chat and Q&A.

あらゆるウェビナーを成功させるには関与が鍵になりますが、出席者がどのように関与できるかだけでなく、出席者が関与し続ける要因も関係します。出席者に何が表示されるのかを管理できるので、だれかのビデオが誤ってオンになって気が散ってしまったり、出席者の複数のプロフィール写真が画面に表示されているときに集中を維持したりすることを心配する必要はありません。出席者のビューのキュレーションを行うことができるので、出席者には共有コンテンツと画面表示になっている参加者しか見えません。これには、複数の発表者とプレゼンテーションや、ウェビナーでライブで質問をするために挙手をしている出席者が含まれます。

出席者に表示されるものを管理する発表者ツール。1 人の発表者がプレゼンテーションでスタンドアウト モードになっていて、別の発表者は画面外になっています。
Manage the attendee experience so they only see shared content and participants brought on-screen.

Teams Premium の詳細情報

会議をより良くするために、これらの高度な会議機能を Teams Premium に集約したことは、非常に喜ばしいことです。プレビューと一般提供を含む Teams Premium の最新情報をご確認になる場合は、サインアップして Teams Premium の最新情報を入手してください

機能は 2022 年 12 月に Teams Premium のプレビューの一環として展開が開始されます。Teams Premium の一般提供開始は 2023 年 2 月です。インテリジェント要約機能は 2023 年の前半に展開が開始されます。


1現在のところ、予定の定価は 1 ユーザー/月相当で 10 米国ドルであることをお伝えします。通貨やプログラム別の価格を含む正式な価格は、一般提供の開始時に発表されます。

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Ignite での Microsoft 365――オフィスでも自宅でも、あらゆる場所で従業員に再び活力を http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/10/12/microsoft-365-at-ignite-re-energize-your-workforce-in-the-office-at-home-and-everywhere-in-between/ Wed, 12 Oct 2022 16:00:00 +0000 今日のデジタルでつながった、分散して働く従業員をエンパワーメントするには、適切な文化と適切なテクノロジが必要です。Microsoft Ignite で、私たちはすべての人が成功を続けてしていくのに役立つ Microsoft 365、Microsoft Teams、Microsoft Viva での新しいイノベーションを発表します。

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Microsoft は、従業員に活力を与えてエンパワーメントすることが、すべての組織にとって持続可能な競争優位性の鍵であると信じています。Microsoft Work Trend Index が示しているように、今日のリーダーに求められているのは、生産性パラノイアを終わらせること、人々がオフィスに来るのはお互いに会うためという事実を受け入れること、そして全員を "再リクルート" することです1。今日のデジタルでつながった、分散して働く従業員をエンパワーメントするには、適切な文化と適切なテクノロジが必要です。Microsoft Ignite で、私たちはすべての人が成功を続けてしていくのに役立つ Microsoft 365Microsoft TeamsMicrosoft Viva での新しいイノベーションを発表します。

では、詳しく見ていきましょう。             

TBD

Microsoft Ignite

グローバルなエクスペリエンス、ローカライズされたコンテンツ、対面の機会など――新しくなった Microsoft Ignite への準備を整えましょう。

今日のデジタルでつながった、分散して働く従業員をエンパワーメントする

Microsoft 365 は、時と場所、方法を問わない今日のあらゆる働き方に対応するクラウドファーストのプラットフォームです。インフォメーション ワーカーから現場担当者までが含まれます。会社またはチームがどのように運営されているかを問いません。組織で Microsoft 365 を使用すると、多数のポイント ソリューションを使用する場合と比較して 60% を超えるコスト削減が可能です2

Microsoft 365 を実際に使用するための、新しい Microsoft 365 アプリが提供されます。ここが、ご愛用いただいている生産性向上アプリ (Teams、Word、Excel、PowerPoint、Outlook) すべてのホームとなり、その他に Loop をはじめとする創造と表現のための新しいアプリや、ユーザーが選んだサードパーティのアプリも表示されます。このセキュリティに優れた統合型のエクスペリエンスは Microsoft Graph の上に構築されています。ユーザーのすべてのドキュメント、ファイル、連絡先、会議などがこれによって集められ、加えてインテリジェントな、Graph を活用した推奨事項がユーザーに合わせてパーソナライズされて提供されます。簡単に言えば、より良い働き方を実現します。この Microsoft 365 アプリは法人、教育機関、コンシューマーの各セグメントのお客様にご利用いただけます。

Microsoft 365 アプリの詳細情報をご覧ください。

会議文化を Teams で変革する

Microsoft Teams は Microsoft 365 の中心となるアプリです。月間アクティブ ユーザー数が 2.7 億人を超える Teams は、過去 20 年間の他のどのアプリよりも人々の働き方を大きく変えています。この 1 年間だけでも 450 を超える新しい機能が Teams に導入されていますが、その目的は会議文化を変革することと、すべての人の仕事の流れを保つことです。

その手始めは、すべての人がより良いハイブリッド会議をできるようにすることです。昨年、新しい AI 搭載のインテリジェント カメラが Microsoft Teams Rooms に導入されましたが、これで出席者が室内にいるかデジタルで参加するかは関係なくなりました。本日、Yealink と共同で初の 360 度、会議室中央設置型のインテリジェント カメラ SmartVision 60 を発表します。SmartVision 60 では複数ビデオ ストリームが生成され、AI によるアクティブ発言者追尾に加えて、間もなく人物認識も可能になります。SmartVision 60 の詳細情報をご覧ください。

Teams が広くコラボレーションに利用されるようになり、私たちはあらゆる種類のハードウェアへの拡張を進めています。本日、Cisco が Teams Rooms 認定デバイス パートナーとなりましたことをお知らせします。初めて、Teams 会議が Cisco のさまざまな認定会議デバイスでネイティブに実施できるようになり、お客様は Teams を既定の会議エクスペリエンスとして構成することができます。Cisco と Teams についての詳細情報をご覧ください。

私たちの取り組みは、より良い会議エクスペリエンス作りにとどまりません。お客様の会議文化の変革をお手伝いすることを目指しており、その手始めとして新たな会議オファリング Teams Premium を発表します。Teams Premium には、インテリジェント要約というパワフルな新しい AI エクスペリエンスが含まれています。これは例えるなら、バーチャルなアシスタントがすべての会議に、自分が欠席するときでも出席してくれるようなものです。これによってタスクが作成され、自動的に会議からチャプターが生成され、ユーザーに合わせてパーソナライズされたハイライトがレコーディングから作成されます。Teams Premium にはキャプションのライブ翻訳も含まれています。これは AI 搭載のリアルタイム翻訳機能であり、話されている言葉を 40 の言語から翻訳できます。これで、会議の参加者は自分の言語で表示されたキャプションを読むことができます。開催者が Teams Premium を使用している場合は、会議の出席者全員が翻訳されたライブ キャプションを利用できます。

Teams 会議の参加者は 40 の音声言語のどれでもキャプションを見ることができます。

Teams Premium では、会議をさらにパーソナライズし、インテリジェントにし、セキュリティを強化することのできるエクスペリエンスも提供されます。

  • 新しい会議ガイドで、適切な会議オプションが自動的に設定されます。
  • 機密情報のセーフガードがレベルアップし、透かしや秘密度ラベルなどの "高度な会議保護" を利用できます。
  • 円滑な仮想予定で、パーソナライズされた B2C (business-to-consumer) エンゲージメントを実現します。
  • 高度な機能を使用して質の高いウェビナーを開催できるため、より深いエンゲージメントの推進と新しい潜在顧客の獲得を図ることができます。

Teams Premium の詳細情報をご覧ください。

Microsoft Places をご紹介します: 空間を場所に変える

圧倒的に多くの人々が、オフィスに出勤する目的として "お互いに会うこと" を挙げています。そのような理由から、私たちは "コネクテッド ワークプレイス" という新しいカテゴリを作り、ハイブリッド作業固有の課題に対処するための Microsoft Places を発表することとなりました。空間に意義と独自性を与えるのは人々です。要するに、人々が空間 (space) を場所 (place) に変えるのです。Microsoft Places は、誰がいつ出社する予定かを全員が知るのに役立ちます。また、人々がどの席に座っていて、どの会議に対面で出席するか、および自分のチームが既に出社を予定している日にスペースを予約する方法もわかります。また、人々がどのようにオフィスを使っているかをリーダーが理解するのに役立ち、最終的には不動産への投資を最適化することができます。さらに、サードパーティのパートナーが Microsoft Places を基盤としてソリューションを新規構築することや、既存のソリューションを統合することができます。

Microsoft Places の詳細情報をご覧ください。

メタバースを仕事に取り入れる

Microsoft のデータによれば、Z 世代の 51% が、今後 2 年の間にメタバースで仕事をするようになると考えています1。昨日の Microsoft と Meta の発表のとおり、私たちは Teams のイマーシブな会議エクスペリエンスを Quest に取り入れます。これで、つながり、共有し、コラボレーションすることが仮想現実の中でできるようになり、対面で集まっているのと同じ感覚が得られます。

Teams 対応の Mesh アバターで、自分自身を表すカスタム アバターを作成できます。これで、Teams 会議中にカメラをオフにしても、物理的に存在し続けることができます。

Teams 対応 Mesh アバターを使用して、自分自身を表すカスタム アバターを作成します。

新しいコラボレーションのパターンを可能にする

Microsoft 365 と Teams で、私たちは働き方を向上させるコラボレーション エクスペリエンスの提供に取り組んでいます。目指しているのは、同期と非同期のコラボレーション、創造と表現、およびビジネス プロセスを仕事の流れの中で実現することです。  

この手始めとして、会議でもっと "手を動かす" ことと対話ができるようにします。2022 年 11 月にロールアウトを開始する Excel Live は、会議での人々のコラボレーションの方法を変革するものであり、すべての参加者が Teams の中で Excel ファイルを直接ライブ編集できるようになります。自分でそのファイルを開く必要はありません。現在プレビュー中の Teams Live Share では、さらに進んで、Teams 会議内で共有される任意のアプリをリアルタイムの、マルチユーザー コラボレーション エクスペリエンスに変えることができます。これで参加者が会議ウィンドウの中で直接やり取りし、注釈を付け、共同作業することができるようになります。

Together モードの最新のイノベーションで、会議の開催者と発表者が会議参加者に Together モード ビューでの席を割り当てることができるようになりました。また、Together モード ビューを会議ステージにピン留めすることもでき、これで全員が見るグループの映像が同じになります。

Teams と Outlook の両方でアクセス可能な新しい時間と場所機能を利用すると、自分がオフィスに出勤する予定かリモート ワークする予定かを 1 時間ごとに指定して調整できるので、対面の会議のスケジュールを決めるのが簡単になります。

新しい Teams チャネルのエクスペリエンスで、集中とコラボレーションが簡単になります。最近の投稿が先頭に表示されるので、簡単に最新の会話の内容を把握してディスカッションに加わることができます。別ウィンドウで表示しておくと、すばやく会話に戻ることができます。新しいチャネルでは、新しい投稿の種類としてお知らせやビデオ クリップなどが追加され、チャネル ヘッダーのカスタマイズも可能です。

新しい Teams チャネル エクスペリエンスで集中とコラボレーションが簡単になります。

Teams チャットの新しい機能を利用すると、さらに多くの方法で自分の最重要の仕事を優先させ、プライベートとの境界を守って時間を節約し、本当の自分を表現し、楽しむことができるようになります。AI によって提案される返信を利用して時間を節約できます。グループの全員に "@" メンションすることもでき、グループの注意を引くのに役立ちます。最大 800 種類のリアクション用絵文字で、誰もが自分自身を自然かつ率直に表現できます。チャットでのビデオ クリップ機能で、誰もが簡単にビデオ クリップの録画、送信、視聴をチャットの中で行うことができ、人間味を添えることによってつながりをさらに強くするのに役立ちます。 

新しい Teams チャット機能には 800 種のリアクション用絵文字が含まれており、誰もが自分自身を自然かつ率直に表現することができます。

Teams のチャットとチャネルの詳細情報をご覧ください。

非同期のコラボレーションが増加しているため、人々は空間と時間を超えたコミュニケーションとコラボレーションを可能にするソリューションを必要としています。Microsoft は昨年 Loop を発表しましたが、これによってアプリ間の壁がなくなり、人々が共に考え、計画を立て、創造するときの流れるようなコラボレーションが実現します。そして本日、Loop アプリのプレビュー開始を発表します。ワークスペース、ページ、コンポーネントが特徴であり、これらは Microsoft 365 全体で同期可能です。また、Microsoft 365 のあらゆるアプリで、ユーザーが仕事のコンテキストの中で利用できるようにするという目的のために、Loop コンポーネントが Word for the web、Whiteboard、Outlook for Windows にも導入されます。Loop の詳細情報をご覧ください

Loop アプリのプレビュー。ワークスペース、ページ、コンポーネントが Microsoft 365 全体で同期されます。

間もなく、Microsoft エディターで Loop コンポーネントを表示して利用できるようになります。これに使用される Context IQ はインテリジェントな機能の集合であり、Microsoft のアプリやサービスのバックグラウンドで動作します。Loop については、Teams の中での Dynamic 365 統合も提供を開始し、これで Teams でのチャット中に Loop コンポーネントを Dynamics 365 のレコードに挿入できるようになります。また、Edge ブラウザーでの Edge Workspaces も導入され、これで同じプロジェクトでの作業をする人全員が、同じ Web サイトやファイルを 1 つの場所で、一連のブラウザー タブの共有セットとして見ることができます。

Microsoft 365 での創造と表現のための新しいエクスペリエンスの中に Microsoft Designer があります。この新しいアプリには DALL-E 2 をはじめとする AI テクノロジが活用されており、魅力的なソーシャル メディア投稿、招待状、グラフィックスを、テキスト プロンプトやその他のコンテンツを入力するだけですばやく作成できます。Microsoft Create には数千点のクリエイティブなテンプレートが用意されており、インスピレーションを誘発してスキルをレベルアップすることができます。本日、ビデオ エディター Microsoft Clipchamp も Microsoft 365 に加わることとなり、スキルや経験のレベルを問わず誰でも、ビデオでストーリーを伝えることができるようになりました。これらの創造と表現のエクスペリエンスは、最初に Microsoft 365 のコンシューマー向けエクスペリエンスでロールアウトされます。Designer、Create、Clipchamp の詳細情報をご覧ください。

ユーザーが Clipchamp を使って 45 秒のビデオを編集しています。10 秒と示されたフレームに紫の色合いの山と雲が表示されていて、ビデオ フレームに

私たちは組織の生産性向上推進も支援しており、ビジネス プロセスを仕事の中に組み込む新しいエクスペリエンスを提供します。アダプティブ カードは、Teams の中で直接、ローコードでマイクロアプリを設計して配信するための新しい方法です。このカードを利用すると、開発者は複数のアプリケーションやプラットフォームからの対話操作可能コンテンツを Teams チャットの中の単一のインターフェイスに集約することができます。

"コンテンツ AI" は、クラウドと AI での進歩を利用するテクノロジ ソリューションの新しいカテゴリです。これによってコンテンツの作成、処理、発見の方法が変革し、人々のエンパワーメントとワークフローの自動化が大規模に実現します。本日ご紹介する Microsoft Syntex で、コンテンツ AI が仕事の流れの中に組み込まれます。そのためのサービスとしてコンテンツ処理、コンテンツ要約、電子署名などが提供され、コンテンツを強化し、管理し、接続するのに役立ちます。Microsoft Syntex の詳細情報をご覧ください。

Contoso Green Energy 事業の入札案内のドキュメント。ユーザーが “このファイルの要約" というプロンプトを選択すると、このドキュメントが要約されます。

全員が成功を続けていけるように Microsoft Viva でエンパワーメントする

人々が仕事で成功を続けていけるようにするには、依然として場所が重要な役割を果たしますが、今日の働き方に必要なのは場所だけではなく、エクスペリエンスです。そして、人々がいつでも、どこからでもアクセスできる従業員エクスペリエンスが必要です。初のデジタル従業員エクスペリエンス プラットフォームである Microsoft Viva によって、人のつながり、目的、インサイト、成長が仕事の流れの中に組み込まれるため、人々とチームがそれぞれの最高の状態となれるようエンパワーメントすることができます。

ほんの数週間前に、Viva の一連の新しいアプリとサービスを発表しましたが、これらは組織内の全員が、ビジネス成果を推進するために最もインパクトの大きい仕事を中心に方向性をそろえるのに役立ちます。ゴール設定と OKR (目標と主要な成果) 管理のソリューションである Viva ゴールの機能強化と統合で、このエクスペリエンスが仕事の流れの中に直接組み込まれます。Viva パルスでは、マネージャーとチーム リーダーが必要に応じて自分のチームのパルス調査を実施して、内密のインプットをすばやく得ることができます。チームが何を必要としているかを継続的に理解して、重要な場面でアクションを取ることができます。また、コミュニケーション管理と発行を一元化する新しいツール Viva アンプは、従業員コミュニケーション チームとリーダーが従業員とのコミュニケーションをより効果的に行うのに役立ちます。発行がすべて 1 つの場所から自動化されるため、人々が Teams、Outlook、SharePoint、Viva のどれを仕事に使用している場合でも、そこに届けることができます。また、メッセージのインパクトを理解して追跡し、時とともに向上させていくのに役立つメトリクスも提供されます。

Viva アンプは従業員コミュニケーション チームとリーダーが従業員とのコミュニケーションをより効果的に行うのに役立ちます。発行がすべて 1 つの場所から自動化されるため、人々がどこで仕事をしている場合でもそこに届けることができます。

Windows 11 と Windows 365: 従業員が分散して働く時代のための新しいクラウド コンピューティングのパラダイム

Windows 11 では、オペレーティング システムがクライアントからクラウドまで、ハイブリッド作業に合わせて再設計されました。Windows 365 は、従業員が分散して働く時代のために作られた新しいクラウド コンピューティング パラダイムです。

新しい Windows 365 アプリで、ユーザーは自分のクラウド PC に Windows 11 のタスク バーまたはスタート メニューから直接アクセスして、Windows エクスペリエンス全体、つまりすべてのアプリ、設定、コンテンツを任意のデバイスにストリーミングできます。米国内の Government Community Cloud と Government Community Cloud High のお客様を対象とする Windows 365 Government の提供開始も発表しました。また、一日の仕事時間のうち限られた時間だけクラウド PC を必要とするシフト勤務やパートタイムの従業員向けに組織が Windows 365 クラウド PC をプロビジョニングすることが間もなくできるようになります。Windows 365 のニュースの詳細をご覧ください。

また、IT 担当者専用のサービスの更新も発表します。Windows Update for Business のレポートで Azure Workbooks が活用されるようになります。これによって展開レポートがさらにモジュール化され、ニーズに合わせたカスタマイズがしやすくなります。組織メッセージを利用すると、人々とのコミュニケーションを Windows UX の中で直接行うのが簡単になり、従業員のオンボーディングに役立つほか、重要なトレーニングのリマインダーを送ることもできます。また、ブランチ オフィスのプリンター管理と診断レポートの機能がユニバーサル プリントに追加され、Test Base for Microsoft 365 ではインプレース アップグレード後のアプリの評価がサポートされるようになります。私たちは継続的に Windows 自動パッチの機能を追加しており、Windows 10 から 11 への移行を支援するとともに、AVD パッチ適用もサポートしています。これでクライアントでもクラウドでも、お客様のすべての Windows インスタンスをセキュリティ保護することができます。

Windows の最新情報をご紹介する Panos Panay のセッションをご覧ください。また、2022 年 10 月 24 日から 27 日まで開催される Microsoft Technical Takeoff イベントでは、Windows と Microsoft Intune についてさらに深く掘り下げますので、ぜひご参加ください。

IT 管理をシンプルにする

Microsoft 365 で、私たちはお客様の IT 管理をシンプルにしてコストを削減するのをお手伝いしたいと考えています。

本日、クラウド対応の Microsoft Intune スイートに新しい機能が追加されます。これに含まれるエンドポイント特権管理はアクセス許可を動的に昇格させることを目的とするものであり、モバイル アプリ管理用の Microsoft Tunnel では会社のリソースへの安全なアクセスが可能になります。前述のように、Microsoft 365 で今すぐ一本化すると、多数のポイント ソリューションを使用する場合と比較して 60% を超える節約が可能であると同時に、お客様の従業員が仕事の流れの中でセキュリティを保つことができます。2

Microsoft 365、Teams、Viva、Windows についての情報をさらにご覧ください

Microsoft は、従業員に活力を与えてエンパワーメントすることが、すべての組織にとって持続可能な競争優位性の鍵であると信じています。私たちはこれからも、Microsoft 365TeamsViva におけるイノベーションを続けて、すべての人が成功していけるようお手伝いします。なぜなら、テクノロジを適切な文化およびリーダーシップと組み合わせれば、すべての人にとってより良い働き方の世界を作ることができるからです。


1「ハイブリッドワークは仕事の一形態に過ぎない。私たちは間違っていないか?」Work Trend Index Pulse Report、WorkLab、Microsoft (2022 年 9 月 22 日)

2Modernize your business while managing costs, Microsoft 365.

ID とアクセス、コンテンツと生産性、チャットとコラボレーション、および会議のポイント ソリューションの一般公開されている定価と、同等の Microsoft 365 のソリューションとの比較に基づきます

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Microsoft 365、Edge、Bing の新しいツールで生産性と創造性の間の隔たりを埋める http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/10/12/new-tools-from-microsoft-365-edge-and-bing-bridge-the-gap-between-productivity-and-creativity/ Wed, 12 Oct 2022 14:00:00 +0000 Microsoft 365、Microsoft Edge、Bing の新しいクリエーター ツールは、すべての人が想像力を刺激して自己を表現できるよう設計されています。詳細情報をご覧ください。

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クラウド、AI、機械学習の力を使って人々が PC でつながって作成ができるように設計された、新しい Surface デバイスとソフトウェア エクスペリエンスについて午前中に発表しました。Microsoft 365、Microsoft Edge、Bing を横断して発表した更新情報のうちいくつかについて、もう少しお伝えしようと思います。

Microsoft 365

業務、学習、整理、つながり、作成に役立つ強力なツール。

午前中に Panos がこの件について説明したように、ここ数年で生き方の永続的な変化がオンラインでもオフラインでも起こりました。これらの新しい行動様式が毎日の習慣になり、PC の新しい使い方が生み出されています。必須の PC のタスクはますますオンラインに移り、コンテンツ制作といった分野ではイノベーションが続いていて、活況なクリエーター エコノミーの推進に一役買っています。創造性と自己表現は 1 つのものでもなければ、1 人の人物や 1 つの業界のことでもありません。適切な一連のツールを使えばだれでもクリエーターになれます。2 千万人近くの米国の消費者が、今ではコンテンツをオンラインで制作および収益化しています。ユーザーが生成するコンテンツは、1 週間にメディアに消費される時間の 39% を占めるようになりました。1 その一方で、あらゆるもののコストが増大し続けているので、すべての人が自宅と職場で制約を強いられています。米国の消費者の 72% にとってコストの増大が一番の関心事で、より良いお買い得品を見つけることが人々がオンラインで購入する一番の理由です。2 Microsoft では、アプリとサービスを横断して新しいエクスペリエンスを構築するうえで、自己表現と創造性を解き放つと同時に、生活を楽にするのに役立つ実用的なツールを提供することに重点を置いています。

Microsoft 365、Microsoft Edge、Bing の新しいクリエーター ツール

本日、すべての人が想像力を刺激して自己を表現できるよう設計された、Microsoft 365、Microsoft Edge、Bing の新しいコンシューマー向けツールについて発表できることに、大きな喜びを感じています。 あらゆることがアイデアから始まりますが、動き始めて個性を取り込むことは必ずしも簡単ではありません。ソーシャル メディアで自身のブランドを作り出そうとしている人や、単に家族や友人のために誕生日パーティーの招待状を作成したい人すべてのために、Microsoft ではコンテンツの制作と共有に関するいくつかの重要な課題の解決を目指しました。

  • アイデアがあっても動き出すのが困難です。アイデアを取り入れてデジタルで思い描いたものにしても、絶対に想像したとおりにならないのはなぜでしょうか。
  • コンテンツを作成する場合に時間がかかります複数の画像とテキストの形式を整えたりサイズを変更したりすることがこれほど複雑なのはなぜでしょうか。
  • すばらしい見栄えの独自のコンテンツを作ることが困難です。トレーニングを受けたデザイナーではなくても高品質のデザインを求めていることを、ツールがとにかく理解できないのはなぜでしょうか。
  • そして最も重要なことは、ツールが断片化していることです (そして高価です)。

初めて Microsoft Designer について発表できることに、大変な喜びを感じています。この Microsoft 365 のグラフィック デザイン アプリは、魅力的なソーシャル メディアの投稿、招待状、デジタル ポストカード、グラフィックスなどのすべてをすぐに作成するうえで役立ちます。

Microsoft Designer には、OpenAI の DALL∙E 2 を含む AI テクノロジが搭載されているので、最小限の労力でさまざまなデザインを即座に生成できます。最先端の AI によってアイデアがより優れたものになります。

Designer を利用すれば、時間を費やしてカードやソーシャル メディアの投稿をゼロから作る必要はありません。 また、あらかじめ作成された何千ものテンプレートを検索する必要もなくなります。Designer なら、アイデアから始めて、重労働は AI にまかせることになります。たとえば、Designer で "ゼロから始める" 場合、単純に見たい画像の説明を入力すると、代わりにアプリによって完全に独自のものが作成されます。Designer で作業を行う際、アプリのあらゆる面に AI が搭載されているので、生まれつきデザインの才能があってもなくても、一貫性があって、調整された、適切なスケールの美しいデザインに確実になります。

ユーザーが Designer の [Add Text] (テキストを追加) フィールドに「Cakes by Davi (Davi のケーキ)」と入力するといくつかのケーキの画像が表示され、さらに [Generate an image using a description] (説明を使用して画像を生成) フィールドに「Ombre cake decorated with flowers and fall foliage (花と紅葉で飾られたオンブル ケーキ)」と入力すると追加でケーキの画像の候補が表示されます。

画像やテキストなどのコンテンツをさらに追加すると、1 回のクリックで "デザイン アイデア" 機能によってコンテンツが魔法のようにデザイン内で融合されます。そうすると、ソーシャル メディアのプラットフォームに直接公開したり、どこでも使えるようにダウンロードしたりするなど、デザインを好みの形で全世界の人々と共有できます。

Microsoft Designer

詳細情報 

Designer アプリは PowerPoint から生まれたもので、そこでの "デザイナー" ではプレゼンテーションを作るときに AI を使ったテンプレートの提案が行われます。コンテンツの種類に応じて、選択できるいくつかのオプションが PowerPoint デザイナーによって提示されます。実のところ、PowerPoint デザイナーで 80 億以上のスライドのデザイン (さらに増え続けています) がお客様によって保存されています。その遺産をさらに発展させて、新しい Designer アプリでテキストを画像に変換する最先端の AI が追加されたことは非常に喜ばしいです。

新しい Microsoft Designer アプリを今すぐ使い始めるには、無料の Designer アプリの Web プレビューへの早期アクセスにサインアップしてください。Microsoft では、アプリをお試しになって、フィードバックをお送りいただき、改善をお手伝いいただけるよう、ユーザーを招待しています。現在の無料プレビューには、予定されている機能がすべて含まれているわけではありません。徐々に追加される予定です。アプリが一般提供できる状態になったら、無料アプリと、Microsoft 365 Personal および Family のサブスクリプション利用者が使用できる追加のプレミアム機能付きの両方で提供されます。

コンテンツ制作はアプリにとどまらず、オンラインでも行われていることを Microsoft は理解しています。そのため、Designer を Microsoft Edge に統合する予定です。AI 搭載のデザインの提案が利用できるようになるため、ブラウザー ウィンドウから移動せずにソーシャル メディアの投稿や他のビジュアル コンテンツの見た目を向上させることができます。

クリエーターが美しいロゴ、ソーシャル メディアの投稿、招待状を作りたいだけでなく、すばらしいビデオも作成したいことを Microsoft は認識しています。そのため、Microsoft Clipchamp が Microsoft 365 ファミリに正式に加わったことも喜ばしいことです。初めて Microsoft 365 アプリ スイートに無料のビデオ エディターが含まれるようになったので、美しいビデオを即座に作成できます。日々のビデオブログ、口コミのダンスのビデオ、家族のビデオ、ハイライト映像のどれであっても、Clipchamp はビデオ、音声、効果をすばやくかつ簡単に組み合わせるのに役立ちます。Clipchamp を利用すると、編集のエキスパートでなくても、だれでもプロ級のビデオを作成できるようになります。 また、Microsoft 365 のサブスクリプション利用者は Clipchamp のプレミアム機能を利用できるようになったので、かつてないほどの価値が追加のコストなしで提供されます。

ユーザーが Clipchamp を使って 45 秒のビデオを編集しています。10 秒と示されたフレームに紫の色合いの山と雲が表示されていて、ビデオ フレームに

Microsoft Clipchamp は現在、Windows 11 のインボックス ビデオ編集アプリとして、または Web で提供されています。Microsoft 365 Personal および Family のサブスクリプション利用者と、Clipchamp Essentials のサブスクリプション利用者は Clipchamp のプレミアム機能を利用できます。

本日は、新しい Web サイトである Microsoft Create についても発表いたします。これは、クリエーターのことを念頭に置いて設計されていて、インスピレーションを得たり、時間を節約したり、スキルのレベルアップをしたりするうえで役立ちます。Create によって、新しいクリエイティブ アプリと共に既知のお気に入りの Microsoft 365 アプリが 1 か所にまとめられるので、創造性を表現し、時間を最大限に活用できるようになります。

Create は、どのようなタイプのクリエーターでも、ビデオ、グラフィック デザイン、ドキュメント、プレゼンテーションなどを作り始める場合に役立つ空間です。これは、Designer、Clipchamp、PowerPoint、Word やそれ以外の Microsoft のコンテンツ制作アプリの力が集約された、クリエーターのための究極の出発点です。Create を利用すると、同じ立場になったことがある他の人々による専門的なテンプレート、精選された記事、ビデオが、インスピレーションのきっかけになったり、スキルのレベルアップに役立ったりします。コンテンツ制作について何か新しいことを試したり学んだりするうえで役立つこの新しい Web サイトを提供できることは、非常に喜ばしいです。

ユーザーが Create のホームページをスクロールすると、インスピレーションを与える Create のデザインが表示されます。ナビゲーションから [Templates] (テンプレート) を、ドロップダウンから [Instagram] を選択すると、Instagram のテンプレートのオプションが表示されます。ナビゲーションの [Learn and Grow] (学習と成長) を選択すると、コンテンツ制作のヒントが表示されます。

Microsoft Create

詳細情報 

Microsoft Create の Web サイトは、現在稼働していて、だれでも利用できます。時間と共に新しい機能とコンテンツがサイトに継続的に組み込まれる予定です。

今度は、創作に最適な画像を探すことについて説明します。特定の画像が必要な場合に、頭にあったものに最も近い何かしらが見つかるまでオンラインで検索することにすべての人が慣れてしまったと思われます。しかし、何らかの理由でまだ存在しない画像を探している場合は、運が悪いということになります。新しい Microsoft Bing の Image Creator を利用すると、想像しうる限りの、まだ存在しない画像を作成できるようになるということを発表できるのは、非常に喜ばしいことです。Microsoft Designer アプリでも利用されている同じ DALL∙E 2 搭載の画像ジェネレータ テクノロジが使用されている Image Creator は、アイデアを現実のものにするのに役立ちます。何かについての説明、場所や活動といった追加のコンテキスト、アート スタイルを入力するだけで、Image Creator によって画像が作成されます。

Microsoft では、この機能の展開には慎重なアプローチを取っています。一部の地域向けに限定プレビューをすぐ開始します。これにより、フィードバックを収集し、学習内容を適用し、範囲を拡大する前にエクスペリエンスを改善できます。Image Creator が利用できるようになると、Bing の [画像] タブに移動して [Image Creator] をクリックするか、Microsoft Edge のサイド バーにある Image Creator のアイコンからアクセスできます。

DALL∙E 2 のような初期段階のテクノロジを利用する場合、それが新しいものだと認識することが重要で、発展および改善し続けることが期待されます。Microsoft では、責任ある AI への取り組みを重要視しています。DALL∙E 2 によって Designer アプリと Image Creator に不適切な結果が提供されないように、DALL∙E 2 を開発したパートナーである OpenAI と協力して必要な対策を講じ、アプローチの発展を続けます。

たとえば、OpenAI は露骨な性的および暴力的なコンテンツをモデルのトレーニングに使用されるデータセットから除外し、Microsoft はコンテンツ ポリシーに違反する画像の生成を制限するためにフィルターを展開しました。

それに加えて、Microsoft では誤用の防止にさらに役立つ、慎重に扱うべきトピックにおけるクエリ ブロッキングの追加といった技術を統合しています。さらに、DALL∙E 2 に対する一部のプロンプトによってトレーニング データに組み込まれたバイアスが表面化する場合があります。Microsoft では、より多様なイメージを結果に提供するうえで役立つ追加のテクノロジを最近適用しました。これが、Microsoft が対処と継続的な改善のために積極的に取り組んでいる分野です。

フィードバック、アイデア、懸念事項をぜひお聞かせください。Designer のプレビューの場合は、右上にあるフィードバックのボタンでフィードバックを提供できます。近日公開予定の Image Creator の場合は、ページの右下に [フィードバック] ボタンが用意されます。

お金と時間の節約につながる Microsoft Edge の新しいツール

Microsoft では、クリエーターのための新しいツールに加えて、オンラインでの時間を最大限に活用し、その過程でお金を節約できるようになる方法を探し続けています。 

商品の検索とショッピングは、依然としてブラウザーにおいて最も長く続けられている活動の 1 つですが、そのことの真実味が増したのはここ数年のことです。熱心なオンライン ショッピングの利用者である私は、Microsoft Edge がショッピングのための最も優れたブラウザーの 1 つであると断言できます。Edge に組み込まれたショッピング機能は、利用者が平均で年間 $400 を節約するのに役立ちます。プラグインは必要ありません。また、Microsoft Edge によってこれまでに $14 億以上の割引がクーポンでもたらされています。3 これは大変な金額で、人々の日々の生活に影響します。Microsoft Edge のサイド バーの [ショッピング] は、ショッピングをさらに簡単かつより個人向けにする新しい機能で、価格の履歴、価格の比較、クーポン、お買い得品といった Web 全体の商品情報の分析に機械学習と AI の力が使用されていて、時間とお金の節約に役立ちます。Microsoft Edge のサイド バーの [ショッピング] を利用すると、パーソナライズされたショッピング ハブに便利にアクセスでき、最近の購入内容、荷物の追跡、最近閲覧したアイテム、未清算のショッピング カートなどの情報だけでなくクーポンや割引を確認できます。

ショッピングのほかにも、Microsoft Edge のサイド バーを利用すると、タブ間を移動していても、ブラウザー内でツールやファーストパーティとサードパーティの機能にサイドバイサイドでアクセスできます。私はマルチタスクと、オンラインでの時間を最大限に活用するために、サイド バーを使います。たとえば友人がノート PC のおすすめを送ってきたとします。Outlook の受信トレイからリンクを開き、サイド バーの [ショッピング] をクリックしてすぐに価格を比較できます。アプリを切り替えることは一切なく、操作はよどみなく進みます。また、サイド バーでは、[Discover] (検出) で異なる検索エンジンの検索結果を比較したり、単位変換のような簡単なツールにアクセスしたり、小休止が必要なときに [ゲーム] をチェックしたりできます。サイド バーで一番良い点は、全面的にカスタマイズできることで、オンラインでの時間を最大限に活用するための機能を選択できます。

Windows ユーザーの場合は、今すぐ Windows PC で Microsoft Edge と Bing を使い始めることができます。macOS、モバイル、または Linux デバイスで Microsoft Edge と Bing をお試しになりたい方は、Microsoft Edge をダウンロードして、ご意見をお聞かせください。

Microsoft と Uber One

最後になりますが、近頃は、クリエーターから起業家、親、学生に至るまでのすべての人が良い買い物を求めていることは間違いありません。本日から 2023 年 1 月 10 日まで、新規と既存の Microsoft 365 Personal および Family のサブスクリプション利用者は、サブスクリプションによって Uber One のメンバーシップを 6 か月間無料で利用でき、初回の Uber Eats の注文が $25 割引されます。Uber One のメンバーシップには、無制限の配送料無料、Uber Eats での最大 10% 割引、Uber の配車での 5% 割引が含まれています。登録と詳細については、こちらの Uber One のオファーをご覧ください。これによって毎日が少し楽になることを期待します。 

Microsoft では、ここ数年で現れた混乱と不確かさに満ちたこの新たな世の中で、どのようにテクノロジの力を利用すれば人々をサポートできるのかに重点を置いています。生き方、働き方、遊び方の永続的な変化は、新しい習慣になりました。Microsoft では、障害を取り除いてよりシームレスでパーソナライズされたエクスペリエンスをプラットフォームとデバイス全体で作り出す方法を探し求めています。それは、自己を表現できるようにするためであり、PC で次のイノベーションと創作の波をもたらすためでもあり、実現にはクラウドと AI の力を利用します。皆様がどのように活用されるのかを楽しみにしております。


1 「Tech Enabling User Generated Content to Flourish」、Consumer Technology Association (2022 年 6 月 15 日)

2 「How to Thrive in the Retail Space」、Comscore (2022 年)

3年間の節約額は 2021 年 5 月から 2022 年 4 月の間に Microsoft アカウントにサインインしたユーザーに提示されたクーポンの額面を使って計算されています。米国のデータのみに基づいています。

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コラボレーティブ アプリを Microsoft Teams とともに構築する http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/05/24/build-collaborative-apps-with-microsoft-teams/ Tue, 24 May 2022 15:00:00 +0000 今年の Microsoft Build 2022 では、Teams と Microsoft 365 に対応するコラボレーティブ アプリの開発に関する多数の新機能と機能強化を発表します。この記事では、Build での発表の要約を紹介します。

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このパンデミック (感染症の世界的な大流行) で、ハイブリッド ワークのコア イネーブラーとしてのテクノロジの役割が劇的に加速しており、開発者はこの変革の中心に立っています。前回の Microsoft Build でコラボレーティブ アプリを発表しましたが、この新しいアプリ パターンのねらいは、ユーザーがハイブリッド ワークプレイスで成功を続けていけるように人、プロセス、データをひとつにまとめることです。人々がソフトウェアを消費する方法がモバイル デバイスによって完全に変革したのと同じように、コラボレーティブ アプリはあらゆる組織での人々の共同作業の方法を変革していきます。

月間アクティブ ユーザー数 2.7 億を超える Microsoft Teams は開発者に、コラボレーティブ アプリ構築という他にはない機会を提供しています。2020 年初頭に比べて、Teams 内のカスタム構築またはサードパーティのアプリの月間アクティブ ユーザー数は 10 倍以上に増加しています。Teams 対応アプリの数は 1,400 を超え、ますます多くの独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) が、Teams と Microsoft 365 のサービスを基盤とするアプリを開発してそのユーザーからの多額の年間収益を生み出しています。将来に目を向けると、今後登場するテクノロジがデジタルと物理の世界をひとつにまとめると考えられます。その一例が Microsoft Mesh for Teams ですが、こうして Teams でのコラボレーティブなエクスペリエンスに参加する新しい機会が開かれることが期待されます。 

今年の Build 2022 では、Teams と Microsoft 365 に対応するコラボレーティブ アプリ開発に関する多数の新機能と機能強化を発表しています。私と Charles Lamanna の基調講演「Innovate with collaborative apps and low code」(イノベーションをコラボレーティブ アプリとロー コードで) でハイライトをご覧ください。このブログでは、Build での発表の要約を 3 つのセクションに分けて紹介します。ユーザーを満足させる豊かなコラボレーティブ エクスペリエンス、開発者の生産性拡張とユーザー エンゲージメントの増大、そしてアプリの収益化です。これらのイノベーションを使って皆さまがどのようなものをビルドされるのか、非常に楽しみです!

ユーザーを満足させる豊かなコラボレーティブ エクスペリエンス

Live Share のご紹介: Teams 会議の中での対話型アプリ エクスペリエンス

このたび発表する Live Share は、開発者が作成するアプリで受動的な画面共有だけでなく参加者の共同視聴、共同編集、共同作成などを Teams 会議の中で実現するための機能です。Teams SDK の新しい拡張機能 (プレビュー中) を使用して簡単に、既存の Teams 向けアプリを拡張して会議の中に Live Share エクスペリエンスを作り出すことができます。Live Share を支えている "流動フレームワーク" は、状態、メディア、コントロール アクションの高度な同期をサポートするものであり、必要な開発はフロントエンド側のみです。 この同期は、Teams によってホストされ管理される Microsoft Azure Fluid Relay サービス インスタンス上で実行されますが、利用料金は発生しません。Frame.io、Hexagon、Skillsoft、MakeCode、Accenture、Parabol、Breakthru などのパートナー各社が既に Live Share エクスペリエンスを構築しています。Live Share のオンデマンド セッションをご覧になり、新しい Teams SDK 拡張機能をお試しください。

Microsoft Teams での Live Share コラボレーションの実際の動作を見せるデモ。

図 1. Hexagon の Live Share プロトタイプを使って、エンジニアたちが Teams 会議の中でブレーンストーミングしながら 3D のモデルとシミュレーションに注釈を付けたり、編集したりしています。

流動フレームワークと Azure Fluid Relay の一般提供

流動フレームワーク (Fluid Framework) はオープンソースのクライアントサイド JavaScript ライブラリの集合であり、Live Share のリアルタイム コラボレーション機能を支えています。Azure Fluid Relay は、流動フレームワーク クライアントをサポートする完全マネージド型のクラウド サービスです。開発者は流動フレームワークと Azure Fluid Relay を使用して、開発するアプリでのリアルタイムの対話を Microsoft Teams 会議以外の場所でも実現することができます。流動フレームワーク、Azure Fluid Relay サービス、そしてこれに対応する Azure Fluid クライアントサイド SDK が実稼働シナリオへの準備を整えて提供を開始するのは 2022 年中盤の予定です。最新情報については Microsoft Developer Blogs をご覧ください。こちらのオンデマンド セッションで、流動フレームワークと Azure Fluid Relay を使用するコラボレーティブ Web アプリの構築についてさらに学ぶことができます。

アダプティブ カードを更新して Loop コンポーネントを作成

Microsoft Loop コンポーネントはライブの、アクション実行可能な生産性単位であり、常に同期を保って Microsoft 365 のアプリ間を自由に移動します (最初は Teams チャットと Microsoft Outlook)。本日、開発者が Loop コンポーネントを作成できるようになりましたことを発表します。これで、簡単に既存のアダプティブ カードを Loop コンポーネントに進化させることや、新しいアダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを作成することができるようになります。加えて、アダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを "エディター" の画面に表示することができます。これに使用される Context IQ はインテリジェントな機能の集合であり、Microsoft のアプリやサービスのバックグラウンドで稼働するので、ユーザーはメール新規作成の流れを止めずに続けることができます。Zoho Projects はこのアダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを利用して、同社の顧客のインシデント応答時間を向上させてサービス停止時間を短縮するとともに SLA (サービス レベル アグリーメント) を基準とする全体的なパフォーマンスを高めるためにユーザーがこれらのタスクを Teams でも Outlook でも実行できるようにしています。Zoho Projects と ServiceDesk Plus Cloud はいち早く Microsoft 365 のアプリと統合して Microsoft Loop を実装した製品の例です。この機能の開発者プライベート プレビューは 2022 年 6 月に開始します。最新情報については、Microsoft Developer Blogs をご覧になるか Twitter で @Microsoft365Dev をフォローしてください。

Zoho Projects の実際の動作のデモ。アダプティブ カード ベースの Loop コンポーネントを法務の承認に使用しています。

図 2. Zoho Projects はアダプティブ カードをライブの、アクション実行可能な Loop コンポーネントに発展させて Teams と Outlook の両方で動作するようにしました。

Microsoft Azure Communication Services サンプル アプリ ビルダーのご紹介

Microsoft Azure Communication Services と Teams との相互運用性を利用すると、カスタム アプリや Web サイトを利用する顧客と Teams で仕事をしている従業員との、シームレスなコミュニケーションをサポートするエクスペリエンスを作り出すことができます。たとえば Teladoc Health はこの種としては初の、カスタム完全統合型臨床/管理バーチャル ヘルスケア ソリューションであり、Teams の中でケア チームのコラボレーションと関連する臨床データへの直接アクセスを可能にするとともに、カスタム アプリから参加した患者にシームレスにバーチャル ケアを提供することができます。

バーチャル ヘルスケア用の Teladoc Health カスタム アプリの画面が左右に並べて表示されています。左の臨床チーム用画面には患者が表示され、右の患者用画面には担当医師が表示されています。

図 3. Teladoc Health はケア提供者の作業とつながりを Teams からできるようにしました。患者は Azure Communication Services を使用して開発されたカスタム アプリから参加できます。

本日、Azure Communication Services サンプル アプリ ビルダーを発表します。開発者が簡単に、バーチャル アポイントメントのためのサンプル アプリケーションをビルドしてデプロイできます。所要時間はほんの数分で、コーディングは一切不要です。このサンプル アプリを通して、顧客はアポイントメントの予約を入れることができます (これには Microsoft Bookings の機能が使用されます)。Teams 会議に参加するためのカスタム Web アプリには、会社のブランドを反映でき、スタッフはスケジュールされたアポイントメントに Teams を使用して参加します。このサンプル アプリは完全オープン ソースであり、開発者はそのコードを利用してさらにカスタマイズできます。Github で詳細情報をご覧ください

Microsoft Graph API の機能強化でチャットとチャネルのメッセージを開発者のアプリに埋め込み可能に

Microsoft Graph チャット API を利用すると、開発者が Teams のチャットを自分のアプリケーションに埋め込むことができます。これでユーザーがコラボレーションをシームレスに、アプリ間の切り替え不要でできるようになります。このたび、多数の新しい API のプレビュー開始を発表します。これで、フェデレーション ユーザー (たとえばテナント外のユーザー) とのチャットが可能になり、他にもメッセージが現在のユーザーによって既読か未読かを特定することや、ユーザー チャットとメンバーシップの変更をサブスクライブすることができるようになります。これらの新しい API の一般提供開始は 2022 年中盤を予定しています。詳細については、Docs のチャット メッセージのリソースの種類のページオンデマンド セッションをご覧ください。

SharePoint Framework と Microsoft Viva コネクション

SharePoint は、きわめて柔軟なコンテンツ コラボレーション プラットフォームとして Microsoft 365 のさまざまなエクスペリエンスにパワーを与えています。SharePoint Framework で、パーツやページを SharePoint のサイトや Teams のアプリなどの中に作成できるようになりました。このフレームワークを中心として、新しい従業員エクスペリエンス プラットフォーム Microsoft Viva コネクションの拡張性機能が構築されています。こちらのセッションで、Viva コネクション対応の独自の従業員エクスペリエンスを構築して Teams のアプリと直接統合する方法をご覧ください。

Viva コネクションのモバイル アプリと Teams でのホーム サイトを左右に並べた画像。

図 4. サンプルの Microsoft Viva コネクション アプリが Teams とモバイル デバイスの両方で実行されています。

"承認" の拡張性

Microsoft Teams の中の "承認" は、現場の最前線で働く従業員からオフィス ワーカーまであらゆる人々が、承認の作成、管理、共有を簡単に、仕事の流れの中で直接行うのに役立ちます。このたび、承認の作成、読み取り、更新、削除 (CRUD) の API を発表します。開発者はこの承認 API を使用して承認機能を基幹業務アプリに取り込むことや、Webhook を使用して Teams の "承認" での変更追跡とワークフロー推進ができるようになります。承認 API は 2022 年中盤にプレビュー開始を予定しています。最新情報については Microsoft Developer Blogs をご覧ください。詳細については、こちらのオンデマンド セッションをご覧ください。

開発者の生産性をスケーリング

ビルド 1 回で Teams と Microsoft 365 のどこにでもデプロイ

本日、新しい Teams SDK の一般提供開始を発表します。これを利用すると Teams、Outlook、Office に対応するアプリを単一のアプリケーション & デプロイメント モデルで構築することや、各製品に関係する機能を活用するコラボレーティブ アプリを構築することができます。開発者は最新の Teams JS SDK v2 とアプリ マニフェスト v1.13 にアップグレードできるようになりました。これで実稼働用の Teams 対応アプリを作成することや、フルスケールのパイロットを Outlook と Office のプレビュー チャネルのユーザーを対象として実施することができます。こうしてフィードバックを集めて、Outlook と Office で動作するアプリの配布 (本年中に可能になる予定です) に備えることができます。

これらの更新には後方互換性があるため、開発済みの Teams 対応アプリはすべて改変不要で今後も Teams の中で動作し、実稼働レベル サポートが受けられます。Teams 開発者向けエクスペリエンス (Microsoft Teams 開発者ドキュメント、ツール、サポート、コード リポジトリなど) は、拡張されたアプリをサポートするように更新されています。シングルテナントとマルチテナントの両方のアプリを、既存の Teams エクスペリエンスを使用して配布できるようになります。詳細については、Teams 対応アプリを Microsoft 365 の他の部分でも利用できるようにすることについてのオンデマンド セッションをご覧ください。

MURAL の実際の動作のデモ。個人用タブと検索ベースのメッセージ拡張機能が他の場所でも利用可能になることを示しています。

図 5. MURAL の Teams 対応アプリにある個人用タブと検索ベースのメッセージ拡張機能が他の Microsoft ホスト アプリでも利用可能になります。

MURAL はパートナーの中でも早くから、Teams、Outlook、Office をつなぐコネクテッドなエクスペリエンスを実現するアプリを提供しています。上記の例では、MURAL の検索ベースのメッセージ拡張機能が Outlook のメッセージに直接、対話型のアダプティブ カードとして挿入されています。MURAL の他にも Adobe、eCare Vault、go1、monday.com、Polly、ServiceNow、SurveyMonkey、Zoho など多数のパートナーの協力を得てこれらのツールが完成し、このたび一般提供開始となりましたことを Microsoft Build で発表しました。

Teams Toolkit for Visual Studio Code と CLI の一般提供開始

Teams Toolkit for Visual Studio、Visual Studio Code、コマンドライン インターフェイス (CLI) は、Teams と Microsoft 365 のためのアプリを短時間で構築するためのツールです。Teams プラットフォームの経験がない方もベテランの開発者も、Teams Toolkit を使うことがアプリの作成、ビルド、デバッグ、テスト、デプロイの最善の方法です。本日、Teams Toolkit for Visual Studio Code と CLI の一般提供 (GA) 開始を発表します。開発者はシナリオベースのコード スキャフォールドを足掛かりとして通知とコマンド & レスポンスのボットを作成することや、最新バージョンの Teams SDK へのアップグレードを自動化することや、Outlook や Office のアプリを直接デバッグすることができます。Teams Toolkit を使ったアプリ構築は今すぐ始めることができます。

Github 画面の画像。シナリオベース コード スキャフォールドの開発者デモ。

図 6. Microsoft Teams 用の通知アプリを、Teams Toolkit for Visual Studio Code を使用して構築しています。

Power Apps でのコラボレーション コントロール

このたび発表する "Power Apps でのコラボレーション コントロール" は、Power Apps で構築されるカスタム アプリの中から直接 Microsoft 365 のコラボレーション機能 (Teams のチャット、会議、ファイル、Tasks by Planner など) をドラッグ アンド ドロップできるようにするものです。コラボレーション コントロールのプレビュー開始は 2022 年中盤を予定しています。詳細については、こちらのオンデマンド セッションをご覧ください。最新情報については、Power Apps のブログをご覧ください。

開発するアプリでのユーザー エンゲージメントと収益化を成長させる

Microsoft 365 用アプリ コンプライアンス自動化ツール

Microsoft 365 アプリ コンプライアンス プログラムの目的は、アプリケーションがどれだけ信頼できるかを評価して対外的に示すことであり、この基準にはセキュリティ、プライバシー、データ取り扱い方法についての業界標準、たとえば SOC 2、PCI DSS、ISO 27001 などが使用されます。このたび、Microsoft 365 用アプリ コンプライアンス自動化ツールのプレビューを発表します。Azure 上で構築されたアプリケーションが対象であり、アプリのコンプライアンスの行程を加速するのに役立ちます。このツールで、開発者はかなりの数のタスクを自動化できるので、認定を短時間で、簡単に達成できるようになります。このツールにはレポート生成機能もあり、開発者が簡単に共有できるので、IT 部門がアプリのセキュリティとコンプライアンスを可視化するのに役立ちます。詳細については、Docs の Microsoft 365 用アプリ コンプライアンス自動化ツールのページをご覧ください。

アプリの管理と発見しやすさを向上

Teams Store はユーザーが適切なアプリを見つけるのに役立ちます。アプリ カテゴリが更新され、アプリのコレクションがキュレーションされ、人気の注目アプリが一覧表示され、ユーザーの同僚や仲間の使用状況に基づいてインテリジェントにおすすめが提示されます。今年の Microsoft Build では、Teams Store における中央エクスペリエンスを発表します。さまざまな Teams とグループ チャットで使用しているアプリをユーザーが自分で追跡するのに役立つとともに、そのアプリでどのアクセス許可が必要かがわかります。また、タブ、メッセージ拡張機能、コネクタを通したアプリの発見を、コンテキスト重視でできるようにします。これでユーザーが適切なアプリを見つけやすくなり、Teams の中で動作する ISV のアプリの使用を増やすのに役立ちます。たとえば、メッセージの新規作成というコンテキストでは、メッセージ拡張機能からの提案がタスクとアクション別にまとめられ、ユーザーはここから選択して実行できます。最後に、皆さまが開発したアプリをモバイル デバイスのユーザーが直接、たとえばリンクや QR コードから追加できるようになりました。

Teams 対応アプリのアプリ内購入

パートナーと開発者の皆さまからのご要望としてトップに挙げられるものの 1 つが、開発する Teams 対応アプリに課金システムを組み込むことです。これで、無料版アプリをフリーミアム版に転換できるようになり、アプリのユーザーにサブスクリプションで利用するかどうかを尋ねることができます。この新しいアプリ内購入機能は本日から提供を開始し、数行のコードを書くだけで呼び出すことができます。詳細については、Docs のアプリ内購入のページをご覧ください。

Microsoft Teams でアプリ内購入のサブスクリプション プランを選択する画面。

図 7. 数行のコード追加で、フリーミアム アップグレードが Teams の中で直接できるようになります。

Teams アプリ ライセンス管理

もう 1 つ、購入済みライセンスの管理と割り当てをユーザーができるようにするという点でも今回大きく前進しています。以前は、ライセンス管理コンポーネントをソリューションに組み込むかどうかは開発者に任されていました。方法としては、ランディング ページや、アプリの中で直接行うというものがあります。ライセンス管理のエクスペリエンス効率化に役立つように、間もなく、ライセンス管理の負担を開発者から Microsoft に移せるようにします。これで、ユーザーがライセンスの管理と割り当てを Teams の中で直接行うことができます。Teams でのライセンス管理のプレビュー開始は 2022 年中盤を予定しています。

新しいコラボレーティブ アプリが Teams に登場

ISV 各社から、革新的なコラボレーティブ アプリが次々と Teams に登場し、そのシナリオは広範にわたっています。ここでは、本日または近日中に提供を開始する新しいアプリの例をご紹介します。

  • MURAL アプリ for Teams は、あらゆる場所のチームが共有コラボレーション スペースを Microsoft Teams に取り込めるようにするものです。ユーザーは非同期の視覚的コラボレーションでチームワークを向上させることができます。エンゲージメントできていない会話を変革して、生産的で全員が積極的に参加できる会議やワークショップにするための多数のテンプレートと、実証済みのガイド付きメソッドが用意されており、チームが画期的な成果を達成するための力となります。MURAL は Microsoft プレビュー パートナーであり、MURAL アプリは Teams、Outlook、Office のすべてで単一のコネクテッド エクスペリエンスとして動作します。
  • Observable アプリ for Teams は、企業がそのデータ、コンテキスト、ロジックを 1 つの場所にまとめて、インサイト発見をコラボレーション型で行うとともにデータ駆動の意思決定を組織全体で加速することを可能にします。 Observable の新しい更新プログラムが 2022 年 6 月に予定されており、Observable でのコメントを通してコラボレーションするときに Microsoft Teams 通知を利用できるようになります。
  • SAP S/4HANA operational purchaser chatbot は、Microsoft Teams のコラボレーティブ機能を SAP S/4HANA ユーザーが会話型ユーザー エクスペリエンスの中で利用できるようにするものです。これには Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) 認証が使用され、Microsoft Graph API が利用されているため、ユーザーが他の関係者を呼び出すことやビジネス パートナーとの Teams 会議のスケジュールを設定することが、認証済みビジネス ユーザーのコンテキストでボットの中から直接できるようになります。これは SAP 内のスタンドアロン アプリの中での Teams のコラボレーション エクスペリエンスの緊密な統合を提供するものであり、ユーザーに必要な接続性とコラボレーションをもたらします。
  • ServiceDesk Plus Cloud アプリは Zoho のエンタープライズ IT 管理部門である ManageEngine から提供されています。Microsoft Teams を利用してビジネスと IT のサービス デリバリーを効率化し、IT のインシデント解決を管理してスピードアップし、エンタープライズ全体でサービス エクスペリエンスを向上させます。間もなく、ServiceDesk Plus Cloud アプリの既存の静的なアダプティブ カードが Loop コンポーネントで拡張されます。これで、チケット関連の仕事をする人全員が、最新の更新情報を入手してサービス デスクのタスクをトリガーすることがタブの切り替え不要でできるようになります。
  • Figma はコラボレーティブなデザイン プラットフォームですが、ここに導入される新しいアプリで、チームが Figma と FigJam のファイルの共有、プレゼンテーション、コラボレーションをリアルタイムで、Teams 会議の中でできるようになります。このアプリでは新しいアダプティブ カード機能も利用されているため、ユーザーが Figma または FigJam のファイルへのリンクを Teams チャットの中で共有するとカードが展開し、ユーザーがそのファイルを Teams の中から開くことができます。ファイルの通知を見て応答することも、Teams の中から直接行うことができます。Figma アプリは 2022 年中に Teams アプリ ストアでの提供を開始する予定です。

詳細情報

ここでは、Microsoft TeamsMicrosoft 365 の上で動作するコラボレーティブ アプリの開発についてさらに学ぶための主なリソースをまとめます。

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Microsoft Viva ゴールで目的とアラインメントが従業員エクスペリエンスに加わります http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/05/16/microsoft-viva-goals-brings-purpose-and-alignment-to-the-employee-experience/ Mon, 16 May 2022 15:00:00 +0000 本日、ビジネス ゴールの設定と管理のための新しいモジュール Microsoft Viva ゴールがプライベート プレビューとして提供を開始したことを発表します。Viva ゴールで、目的とアラインメントを Viva の既存の機能 (文化とコミュニケーション、ウェルビーイングとエンゲージメント、成長と能力開発、知識とエキスパートの情報) とともにご利用いただけるようになります。

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ワークプレイスはこの 2 年間で大きく進化しました。ハイブリッド ワークが現実のものとなり、従業員の期待は従業員エクスペリエンスへとシフトしています。Microsoft が最近実施した調査によれば、従業員の 77% が、仕事における目的意識と意義を雇用主から提示されることが重要または非常に重要だと回答しています。同時に従業員の 69% が、働いた時間ではなくインパクトが評価されて報酬が与えられることが重要または非常に重要だと回答しています1

従業員は、所属する会社の目的とミッションに自分がつながっていること、自分の方向性がこれらにそろっていることをもっと実感したいと考えているだけでなく、成長し、インパクトを作り出し、変化をもたらしたいと考えています。同様に、組織の理想的な状態とは、従業員とチームがゴールについて明確な共通認識を持ち、望みどおりのビジネス アウトカムの達成に向けて足並みをそろえて業務を遂行できることです。明確で一貫性のあるビジネス ゴール設定プロセスは、従業員エクスペリエンスとビジネス アウトカムの間のミッシング リンクといえます。

本日、ビジネス ゴールの設定と管理のための新しいモジュール Microsoft Viva ゴールがプライベート プレビューとして提供を開始したことを発表します。OKR (Objectives and Key Results: 目標と主要な成果) の大手企業 Ally.io2 の買収から誕生した Viva ゴールで、目的とアラインメントを Viva の既存の機能 (文化とコミュニケーション、ウェルビーイングとエンゲージメント、成長と能力開発、知識とエキスパートの情報) とともにご利用いただけるようになります。

Viva ゴールの概要

Viva ゴールは、チームの方向性を組織の戦略的優先事項にそろえて (アラインメント)、ミッションと目的を中心に結束させます。 従業員の仕事の内容と、その仕事がビジネスの最重要の優先事項にどのようなインパクトをもたらすかを明確にするのに役立ちます。このアラインメントができているチームは、仕事の遂行に専念し、健全な判断を下し、望みどおりのビジネス成果を推進することができます。

さらに、Viva ゴールによってビジネス ゴールが毎日の仕事の流れの中に組み込まれます。接続されたデータと自動リマインダーで最新の状況を把握するのが簡単になることに加えて、OKR とその進捗状況を組織全体で共有するためにカスタマイズされたダッシュボードとクイック リンクを活用できます。Viva ゴールは Microsoft Teams や Azure DevOps と統合され、その他に組織で既に利用されている業務管理とデータのツールとも統合できます。さらに Microsoft Viva、Microsoft Power BI、およびその他の Microsoft 365 のアプリとサービスとの多数の統合が今後追加される予定です。Viva ゴールの登場で、OKR は従業員エクスペリエンスから切り離された存在ではなくなり、人々が働く場所に一体化されます。

Viva ゴールが現在の Microsoft Viva Suite サブスクリプションに追加されて一般提供を開始するのは 2022 年第 3 四半期の予定です。

ビジネス ゴールが従業員エクスペリエンスとビジネス アウトカムをつなぐ

組織の最上位においてゴールと成功の測定方法を明確にすることは、何が重要かを従業員全員が理解して、最も重視される優先事項にそれぞれの仕事の方向性をそろえるのに役立ちます。これで、チームの仕事のコンテキストが明らかになり、ビジョンが共有されて共通言語が形成されますが、このことはハイブリッド ワーク環境では特に重要です。これによって、各部門とチームがそれぞれの優先事項に集中するための枠組みが作られ、何を成功とみなすかをビジネス ゴールと関連付けて定義することができます。

組織全体とチーム全体のゴールが明確になっていれば、従業員はチームと個人のレベルで考え、コラボレーションし、行動することができるようになります。優先事項と他のメンバーの仕事の状況について情報を得て、それに自分の仕事の方向性をそろえます。こうして、毎日の仕事によってビジネスが、よりアジャイルな方法で前進します。このような、全体像とのつながりと可視化によって、柔軟に目的ドリブンで仕事を進めることが可能になります。それは、ゴールに到達するための最善の方法を従業員が判断できるからです。なぜ自分が毎日出勤するかを知り、コラボレーション型アプローチでゴールを定義し、自分がどれだけ進んだかを理解することは、従業員エクスペリエンスをより良いものにするうえで重要です。

また、イノベーションと成長の文化も促進されます。Ally.io の調査によれば、OKR などのゴール設定フレームワークを使用している従業員の 73% は、仕事でリスクを取るためのエンパワーメントができていると感じており (使用していない従業員では 53%)、計算されたリスクはイノベーションにつながっています3

OKR をすべての人に

Viva ゴールで私たちが目指しているのは、チームのあらゆるレベルで OKR を使用できるようにすることです。OKR は全員を同じ方向に進めるのに役立ちますが、トップダウンの指示としてしか使用されないのでは意味がありません。CEO をはじめとする幹部も、チーム リードも、専門職 (individual contributor) も、OKR をマネージャーとの 1 on 1 のミーティングや利害関係者への進捗報告に、あるいは通常のプランニング プロセスに取り入れて、何がうまくいき、何がうまくできなかったか、何を変えるべきかを振り返ることができます。

Microsoft 自身の従業員エクスペリエンスの行程を紹介するブログ シリーズの第 4 回では、Microsoft 社内のチームがどのように Viva ゴールと OKR フレームワークを社内のさまざまなレベルで使用して新入社員をサポートし、チーム間のパートナーシップを定義し、イノベーションを推進しているかを紹介しています。

今後の展望

私たちは、お客様のアラインメント作りのお手伝いができること、そして意義を明確にした目的ドリブンの働き方を Viva の一部として従業員エクスペリエンスに取り込めるようになったことを嬉しく思います。詳しくは、Microsoft Viva ゴールの詳細情報と次のビデオをご覧ください。


1Work Trend Index の調査は独立調査会社 Edelman Data x Intelligence が 31 の市場のフルタイム雇用または自営の労働者 31,102 人を対象として 2022 年 1 月 7 日から 2022 年 2 月 16 日にかけて実施しました。この調査は長さ 20 分、オンラインで、英語を使用して、または各市場の言語に翻訳されて実施されました。市場ごとに最低 1,000 人のフルタイム労働者が調査の対象となり、すべての回答について全世界の結果が集計されて平均値が計算されています。全世界平均の中で、各市場の重みは均等に与えられています。各市場のサンプルは、フルタイム労働者群の年齢、性別、地域を代表するように選ばれており、各サンプルの中ではさまざまな労働環境 (対面、リモートか非リモートか、オフィス勤務かそれ以外かなど)、業種、企業規模、在職年数、職位が混在しています。調査対象の市場: オーストラリア/ニュージーランド (ANZ): オーストラリア、ニュージーランド。アジア太平洋 (APAC): 中国、香港特別行政区、インド、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、シンガポール、韓国、台湾、タイ、ベトナム。ヨーロッパ: チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランド、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス。ラテンアメリカ (LATAM): アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、メキシコ。北米: カナダ、米国。

2Microsoft の Ally.io 買収で従業員エクスペリエンスがさらに向上し、従業員の仕事とチームのゴールや会社のミッションとのアラインメントが可能に、Kirk Koenigsbauer、Microsoft 公式ブログ、Microsoft。(2021 年 10 月 7 日)

32021 Report: A New Perspective on Goal Management and Company Culture、Kevin Shively、Ally.io。(2021 年 6 月 8 日)

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インクルーシブ性を高めるインテリジェントなツールから Windows の最新ニュースまで――Microsoft 365 の最新情報をご紹介します http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/04/28/from-intelligent-tools-built-on-inclusivity-to-the-latest-in-windowsheres-whats-new-in-microsoft-365/ Thu, 28 Apr 2022 16:00:00 +0000 今月追加される新しい機能で、全員がより快適に会議に参加でき、多様性のあるハイブリッド ワークプレイスでエンパワーメントを感じられ、デバイスの切り替えをさらに簡単にできるようになります。

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先日リリースされた Microsoft の 2022 Work Trend Index1 でもハイライトされているように、世界中の組織が新しい働き方に適応しつつありますが、新しい課題にも直面しています。それは、いかに文化、テクノロジ、スペースを組み合わせてハイブリッド ワークを文字どおり work させる (効果を発揮させる) かです。私たちが毎日使うツールは、柔軟かつインクルーシブであることが必要です。それぞれ異なるニーズを持つ人々全員をエンパワーメントし、いつでも、どこにいるときでも生産性を発揮できるようにするためです。

今月 Microsoft 365 に追加される多数の機能は、アクセシビリティを高め、柔軟なワークスタイルをサポートし、定型的タスクを効率化し、一人一人の意見を確実に伝える方法を増やします。また、Windows 11 と Windows 365 に、ハイブリッド ワークを少し楽にする新しい機能も追加されます。では、新しい機能を詳しく見ていきましょう。

さらにインクルーシブでシームレスな仕事環境

ハイブリッド ワークプレイスにおけるニューロダイバーシティをサポート

過剰な通知で気が散ってしまうことがあります。特に、自閉症や ADHD などの障碍のある人の場合です。邪魔になるものを減らすために、Microsoft Teams での通知をカスタマイズする方法を増やし、どの通知をいつ表示するかを指定できるようにしました。Microsoft Viva インサイトでは、自分の時間を確保するための新しい方法が追加されます。また、効率的な読み書きをサポートする新しい機能も追加しています。たとえば、テキスト予測のオプション、音声コントロール ツール、アクセシブルなオーサリング機能です。すべての人にとって有益ですが、ディスレクシア (読字障碍) などの学習障碍のある人々にとっては真のゲーム チェンジャーとなります。

ハイブリッド ワークプレイスにおけるニューロダイバーシティをサポートする、これらの機能とその他のインテリジェントなツールについて Microsoft アクセシビリティの 2022 年春の新機能のブログで説明しています。

Microsoft Teams 会議中に通知をミュートします。

自然な言語でタスクを作成する

To Do Windows アプリで期限、リマインダー、繰り返し情報をタスクのタイトルからスマートに認識する機能がサポートされるようになりました2。これで、「プロジェクトのレポートを金曜日に提出」あるいは「クライアントのフォローアップを木曜日午後 1 時に」のような自然な言語を To Do が自動的に認識して、日付、時刻、繰り返し情報をハイライトし、タスクに追加します。お使いの Windows To Do アプリをバージョン 2.66 以上に更新してご利用ください。

Yammer をさらに活用する

このたびリリースされた Yammer の一連の機能更新は、自分に必要なものを発見する、アイデアを共有する、個人設定をカスタマイズするといったことを簡単にするのに役立ちます。まず、コミュニティのメンバーが質問への有益な回答に賛成票を投じることができるようになりました。これで、回答を他のメンバーが見つけるのが簡単になります。また、会話をブックマークする機能も追加され、後で特定の投稿とその返信を見るのに便利です。最後は Yammer Web のダーク モードで、間もなく利用可能になります。

Microsoft 365 Web アプリでのアカウント切り替えをクリック 1 回で

複数のユーザー アカウントの切り替えは仕事の流れを乱すことがあります。特に、サインアウトしてサインインしなおすことが必要なときです。今月から、Microsoft 365 Web アプリで複数の職場用と個人用のアカウントが同じブラウザーでサポートされるようになります。これで、アカウントの切り替えがシームレスに、クリック 1 回でできます。Microsoft 365 Web アプリの画面右上にあるアカウント マネージャーでアカウントを追加して、お試しください。この機能についての詳細情報を、Tech Community の Microsoft 365 Web アプリでのアカウント切り替え機能の発表についてのブログでご覧ください。

ユーザー アカウント切り替え機能を示す Office 365 ホームページ ビュー。

Windows 11 と Windows 365 で仕事をどこからでも安全に進める

柔軟な働き方を実現するには、ハイブリッドの世界のために作られたテクノロジが必要です。今月発表した Windows 11 と Windows 365 の最新の機能は、新しい働き方に力を与えるように設計されています。Microsoft Cloud のパワーと PC の親近性をひとつにまとめて、一段とシームレスな Windows エクスペリエンスを、セキュリティを犠牲にすることなくお届けします。

生産性とハイブリッド コラボレーションを Windows 11 で推進

Windows 11 では、作業中のファイルをエクスプローラーで簡単に整理できるように、お気に入りのタグを付ける、タブを使用して必要なファイルにすばやくアクセスするといった機能が追加されています。

Windows 11 エクスプローラーの画面。ファイルを整理するための、お気に入りや最近アクセスのカテゴリなどの機能を示しています。

新しい機能、たとえば自動フレーミングVoice Clarity背景のぼかしアイ コンタクトで、ハイブリッド ミーティングがさらに自然に感じられます3ライブ キャプションを利用すると、ハイブリッド ワーク環境がさらにインクルーシブになり、聴覚障碍のある人や言語学習中の人も等しく参加できます。最後に、タッチ対応スナップ アシストを追加しました。Windows タブレットや 2-in-1 デバイスで、事前定義されたレイアウトでウィンドウを整理するのに便利な機能です。

ハイブリッド ワークの力となる世界初のクラウド PC、Windows 365

Windows 365 で、働く人々の Windows エクスペリエンス全体を Microsoft Cloud からストリーミングできます。それぞれの個人設定、アプリ、コンテンツにどのデバイスでも、セキュリティを維持しながらアクセスできます。

Windows 365 Boot で、ユーザーは起動時に Windows 365 にサインインできます。最初にローカルのオペレーティング システムにサインインする必要はありません。Windows 365 Switch は Windows 365 クラウド PC とローカル デスクトップとの間を移動するための機能です。現在タスク スイッチャーで複数のデスクトップを切り替えているのと同じ方法で移動できます。Windows 365 アプリを使うと Windows 365 クラウド PC に別の方法で、つまりタスク バーやスタート メニューからアクセスできます。また、オフラインで作業する必要があるとき、たとえば飛行機の中や野外活動のときは、Windows 365 Offline を利用すると作業を中断なく続行できます。再びネットワークに接続したときに、自動的に同期が行われます。

Windows 365 の切り替え機能。ユーザーが Windows クラウド PC とローカル デスクトップとを切り替えることができます。

IT 担当者の力となるモダン管理

分散して働く従業員のデバイスを管理して常に最新の状態にすることは、IT 部門にとって新たな課題となっています。その助けとなるように、Windows 自動パッチを追加しました。この新しいインテリジェントなマネージド サービスは、Windows と Office のソフトウェアを自動的に最新状態に維持するものであり、Windows Enterprise E3 で追加費用なしで利用できます。この発表の詳細情報を、Tech Community の最新の状態にして最新の状態を保つための Windows 自動パッチについてのブログでご覧ください。

加えて、新しいコミュニケーション機能を Microsoft エンドポイント マネージャーに追加します。IT 担当者が組織からのメッセージを特定の従業員宛てに直接送信できるようになり、メッセージはデスクトップやロック画面など、Windows 11 のさまざまな場所に表示されます。この新しいクラウド マネージド機能とその他の詳細情報を Tech Community のエンドポイント管理に関する Windows 11 新機能のガイドのブログでご覧ください。

Windows 11 の機能。特定の従業員宛てに直接メッセージを送信する方法と、そのメッセージが Windows 11 のさまざまな場所に表示されることを示しています。

エンドポイントの保護に必要な作業をクラウドでシンプルにする

私たちは、高度なエンドポイント管理へのビジョンを発表するとともに、一連のプレミアム ソリューションをエンドポイント マネージャーに順次導入する計画を公開しました。これらは、組織のエンドポイント セキュリティを強化し、ユーザー エクスペリエンスを向上させ、デジタル資産の総所有コストを削減するのに役立ちます。Windows のリモート ヘルプはそのソリューションの第 1 弾であり、一般提供を 2022 年 4 月 5 日に開始しました。Windows クラウド管理についての Microsoft Mechanics の新しいビデオでも紹介しています。

データのガバナンスをデータ資産全体について行う

今日の、分散型でデータリッチのワークプレイスが抱える課題を解決するためのソリューションとして、Microsoft Purview を紹介します。この包括的なソリューションのセットは組織のデータ資産全体を理解し、ガバナンスを行い、保護するのに役立ちます。この新しいポートフォリオには、これまでご利用いただいてきた Azure Purview と Microsoft 365 Compliance の一連のソリューションの機能が集約されており、統合データ ガバナンスおよびリスク管理を実現します。Microsoft Purview の詳細については、ビデオ「Microsoft Purview でさらに先へ」をご覧ください。

モダン ワークの未来に力を与える

働き方の未来がだんだんと明らかになっていますが、Microsoft 365 はこれからも組織とチームが柔軟な働き方モデルを取り入れることができるようお手伝いします。ハイブリッド ワークのニーズをサポートするという点で Microsoft 365 は絶好の位置にいるソリューションといえます。来月は、毎年開発者を集めて開催される Microsoft Build のニュースをお伝えしますので、ぜひご覧ください。 


1 2022 Work Trend Index, Microsoft. (2022 年 3 月 16 日)

2 この機能を利用できるのは現時点では英語 (EN-) のみとなります。

3 ハードウェアに依存します。

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新しい働き方をサポートする Windows 11 と Windows 365 の新しいエクスペリエンス http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/04/05/new-experiences-in-windows-11-and-windows-365-empower-new-ways-of-working/ Tue, 05 Apr 2022 15:00:00 +0000 今回は、最新の Windows の詳細な情報について、また現在、そしてこれからの、みなさまの働き方の進化をどのようにお手伝いできるかについてお伝えします。

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今回は、最新の Windows の詳細な情報について、また現在、そしてこれからの、みなさまの働き方の進化をどのようにお手伝いできるかについてお伝えします。

ハイブリッド ワークのためにデザインされたオペレーティング システムである Windows 11 がリリースされてから、6 か月以上が経過しました。Tower をはじめとする多くのお客様から寄せられる反響が、Microsoft 従業員の大きな励みとなっています。

「Windows 11 は、当社の包括的な戦略にまるでパズルのピースのようにぴったりとはまりました。従業員は最新のスキル セットを習得し、Microsoft との関係性も深めることができました。この取り組みは、ソリューションの実装だけでなく、Tower がこの分野のリーダーとなるうえでも役立ちました。」 - Liz Cawson 氏、IT 運用責任者、Tower

企業向け Microsoft 365 担当ゼネラル マネージャーとして、お客様とお話しすることが私の重要な職務の 1 つです。大手企業の経営陣や中小企業の経営者の皆さまとの会話から、たくさんのことを学んでいます。また私たちのチームには、この 2 年間、働き方の変化に関する数多くのフィードバックやご意見をお寄せいただきました。実際に、私の住んでいるアトランタ周辺でも、働き方が変化していることを実感します。働く環境は、より柔軟になると同時に、より複雑化しています。数多くの組織から、IT 基盤全体を合理化し、従業員がシームレスかつ簡単に使用できるようにするソリューションを求める声が聞かれるようになりましたが、これは当然のことと言えます。

先日、世界 31 か国 31,000 人を対象とするアンケートをまとめた 2022 Work Trend Index (英語) を公開しました。2021 年と 2022 年の調査から明らかになったのは、急速に変化する環境の中、業務にテクノロジを活用するという考え方が浸透していることです。Microsoft は、この結果を新しい機能の開発に反映しています。今後も皆さまにお使いいただく Windows を進化させながら、お客様のつながり、コラボレーション、コミュニケーションの変革を支援してまいります。

Work Trend Index の中で最も注目すべきなのは、従業員の 73% が柔軟な在宅勤務制度の定着を求めており、今後も継続していきたいというデータです。これは調査対象の 3 分の 2 以上という、興味深い結果です。

私もパンデミックの最中にリーダーとして Microsoft に入社し、フル リモートで働いているため、今後のことを踏まえてリモート ワークやハイブリッド ワークに移行する際に生じるであろう企業の新たな課題や、従業員がこれまでと異なる環境で直面する問題などに共感できます。

そこで今回、最高製品責任者のパノス パネイの発表内容を再構成し、働く場所を問わず企業や従業員の皆さまを支援する Windows 11 の新機能を詳しくお伝えします。

早速、Windows 11 の新機能をご紹介しましょう。

クラウドの活用により、高速でダイナミックになった Windows 11 エクスペリエンス

昨年 Microsoft は、世界初のクラウド PC である Windows 365 を発表し、あらゆる Windows エクスペリエンスを Microsoft クラウドからストリーミング形式でお客様にお届けできるようになりました。つまり、従業員 1 人ひとりの個人設定、アプリ、コンテンツに任意のデバイスから安全にアクセスできるようになります。Windows がクラウドからストリーミングで提供されるため、永続的にいつでも使用可能で、前回終了したときの状態から作業を再開できます。インターンや契約社員などの流動的な従業員から、開発者などの大規模なコンピューティング ニーズ、リモート ワーカーや安全な Bring Your Own PC (Bring Your Own PC) のニーズにいたるまで、重要なハイブリッド ワーク シナリオで Windows 365 クラウド PC の新しい用途を見つけている多くのお客様からご意見をいただいています。Windows 365 は簡単にスケールアップできるため、合併や買収のような組織の変化では特に便利です。世界最大手の製糸企業である Coats 社は、早い段階から Windows 365 を採用しています。

「Windows 365 は、ハイブリッド ワーカーのさまざまなニーズに沿ったセキュリティとパフォーマンスを提供します。個人所有デバイスも含め、さまざまなデバイスを使用する従業員、開発者、外部のビジネス パートナーが求めるスケーラビリティと柔軟性を備えています。また、Microsoft 365 とシームレスに連携し、当社のすべてのデバイス資産と同様にクラウド PC を管理できます。」 - Helge Brummer 氏、テクノロジおよび運用担当バイス プレジデント、Coats

クラウドに拡張された Windows を使用することで、クラウドのパワー、インテリジェンス、容量を活用してデバイスの能力を拡大し、デジタル トランスフォーメーションを加速させる新しいソリューションを開拓できます。Gartner® の調査 (英語) によると、インフラストラクチャおよび運用 (I & O) 担当責任者の 72% が、クラウドベースのユーザー コンピューティング ソリューションに投資している、または今後 24 か月以内に投資を行う予定であると答えています。

パンデミックはゆっくりと沈静化に向かい始めましたが、企業では、より恒久的なハイブリッド ワーク戦略を検討し始めており、より柔軟な働き方を実現するための新たな統合機能が求められています。

Windows 365 Boot によって、Windows PC が Windows 365 クラウド PC に直接ログインできるようになる様子を表した図。

Microsoft は、使い慣れた Windows PC の使いやすさとクラウドの能力を組み合わせ、セキュリティを犠牲にすることなく、よりシームレスな Windows エクスペリエンスを提供します。

Windows 365 Boot を使うと、起動時に自身の Windows 365 クラウド PC に直接ログインし、それをデバイスのプライマリ Windows エクスペリエンスとして指定できます。このため、Windows 365 は、デバイスの共有や Bring Your Own Device (BYOD) することが一般的な、派遣社員や現場の最前線で働く従業員にとって、より優れたソリューションとなります。ユーザーが複数存在する場合でも、各自が自分の資格情報を使用して、自身の Windows 365 クラウド PC に安全に直接ログインできます。

Windows PC の画面に Windows 365 Switch が表示されています。タスク ビューでデスクトップ間を移動することができます。

私と同じように、Windows 11 のデスクトップ画面を仮想的に切り替えて使う便利さをご存知の方も多いでしょう。今回追加される Windows 365 Switch を使うと、タスク ビューで複数のデスクトップを切り替えるのと同様に、自身の Windows 365 クラウド PC とローカル デスクトップとの間を行き来できます。この操作は、使い慣れたキーボード コマンドのほか、マウスクリックやスワイプ ジェスチャでも実行できます。

新しいネイティブ Windows 365 アプリからは、タスク バーやスタート メニューから自身の Windows 365 クラウド PC に直接アクセスできます。デスクトップからどのように Windows 365 クラウド PC にアクセスしても、カスタマイズされた個人のウェルカム エクスペリエンスで自身の設定、プロフィール、ワーク スタイルを独自に構成できます。

 Windows 365 オフラインを強調した Windows PC のグラフィック。接続が切れた状態でも Windows 365 での作業を続けることができます。

このほか、接続が切れている状態でも Windows 365 で作業を続けることができる、Windows 365 Offline の提供を予定しています。接続が回復すると、Windows 365 クラウド PC はデータを損失することなく自動で Windows 365 サービスと再同期するため、ユーザー エクスペリエンスとワークフローの永続性が保たれます。

これらの機能については、こちらの Windows 365 ブログと新しい Microsoft Mechanics エピソードで詳しく説明しています。

従業員向けの新しい包括的でインテリジェントなエクスペリエンスと機能

最新の Work Trend Index (英語) の調査では、51% の回答者がフル リモートが可能なオプションを求めつつも、ハイブリッドなエクスペリエンスの仕事を希望しています。ハイブリッド ワークに向けに設計された Windows 11 は、リモート、オンサイト、ハイブリッドなど、あらゆるシナリオに対応できることが最大の特長です。

本日は、すべてのユーザーが最新の環境でさらに効率よく働けるよう、Windows 11 にいくつかの便利な新しいエクスペリエンスを追加されることをお知らせします。何より、これらの機能は、あらゆるユーザーが Windows 11 を活用できるように、特にアクセシビリティを考慮して設計されています。

Windows 11 のデザインでは、スタート メニューが使いやすいよう中央に配置されました。そして、このスタート メニュー内に配置される新しいアプリ フォルダーについて説明します。この機能を使うと、モバイル デバイスやタブレットと同様の操作で、自分の Windows 11 デスクトップ上で簡単にアプリを整理したり、検索したりできるようになります。

Windows 11 のファイル エクスプローラーを更新、必要なものをすばやく発見

更新された Windows 11 の起動時のファイル エクスプローラー画面。

今回の発表の中で特におすすめしたいのが、ファイル エクスプローラーの新しいエクスペリエンスです。これまで、重要なファイルやフォルダーを見つけるのにどれほどの時間を費やしてきたかわかりません。これからは、Context IQ が Windows 全体からコンテキストに応じて検索結果を提案してくれるため、簡単にファイルを見つけることができます。クラウド内のコンテンツも含めた Windows 全体から、関連するコンテンツや連絡先をご提案します。たとえば、よく一緒に仕事をしている人が作っていて、私もアクセスできるファイルなど、自分が必要としているファイルを表示することができます。

また、ファイル エクスプローラーのタブを使用して、マルチタスクで複数のファイルを同時に探すこともできます。

2022 Work Trend Index (英語) の調査では、回答者の 35% が、創造的な作業を行ったり生産性を高めたりするため、作業に集中する時間が必要だと答えています。これを受けて、Microsoft は Windows の集中モードに新機能を追加しました。

Windows 11 の集中モードの新機能で時間を節約

Surface デバイスで集中しているハイブリッド ワーカー。

Microsoft でシニア リーダーを務める私は、1 日のほとんどを会議に追われ、重要な仕事をこなす時間をなかなか確保できないことがよくあります。集中モードは、自分の生産性を高めるツールの 1 つとして、非常に役立っています。Windows 10 から導入されており、集中を妨げるような表示を制限し、デスクトップをすっきりさせることができます。今では、Microsoft Viva インサイトの集中モードが私の翌週のスケジュールに基づいて自動でフォーカス時間を設定し、貴重な時間を守ってくれています。これは私にとって革新的な機能でした。このたび、Windows 11 の集中モードに統合型フォーカス タイマー応答不可機能などの新機能が追加され、自身のフォーカス時間の追跡やパーソナライズがさらに簡単になります。

AI を活用したより自然なハイブリッド会議エクスペリエンス

企業がハイブリッドなアプローチを取り続ける中、私たちはバーチャルやハイブリッドなミーティングやコラボレーションをより自然に感じられるような新しい強化機能をお届けしています。これらの機能* には、移動しながらカメラの焦点を合わせる自動フレーミング音声の明瞭化音声フォーカス、背景の視覚的および聴覚的な気を散らすものを軽減する背景ぼかしが含まれます。この AI を使った新機能の中で私が気に入っているのは、バーチャル ミーティングやビデオ通話でアイ コンタクトを向上させるアイ コンタクトです。

Windows 11 のライブ キャプションでオーディオビジュアル エクスペリエンスを改善

Windows PC の画面にライブ キャプションが表示されています。これは、音声エクスペリエンスから簡単にキャプションにアクセスできる新機能です。

Microsoft では、常にアクセシビリティ関連のエクスペリエンスの改良に取り組んでいます。このたび、聴覚障碍者および言語学習者向けに、Windows 11 のライブ キャプションを強化しました。この新機能では、Windows 全体のあらゆるオーディオ エクスペリエンスとアプリで、簡単にキャプションにアクセスできます。これには、お気に入りのストリーミング Web サイトの音声をはじめとする Web ベースのオーディオが含まれます。私は、お気に入りの動画を見るときにはキャプションをオンにして楽しんでいます。この機能は Windows 11 の新しいエクスペリエンスとして魅力的です。

改良されたスナップ レイアウトで手軽にマルチタスク化

スナップ レイアウトが登場する前のことを覚えていないほど、これはとても便利な Windows 11 の機能です。私は常に複数のウィンドウを開いており、この機能を頻繁に使用しています。2 つ以上の関連ウィンドウをスナップして検索する、または 4 つまでの異なるプロジェクトをマルチタスクで同時に表示する、といったことが簡単にできます。Microsoft は、負担をかけずにスマートに働く方法を常に模索しています。このたび、タッチ操作のデバイスに向けてタッチ スナップ レイアウトを追加しました。この機能により、現場の最前線で働く従業員など、日常業務でタッチ デバイスを使用している多くのユーザーの働き方が改善されます。

最新の管理機能で IT 担当者を支援

IT 部門は、パンデミックの中で最も複雑な対応を迫られている部署の 1 つです。さまざまな場所にいる従業員のデジタル資産すべてを接続し、最新状態を維持してパフォーマンスを発揮させなければなりません。しかも、IT 管理者自身もリモートで作業しているため、さらに複雑になっています。物理マシンや Windows 365 クラウド PC など、企業全体で使用するデバイスの状況や種類は多種多様です。IT 担当者は、すべてのエンドポイントの安全と生産性を維持するという大役を担っています。

Microsoft エンドポイント マネージャーのクラウド管理機能を使用すると、IT 担当者は、従業員が生産的に作業するために必要なエンドポイントの保護や構成を行うための柔軟性を手に入れるだけでなく、Windows の新機能も利用することができます。Windows 11 はクラウド活用型 OS として構築されており、Endpoint Manager は、組織がデバイスを最新の状態に保ち、準備が整い次第アップグレードできるよう支援する鍵となります。

デバイスを最新状態に保つ、もう 1 つの新しい自動化サービスが Windows 自動パッチです。これは、Windows と Microsoft 365 の更新管理を簡素化して、IT チームの負担を軽減できるよう設計されています。エンドポイントの正常性、安全性、コンプライアンスが保たれるため、IT 担当者は安心してビジネス上の他の課題に取り組めます。

自動パッチはリングベースで段階的にデプロイできるため、IT 担当者がロールアウト速度と安定性のバランスを適切に設定できます。最新状態を維持しながら、エンドポイントを脅威から保護すると共に、負担やリスクを最小限に抑えながら新機能をデプロイすることで、生産性を向上させることができます。何らかの問題が発生した場合には、ユーザーの作業を中断することなく、Microsoft がサービスの停止や更新の戻しを行います。Windows 自動パッチは、Windows E3 オファリングの一部として、2022 年 7 月からの提供を予定しています。自動パッチの詳細については、こちらのブログ記事をお読みください

柔軟性とデータ保護

Microsoft Edge のアプリケーション管理を使用すると、ユーザーは管理対象外デバイスから組織のリソースにアクセスできるようになります。一方で IT 担当者は、どのリソースにアクセスできるかの条件を制御することができます。管理者は、Endpoint Manager で適用されたアプリ保護ポリシーを使用して、外部から組織内へ、または組織内から外部へのデータ フローの制御を構成したり、許容可能な脅威レベルを設定したりすることができます。これにより、多くの企業で BYOD モデルを安全に採用することができます。また、プライバシーや保護を犠牲にすることなく、従業員が個人のデバイスから会社の情報にアクセスすることができます。

Microsoft Edge のアプリケーション管理を表示した Windows PC の画面。

Windows 11 の対象指定メッセージでコミュニケーションを改善

IT 担当者が対象を指定して組織メッセージをユーザーに直接送信し、デスクトップ、ロック画面、タスク バーのすぐ上などのさまざまな場所に表示する、新しいコミュニケーション機能をご紹介します。新入社員へサポート メッセージを送ったり、メールで送信すると紛失する恐れがある重要なトレーニングのリマインダーを送ったりするときに便利です。Endpoint Manager 管理センターでは、IT 担当者はメッセージの作成、カスタマイズされたリンクや URL の提供、閲覧頻度の設定はもちろん、Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) との統合に基づき、メッセージの対象ユーザー セットを定義することもできます。

IT 担当者が組織メッセージを発信するための新しいコミュニケーション機能が表示されている Windows PC 画面。

新時代のエンドポイント管理機能でよりシンプルに

Microsoft は、組織のゼロ トラスト セキュリティ モデルへの対応を支援するため、ユーザーのコンピューティング環境全体のエンドポイントを保護する IT 担当者の業務を簡素化することを目指しています。エンドポイントの管理は新しい時代に突入しました。Endpoint Manager は、エンドポイント セキュリティの強化、ユーザー エクスペリエンスの改善、デジタル資産の総保有コストの削減のための高度に拡張されたソリューションや機能のセットを提供します。Microsoft は、ミッションクリティカルなエンドポイントおよびセキュリティ管理ツールを、単一のクラウドベースのソリューションに統合し、本日より提供を開始します。高度なエンドポイント管理の Microsoft のビジョンに関するニュースは、Microsoft 365 ブログのこちらの記事でお読みいただけます。また、クラウドとオンプレミスを通じてデバイス プラットフォームを問わずエンドポイントを保護するプレミアム ソリューション シリーズを段階的に導入する予定です。ゼロ トラスト アーキテクチャを達成するための基盤としてご利用ください。

クラウド型リモート支援ツールの「Windows 用リモート ヘルプ」の Windows PC 画面キャプチャ。

2022 Work Trend Index では、ハイブリッド ワーカーの 50% 以上が来年中にはリモートに完全に移行することを検討していると示されています。このため、技術的に複雑な問題が発生した場合、オンサイトでの技術サポート以外の解決方法が必要となります。本日、Endpoint Manager 初のプレミアム ソリューションとなる Windows 用リモート ヘルプをリリースします。これはクラウドベースのリモート支援ツールで、接続先のユーザーに安全で信頼性の高いヘルプデスクを提供します。エンドポイント新しい職場になるということです。適切なアクセス許可を持った担当者が、適切なタイミングでユーザーの問題を解決することが、今日の企業のハイブリッド環境においてきわめて重要です。

ハイブリッド ワークの安全を確保するセキュリティ新機能

サイバーセキュリティ環境は、新たな脅威の登場と共に目まぐるしく変化し続けています。当然ながら、世界中のビジネス リーダーはサイバーセキュリティの問題やリスクを懸念事項のトップに挙げています。これを解決するため、Microsoft は Windows 11 に新しいセキュリティ機能を導入し、ハイブリッドおよびリモート環境の従業員に、これまでで最も安全な Windows を提供します。

Windows 11 にはチップからクラウドまで保護機能が組み込まれており、現在および将来のハイブリッド ワーク環境におけるセキュリティ上の新たな課題に対応できます。リリースの度に既定のセキュリティを強化していますが、今回は、企業の将来の強化に役立つ Windows のセキュリティ機能をご紹介します。

高度なフィッシングなどのサイバー攻撃を受ける可能性はだれにでもあります。Microsoft は、今後の Windows 11 の更新で、フィッシング攻撃の検出強化や保護などの機能を Microsoft Defender SmartScreen として Windows に組み込む予定です。また、マルウェア、ランサムウェア、データ損失、デバイス盗難時のハードウェア攻撃の深刻なリスクに対する保護も強化します。Microsoft は、大企業から中小企業、IT 担当者から一般ユーザーまで、あらゆるユーザーに向けて Windows のセキュリティ機能を簡素化することを目指しています。チップからクラウドまで、ハードウェアとソフトウェアを緊密に統合したセキュリティ階層により、働く場所や働き方を問わず、Windows をご利用のお客様を保護します。Windows 11 に導入予定のセキュリティ イノベーションの詳細は、セキュリティ ブログをご覧ください。

ハイブリッド ワークへの移行を共にサポート 

働く環境や世界情勢が変化する中、従業員や組織のニーズも変化しています。Microsoft は、Windows 11 を柔軟、安全、生産的なハイブリッド ワークを実現できるソリューションにすることを目指しています。本日発表した機能により、Windows をお使いいただくことで、現在および将来の課題に適応し進化するクラウド型のテクノロジとサービスによって、お客様のビジネスを前進させることをお約束します。 

安定したハイブリッド ワーク環境を構築するには時間がかかります。Microsoft もまさに構築途中の段階であり、皆さまと同じように学びながら進めています。このため、互いに学び合うことができるように、Microsoft の Windows 11 の導入事例を公開したいと考えました。Microsoft のデジタル従業員エクスペリエンス担当コーポレート バイス プレジデントの Nathalie D’Hers と私が従業員エクスペリエンスについて議論した内容や、Microsoft 社内の Windows 11 のデプロイでのケース スタディをぜひご覧ください。

Windows 11 を採用した「最初のユーザー」としてお伝えしたいのは、Windows Update for Business や新しい PC 用の Autopilot などの使い慣れたツールやプロセス、デバイスの正常性や状態を評価するエンドポイント分析などに利用される Microsoft エンドポイント マネージャーのツールは、とても簡単に使用できるということです。コア部分が共通で、かつ、管理機能にも一貫性があるため、環境内に Windows 10 と Windows 11 が共存するケースも簡単に実行できます。また、Fast Track などのエンジニア主導のサービスや、お使いのあらゆるアプリの互換性を検証する App AssureTest Base の強力な組み合わせにより、移行作業全体を確実にサポートします。

Windows 11 を早期から採用していただいている ITC Secure では、企業全体ですばやく簡単に移行を進め、Windows 11 のメリットを最大限に活用しています。

「ITC Secure の Windows 11 への移行はスムーズに進み、時間やコストを節約しつつ、IT チームのストレスを軽減できました。Windows 11 に組み込まれている高度なセキュリティ機能と併せて、ハイブリッド ワークのためのエクスペリエンスが強化されているため、それらのメリットを活かして安全な領域で運用できます。Windows 11 は、Microsoft の広範なセキュリティ スイートというパズルの中で、セキュリティと生産性のバランスを取るために欠かせない最後のピースです。」 - Alan Armstrong 氏、シニア クラウド セキュリティおよび ID コンサルタント、ITC Secure

ハイブリッド ワークに最適な Windows を、今すぐお使いいただけます。現在および将来のビジネス プラットフォームとして Windows をご利用いただき、感謝申し上げます。Windows 365 による Windows のクラウド拡張については、こちらをご覧ください。Tech Community サイトでは、Windows 11 への移行に役立つ、機能の詳細情報、デプロイ ガイド、成功事例をご覧いただけます。


*ハードウェアに依存

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ハイブリッド ワークへの新たな期待に Microsoft Teams と Microsoft 365 で応える 3 つの方法 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/03/16/3-ways-to-meet-new-hybrid-expectations-with-microsoft-teams-and-microsoft-365/ Wed, 16 Mar 2022 13:00:00 +0000 5 年前、私たちは Microsoft Teams という胸躍る旅に出発しました。目指していたのは、コラボレーションとチームワークのためのハブを作ることです。職場でのビデオ会議は当たり前のものではありませんでしたが、当初から明らかだったのは、非同期と同期的のコラボレーションを 1 つの製品で組み合わせることによって他にはない機会、つまり他の人々と一緒に働き、学び、つながる方法を再考する機会が生まれることでした。

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5 年前、私たちは Microsoft Teams という胸躍る旅に出発しました。目指していたのは、コラボレーションとチームワークのためのハブを作ることです。職場でのビデオ会議は当たり前のものではありませんでしたが、当初から明らかだったのは、非同期と同期的のコラボレーションを 1 つの製品で組み合わせることによって他にはない機会、つまり他の人々と一緒に働き、学び、つながる方法を再考する機会が生まれることでした。

この節目を迎えるにあたり、これまで私たちに、最高の仕事をしようという意欲を与えてくださったお客様とパートナーの皆さまにお礼を申し上げます。病院から学校、非営利団体、そして民間大企業に至るまで、これほどまでに多くの方がそれぞれの目標達成に Teams をお使いになっていることに恐縮しています。

今日では、2.7 億人を超える人々が Teams をハイブリッド ワークに使用しています。組織の 50% 以上が Teams を標準としていることが、最近の Morgan Stanley による CIO (最高情報責任者) 対象の調査で判明しています1。リモート ワークからハイブリッド ワークへの移行に伴い、Teams Rooms のアクティブ デバイス数は前年比 2 倍以上に増加し、Teams 電話のアクティブ ユーザー数は 8,000 万近くに達しています。オフィスから現場担当者まで、Teams は働く人々すべてをサポートします。実際に、現場担当者による Teams の使用量は前年比で 2 倍となっています。

私たちの取り組みは、まだ終わることはありません。すべての組織が新しい働き方の世界で躍進していけるように、私たちはこれからもご意見を聞き、学び、イノベーションを続けていきます。本日公開する 2022 Work Trend Index での知見によれば、働き方と仕事への期待がたった 2 年でこれほど劇的に変化したことはかつてなく、したがって私たちのソリューションも進化が必要となっています。

本日発表する新しい製品イノベーションは、ハイブリッド ワークを work させる (効果を発揮させる) ことを目的とするものです。たとえば、より積極的に参加できる会議エクスペリエンス作りや、外部のパートナーや顧客とのコラボレーションの実現、働く人々が柔軟に思いどおりに働ける仕組み作りまで、これらの新しい機能とソリューションは、職場への人々の新たな期待に応えるものです。

詳しく見ていきましょう。

1. オフィス エクスペリエンスを再考する

ハイブリッドやリモートという働き方が 2 年続いた後でも、私たちのデータによればオフィスは依然として、従業員とマネージャーにとって重要な場所です。ただし、オフィスでの時間が通勤に見合うものにするためには、ビジネス リーダーが物理的スペースと文化的規範の両方を再考する必要があります。つまり、対面で集まるときは誰が、なぜ、どこで集まるかを明確にするということです。また、物理的スペースのデザインは、ハイブリッドのチームがつながりとエンゲージメントを感じられるようにする必要があります。

私たちの調査では、ハイブリッド ワークする従業員の 38% にとって自分の最大の難題はオフィスにいつ、なぜ出勤するかを知ることでしたが、誰がどこで仕事をするかについてチーム内の取り決めがある企業はわずか 28% でした。 

チーム メンバーに合わせて出勤する時間を決めるのに役立つように、Outlook の機能が更新され、会議出席依頼への返信で自分が対面とバーチャルのどちらで参加する予定であるかを表明できるようになります。この新しい会議出席依頼返信オプションは、Outlook on the web でのパブリック プレビューを 2022 年第 2 四半期に開始する予定です。

Outlook の機能が更新されて、会議出席依頼への返信で自分が対面とバーチャルのどちらで参加する予定であるかを表明できるようになります。

ハイブリッド会議に会議室内から参加する人々のために、自分の存在感の確立を簡単に、しかも混乱を防ぎながらできるようにします。そのための新しい機能が Teams Rooms 用コンパニオン デバイスのエクスペリエンスに追加されます。現在では、Teams Rooms での会議に個人用デバイスから参加するときに、ハウリングを避けるため音声は自動的にオフになります。間もなく、ノート PC のビデオをオンにするよう促す機能が追加されます。これで、会議室内のどこにいるかにかかわらず、その人の姿がリモートの参加者にもはっきりと見えるようになります。混乱を防ぐために、その人の映像は会議室前面スクリーンには表示されず、会議室内でコンパニオン デバイスから参加している人々のギャラリー ビューにも表示されません。これらの機能強化の一般提供開始は 2022 年第 2 四半期を予定しています。詳細については、Tech Community のブログ「ハイブリッド エクスペリエンスを Microsoft Teams Rooms と Teams デバイスでレベルアップ」をご覧ください。

ノート PC での Teams 会議。会議室内にいる出席者の映像はギャラリーに縮小表示され、それ以外の人の映像が大きく表示されています。

デジタルと物理的という 2 つの職場環境の間にあるギャップを埋めるために、Teams Rooms にフロント ローという新しい会議レイアウトが導入されます。ハイブリッド会議専用に設計されたこのレイアウトでは、ビデオ ギャラリーが目の高さとなるように画面最下部に配置されるので、会議室内にいる人々がリモートの参加者と自然に、お互いの顔を見ながら会話できるようになり、双方が同じ物理的スペースにいるような感覚が生まれます。コンテンツが画面の中央に配置され、その周囲に会議の追加情報や参加者のセンチメント (チャット、挙手、ライブ リアクションなど) が表示されます。フロント ローは現在プレビューとして提供されており、本年中にさらに機能が拡張される予定です。Teams のフロント ローの詳細情報をご覧ください。

リモートの出席者の映像が、2 つの会議室前面スクリーンの横幅いっぱいに、目の高さに表示されています。その横にチャットと、挙手している参加者の一覧が表示されています。

私たちは現在、ハイブリッド ワークのために作られた最新の Microsoft エクスペリエンス (Teams、Microsoft 365、Windows、Whiteboard) を Surface Hub 2S でも、つまり Microsoft Teams 認定済みのコラボレーション キャンバスと会議のデバイスでも実現するよう作業中です。現在では、リモートのチーム メンバーも会議室内でのやり取りをダイナミック ビューで見ることができます。これは AI 搭載の新しい Microsoft Surface Hub 2 スマート カメラで実現します。デバイス内蔵の自動フレーミング技術によって会議室のビューが動的に調整され、参加者が退室したときや、新たに入室したとき、あるいは誰かがディスプレイ上のコンテンツを操作しているときに、フレームが変更されます。Surface Hub 2 スマート カメラは既に提供を開始しています。詳細については、デバイスのブログをご覧ください。

2 人のチーム メンバーが Surface Hub 2 S の横に立ち、Teams カンファレンス コールでのプレゼンをしています。これには会議室内とリモートの両方からメンバーが参加しています。

自分の姿が他のメンバーから見え、声が聞こえることは、シームレスなコラボレーションができるインクルーシブな会議環境を作るうえで不可欠です。Teams Rooms 対応のタッチ対応ディスプレイ ソリューションが新たに Neat Yealink から登場します。現在 Teams Rooms on Android の認定取得中で、発売は 2022 年第 2 四半期を予定しています。これらはオーディオ、ビデオ、タッチ ディスプレイ、コンピューティングを 1 台にまとめたデバイスであり、導入が簡単で、コラボレーションのエクスペリエンスをさらに拡大します。詳細については、新しい Tech Community のブログをご覧ください。

2. どの会議も価値あるものにする

私たちは、働き方の変化を理解するために数兆件ものデータ ポイントを収集しています。1 週間あたりの会議時間は 2020 年 3 月と比べて 250% 以上増加しました。同時に、より柔軟なコラボレーションのパターンが出現していますが、これは働く人々の一日の時間の使い方が変わったことを示しています。会議の時間は短くなり、臨時の会議が増えています。仕事を遂行するためのチャネルとして、チャットのような非同期型が使用されています。

私たちは、新しい働き方の実現に全力で取り組んでいます。たとえば、最高のプレゼンができるように力を与える、あるいは異なるタイム ゾーン間の非同期コラボレーションを実現することですが、私たちが目指しているのは、全員が積極的に参加できるエクスペリエンス作りです。それは会議を効率化するとともに、一人一人の仕事の成果を全員に確実に伝えるものとなります。

2021 年 9 月に発表した PowerPoint のカメオ機能で、Teams でプレゼンする人のカメラ フィードがそのプレゼンテーションに自然に統合されます。自分の姿をスライド上のどの場所に、どのように表示するかをカスタマイズできます。また、PowerPoint でのレイアウトを提案する "デザイナー" 機能で、最適な見え方を選ぶことができます。カメオ機能の一般提供開始は 2022 年第 2 四半期を予定しています。

最近リリースされたレコーディング スタジオは、PowerPoint でのプレゼンテーションを録画してオンデマンド ビデオとして配信する機能ですが、これでチーム メンバーそれぞれの都合の良いときにコンテンツを見てもらうことができます。PowerPoint レコーディング スタジオは既に一般提供を開始しています。

本日、カメオとレコーディング スタジオを一体化することを発表します。これで、プレゼンテーションをシームレスに作成できるようになります。自分の姿をカメオとしてスライドのどの場所に、どのように表示するかを決定したら、スライドについて話している自分の姿をレコーディング スタジオで録画します。メッセージを配信する準備ができたら、プレゼンテーションを Teams の中で PowerPoint Live を使用して共有します。これは、そのときに会議に出席しているかどうかを問わず行うことができます。カメオとレコーディング スタジオを一体化したエクスペリエンスの提供開始は 2022 年第 2 四半期を予定しています。

注目を集めることは簡単ではありません。これが特に難しくなるのは、印象に残るプレゼンテーションをしたいのに聴く人が目の前にはいないときです。Microsoft Teams のスピーチ コーチが 2022 年第 2 四半期に登場します。これは、AI を使用して発言者本人だけにガイダンスを提供する機能です。他の人の発言をさえぎっているときはそのことが通知され、聴く人の反応を確認するタイミングも教えてくれます。

発言者の言葉が持つインパクトが失われることなく伝わるようにするために、通訳サービスを発表します。これを利用するとライブ通訳者が発表者の発言内容を別の言語に、ほぼリアルタイムで翻訳することができます。会議開催者は通訳参加者リストから指名でき、最大 16 とおりの翻訳元/翻訳先言語の組み合わせから選ぶことができます。出席者が通訳の声を聞くときは、元の音声がバックグラウンドで、音量を下げて再生されます。通訳サービスの一般提供開始は 2022 年第 2 四半期を予定しています。 

会議は多くの場合、コラボレーションのスペースとなり、チームでアイデアを出し合って問題を解決する場となります。Teams の中の Microsoft Whiteboard が進化して有益なビジュアル コラボレーション ワークスペースとなりました。ここにグループのメンバーが集まって、ハイブリッドのブレーンストーミングや学習を効果的に行うことができます。Teams でのビジュアル コラボレーションを実現する機能が豊富にそろっています。たとえば、コラボレーション カーソル、50 点を超える新しいテンプレート、状況に応じたリアクションなどがあり、Teams 会議の中で既存のボードを開いて外部の人々とコラボレーションすることも可能です。これらの機能の一般提供開始は 2022 年第 2 四半期を予定しています。 

3. コラボレーションとコミュニケーションを、自分のやり方で

ハイブリッド ワーカーの 50% 以上が次の 1 年以内に完全リモートに移行したいと考えていることが、私たちのデータで明らかになっています。このように柔軟性と移動の自由が求められているなかで、オフィスの固定席で固定電話を使う時代は過去のものとなりました。

Teams 電話はまもなく、真のモバイルファースト エクスペリエンスの提供をオペレーター コネクト モバイルで開始します。これは BT、Rogers、Swisscom、Telia、Verizon をはじめとする世界有数の革新的な電気通信事業者とのパートナーシップで実現するものです。これを利用すると、ユーザーは 1 つの電話番号をオフィスの席での電話番号と携帯電話番号の両方の代わりに、どのネットワークやデバイスでも使うことができます。また、通話中に別のネットワークやデバイスに切り替えても中断は発生しません。つまり、たとえば外出中に使っていた携帯電話網のサービスからオフィスの Wi-Fi に切り替えるのと同じことができます。Teams 電話用オペレーター コネクト モバイルは、いくつかの通信事業パートナーとのプレビューを次の四半期に開始する予定です。詳細については、オペレーター コネクト モバイル発表のブログをご覧ください。

iPhone とコンピューターが Microsoft Teams に接続しています。

Teams Connect の目的は、シームレスで安全、使いやすいコラボレーションを組織の境界を越えて実現することです。メンバーそれぞれが自分の Teams 環境に留まりながら、全員が 1 つの大きなチームとして仕事をすることができます。2021 年の終わり頃に発表した Teams Connect 共有チャネルは、組織内外の人々が 1 つの共有ワークスペースでコラボレーションできるようにするのに役立ちます。たとえば、ある新製品の仕事をしているチームが Teams チャネルを外部のデザイン チームと共有して、組織横断の共同ワークスペースを作ることができます。全員でコミュニケーションを取り、会議のスケジュールを決定し、ファイルを共有し、アプリで共同作業することが、アカウントを切り替えなくてもできるようになります。Teams Connect の共有チャネルのプレビュー開始は 2022 年 3 月末を予定しています。共有チャネルの詳細と試用については、Microsoft Teams Connect 共有チャネルのブログをご覧ください。

Microsoft Teams Connect の共有チャネルで、複数の組織が 1 つのチームとして一緒に仕事できるようになりました。1 つの共有ワークスペースの中でシームレスにコラボレーションできます。

創造とコラボレーションを効果的に行うには、分散している情報、ドキュメント、チームをひとつにまとめる手段が必要です。2022 年 1 月に発表された Teams チャットでの Loop コンポーネントを利用すると、新しい方法でアイデア創出、創造、意思決定を一緒に行うことができます。本日、Outlook メールでの Loop コンポーネントを発表します。これで、ブレーンストーミング、アクション アイテムの実行、チームの最新ステータス情報の受け取りを、コンテキストやアプリの切り替えなしでできるようになります。1 つのコンポーネントの更新を同時に、Teams と Outlook のどちらでも行うことができます。Outlook で最新の Loop コンポーネントにアクセスするには、サインアップして Office Insider に参加してください。

Teams チャットと Outlook メールで Loop コンポーネントを利用すると、新しい方法でアイデア創出、創造、意思決定を一緒に行うことができます。

私たちのデータが示しているように、ポジティブな文化は従業員が会社に求めるもののランキングで第 1 位に挙げられており、メンタル ヘルスとウェルビーイングの福利厚生がそれに続いています。新しい働き方の世界では、テクノロジによって会社文化をデジタルで現実化することが求められます。 

本日発表する新機能、インスピレーション ライブラリは現在プレビューとして提供中であり、Teams の中の Viva インサイト アプリを通して利用できます。このインスピレーション ライブラリとは、インサイトをアクションに変えるために、キュレーションされたコンテンツとベスト プラクティスを Harvard Business Review や Thrive などの一流の提供元からお届けするものです。Viva インサイトによって提示される生産性とウェルビーイングに関するインサイトが、プレミアム コンテンツでさらに拡張されます。そのねらいは、より良い従業員エクスペリエンスを推進し、エンゲージメントを促進することです。インスピレーション ライブラリ プレビューのロールアウトは、Microsoft 365 ユーザー (Microsoft Viva インサイト アプリを Teams で使用していること) を対象として 2022 年 3 月中に開始する予定です。また、サポートされる 11 の言語での全世界での提供を 2022 年 4 月末までに開始する予定です。Viva インサイト アプリを Teams 内にピン留め表示する方法の説明と、インスピレーション ライブラリの詳細情報をご覧ください。

インスピレーション ライブラリは、プレビューとして Teams の中の Viva インサイト アプリを通して提供されています。インサイトをアクションに変えるのに役立つソート リーダーシップのコンテンツにアクセスできます。

最後に、リモート/ハイブリッド ワーク共通の課題の 1 つとしてソーシャル キャピタル (社会的資本)、つまり人と組織が成功を続けていくためのリレーションシップのネットワークを維持することが挙げられます。友情と人間関係を作ることは、ハイブリッド ワーク環境では簡単ではありませんが、私たちは皆さまが自分自身を表現するのに役立つツール作りに力を入れており、しかもそれを楽しくできるようにしたいと考えています。

現在では、Teams での会話で自分の個性を表現するための新しい Fluent 絵文字を利用できます。生き生きとした楽しいスタイルの、1800 点を超える 3 次元絵文字でメッセージに感情表現と遊び心を取り入れることができます。カテゴリを選択してから、スキン トーン セレクターで気分にぴったりの絵文字を選びます。Fluent 絵文字は現在プレビューとして提供中です。

新しい Fluent 絵文字で遊び心と活気をメッセージに取り入れます。

今後の展望

働き方に関して多くのことが変化しましたが、それでも変わらないものが 1 つあります。それは、人が中心ということです。人を支える Microsoft Teams のようなテクノロジを利用すると、ハイブリッド ワークの効果を発揮させることができます。すべての人、そしてすべてのものをひとつに集めることができるからです。

改めて、この 5 年間私たちとともに一歩一歩を進んできてくださったお客様とパートナーの皆さまにお礼を申し上げます。記念として、Teams の新しいカスタム背景をご用意しています。また、コミュニティのブログでは Teams 実現の台裏を紹介しています。


1Weiss, K., Baer, J., and Huang, B. (2021 年 10 月 5 日). CIO Survey Takeaways- Further Solidifying the Leadership Position. (p3). Morgan Stanley Research.

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会議での自分の映像非表示から Yammer コミュニティのおすすめまで――Microsoft 365 の最新情報をご紹介します http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2022/02/24/from-hiding-your-meeting-video-to-yammer-community-suggestions-heres-whats-new-in-microsoft-365/ Thu, 24 Feb 2022 17:00:00 +0000 今月は、Microsoft Teams でのプレゼンテーションに集中する、必須のトレーニングを把握する、Windows 365 クラウド PC のプロビジョニングをさらに容易にする、などに役立つ新機能をお届けします。

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このパンデミック (感染症の世界的な大流行) も 3 年目に入りましたが、多くの組織で従業員がオフィスに復帰しており、リモート ワークからハイブリッド ワークへの移行が明らかになっています。この転換は新しい種類の常態への回帰ですが、これによって今までにない課題が生じています。本日は、この移行を少し容易にするのに役立つ製品イノベーションのいくつかをご紹介します。

この他にも、多数の製品と調査のニュースを来月の第 2 回年次 Work Trend Index のリリースに合わせてお届けしますので、ご期待ください。ハイブリッド ワークを文字どおり work させる (効果を発揮させる) ことを目的とした一連のイノベーションもご紹介する予定です。

詳しく見ていきましょう。

重要なことに集中し、境界を越えてコラボレーションする

今月は、多くのご要望をいただいていた Microsoft Teams、Viva、Yammer の機能のいくつかをリリースすることができました。

Microsoft Teams 会議中に自分の映像をピン留めまたは非表示にする

会議の画面に自分自身のビデオ フィードが表示されることには利点もありますが、これが集中の妨げになることもあります。Microsoft Teams での会議中にユーザーが自分自身の映像を非表示にできるようになりました。このようにした場合も、他の参加者に対しては引き続き表示されます。また、ユーザーが自分自身の映像を会議ステージにピン留めすることもできるようになりました。

Teams 会議の画面。自分自身の映像をピン留めするか非表示にするかを選択するメニューがあります。

必須のトレーニングを常に把握する

Microsoft Viva ラーニングが SAP SuccessFactors、Cornerstone OnDemand、Saba Cloud などのラーニング管理システム (LMS) と同期できるようになりました。この新しい統合は既に一般提供を開始しており、これで従業員は自分に割り当てられた LMS からの必須の学習コンテンツを Viva ラーニングの "マイ ラーニング" ビューで見ることができ、さらにそのコースを直接起動することもできます。新しい割り当てが追加されると従業員に Teams での通知が届き、その割り当ての期限になるとリマインダーが届きます。

Yammer でのフォローをおすすめするコミュニティと人を表示

私たちは、より良い仕事をするのに役立つコミュニティと会話を皆さまが発見できるようにしたいと考えています。そこで、Yammer におすすめのコミュニティとフォロワーを表示する機能を追加します。この提案は、その人の過去のやり取りに基づくものです。新しいコミュニティを見つけて参加し、他の人をフォローすることが、フィードから直接できます。 

おすすめのコミュニティが Yammer の右サイド バーに表示されています。

アクティブな Yammer コミュニティを自動更新

ビューやエンゲージメントのあるコミュニティについては、コミュニティ管理者が手作業で確認する必要はなくなりました。現在では、Yammer のコミュニティ内で誰かが投稿または反応したときや、何らかのファイル アクティビティが発生したときに (これには、Yammer の投稿をアクション可能メールを通して見ることも含まれます) コミュニティを自動更新するように設定できます。

他地域の人々とコラボレーションするときもコンプライアンス ポリシーを遵守

EU (欧州連合) 域内に位置する Yammer ネットワークのメンバーは間もなく、米国でホストされる Yammer 外部ネットワークに参加できるようになります。ロールアウトは 2022 年 2 月中旬に開始し、2022 年 3 月下旬に完了する予定です。詳細については、Yammer 外部ネットワークでの EU 向けクロス地域外部コラボレーション サポートについての Tech Community のブログをご覧ください。

Windows 365 クラウド PC のプロビジョニング方法がさらに柔軟に

組織がハイブリッド ワークを実現するには、さまざまな種類のデバイスで柔軟に Windows にアクセスできるような仕組みを用意する必要があります。Windows 365 Enterprise は、パワフル、シンプル、安全な Windows 10 または Windows 11 の完全なエクスペリエンスを提供するものであり、組織が従業員のために、場所やデバイスを問わず働ける環境を用意するのに利用できます。2022 年 2 月に、Windows 365 Enterprise でのネイティブ Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) 参加と最初の実行エクスペリエンスのローカライズを、プレビューとしてリリースしました。

Azure サブスクリプションなしでのクラウド PC のプロビジョニング

2022 年 2 月に、Windows 365 Enterprise での Azure AD 参加のプレビューを発表しました。これを利用すると、Azure サブスクリプションやオンプレミス環境への Azure 接続は不要でクラウド PC をプロビジョニングできます。一般提供開始は間もなく発表される予定です。 

Microsoft エンドポイント マネージャーの管理センターにウィザードが表示されています。これは、クラウド P C をホストするのに必要な設定を構成するのに使用されます。

クラウド PC のエクスペリエンスをローカライズ

世界中の組織で Windows 365 が愛用されていますが、私たちはもっと親しみやすく、自然なユーザー エクスペリエンスにしたいと考えています。2022 年 2 月にプレビューを開始した最初の実行エクスペリエンスのローカライズで、言語の選択肢が多数追加されました。組織のチーム用に Windows 365 Enterprise でクラウド PC を作成するときに、これらの言語の一覧から選択できます。

Microsoft エンドポイント マネージャーの画面にあるドロップダウン メニューに、Windows 365 クラウド P C で使用できる言語が一覧表示されています。

未来を見据える

Microsoft Teams 会議中に自分の映像をピン留めまたは非表示にするオプションの提供から、Yammer コミュニティのおすすめまで、これらの機能更新の目的は、いつどのように働くかをすべての人が柔軟に選べるようにすることです。この他にも多数のことを来月お知らせする予定です。ご期待ください。

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ハイブリッド ワーク エクスペリエンスの変革を手助けする Microsoft Viva の一般提供を開始 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/11/02/microsoft-viva-is-now-generally-available-to-help-transform-your-hybrid-work-experience/ Tue, 02 Nov 2021 15:00:00 +0000 今年、Microsoft はデジタル時代のための初の従業員エクスペリエンス プラットフォーム (EXP) 作りの道のりをスタートしました。そのプラットフォームが Microsoft Viva です。私たちのビジョンは、人のつながり、目的、成長、ウェルビーイング、および成果を重視する文化を醸成することでした。

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今年、Microsoft はデジタル時代のための初の従業員エクスペリエンス プラットフォーム (EXP) 作りの道のりをスタートしました。そのプラットフォームが Microsoft Viva です。私たちのビジョンは、人のつながり、目的、成長、ウェルビーイング、および成果を重視する文化を醸成することでした。Viva の発表時にご紹介した 4 つのモジュール (Viva コネクション、Viva インサイト、Viva トピック、Viva ラーニング) のすべてについて、本日一般提供を開始したことをお知らせします。新しい Viva Suite という 1 つのプランを購入するだけで、このすべてのモジュールにアクセスすることができます。また、各モジュールの新機能と新たなパートナーシップ、および中央集中型の IT 管理エクスペリエンスも発表します。さらに来年には、Viva Suite の新しいモジュールにアクセスできるようになります。最近買収が完了した、OKR (Objectives and Key Results: 目標と成果指標) 分野をリードする企業 Ally.io から提供されるこのモジュールは、人とチームが方向性をそろえて、より良いビジネス成果を達成するのに役立ちます。

これらのイノベーションは、"ハイブリッド ワークのパラドックス"1 についての私たちの考えから直接生まれたものです (このパラドックスゆえに、どの組織もオペレーティング モデルの再考を余儀なくされます)。また、Viva を早期導入された Unilever、Humana、REI をはじめとするお客様各社から学んだことも反映されています。1 Viva は組織の従業員エクスペリエンスを、つまりその企業のために働く人のデジタル エクスペリエンスの変革を手助けするものであり、その目的は "グレート リシャッフル"2 の時代に人材を引きつけ、定着させることです。

Viva という単一のソリューションで、どの従業員も所属組織の文化、個人の生産性に関するインサイト、エキスパートの知識、そして鍵となる学習リソースに確実にアクセスできるようになります。さらに Ally.io が加わって、従業員の仕事を会社の戦略的ミッションと中核的な優先事項にそろえることが、さらに容易になります。Viva 全体が組織のあらゆるレベルの力となり、ハイブリッド ワークの重要課題と従業員の燃え尽きへの対処をサポートします。

Microsoft Viva Suite: 1 つのプランで統合型 EXP を実現   

Microsoft Viva Suite で実現する統合型 EXP とは、コミュニケーション、知識、学習、リソース、インサイトをまとめて仕事の流れの中に取り込むものです。このスイートは、プロモーション価格としてユーザー 1 人あたり月額 $9 で発売され (2022 年 8 月まで)、3 つのプレミアム モジュールを個別に購入する場合 (合計 $12) に比べて 25% お得になります。このスイートのサブスクリプションを今購入すると、来年追加される新しい Ally.io モジュールも追加費用なしでご利用いただけます。

Microsoft Viva のエクスペリエンスは統合型であるため、IT 管理者は中央集中型の Microsoft 365 管理センター エクスペリエンスを活用して、案内に従って Viva を展開することができるようになりました。この管理センター エクスペリエンスでは、セットアップ ガイドとタスクのリストが Viva モジュールのそれぞれについて用意されており、関連するパートナー ソリューションの説明も参照できるので、初期セットアップの手順がシンプルになります。各モジュールの展開手順をステップバイステップで解説するドキュメントへのリンクを、このブログでも最後にまとめていますのでご覧ください。

Viva コネクション: 文化とコミュニケーション

Viva コネクションは、関連するニュース、会話、リソースを集めてキュレーションし、会社のブランディングを反映したエクスペリエンスとして届けるものであり、ユーザーは日常的に使用しているアプリケーションとデバイスでこれを受け取ることができます。今月中に、この対象デバイスにスマートフォンが追加されます。

本日から、業界をリードする Workday、ServiceNow、Qualtrics、UKG など多数のパートナーの統合が利用可能となり、組織の文化とコミュニケーションのエクスペリエンスをさらに広げることができます。

これらのパートナー統合に加えて、Microsoft Teams の "承認"、"シフト"、"タスク" のカードを Viva コネクションのダッシュボードに追加することもできるようになりました。これらの統合で、新しいパートナーの機能を Viva コネクションの中で利用することもできるようになります。たとえば Adobe Sign や DocuSign を "承認" で利用し、Zebra-Reflexis や Blue Yonder を "シフト" で利用することができます。

最後に、Espressive が Viva コネクションのパートナー ファミリーに加わることをお知らせします。本年中に、Espressive のダッシュボード カードで従業員一人一人に合わせたセルフヘルプを即座に利用できるようになります。

新しい Viva コネクション パートナーについて、近日追加予定のパートナーも併せてこちらのオンデマンド セッションで紹介していますので、ぜひご覧ください。さらに、新しいモジュール Web パーツが SharePoint で提供を開始したこともお知らせします。こちらの詳細についても、オンデマンド セッションでご覧いただけます。

スマートフォン画面を表すアニメーション画像。Relecloud のダッシュボードを見て毎日の健康チェックに同意しているところです。

図 1. どこで仕事をしているときでも所属組織とつながります。今月中にはスマートフォンでも利用できるようになります。 

Viva インサイト: 生産性とウェルビーイング

Viva インサイトは、生産性とウェルビーイング向上のために、データに基づいたインサイトと推奨事項を、プライバシーを保護した状態で提示します。本日発表する機能の拡張は、マネージャーとチーム リーダーがハイブリッド ワークをうまく進めていくことと、組織内の全員がより効果的に会議を行うことに役立ちます。これらの詳細と、その他の近日リリース予定の機能の詳細については、Viva インサイトのブログをご覧ください。

  • マネージャーのための新しいインサイトとツールは、マネージャーとチーム リーダーがチーム メンバーとのつながりを保ち、未完のタスクの状況を把握し、チーム文化に影響する個人の習慣を調べ、良い成果を認め、チームの規範 (たとえばノー会議デー) を推進するのに役立つものであり、これらのすべてを、アクションにつながる推奨事項として提示します。これらのインサイトは間もなく、規模を問わずどのチームも Microsoft Teams の Viva インサイト アプリのマイ チーム タブで利用できるようになります。
  • 効果的な会議のための新しいエクスペリエンスが Teams の Viva インサイト アプリに追加されます。会議の習慣を向上させるためのインサイトと提案を、会議開催者それぞれに合わせて提示します。また、ユーザーが会議の計画を作成して共有することもできるようになります。これでチーム会議の規範を設定して、たとえば会議時間を既定で短縮することや、常に Teams のリンクを含めることができます。
  • Headspace のガイド付き瞑想は 2021 年 11 月、新たに 4 言語での一般提供を開始します (フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語)。
マネージャーがチームの

図 2. マネージャーがチームの "ノー会議デー" を定義できるようになります。

Viva トピック: 知識とエキスパート

Viva トピックは、AI を応用して自動的に、ユーザーのシステムやチームを横断してコンテンツとエキスパートの情報を整理し、関連するトピック (たとえばプロジェクト、製品、プロセス、顧客) にまとめます。このコンテンツは、トピック ページやトピック センターとして表示されます。これらは AI によって作成および更新されますが、エキスパートは Wiki のようなシンプルさで知識を蓄積し、共有することができます。コンテンツはトピック カードとしても表示され、知識を適切なタイミングで、Outlook、SharePoint、Office の中で届けます。Viva トピックは既に一般提供を開始していますが、間もなく、この知識をさらに多くの提供元から集めて活用することが簡単にできるようになります。以上の機能とその他の機能強化の詳細については、Viva トピックのブログと、ナレッジ & コンテンツ サービスについてのオンデマンド セッションをご覧ください。

  • 知識の取り込みを Microsoft 365 のさらに多くの部分でできるようにするために、Viva トピックを Outlook、Yammer、Bing、および人物プロフィール カードと統合します。2021 年末までに提供を開始する予定です。
  • 早期導入されたお客様は間もなく、Viva トピックを Microsoft Teams のチャットやチャネルに直接追加できるようになります。ロールアウトは来年初めを予定しています。
  • さらに多くの方法でトピック マネージャーが知識の監視を大規模に行うことができます。たとえば関連するトピックを自動的にセグメントとしてまとめることや使用状況の分析が可能であり、効率化されたトピック センターも利用できます。ロールアウトは年末を予定しています。
  • 知識のクロールがフランス語、ドイツ語、スペイン語のコンテンツでもサポートされます。ロールアウトは年末を予定しています。
組織固有の用語、プロジェクト、チーム名についての背景情報を直接 Outlook の中で受け取ることができるように、トピック カードが統合されます。

図 3. 組織固有の用語、プロジェクト、チーム名についての背景情報を直接 Outlook の中で受け取ることができるように、トピック カードが統合されます。 

Viva ラーニング: スキル取得と成長

Viva ラーニングはエンタープライズ ラーニングを仕事の流れの中に取り込むために、ユーザーの所属組織、ラーニング管理システム、サードパーティのプロバイダー、および Microsoft からのコンテンツを接続します。本日、このモジュールの一般提供を Teams デスクトップ版とモバイル版で開始します。次の数週間のうちに、Viva ラーニングはお客様の Microsoft 365 テナントで利用可能になります (Teams アプリ メニューで "Viva ラーニング" を検索すると見つかります)。併せて、個人とソーシャルでの学習を拡張する機能も追加されます。次に示すのはこれらの新機能のごく一部です。さらに高度な機能を実現するための機能リリース一覧、パートナー統合、および SKU の詳細については、Viva ラーニングのブログをご覧ください。

  • 統合されたラーニング管理システムからの割り当てが表示されるので、要求されている学習の最新情報を簡単に把握できます。
  • 学習コンテンツの一括検索で、Viva ラーニング接続済みの提供元を横断して検索し、関心事項、提供元、または長さで絞り込んで自分に必要なコンテンツを正確に見つけることができます。
  • チーム メンバーや同僚に学習コンテンツを推奨し、推奨済みコンテンツの進行状況を確認します。推奨したコンテンツの一覧を、ステータスやユーザーから報告された完了率で絞り込むことができます。
  • キュレーションした学習リソースをタブとして Teams のチャネルに追加して、学習を仕事の流れの中に直接取り込みます。
[ホーム] ビューには、その学習者に合わせたコンテンツが表示され、接続済みの学習コンテンツすべてにここからアクセスできます。

図 4. [ホーム] ビューには、その学習者に合わせたコンテンツが表示され、接続済みの学習コンテンツすべてにここからアクセスできます。

Ally.io: 目標と成果指標のための新しいモジュール

このたび、OKR (目標と成果指標) 分野をリードする企業 Ally.io が Microsoft Viva ファミリーに加わり、新しいモジュールとして 2022 年後半に登場することになりました。この新しいモジュールは、組織でのテクノロジの使い方を変革してハイブリッドの世界における仕事、目的、成果の間に密接なつながりをもたらします。

従業員の仕事の方向性を会社の戦略的ミッションと中核的優先事項にそろえることは、どの組織も最重視しています。このためにリーダーがすべきことは、ツールへの投資です。そのツールとは、大型の "カンパニー ベット" (社運をかけた重要事項) について透明性を持って周知させるものであり、野心的な目標をトップダウンで伝えるとともに組織のあらゆるレベルでの成果報告を行うための、新しい方法を作るものです。Ally.io は、組織内の全員が仕事のプロセス全体を可視化して明確に理解し、毎日の仕事を会社の戦略的目標に結び付けることを手助けします。

Microsoft Teams の Ally.io アプリの機能強化、およびこの OKR ソリューションを基盤とする Microsoft Viva 公式モジュールが今後リリースされる予定です。

図 5. Microsoft Teams の Ally.io アプリの機能強化、およびこの OKR ソリューションを基盤とする Microsoft Viva 公式モジュールが今後リリースされる予定です。

Ally.io ソリューションの詳細については、発表のブログAlly.io の Web サイトをご覧ください。

Microsoft Viva プラットフォーム

Viva はカスタマイズと拡張が簡単にでき、ユーザーがどこで仕事をするときでもアクセス可能で、組織固有のニーズに合わせて既存のツールと統合できます。本日、Viva での次のパートナー統合がサポートを開始し、業界をリードするアプリに仕事の自然な流れの中でアクセスできるようになりましたことをお知らせします。

  • Viva ラーニング: SAP SuccessFactors、Cornerstone OnDemand、Saba、Coursera、Skillsoft、Pluralsight、edX、Udemy、Go1、Infosec、Josh Bersin Academy、Udacity*、Harvard Business Review*、OpenSesame*、EdCast*
  • Viva コネクション: Qualtrics、ServiceNow、UKG、Talentsoft、StandOut by ADP、Adobe Sign、Moveworks、Lifeworks、Limeade、Tribute、Blue Yonder、Zebra-Reflexis、Workday*、DocuSign*、EdCast*、Espressive*
  • Viva インサイト: Qualtrics、Glint、Headspace

また、Microsoft Viva Suite と LinkedIn Glint を組み合わせた新しいプランをエンタープライズ企業向けに提供します。Viva と Glint が一体となって、有益な従業員フィードバックを集めてインサイトをアクションに変えます。これでマネージャーとチームが従業員エクスペリエンスを測定して向上させることができるようになります。

Microsoft Viva はオープンで拡張可能なプラットフォームであり、間もなくパートナーと開発者の皆様が 4 つのモジュールそれぞれのツールキットと API を活用できるようになります。Viva コネクション ツールキットは既に提供を開始し、Viva トピックのサードパーティ コンテンツ サポートは 2022 年にプライベート プレビューを開始します。Viva インサイトと Viva ラーニングの API も、2022 年に提供開始予定です。こちらのブログで、Viva のパートナーと拡張性について詳しく説明しています。

EXP をすべての組織に――Microsoft を含む

この 1 年間にさまざまな浮き沈みや甚大な変化がありましたが、Microsoft のミッションは変わらず、地球上のすべての個人とすべての組織がより多くを達成するための力となることであり、その対象には Microsoft のすべての個人も含まれています。私たち自身もお客様と同じように、従業員エクスペリエンスの道のりを進んでいるところであり、Microsoft Viva を世界各地のオフィスで使用して仕事でのつながり、成長、ウェルビーイングを促進しています。

その道のりについて光を当てるべく、新しいブログ シリーズで Microsoft Viva の開発を取り上げています。その第 1 回で振り返るのは、早くから従業員満足度の重視を決定していたこと、個々の従業員エクスペリエンス アプリはすばらしくても中央集中型のプラットフォームのほうが良いと気付いたこと、そしてこのパンデミックへの対応として会社がどうシフトし、お客様のために社内ソリューションをどう再想像したかです。

Microsoft デジタル従業員エクスペリエンス担当コーポレート バイス プレジデント Nathalie D'Hers の発言の引用: "私のチームはこの数年間、従業員がどこで働くかにかかわらず生産性を発揮できるよう手助けすることに取り組んできました。それが実を結び、会社はリモート ワークへの移行時もスムーズに運営を続けることができています。それでも、私たちは引き続き、ハイブリッド ワークに向けて従業員エクスペリエンスを再考する必要がありました。"

お客様と同じように、Microsoft の道のりもまだ始まったばかりですが、私たちの歩みを紹介するブログの第 2 回を本日公開しました。

Microsoft Viva が既にかなりの影響を Microsoft の従業員だけでなく、他のグローバル企業で働く人々にも及ぼしていることを嬉しく思います。世界の大手企業がどのように Viva を使用して、働く人々に力を与えているかについては、ロゴをクリックして事例をご覧ください。

従業員エクスペリエンスの道のりをスタートしましょう

Microsoft 自身の Microsoft Viva の体験は、この従業員エクスペリエンスの行程をスタートするにあたってどのような種類のリソースが必要になるかを理解するのに役立ちました。2 月に Viva を発表して以来、私たちは Viva の展開、導入、管理に関するドキュメントを継続的に追加してきました。次に示すのは、EXP の道のりをどこまで進んでいるかにかかわらず有益となるリソースの一覧です。さらに詳しい情報を希望される場合は、Microsoft の担当者にご連絡ください。ご意見、ご感想も歓迎します。


1 「73%: The Hybrid Work Paradox」Jared Spataro (Microsoft WorkLab)。2021 年 9 月 8 日。

2 「マイクロソフトと LinkedIn、ハイブリッド ワークに関する最新データとイノベーションを発表」Jared Spataro (Microsoft)。2021 年 9 月 9 日。

*2022 年 1 月末までに提供開始予定

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ハイブリッド パーソナル コンピューティングの新時代の到来: Windows 365 クラウド PC http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/07/14/introducing-a-new-era-of-hybrid-personal-computing-the-windows-365-cloud-pc/ Wed, 14 Jul 2021 15:00:00 +0000 2021 年 8 月 2 日更新: Windows 365 はあらゆる規模の企業を対象として一般提供を開始しました。Windows 365 の詳細情報を入手して今すぐご体験ください。いくつかの地域がこの 18 か月間の困

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2021 年 8 月 2 日更新: Windows 365 はあらゆる規模の企業を対象として一般提供を開始しました。Windows 365 の詳細情報を入手して今すぐご体験ください。

いくつかの地域がこの 18 か月間の困難と混乱から抜け出そうとしている今、新しい働き方の世界が登場しようとしています。至るところで、組織がバーチャル プロセスとリモート コラボレーションを通して自らの変革を遂げています。そして、人々はハイブリッド ワークを取り入れています。再び出勤するようになった人も、引き続き在宅勤務する人も、その両方を組み合わせる人もいます。その結果として物事が再び、まったく違ったものになるでしょう。

仕事を、必要なときいつでも、どこでも、どのような方法でもできることは新常態となりました。どの従業員も、親しみのある使いやすいテクノロジをどのデバイスでも使えることを求めています。史上最高に複雑化したサイバーセキュリティ環境の中で、企業に必要なソリューションとは、その従業員のコラボレーション、共有、創造に役立つと同時に、データの安全とセキュリティを保つものです。 

私たちは、この新しいハイブリッド ワークの世界の力となるツールをデザインする機会を手にしています。これを可能にしているのは新しい視点、そしてクラウドのパワーとセキュリティです。 

本日発表する Windows 365 は、Windows 10 または Windows 11 (本年中に一般提供開始予定) を新しい方法で体験していただけるクラウド サービスです。インターンと契約業者からソフトウェア開発者と工業デザイナーに至るまで、企業で働く人々のためのソリューションです。 Windows 365 ではオペレーティング システムが Microsoft Cloud に配置され、Windows エクスペリエンス全体 (すべてのアプリ、データ、設定) がここから安全にユーザーのデバイスにストリーミングされます。デバイスは私物でも、会社所有でもかまいません。このアプローチで、まったく新しいパーソナル コンピューティングのカテゴリが、このハイブリッドな世界専用に作られます。それが "クラウド PC" です。

本日は、なぜクラウド革命をパーソナル コンピューティングに取り入れることがお客様の働き方の未来にとって一つの節目となると私たちが考えているか、そしてこのことがパートナーの皆様にとってどのような機会を生み出すかを紹介します。

パワフルで一人一人に合わせた完全な Windows エクスペリエンスをクラウドから、どのデバイスでも

私たちが最近実施した Work Trend Index で、労働者の 73% が柔軟なリモート ワークという選択肢の継続を求めていることが明らかになりましたが、同時に 67% はパンデミック (感染症の世界的大流行) 終息後は対面のコラボレーションが増えることを望んでいます。これがハイブリッド ワークのパラドックスを作り出し、世界中の組織に難問をぶつけています。つまりハイブリッドの世界でどのようにしてつながり、働く人々が組織のリソースに自宅でも、オフィスでも、その他どこでもアクセスできるようにするかという問題です。

Microsoft は他の製品にもクラウドを取り入れてきましたが、Windows 365 クラウド PC でも同様に、Windows を体験する新しい方法をクラウドのパワーを通して実現するというビジョンを掲げています。それと同時に、組織が抱える課題を新旧どちらも解決したいと考えています。この新しいパラダイムのねらいは、リモート アクセスの実現とセキュリティ保護だけではありません。ユーザー エクスペリエンスは、人材を集めて定着させ、生産性を向上し、セキュリティを確実にするために、これまで以上に重要性を増しています。

クラウド PC は、クラウドのパワーとデバイスの能力を引き出してパワフル、シンプル、安全な Windows 10 または Windows 11 の完全なエクスペリエンスを実現するものであり、組織が従業員のために、場所やデバイスを問わず働ける環境を用意するのに利用できます。Windows 365 の特長の 1 つであるインスタントオン ブートで、ユーザーそれぞれのアプリケーション、ツール、データ、設定すべてをクラウドからどのデバイスにでもストリーミングできます。これには Mac、iPad、Linux デバイス、Android も含まれます。デバイスの種類にかかわらず、Windows エクスペリエンスは同じです。クラウド PC の状態は、ユーザーがデバイスを切り替えても変わらないため、前回終了したところからすぐに再開できます。同じ作業をホテルの部屋でノート PC を使って行うことも、アポイントメントの合間に自動車の中でタブレットを使って行うことも、オフィスでデスクトップを使って行うこともできます。ビジネスのニーズに応じて臨時従業員を雇用する場合にも便利です。繁忙期に増員するときでも、新しいハードウェアの供給に伴う複雑な手配とセキュリティの課題とは無縁です。さらに、専門職に最適な装備をそろえることができます。つまり、クリエイティブ、分析、エンジニアリング、科学研究などの職務のために、より大きなコンピューティング パワーと必要なアプリケーションを用意することができます。 

どのデバイスでも: Windows 365 は一人一人に合わせた完全な Windows エクスペリエンス (アプリ、データ、設定) をどのデバイスにも届けます

Windows 365 は、ビジネスに使用されているアプリ、つまり Microsoft 365、Microsoft Dynamics 365、Microsoft Power Platform に加えて、基幹業務アプリなどもサポートします。Windows 365 でのアプリ互換性も App Assure でお約束します。このサービスはユーザー数 150 以上のお客様を対象として、アプリの問題が発生した場合にその修復を追加費用なしでお手伝いするものです。

一人一人に合わせる: Windows 365 は、ユーザーそれぞれに合わせた Windows 10 または Windows 11 のエクスペリエンスを届けます。これには、そのユーザーが使用している PowerPoint などのアプリも含まれており、クラウドから任意のデバイスにストリーミングされます。

使い慣れたツールでさらにシンプルに

Windows 365 の最重要の設計原則の 1 つがシンプルさです。クラウド PC のサイズは使う人のニーズに合わせて選択でき、価格はユーザー単位の月額です。2 つのエディションがあり、どちらも完全クラウド ベースです。複数のクラウド PC 構成の中から、必要なパフォーマンスに応じて選ぶことができます。そのエディションとは、Windows 365 Business と Windows 365 Enterprise です。

IT 担当者の皆様のために、Windows 365 は、皆様が現在物理的デバイスを管理しているのと同じ方法で管理できるように作られています。皆様が管理するクラウド PC は、物理的デバイスとともに Microsoft エンドポイント マネージャーに表示され、管理とセキュリティのポリシーを他のデバイスと同様に適用することができます。

Windows 365 は Azure Virtual Desktop を基盤としていますが、仮想化の利用方法をシンプルにするように構築されているため、すべての詳細はお客様の代わりに Microsoft が処理します。お客様は、最高のユーザー エクスペリエンスが得られるようにクラウド PC の処理能力をスケーリングしてパフォーマンスを監視することができます。分析機能も組み込まれているため、接続の正常性をネットワーク全体にわたって見ることができます。これで、組織のクラウド PC ユーザーは、生産性を発揮するのに必要なものすべてに、確実にネットワーク上で到達できるようになります。エンドポイント分析ダッシュボードからは、ユーザーが求めるパフォーマンスを達成していないクラウド PC 環境を簡単に特定できます。推奨事項が提示されるだけでなく、その環境をアップグレードすることも簡単です。ボタンを 1 回タッチするだけで、即座に適用されます。新しい "ウォッチドッグ サービス" による診断も継続的に行われるため、接続が常時稼働している状態にするのに役立ちます。診断の結果が不合格の場合は、IT 担当者にアラートが送られるとともに、その問題の修復方法についての推奨事項も提示されます。 

使い慣れたツール: クラウド PC の管理は、物理的なデバイスと一緒に Microsoft エンドポイント マネージャーで行うことができます。

カスタマイズの幅と柔軟性が求められるとき、特に組織内に仮想化のエキスパートがいる場合は、Azure Virtual Desktop をおすすめします。この製品は、クラウドでの VDI のモダン化を進める多数の組織に導入されています。Microsoft がさらに Azure Virtual Desktop に力を入れていることについては、本日の Tech Community ブログで詳しく解説しています。

管理エクスペリエンスの詳細については、Scott Manchester 執筆の Tech Community ブログをご覧ください。

ゼロ トラストが後押しするクラウド セキュリティ

ゼロ トラスト アーキテクチャに重点を置いて、Windows 365 は今日の重要なセキュリティの課題の解決にも役立つように設計されており、情報はデバイス上ではなくクラウドに保存されてセキュリティで保護されます。クラウド PC に対するログインやアクセスの試行を、多要素認証 (MFA) で明示的に検証します。これは、Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) との統合によって実現しています。また、Microsoft エンドポイント マネージャーの中で MFA に Windows 365 専用の条件付きアクセス ポリシーを組み合わせて、ログインのリスクをセッションごとに即座に評価することができます。また、ユーザーと管理者のエクスペリエンスは、最小特権アクセスの原則を中心として設計されています。たとえば、特定のアクセス許可 (ライセンス付与、デバイス管理、クラウド PC 管理など) の委任を、特定のロールを使用して行うことができるので、グローバル管理者になる必要がなくなります。Windows 10、Microsoft Defender for Endpoint、Microsoft Edge のセキュリティ ベースラインも、現在物理的デバイスに使用しているのと同様に使用でき、クラウド PC 固有のセキュリティ ベースラインも構築済みのため、すぐに使用を開始するのに役立ちます。 

Windows 365 ではクラウド PC 固有のセキュリティ ベースラインが用意されており、すばやく安全に使用を開始することができます。

組織のデバイスの保護に Microsoft Defender for Endpoint が使用されている場合は、このソリューションがクラウド PC に対してもシームレスに機能します。Microsoft エンドポイント マネージャーを使用すると、Defender for Endpoint での管理対象のデバイスと同じようにクラウド PC のオンボーディングを簡単に行うことができます。クラウド PC が保護されるだけでなく、セキュリティのリスクを下げるための推奨事項も提示されます。また、セキュリティ インシデントをすばやく発見して調査するのにも役立ちます。

最後に、暗号化が全面的に使用されています。クラウド PC を実行する管理対象ディスクはすべて暗号化され、保存されるデータはすべて暗号化され、クラウド PC との間のネットワーク トラフィックもすべて暗号化されます。

Windows 365 とはパートナーにとっての新しい機会

Windows 365 は、Microsoft エコシステムを構成するあらゆるタイプのパートナーにとって、Windows エクスペリエンスをクラウドから届けるという新しい機会となります。

独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) は引き続き Windows のアプリを構築でき、完成したアプリをこれからは、より広い対象者にクラウドで届けることができます。Windows 365 は、開発者にとっての新しい機会も作り出します。パートナーは API を活用して、独自のイノベーションを市場に送り込むことができます。実際に、Tech Community のブログでご紹介しているように Nerdio、UKG、Service Now、Net App などのソリューション ISV が Windows 365 でのさまざまなユーザー シナリオをサポートすることを本日発表しています。

お客様が Windows 資産全体を最大限に活用できるように、システム インテグレーターやマネージド サービス プロバイダーから追加サービスが提供されます。Microsoft のパートナーである Accenture/Avanade、Atos、Crayon、Content and Cloud、Convergent、Coretek、DXC、Glueck & Kanja GAB、Insight、Netrix などから市場に投入される予定です。中小規模企業向けには、Iconic IT LLC、MachineLogic LLC、Nitec Solutions などのパートナー各社が既に Windows 365 をサポートしており、追加サービスでの支援も提供しています。OEM (相手先ブランド供給) メーカーは、広範なサービスのポートフォリオに Windows 365 を組み込んで、自社製デバイスの堅牢な機能と安全なハードウェアとともに提供するという機会を手にします。

クラウド PC が体現しているのは、クラウド コンピューティングにおける次の大きな一歩であり、これによって Microsoft Cloud と個人用デバイスがパワフルな新しい方法でつながります。Windows 365 の発表に合わせて、私たちは組織、従業員、パートナーの皆様に Windows とそれぞれのデバイスでのエクスペリエンスを再想像していただきたいと考えています。そして、あらゆる地域のユーザーのために新しいシナリオを作ることを楽しみにしています。

ハイブリッドな世界のためのハイブリッド Windows

クラウドのパワーを通して皆様のすべてのデバイスにお届けするという、この新しい方法での Windows 10 または Windows 11 (後日提供開始予定) のエクスペリエンスをご紹介できることを嬉しく思います。このことは、規模を問わずあらゆる組織にパワー、シンプルさ、セキュリティを与えると信じています。これらは、ハイブリッド ワークを採用する組織で働く人々のニーズの変化に対処するために必要となるものです。

Windows 365 の提供はあらゆる規模の組織を対象として 2021 年 8 月 2 日に開始します。Windows 365 についての詳しい情報をこちらでご覧ください

お客様とともにこの道のりを歩めることを嬉しく思います。そして Windows 365 を使って仕事を遂行する新しい方法についてお聞かせいただけることを楽しみにしています。

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Microsoft Teams Rooms、Fluid、Microsoft Viva の新しいハイブリッド ワーク イノベーション http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/06/17/new-hybrid-work-innovations-in-microsoft-teams-rooms-fluid-and-microsoft-viva/ Thu, 17 Jun 2021 13:00:00 +0000 働き方の未来とは、妥協のないコラボレーションです――いつでも、どこからでも。

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世界中の多くの地域でワークプレイスがオープンするなか、毎日のようにお客様から「早く対面のコラボレーションに戻りたい」という声をお聞きしています。 私自身もそれを感じており、近いうちに多くの同僚と実際に会えることを楽しみにしています。 しかし、それ以上に楽しみにしているのは、場所や時差にかかわらず人々をつないでエンゲージメントを推進する、新しい方法を見つけることです。 Microsoft はこう考えています。ハイブリッド ワークが働き方の未来であり従業員がハイブリッド ワークで成功できるようエンパワーメントするためにビジネス リーダーが組織を再想像し、人、場所、プロセスを包含する新たな業務運営モデルを考える必要があります

私たちはまた、全員が対等となれるエクスペリエンスを作ると決意しています。アトランタにある会議室に集まるときでも、プレゼンテーションを自宅オフィスからリモートで行うときでも、シドニー時間の夜に行われた会議の内容を知るために、朝一番にそのレコーディングを聞くというときでも。  

Microsoft Teams は、この柔軟な働き方の世界というビジョンを実現するうえで不可欠な存在です。 他にはない Teams の特色は、会議、チャット、通話、コラボレーション、ビジネス プロセス自動化が 1 つのアプリに集められていることです。新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の感染拡大を受けて世界中のオフィス ワーカーが自宅で仕事をするようになって以来、私たちは Teams のイノベーションを続けてきました。たとえば、より自然で、積極的に参加できる会議エクスペリエンスです。組織内外の人々とシームレスにつながることができ、リモートでのプレゼンテーションをより豊かでインパクトのあるものにすることができます。 そして、この新しいハイブリッドの現実に向けて進むなかで、私たちが焦点を当てているのは、Teams の中で作られるエクスペリエンスで、すべての人の意見が確実に聞き取られるようにすることです。これにはその部屋にいない人も含まれます。全員がつながってエンゲージメントを推進することが、いつでも、どこからでもできるようにするためです。 また、コラボレーションを同期的でも非同期でも簡単にできるように、新しい Microsoft Fluid キャンバス イノベーションを発表します。Teams はもちろん、その他の製品も対象です。 

しかしこのコロナ禍で、会議疲れやデジタル オーバーロードが現実の問題であることもわかり、リモート ワークで私たちのウェルビーイングがあやうくなっています。この解決を目指して Microsoft が作り上げたのが Microsoft Viva です。この統合型従業員エクスペリエンス プラットフォームは Teams の中で動作するので、従業員が自分の時間を確保してウェルビーイングを維持する方法を、仕事の流れの中で見つけることができます。

本日発表する Microsoft Teams Rooms、Fluid、Microsoft Viva における新しいイノベーションはどれも、ハイブリッド ワークというスタイルで働く人々の力となることをねらいとしています。その内容を見てみましょう。  

対等な立場で参加する――自宅でも、社内でも、外出先でも

より良いハイブリッド会議を全員が体験できるようにするには、その部屋にいない人のことを考えた設計が必要です。会議室内から参加するか、自宅あるいは外出先からにかかわらず、全員が一つのテーブルを囲んでいるような感覚を実現するためです。本日発表する Teams 会議と Microsoft Teams Rooms の機能強化は、出席者全員が積極的に参加できるようなエクスペリエンス作りをねらいとしています。

本年末までに、Teams Rooms の "最前列" 機能をロールアウトしていく予定です。このイマーシブな会議室レイアウトでは、やり取りがより自然に感じられ、会議室内の参加者がリモートの参加者とのつながりをより強く感じられるようになります。 ビデオ ギャラリーを画面の一番下に移動し、リモートの参加者が会議室内の人と対面できるようにしました。また、全員のエンゲージメント維持に役立てるために、会議コンテンツの周囲に、それに関連する会議情報 (議題、タスク、ノートなど) が表示されます。会議中のチャットも、会議室内にいる人がはっきりと読めるようにしました。これで、チャットで共有されたコメントを見て応答することができます。

リモートの参加者が会議室内に自分の存在を確立できるようにするとともに、インクルーシブ性を最大化するために、Teams Rooms の画面表示面積を拡大します。これに使用する新しいビデオ レイアウトでは、ビデオ ギャラリーが複数のディスプレイに分けて表示されます (ただし、コンテンツが共有されていないとき)。この広がった分のスペースで、リモートの参加者の姿がより大きく、リアルに映し出されます。この夏には、デスクトップ版の機能をさらに Teams Rooms に追加する予定です。この目的は、会議にリモートで参加している人に注目しやすくすることです。具体的には、ライブ リアクションスポットライト複数のビデオ ストリームのピン留め (今秋提供予定)、チャット バブル (従来のビデオ グリッド レイアウトを使用するとき) などの機能があります。

会議室に誰がいて、何が行われているかをリモートの参加者がわかるようにすることも必要です。JabraLogitechPoly、そして新たに Teams デバイス パートナーとなった Neat が、高度な AI 搭載カメラ技術を使ってハイブリッド会議に最適化した新しいカメラ ビューを実現しています。これで、室内にいるすべての人の姿が、より鮮明に見えるようになります。

また、会議で誰が発言しているかを明確に特定するための機能も提供します。Teams Rooms 向けに設計された Teams インテリジェント スピーカーが EPOS と Yealink から一般提供を開始しています。Microsoft の音声認識テクノロジを Teams で使用して、室内での発言者を特定し、その名前を文字起こしに付記します。発言者名が会議の文字起こしに明記されるので、参加者はメモを取ることではなく会話への貢献に集中できるようになり、会議に出席できなかった人も会議後にその記録を見ることができます。

さらに、Surface Hub での Teams Rooms の新しいエクスペリエンスも発表します。Surface Hub は、チームが勤務場所を問わず集まって共同創造することを目的として作られたデバイスです。デスクトップ版でおなじみの会議機能とコントロールの多くが、Surface Hub 上の次世代の Teams で会議室でも利用できるようになります。たとえば、モダン化された会議ステージ、Together モードのシーン、PowerPoint Live です。今秋には、新しい Microsoft Whiteboard エクスペリエンスも Surface Hub で提供開始予定であり、全員が同じデジタル キャンバスに図や文字を書き込むことができるようになります。  

これらの Teams Rooms とパートナーからの発表の詳細については、Teams Tech Community のブログをご覧ください。

リモートの参加者がホワイトボード セッションを開始して進行するときに役立つように、まったく新しいハイブリッド ワーク専用の Whiteboard エクスペリエンスが作成されました。これは、出席者全員が同じデジタル キャンバス上で視覚的にコラボレーションできるようにするものです。2021 年夏に提供開始予定の新しい機能で、誰もが既存コンテンツを Whiteboard に取り込んで共同編集できるようになります。また、新しいテンプレートも追加され、グループのアイディエーションのスピードアップや、共同作業者と歩調を合わせることに役立ちます。

効果的なハイブリッド会議を行うためには、すべての参加者がそこに存在できることと、プレゼンテーションに全員が確実に、積極的に参加できることが必要です。新しい PowerPoint Live の機能は、1 つの共有スペースを作ってコラボレーションに会議出席者全員が貢献できるようにするのに役立ちます。たとえば、スライドの翻訳機能を利用すると、参加者は自分が選んだ言語でプレゼンテーションを見ることができます。また、新しい手描き入力エクスペリエンスで、プレゼンテーションしながら PowerPoint に注釈を入れることや、レーザー ポインターを使用して重要な点に注意を引き付けることができます。 

これらの最新の機能は Teams モバイル アプリでも利用できます。PowerPoint Live やダイナミック ビューにモバイル デバイスでアクセスできるようになりました。カスタム背景も iOS での提供を開始しており、Android でも近日提供開始予定です。

仕事の流れの中でのコラボレーション

ハイブリッドや非同期という働き方で効率的に仕事を進めるには、きわめてリッチなキャンバスを使ってコンテキストを作りそれを維持することが、会議の前、中、後にできることが必要です。Fluid コンポーネントは生産性の最小単位であり、すべき仕事をチャット、メール、会議などのコンテキストの中で完了するのに役立ちます。先頃、新しい Fluid コンポーネントを発表しました。これはチャットの中でライブの、コラボレーション型エクスペリエンスを作るものであり、これを Teams と Office のアプリでリアルタイムで編集して共有することができます。そして本日発表する Fluid コンポーネントの拡張で Teams 会議、OneNote、Outlook、Whiteboard も対象となり、Teams と Office のアプリでの同期または非同期のコラボレーションがさらに簡単になります。また、非同期のコラボレーションをさらにサポートする新しいチャット機能も発表します。これで、会議と会議の間に仕事を止めることなく進めることができます。メッセージをピン留めしておくと、チャット メンバーが重要なコンテンツにいつでもすばやくアクセスできます。特定のチャット メッセージへの返信で、進行中の会話の中でコンテキストを維持することができます。

会議はこの 1 年間に大幅に増加しましたが、非構造化コミュニケーションも同様です。Microsoft の Work Trend Index 調査によれば、平均的な Teams ユーザー 1 人が 1 週間に送信するチャットの数は 1 年前に比べて 45% 増加しています。また、臨時の非構造化会議も増えています。このようなデジタル オーバーロードに対処するには、新しい Fluid コンポーネントを Teams 会議で利用します。議題の共同作成、ノートへの記録、タスクの割り当てを簡単に Teams 会議の中でできることに加えて、永続化した振り返りコンテンツにいつでもアクセスできます。また、会議のノート、議題、タスクは自動的に、OneNote の新しい会議ノート ホームに "配置" されます。会議の進行中にディスカッションを一歩進めるために、アイディエーションとブレーンストーミングを一緒に行うには、ライブの Fluid コンポーネントを Whiteboard の中に作成して編集します。Fluid コンポーネントは Outlook でも、つまりメールや予定表でも活用できるので、自分の時間、議題、ノート、タスクをアプリ横断で管理することが簡単になります。

時間を確保してウェルビーイングを優先する

Teams ユーザーの 1 週間あたりの会議時間は、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) の大流行開始前に比べて 2 倍以上に増加しています。会議が連続しているとストレスが増え、集中して積極的に参加することが難しくなります。1 日あたりほんの数分でできる、Headspace の瞑想やマインドフルネスは、ストレスの軽減と集中力の向上に役立ちます。今月中に開始予定ですが、ガイド付きの瞑想とマインドフルネスのエクササイズを Headspace から厳選して Teams の Viva インサイト アプリ追加します。地に足が着いた状態で一日を始める、大事なプレゼンテーションの前に心をリラックスさせる、あるいは夜に仕事から離れるのに役立ちます。

Viva インサイトには、毎日フォーカス時間をスケジュールする機能があり、Teams の通知をオフにして邪魔されずに仕事に専念することができますが、これに基づく新しいフォーカス モードを本年中に Viva インサイト アプリに導入する予定です。このモードでは Headspace からのフォーカス音楽が流れるほか、タイマー機能も備えているので、決まった長さで時間を区切って間に休憩を入れながら、重要なタスクを進めていくのに役立ちます。

リモート ワークでは、仕事と生活の物理的な境界がなくなるため、就業時間外のチャットが増え、いつでも仕事をしているような感覚になりがちです。私たちは、働く人々がバランスの取れた生活を送り、個人の時間を確保できるようにお手伝いしたいと考えています。本年中に、Viva インサイトにクワイエット タイム設定機能を導入する予定です。これは、Outlook と Teams からのモバイル通知を就業時間外はオフにするとともに、どれだけ仕事から離れることができているかについて、個人に合わせたインサイトを提示するというものです。クワイエット タイムの設定は Teams や Outlook のモバイル ユーザーも利用できます。併せて、IT 管理者によるコントロールの機能が Microsoft エンドポイント マネージャーに用意されており、組織全体で就業時間外の通知をミュートするポリシーを作成することができます。

私たち全員が、この新しい働き方の世界を共に進んでいくなかで、人々が柔軟かつ効果的に仕事をするための新しい方法が発見されるでしょう。Microsoft は、人々がいつでも、どこからでも仕事をするための力となるエクスペリエンスをお届けすることをお約束します。調査の結果やアプリの使用パターンを研究し、これと並行して毎日のようにお客様とお話しすることによって、私たちはこれからも、人々が毎日最高の状態で仕事に臨むために何が必要かについて、より正確に理解するよう努めます。この理解をイノベーションの指針として、私たちはより多くのことを達成できるエクスペリエンスをお客様にお届けできるよう、日々取り組んでいきます。

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ハイブリッド ワークに対応した次世代のコラボレーティブ アプリの構築 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/05/25/build-the-next-generation-of-collaborative-apps-for-hybrid-work/ Tue, 25 May 2021 15:00:00 +0000 私たちを取り巻く世界は、前回の Microsoft Build のときと比べて劇的に変化しています。どのお客様もパートナーの皆様も、ハイブリッド ワークの新しい現実に、つまり人々がいつでもどこでも、どのデバイスでも仕事ができるようにすることに注目しています。

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私たちを取り巻く世界は、前回の Microsoft Build のときと比べて劇的に変化しています。どのお客様もパートナーの皆様も、ハイブリッド ワークの新しい現実に、つまり人々がいつでもどこでも、どのデバイスでも仕事ができるようにすることに注目しています。

開発者はこの変革の中心であり、そのことが Microsoft Cloud の上に構築されたアプリの中に現れているのを私たちも目の当たりにしています。本日発表する Microsoft 365 と Microsoft Teams の新しい機能とツールは、新しい働き方のためのソリューションを構築する開発者の力となります。

ハイブリッド ワークのために作られた新しいアプリのクラス: コラボレーティブ アプリ

ハイブリッドでグローバルな働き方を可能にするには、アプリの構築と扱いの方法に対する構造的な変化が必要です。私たちが必要としているのは、個人の生産性向上ではなくコラボレーションを中心とする、新しいクラスのアプリです。そのアプリとは、同期モードと非同期モードのコラボレーションを実現するものであり、そのためのリアルタイムの会議、アドホックのメッセージング、ドキュメント共同作業、ビジネス プロセス自動化のすべてを、単一のオーガナイジング レイヤーで提供するものです。

Microsoft Teams は、まさにコラボレーションの実現を目的として構築されました。毎日 1.45 億人を超える人々が Teams を利用しており、Teams は仕事や学習のためのデジタル プラットフォームとなっています。このことは開発者にとって、創造性を発揮して新たな収益を得る機会となります。つまり、コラボレーションを中心に据えた次世代のアプリを構築する機会です。Microsoft は、この新しいアプリケーションのクラスを "コラボレーティブ アプリ" と呼んでいます。

コラボレーティブ アプリを使って、エンド ユーザーはプロジェクトを完了するための共同作業をいつでも、どこからでも簡単に行うことができます。いくつものアプリやデータの間で切り替える必要がないため、仕事の流れを止めずに進めることができます。また、Fluid のコンポーネントを使用してエンドユーザーが自分で共同作業型のエクスペリエンスを作り、これを Teams や Office のさまざまなアプリでリアルタイムで編集して共有することができます。

開発者の皆様がコラボレーティブ アプリの構築を簡単にできるようにするために、私たちは次のことを重視しています。 

  • 開発者の既存のスキルを使う: 開発者の既存のアプリ ソリューションを Teams と簡単に統合します。標準的な Web テクノロジ、JavaScript といくつかの Teams API を使用して Teams のメッセージ、チャネル、会議にすばやく簡単に組み込むことができます。ServiceNow、Workday、Adobe、SAP をはじめとする多数の独立系ソフトウェア ベンダー (ISV) がこのことを既に、Microsoft のプラットフォーム上で行っています。
  • 開発をシンプルにする:アプリを Teams 用にビルドすると、そのアプリは多数のプラットフォームで、つまり Windows、macOS、Web、iOS、Android、Linux で動作します。私たちが目指しているのは、開発者がアプリの次の波を作り出すのに必要な学習や作業の量を大幅に軽減することです。ビルドは 1 回で、どこでもデプロイできます。
  • 開発者の選択をサポートする:Microsoft Cloud は、コラボレーティブ アプリを構築するためのフル スタックのテクノロジを提供します。新しいアプリを構築する開発者は、そのニーズに応じて Power Platform、Azure、Graph などのテクノロジを選択できます。
コラボレーティブ アプリのフレームワークを示すビジュアル

Microsoft Cloud 上に構築されるコラボレーティブ アプリのビジョンの詳細については、Jeff Teper によるテクニカル キーノート セッションと、Rajesh Jha による Into Focus のセッションをご覧ください。

コラボレーティブ アプリを Microsoft Teams とともに構築する

コラボレーティブ アプリの構築をさらに支援するために、オーガナイジング レイヤーである Teams のための新しい統合の機会と、機能強化された開発者ツールをご紹介します。

よりリッチなエクスペリエンスを実現する会議用アプリを作る

最高のエクスペリエンスを会議の参加者全員に、リモートか対面かを問わず提供することが重要です。ここでご紹介する新しい機能を利用すると、Teams 会議用に開発するアプリに、よりリッチな会議エクスペリエンスを組み込むことができます。

  • 共有ステージの統合: 現在プレビューとして提供されている "共有ステージの統合" は、開発者のアプリから Teams 会議のメイン ステージにアクセスするための機能であり、アプリのマニフェストの中で単純な構成を行うだけで利用できます。これによって作られる新しい作業場所で会議アプリのためのリアルタイムのマルチユーザー コラボレーション エクスペリエンスが可能になり、ホワイトボード、デザイン、プロジェクト ボードなどのアプリに利用できます。
共有ステージ機能の動作例を示すビジュアル。
  • 新しい会議イベント API : 現在プレビューとして提供中です。会議関連のワークフローを、会議開始や会議終了などのイベントを通じて自動化することができます。その他のイベント API についても、本年中に提供開始が予定されています。
カスタムの Together モード シーンを作成しているところを示すビジュアル。

メディア API とリソース固有の同意: 今夏提供開始予定のこの機能で、音声とビデオのストリームにリアルタイムでアクセスして、文字起こし、翻訳、ノート記録、インサイト収集などのシナリオを構築することができます。これらの API では "リソース固有の同意" が有効化されているため、IT 管理者がこれらのアクセス許可を Teams 管理センターで見ることができ、アプリからアクセスできるのはそのアプリが追加された会議のみであることの検証もできます。

メディア API をアプリの中で使用して音声を文字起こしする例を示すビジュアル。

先日リリースされた Azure Communication Services と Teams との相互運用性で、Teams ユーザーが顧客やパートナーなど、組織外の重要な人々と簡単にやり取りできるようになります。開発者が構築するカスタム アプリケーションで Azure Communication Services (音声、ビデオ、チャットなど) を使用するときに、Teams との組み込みの相互運用性を活用できます。これを利用して開発されたカスタム アプリケーションを使用して、Teams ユーザーが会議に参加し、顧客やパートナーとやり取りすることができます。さらに、Azure Communication Services がバックエンドで Microsoft Teams に接続されているため、Teams アプリ ユーザーについては VoIP とチャットの使用料が無料になるという利点があります。1

Azure Communication Services を使用するアプリの例を示すビジュアル。

Azure Communication Services と Teams との相互運用性は現在プレビューとして提供中です。ぜひご利用ください。

クロスプラットフォームでのコラボレーティブ エクスペリエンスを実現する

私たちが Teams を作ったのはコラボレーションを可能にするためです。そこで、ユーザーどうしのコラボレーションを Teams の中で、およびその他のプラットフォームでもできるようにするための新しい機能をここで紹介します。

Microsoft Teams の中での Fluid コンポーネントは、現在プライベート プレビューとして提供されており、今後数か月のうちにさらに多くのお客様に拡大される予定です。Fluid コンポーネントを Teams チャットの中で使用すると、エンド ユーザーが送信するメッセージに表、アクション アイテム、またはリストを添付し、これを全員がインラインで共同編集することや、Outlook などのさまざまな Office アプリケーションで共有することができます。チーム間の足並みをそろえて作業を効率的に進めるために、Teams チャット間でコンポーネントをコピーして貼り付けることもできます。Fluid コンポーネントを使用すると、ユーザーが一緒にアイデアを出し合い、創造し、決定することができる一方で、会議の回数を減らし、長々と続くチャット スレッドの必要性を最小限に抑えることができます。

Fluid コンポーネントを Teams チャットとモバイルで使用する例を示すビジュアル。

メッセージ拡張機能がまもなく Outlook でサポート開始: 統一された開発エクスペリエンスで、メッセージ拡張機能を Microsoft Teams と Outlook on the web の両方で動作させることができます。ユーザーがメッセージを作成するときに、検索に基づくメッセージ拡張機能一覧が新しいメニューとして提示され、ここから選択できます。たとえば、メールを作成するときに、自分の Teams アプリからのタスクの状態を伝えるメッセージ拡張機能を選択して、チームメートに送信することができます。

メッセージ拡張機能を Outlook on web で使用する例を示すビジュアル。

Teams 内または Teams 用のローコードのアプリ、ボット、フローを簡単に構築できるようにすることに加えて、ローコードのソリューションをエンドユーザーに配布することも簡単になります。まもなく、Microsoft Power Virtual Agents を使用して構築されたボットをセキュリティ グループと広く共有できるようになります。Power Apps を使用して作成されたアプリでは、このことが既にできるようになっています。また、複数の Microsoft Dataverse for Teams 環境の間で一方の環境のアプリ、ボット、フロー、表などの関連リソースを他方で利用することも簡単にできるようにしました。これで、これらの資産を新たなシナリオに確実に活用できます。また、Power Apps のサンプル アプリも継続的にリリースしており、これから Power Apps での開発を開始するのにご利用いただくことができます。

Power App が Teams の中で動作している例を示すビジュアル。

Teams アプリを構築して管理するための開発者ツールキットとリソース

ハイブリッド ワークをサポートする次世代のコラボレーティブ アプリを開発者の皆様が構築するのに合わせて、私たちは皆様の生産性を高めるためのツールやリソースに投資しています。

機能を強化した Microsoft Teams Toolkit for Visual Studio と Visual Studio Code を現在プレビューとして提供中です。これらを利用すると、どの開発者も、開発する Teams アプリを Microsoft スタックと相互作用させ、デスクトップとモバイルの両方で動作させることが簡単になります。開発者が React、SharePoint Framework (SPFx)、.NET のどれを使うかにかかわらず、このツールキットは開発者が熟知して使用しているフレームワークに対応できるように作られています。主な更新点には、シングルライン認証、Azure Functions の統合、SPFx の統合、シングルラインの Microsoft Graph クライアント、IDE と CLI への効率的なホスティングなどがあります。

Teams Toolkit でアプリを作成しているところを示すビジュアル。

Teams Toolkit の詳細情報を参照して Visual Studio Marketplace から今すぐインストールしてください

コードを書くことは最初のステップですが、開発者はアプリの管理と構成も行う必要があります。そのための Microsoft Teams 向け開発者ポータルのプレビューを発表します。この開発者ポータル (旧称 App Studio) は、開発者専用のアプリ管理コンソールとなります。Web 経由で、または Teams の中でアクセスでき、自分のアプリの登録と構成を 1 つの中央の場所から行うことができます。新しい機能は次のとおりです。

  • どの Web ブラウザーとデバイスからでもアクセスでき、ナビゲーションも簡単です。
  • 環境構成を管理します。環境別にいくつものマニフェストを管理する必要がなくなります。
  • 他の開発者とコラボレーションするために、アプリへの読み取り/書き込みアクセス権を他の人に付与します。アプリの共同作業や更新を協力して行うことができます。
  • ISV がサービスとしてのソフトウェア (SaaS) オファーを自社のアプリにリンクさせることができます。新たな Teams 内購入エクスペリエンスを実現できます。
  • アプリの使用状況に関する有益な分析情報を収集できます (プレビュー中)。
開発者ポータルのホーム ページを示すビジュアル。

今すぐ開発者ポータルの使用を開始しましょう。

プラットフォームとしての私たちの成功は、皆様の成功と結びついています。革新的なアプリを Teams 上で構築してきたパートナーの皆様に感謝しています。私たちは、パートナーの皆様が成功できるようにすることをお約束しています。そのために、ユーザーがアプリを簡単に見つけて展開し、導入できるしくみを用意しています。そして、まもなくユーザーがパートナー アプリのサブスクリプションを Teams Store や Teams 管理センターから直接購入できるようになります (請求書またはクレジット カードによる支払い)。これで、ユーザーがアプリを入手して導入するのがさらに簡単になると同時に、パートナーの皆様にとってはソリューションの収益化の機会が増えることになります。

新しいストア内購入エクスペリエンスを示すビジュアル。

データ、インサイト、セキュリティを中心としたエクスペリエンスを届けるための Microsoft Graph

Teams はコラボレーティブ アプリのためのオーガナイジング レイヤーですが、そのアプリ エクスペリエンスの重要な面の 1 つが、Microsoft Graph からの豊富なデータ セットです。Microsoft Graph によって管理されるデータは、コミュニケーション、コンテンツ、人の、数兆件にも及ぶつながりから生成されたものであり、プライバシー、セキュリティ、コンプライアンス、検索がこれに付随しています。これを可能にしているのは、高度な機械学習です。

本日は、Microsoft Graph のエキサイティングな新機能のいくつかをご紹介します。

今年、Microsoft Viva が発表されました。このねらいは、世界中の組織が従業員のエクスペリエンスを最適化し、従業員が新しい働き方で活躍できるようにすることです。Viva はプラットフォームとなるように構築されたものであるため、多数の拡張性ポイントが計画されていますが、その第一弾をここで発表します。Viva コネクション カードは現在プレビューとして提供中で、SharePoint Framework (SPFx) は早期アクセスにサインアップした開発者向けに提供しています。これで、開発者が既製またはカスタムの Web パーツを使用して Viva コミュニティ ダッシュボード、ニュースフィード、従業員向けリソースを構築し、どのプラットフォームやデバイス向けにも最適化することができるようになりました。

Viva コネクションのカードの動作を示すビジュアル。

SPFx の次期リリースへの早期アクセスのサインアップを受け付けています。Viva コネクションのためのネイティブ モバイル エクスペリエンス構築をお考えの場合は、ぜひご利用ください。

誰が組織のデータにアクセスできるかを考えるときは、認証とセキュリティが常に念頭に置かれます。これが理由で、多くの開発者が Microsoft Graph を利用しています。 Microsoft Graph は、Azure Active Directory (Azure AD) のエンタープライズ グレードのセキュリティと認証の能力を中核として構築されています。本日ご紹介する新機能は以下のとおりです。

  • 継続的アクセス評価: 現在プレビュー中のこの機能は、Azure AD による継続的なリソース監視でセキュリティ脅威の発見を可能にするものです。アクセス トークンの失効を、単に短いトークン有効期間に依存するのではなく、重要なイベントやポリシー評価に基づいて行うことができます。 
  • 新しい認証方法 API : 開発するアプリ内でのデータとリソースへのアクセスの管理を、プライマリ、2 段階、またはステップアップ認証を使用して行うことができます。セルフサービス パスワード リセット プロセス (SSPR) を起動することもできます。
  • 外部 ID API の一般提供を開始: 開発するアプリで安全な B2C (business-to-consumer) ユーザー インタラクションを確立できるようになります。これには事前定義済みの、構成可能なポリシーを使用します。ユーザーは、日常的に使用しているアカウントでソリューションに登録できます。

お客様やパートナーの皆様から最もよく寄せられる要望の 1 つは、データを Microsoft Graph に取り込んで Microsoft 365 のさまざまな場所で表面化できるようにすることです。このような理由から、Microsoft Graph コネクタが作られました。これを利用すると、Microsoft 365 内の既存のデータ セットをエンリッチメントするメタデータのオンボード、インデックス作成、表面化ができるようになり、Microsoft Search や電子情報開示などの中核的なエクスペリエンスへの参加が可能になります。 Microsoft Graph コネクタについては、次のように多数の更新を近日中に行うことをお知らせします。

  • AAD 以外のソースからの人物プロファイルのエンリッチメントのサポート。管理者が Microsoft Graph コネクタからのプロパティを組織内の Microsoft 365 人物カードにマッピングできるようになります。
  • 新しい JiraConfluence のコネクタ。これらは Microsoft が構築したものであり、本年中に提供を開始します。
  • Search の結果を Microsoft Teams のモバイルとデスクトップのクライアント、および Windows Search Box にも拡張します。
  • Graph コネクタでの電子情報開示サポートの開発者プレビューを 2021 年夏に開始予定です。

また、Microsoft Graph データ接続がプレビューとして Azure での提供を開始したこともお知らせします。Microsoft Graph データ接続はセキュリティと高スループットを特長とするコネクタであり、特定の Microsoft 365 生産性データセットを Azure テナントにコピーすることを目的としています。開発者やデータ サイエンティストが組織的な分析の作成や、AI と機械学習モデルのトレーニングを行う場合に理想的なツールです。ほとんどの Microsoft 365 製品は、ユーザー単位/月単位で料金が設定されていますが、Microsoft Graph データ接続は従量制課金サービスとして提供されます。したがって、開発したソリューションで使用されたデータの分だけをお支払いいただくことになります。

Microsoft Graph データ接続の詳細については、技術ドキュメントをご覧ください。

最後に、私たちは皆様が、人を中心とするエクスペリエンスを Microsoft 365 プラットフォーム全体にわたって作成できるようにしたいと考えていますが、Microsoft のさまざまな製品で動作させるために別々のコードを書くことが最善ではないことも理解しています。そのような理由から、アダプティブ カードのユニバーサル アクションの提供を開始することになりましたことをお知らせします。これで、Azure Bot Framework を使用してアダプティブ カードを 1 つだけ構築して実装し、これを Teams と Outlook のモバイルとデスクトップのクライアント間でシームレスに同期させることができます。

詳しくは、Microsoft Graph ブログの全文をご覧ください。

どのエンドポイントでもシームレスに動作するモダンな Windows アプリを構築する

リモート ワークへの、そして今ではハイブリッド ワークへの移行に伴い、PC はこれまで以上に欠かせない存在となっています。13 億台を超えるデバイスで Windows 10 が稼働していますが、Windows 上で構築されたモダン アプリは、ユーザーが生産性を維持するために不可欠なものとなっています。Windows は、働く人々が常につながって生産性を維持するために不可欠であり、開発者にとっては、限界を押し広げ、人々を助けるための新しい革新的な方法を見つけるチャンスです。

Windows の開発者の皆様は、Project Reunion の重要性を既にご存知のことと思います。Project Reunion では、モダンな Windows テクノロジや新機能に加えて、既存のデスクトップ (Win32) の優れた機能にアクセスできます。一貫性のある、モダンなインタラクションとユーザー エクスペリエンスを WinUI 3 で実現することに加えて、優れたシステム パフォーマンスとバッテリー駆動時間をアプリで利用できます。このような理由から、本日 Project Reunion 0.8 のプレビューを発表します。これで、開発する Windows アプリをクライアントとクラウド両方のエンドポイントに対してシームレスに作成し、モダン化することができます。デバイスのハードウェアに合わせて最適化されたエクスペリエンスを構築することができ、アプリの発見と管理も簡単になり、将来を考えて Arm64 にも対応しています。主な更新内容は以下のとおりです。

  • Windows 10 バージョン 1809 へのダウンレベル サポート: このバージョンは、Windows エコシステムの中の巨大な市場であり、長期サービス ブランチの 1 つです。
  • .NET 5 のサポート: 開発者の現在のニーズに応えるのに役立ちます。これには WPF や WinForms も含まれます。
  • WinUI 3 と WebView 2 でモダンな、互換性のある UI 開発がサポートされます。Windows の構築に使用されているのと同じテクノロジを使用します。

詳細情報をご覧になり、Windows アプリのモダン化を Project Reunion 0.8 プレビューで開始しましょう

私たちは、多くの開発者がコマンドライン ツールとシェルを使用していることを理解しています。たとえばコマンド プロンプト、PowerShell、Windows Subsystem for Linux (WSL) です。Windows ターミナルで、開発者は美しく洗練された、モダンなコマンドライン エクスペリエンスを Windows で利用することができます。そして今年、これを既定のターミナル エミュレーターとして設定できるようになりましたことをお知らせします。これで、すべてのコマンドライン アプリを Windows ターミナル経由で起動できるようになりました。また、Quake モードという新機能もリリースしました。新しいターミナル ウィンドウを Windows 内のどこからでも、シンプルなキーボード ショートカットで開くことができます。

Windows ターミナルの新機能をぜひご利用ください。

また、Windows Subsystem for Linux (WSL) で GUI アプリがサポートされるようになりました。これで、ツールとワークフローのすべてをシームレスに、自在に使用することができます。Windows では、開発者が望む方法で作業できます。どのワークフローともシームレスに統合し、GUI アプリ、Linux、GPU アクセラレーションを使用した機械学習トレーニングを実行できます。

WSL の更新情報についての詳細情報をご覧ください。

ロボティック プロセス オートメーション (RPA) に注目する組織がますます増えています。その目的は単純な繰り返しのタスクから複雑なワークフローまで、ビジネス プロセスを効率化することです。Ignite で、Power Automate Desktop を Windows 10 ユーザーに追加費用なしで提供することを発表しましたが、その後の月のダウンロード数が前月比で 6 倍に増加しました。これは、お客様が自分で繰り返し型のタスクやワークフローを自動化するのに役立つノーコード RPA に未開拓の可能性があることを証明しています。現在私たちは、自動化に最も適したプロセスに優先順位を付けることをさらに簡単にしようとしています。このたび一般提供を開始したプロセス アドバイザーはプロセス マイニングの機能です。人々がどのように作業するかについてのインサイトが提示されるので、自動化から当て推量を排除できます。これで、ワークフローのタスクのマッピング、組織のボトルネックの発見、自動化に最も適した時間のかかるタスクの特定などをすべて、Microsoft Power Automate の中から行うことができます。

Power Automate Desktop とプロセス アドバイザーの詳細については、こちらをご覧ください

学ぶ。つながる。コードを書く。

今週の Microsoft Build が皆様にとって素晴らしい時間となることを願います。Microsoft 365 プラットフォーム全体を網羅した素晴らしいセッションの数々をご用意しています

ハッピー コーディング!

その他のリソース

Microsoft 365 での開発についての詳細は、以下のリソースをご覧ください。


1Microsoft Teams エンドポイントでの VoIP とチャット利用は、Microsoft 365 のライセンスに含まれています。

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Microsoft Teams 会議でのライブ文字起こしの表示、Excel での変更履歴、ハイブリッド ワークのセキュリティ強化――Microsoft 365 の新機能を紹介します http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/04/29/view-live-transcripts-in-microsoft-teams-meetings-track-excel-changes-and-increase-hybrid-work-security-heres-whats-new-to-microsoft-365/ Thu, 29 Apr 2021 16:00:00 +0000 今月は、最もご要望が多かった機能のいくつかを発表します。Excel での変更履歴と Teams でのライブ文字起こしに加えて、きっと気に入っていただけると思われる会議振り返りや、Word 文書からプレゼンテーションへの変換などの機能をお届けします。

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世界中のお客様が、ハイブリッド ワークに向けて従業員をエンパワーメントする新しい方法を模索しているのに合わせて、私たちは誰もが自宅でもオフィスでも、それ以外の場所でもつながってコラボレーションできるようにするエクスペリエンスの提供に全力を尽くしています。

Microsoft Teams 会議中のライブ文字起こしの表示から Microsoft Excel のドキュメント内での変更履歴、そして非管理対象デバイスの発見とセキュリティ保護まで、今月発表する Microsoft 365 の新しい機能は、ハイブリッド ワークに必要な柔軟性の実現を目的としています。その他のハイライトとしては、Microsoft Word 文書を美しい PowerPoint プレゼンテーションに AI を使って変換する機能や、Teams での投票機能の拡大、Mac 用リモート デスクトップ アプリの更新などがあります。

詳しく見ていきましょう。

会議のエンゲージメント、インクルーシブ性、生産性を高める

今月は、Teams 会議のライブ文字起こしと、投票の新しい機能を発表し、併せて会議振り返り機能の一般提供開始もお知らせします。

Teams 会議での投票へのアクセス拡大と管理の効率化

先月、多数の新しい機能を発表しましたが、これらはシームレスで全員が積極的に参加できる会議エクスペリエンスを、投票を利用して作るのに役立ちます。このたび、投票へのアクセスを拡大しました。これで、会議の出席者が外部ゲストである場合や Teams モバイル アプリから参加している場合でも、同じエクスペリエンスの質が得られるようになりました。また、会議での発表者と開催者はまもなく、2 つの新しい投票タイプ (オープン テキストと多肢選択クイズ) を利用できるようになります。これで、出席者の意見を確実に聞き、積極的に参加してもらう方法の選択肢が増えることになります。また、インテリジェントな投票提案機能もリリースしました。これは投票作成の労力を最小化するのに役立ちます。また、会議終了後の投票分析情報で、会議エンゲージメントが数値として明らかになり、開催者は集めた情報に基づいてアクションを取ることができるようになります。これらの機能は、次の数週間のうちに提供を開始する予定です。 

通知バー 本日

会議のインクルーシブ性と生産性を高めるライブ文字起こし

ライブ文字起こしを会議のリアルタイムのビデオ/音声とともに使用すると、会議の参加者は会話 (米国英語) を追って確認することができます。参加者に聴力障がいがある場合や言語能力が異なる場合も、会議に確実に参加できるようになります。出席者が遅れて参加したときや欠席したときでも、その場にいなかったときの話し合いの内容を読んで理解でき、発言者別にトランスクリプトを検索することもできます。参加者は、会議トランスクリプトの中で自分が特定されないように設定することもできます。ライブ文字起こしを有効にするには、テナント管理者がトランスクリプトの作成を許可するというポリシーをオンにする必要があります。

ライブ文字起こし

会議終了後に順調に仕事を前進させていくための会議振り返り

Microsoft Teams に振り返り機能が追加され、会議レコーディング、トランスクリプト、チャット、添付ファイルを会議の [チャット] タブで参加者と共有し、[詳細] タブで閲覧できるようになりました。会議に欠席または遅刻した人や、話し合いの内容を確認したい人は、レコーディングを再生したりトランスクリプトを読んだりすることができます。会議振り返りは現在ロールアウト中です。

会議振り返り

Excel ブックでの共同作業をさらに簡単に、情報を常に整理、プレゼンテーション作成の時間を節約

今月は、以前からご要望をいただいていた Microsoft 365 のアプリの機能を多数発表します。

Excel ブックで自信を持って共同作業するための "変更を表示"

最もご要望が多かった Excel の機能の 1 つである、変更履歴の機能が追加されました。これで、誰がいつ、どこで何を変更したかについての詳細情報が得られ、そのセルを以前の値に戻すこともできるようになります。一連の変更のリストを絞り込むこともできます。シート、範囲、または個々のセルを選択して、それまでに行われた変更を、一括編集も含めて見ることができます。[変更箇所を表示] を利用できるようになりました

Word 文書を PowerPoint プレゼンテーションにクリック数回で変換

先月発表した Word for the Web の新しい機能で、Word 文書をプロフェッショナルなデザインの PowerPoint プレゼンテーションとしてエクスポートできるようになりました。この新しい機能では AI が使用されており、イメージ画像、アイコン、ビデオ、テーマ、フォントを提案してコンテンツを配置します。この機能を、すべてのユーザーが利用できるようになりました。  

シームレスにつながり、情報を整理し、すべきことを完了するための Outlook for the web の機能更新

今月ロールアウトしている Outlook for the web の機能更新で、Outlook のナビゲートと、よく使うアプリへのアクセスがさらに簡単になります。新しい場所から Outlook の中核的な機能 (メール、予定表、連絡先) にアクセスできることに加えて、Microsoft 365 の他のアプリケーション (To Do、Word、Excel、PowerPoint、Yammer、Bookings など) を Outlook の左側から起動できるようになりました。メールをチェックした後にプレゼンテーションを始めるには、PowerPoint を 1 回クリックするだけでスムーズに開始できます。次の数か月のうちに、この機能更新を Windows 用 Outlook でもお試しいただけるようになります。

新しくなった Outlook for web

類似のタスクをカテゴリにまとめる編集可能ラベルを増加

ラベルはすばやく視覚的に、Planner や Teams の Tasks で類似のタスクをカテゴリにまとめる手段となります。現在のラベルの使われ方としては、同じ完了要件、依存関係、または問題を持つタスクにタグを付けておき、計画をフィルタリングするときにそのラベルで絞り込んで関連タスクを見つけるというものが考えられます。しかし、お客様からはラベルに関してもっと多くの選択肢がほしいとのご要望をいただいていました。そしてこのたび、利用できるラベルの数を 6 から 25 に増加しましたことをお知らせします。この更新はすべてのプラットフォームでご利用いただくことができます。

Planner ラベル増加

ハイブリッド ワーク環境のセキュリティをさらに強化

今月は、非管理対象のエンドポイントとネットワーク デバイスを検出してセキュリティ保護するための機能を Microsoft Defender for Endpoint に追加するとともに、Mac 用リモート デスクトップ アプリの更新版をリリースしました。

M1/Intel 搭載 Mac での生産性と保護を維持するリモート デスクトップ

今日のリモート ワークのシナリオとハイブリッド ワークへの移行を考えて、バーチャル デスクトップに期待する企業が増えています。どこで仕事をするかにかかわらず、従業員の生産性とセキュリティを維持するのに役立つからです。私たちは Mac 用の Microsoft リモート デスクトップを更新し、macOS に対するネイティブのユニバーサル サポートを追加しました。これで M1 搭載の Mac でも、最適化したリモート デスクトップをさらに簡単に体験できるようになります。この更新で、Kerberos 統合と、東アジア言語キーボード入力のサポートも追加されました。

非管理対象デバイスを Microsoft Defender for Endpoint で保護する

既にハイブリッド ワークの時代は始まっていますが、企業は新規または BYO (私物持ち込み) のデバイスの大量接続から自らの組織を先回りして保護する方法を考える必要があります。Microsoft Defender for Endpoint の新しい機能で、組織のビジネス ネットワーク上にある非管理対象のワークステーション、モバイル デバイス、サーバー、ネットワーク デバイスの検出とセキュリティ保護ができるようになりました。新しいハードウェアやソフトウェアを展開することも、ネットワーク構成に変更を加えることも不要で、保護することができます。この新しい機能は現在プレビュー中です。プレビュー機能をオンにして今すぐお試しください。

今月のその他の新機能

  • Microsoft Viva コネクションをデスクトップ版 Teams で利用できるようになりました。これはキュレーションされたエクスペリエンスを会社のブランディングの下で届けるものであり、関連するニュース、会話、その他のリソースをひとつに集めます。
  • Microsoft Viva ラーニングは現在プレビューとして利用できます。サインアップしてアプリを Teams の中でテストしてください。学習のための中央ハブが作られ、ここで従業員が組織全体からコンテンツ ライブラリを発見し、共有し、推奨し、学ぶことができます。
  • Microsoft Visio デスクトップ アプリに、アマゾン ウェブ サービス (AWS) のアーキテクチャのスケッチのサポートが追加されました。400 点を超えるインフラストラクチャ図形を利用して、AWS 上に構築される IT ソリューションの設計、展開、トポロジを視覚化することができます。

誰もが新しい働き方の世界へと進むのに合わせて、私たちはいつ、どこで、どのように仕事をするかについての柔軟性をすべての組織が取り入れることができるように、全力を尽くします。Teams 会議をよりインクルーシブにするライブ文字起こしから、ハイブリッド ワークのセキュリティ強化に役立つリモート デスクトップの機能更新まで、これらの新しい機能はどれもそのコミットメントを反映しています。今後も多数の新機能が登場しますので、ぜひご期待ください。来月は、毎年開発者を集めて開催される Microsoft Build のニュースをお伝えしますので、ぜひご覧ください。 

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柔軟な働き方が定着: ハイブリッド ワークの世界のための Microsoft 365 のソリューション http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/03/02/flexible-work-is-here-to-stay-microsoft-365-solutions-for-the-hybrid-work-world/ Tue, 02 Mar 2021 14:00:00 +0000 今週の Ignite では、すべての人々が新しいハイブリッド ワークの世界で成功を続けるのに役立つ多数の新機能を発表します。

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多くの人にとって、2020 年は仕事や学習が家の中にやってきた年と感じられることでしょう。引き続き出勤している人にとっては、仕事での安全を確保しながらリモートの同僚とつながる新しい方法を学ぶという課題が生まれています。いずれにしても、2020 年は仕事と学習がクラウドに移った年でした

そして、柔軟な働き方が定着するのは明らかです。Microsoft の働き方トレンド インデックスで実施した調査によれば、管理職の 80% 以上がパンデミック終息後の在宅勤務ポリシーはもっと柔軟になると予測しており、従業員の 70% 以上がそれを活用すると答えています。したがって、かなり大きな変化が次の何週間、何か月間のうちに起きると予想されます。

この新しいハイブリッドの世界で個人と組織が成功を続けていくためには、流動的でダイナミックな、クラウドを活用したソリューションが必要です。

Microsoft は、すべての人がこの新しいハイブリッドの世界で仕事や学習をうまく続けていくのに役立つようなエクスペリエンスを構築しています。本日 Microsoft Ignite で、ハイブリッドの世界のために設計された新機能を発表します。社内外の参加者向けの Microsoft Teams での新しいデジタル イベント エクスペリエンスから、Microsoft Viva の提供開始の最新情報まで、盛りだくさんの内容となっています。

詳しく見ていきましょう。

境界をなくして組織間のつながりとコラボレーションをもっと簡単にする

リッチで、聞き手を引き付けるデジタル イベントは、コラボレーションを成功させるうえで今まで以上に重要になっています。参加者が内部だけか、外部だけか、その両方の組み合わせかを問いません。このたび発表する新機能で、あらゆる組織やイベント規模でのコラボレーションがさらに簡単になります。 

コラボレーションとナレッジ マネージメントを向上させる

Microsoft Teams は、小規模な社内ミーティングから大規模なオンライン イベントまで、幅広いコミュニケーションの要望に対応しています。Teams で 対話型のウェビナーを簡単に計画して実施できるようになりました。これには組織内外から最大 1,000 人が参加することができます。ウェビナーのエクスペリエンスをエンドツーエンドでサポートするための機能として、カスタム登録、豊富なプレゼンテーション オプション、開催者向けコントロール (例: 参加者のチャットやビデオを無効にすることが可能)、イベント後のレポートなどがあります。ウェビナーの参加者が 1,000 人を超える場合も、Teams はシームレスにスケーリングし、最大 10,000 人が視聴のみで参加できるブロードキャストを実施できます。さらに、現在はリモート ワークの増加が続いているため、本年末までこの上限を 20,000 人に引き上げます。これらの新しいイベント機能は、現在ご利用いただいている Office や Microsoft の多くのプランに含まれています。

対話型ウェビナーへの登録が簡単にできることを示しています

近日公開予定の新しい統合によって、Teams のイベントで Microsoft Dynamics 365 Marketing の強力な出席者管理エクスペリエンスを利用できるようになります。 出席者情報を Microsoft Teams と Dynamics 365 Marketing の両方で管理することによって、イベント開催前、開催中、開催後の出席者サポートがこれまで以上に簡単になります。

また、Microsoft Teams Connect も発表します。これを利用すると、組織の内外問わず誰とでもチャネルを共有できます。共有チャネルは、個人の Microsoft Teams プライマリ テナント内に他のチームやチャネルと並べて表示されるので、誰もが自分のワークフローの中で簡単にアクセスできます。共有ワークスペースの中では、Microsoft Teams の豊富なコラボレーション機能、つまりチャット、会議、アプリでの共同作業、共有、リアルタイムのドキュメント共同編集を活用できます。管理者用には粒度の高い制御が用意されているため、組織のデータと情報をどのように外部ユーザーにアクセスさせるかについて、コントロールを維持することができます。Microsoft Teams Connect は本日プライベート プレビューでの提供を開始し、より広範なロールアウトを本年中に開始する予定です。

Microsoft Teams Connect のさまざまな画面を示す GIF

場所にとらわれない働き方の世界のために、会議とプレゼンテーションの質を高める

ハイブリッドな仕事や学習においては、参加者が会議室にいるか、リモートか、外出先かを問わず、すべての人にとって会議エクスペリエンスの質が常に最上級であることが求められます。さらに、教育が進化を続けるのに合わせて、デジタルやハイブリッドの教室の実現に使用されるテクノロジも変化します。 Microsoft Teams の新しいエクスペリエンスで、発表者はよりインパクトのある、ダイナミックなプレゼンテーションを行いながら、会議の参加者全員とより自然につながることができます。

オンライン ミーティングでは、発表者が自分のデスクトップを共有することがよくありますが、一方的に共有するため、聞いている側は受け身の状態になってしまいがちです。本日発表する Microsoft Teams での Microsoft PowerPoint Live で、よりインパクトが高く聞き手を引き付けるプレゼンテーションが可能になります。発表者はノート、スライド、会議チャット、参加者のすべてを 1 つのビューで見ることができるので、自信を持って会議を進行できます。一方、出席者は、好みに合わせてエクスペリエンスを変えることができます。たとえば自分のペースでコンテンツを閲覧することや、スクリーン リーダーを使用してコンテンツをアクセシブルにすることができます。PowerPoint Live は Teams 内での提供を開始しました。こちらで PowerPoint Live の詳細情報をご覧ください

プレゼンテーションの中でグループがやり取りできることを示しています

新しい発表者モードでは、ビデオ フィードやコンテンツをどのように見せるかを発表者がカスタマイズできます。1 つ目のモード "スタンドアウト" では、発表者のビデオ フィードが共有コンテンツの前面に表示されます。2 つ目の "レポーター" モードでは、ニュース番組のように、コンテンツがワイプで発表者の肩の上に表示されます。3 つ目の "横並び" モードでは、発表者がプレゼンするコンテンツが本人のビデオ フィードと並べて表示されます。発表者モードの提供は近日中に開始する予定です。

発表者がビデオ フィードやコンテンツの見せ方をカスタマイズできる発表者モードを示しています

本日、ダイナミック ビューも発表します。これは、会議のさまざまな要素をインテリジェントに配置して視聴エクスペリエンスを最適化する機能です。会議中に、ユーザーが参加する、ビデオをオンにする、発言を始める、またはプレゼンテーションを始めると、Teams が自動的にそのユーザーに合わせて画面のレイアウトを調整します。また、会議ウィンドウの一番上に参加者ギャラリーを配置するオプションも新たに追加しました。これは、自然な注視の維持に役立ちます。ダイナミック ビューのロールアウトは近日中に開始する予定です。

Teams のダイナミック ビュー画面

ハイブリッド ワークプレイスのための新しい会議エクスペリエンス

これまで、会議室の目的は室内コラボレーションの促進でした。ハイブリッド ワークが常態になり、それに合わせて会議が進化するのに伴い、会議室エクスペリエンスはインクルーシブであることが求められています。つまり全員の姿がはっきりと見え、その声が伝わり、会議に積極的に参加できることです。

このたび、Microsoft Teams ミーティングに新しいギャラリー ビューを追加します。これには Together モードやラージ ギャラリー ビューも含まれており、会議中に全員の姿を見るのが簡単になります。また、会議室のスクリーンが 1 つでも 2 つでも、会議コンテンツを見ながら、自宅から参加している人全員の姿も同時に見ることができます。

会議中の人々が Teams の Together モードとギャラリー ビューを使用しています

また、新しい Microsoft Teams インテリジェント スピーカーも発表します。この製品は Microsoft Teams Room で話している最大 10 人の声を特定して区別することができます。このスピーカーは EPOS および Yealink と共同で開発された製品であり、出席者が文字起こしを利用して内容を追い、アクションを把握するときに、室内の誰が何を発言したかがわかるようになります。リモート ワークのときも、会議室内で参加しているときも、会議中に誰が何を話したかを効果的に理解することができます。プライバシーとセキュリティについてはユーザーが完全に制御でき、発言者特定を有効にするかどうかをいつでも変更できます。

Microsoft Teams と連携するように設計された 2 つのスマート スピーカーの画像

ユーザーのホーム オフィス作りにお選びいただけるデバイスのポートフォリオが、さらに拡大します。本日、初の Microsoft Teams 認定モニターとなる新しい Dell ビデオ会議モニターPoly 21 を発表します。これらの新しいモニターには、会議に欠かせないハードウェア (マイク、スピーカー、カメラ、ライトなど) が一体化されているので、ユーザーの PC に USB で接続するだけでコラボレーションを開始して生産性を最大限に高めることができます。新しい P15 ビデオ バーは簡単に取り付けることができ、この周辺機器で既存のモニターが高品質の Teams エンドポイントになります。もうひとつ、Aver の新しい Cam 130 もライトが一体化されているため、ユーザーはビデオ会議での自分の見せ方を最適化することができます。

進行中の会議をモニターで見ている人

コミュニケーションのセキュリティを確実にする

セキュリティとコンプライアンスに関するお客様の要件にさらに応えるために、エンドツーエンドの暗号化 (E2EE) が 1 対 1 の Microsoft Teams 通話に対してサポートされるようになり、機密性の高い会話をオンラインで実施する場合の新たな選択肢としてご利用いただけます。組織内の誰が E2EE を使用できるかについては、IT 部門が完全な裁量権を持ちます。Microsoft Teams での 1 対 1 アドホック VoIP 通話に対する E2EE の提供は、商用のお客様を対象とするプレビューとして本年前半に開始する予定です。

ハイブリッド ワークプレイスを見据えた従業員エクスペリエンスの再想像

ハイブリッドな働き方が常態となるにつれて、従業員の能力開発とトレーニングをどう行うか、そして福利厚生とウェルビーイングの機会をデジタル ワーカーのためにどう用意するかを再想像することが、企業の成功を左右するようになっています。先月発表した新しい従業員プラットフォーム Microsoft Viva は、個人とチームがどこからでも、それぞれの最高の状態となることができるように作られています。Microsoft 365 の幅広さと深さを全面的に活用しているこのプラットフォームは、ユーザーが日常的に使用している Microsoft Teams やその他の Microsoft 365 アプリを通じて体験されます。詳細については、Microsoft Viva の発表に関するブログ記事をご覧ください。

最初のモジュールである Viva コネクションは、キュレーションされて会社のブランディングを反映したエクスペリエンスを作るものであり、関係するニュース、会話、その他のリソースをひとまとめにして提示します。本日、Viva コネクションのデスクトップ エクスペリエンスの一般提供開始をお知らせします。Viva コネクションは、SharePoint ライセンスをお持ちのすべてのお客様にご利用いただけます。

Viva ホーム サイトのスクリーンショット

Viva インサイトは現在プレビュー中であり、個人、マネージャー、リーダーのそれぞれに合わせて、アクションにつながるインサイトを、プライバシーを保護しながら提示するものであり、組織内のすべての人が成功を続けていくのを手助けします。来月開始するバーチャル通勤は、昨年お知らせしたとおり、Microsoft Viva インサイト アプリの一部としてロールアウトを開始します。このエクスペリエンスは、一日の仕事時間に意識的に区切りを付けるのに役立ちます。新しいホーム タブも、来月提供開始予定です。未完のタスクを把握し、自分の気分を表し、同僚に称賛を送り、仕事時間中のいつでも短い休憩を取ることが、Microsoft Teams から離れることなくシームレスにできるようになります。詳細については、Viva インサイトのブログをご覧ください。

Viva ホーム サイトのモバイル エクスペリエンスのスクリーンショット

最後の Viva ラーニングは、Microsoft Teams の中の学習ハブとなります。ユーザーはここでコンテンツを発見し、共有し、推薦し、学ぶことができます。組織全体の優れたコンテンツ ライブラリがここに集められ、これには LinkedIn Learning、Microsoft Learn、サードパーティのコンテンツ プロバイダーなどが含まれます。組織独自のカスタム コンテンツを入れることもできます。Microsoft Teams 用の Viva ラーニング アプリは、プレビューを 4 月に開始し、一般提供を本年中に開始する見込みです。ぜひサインアップして Viva ラーニングの詳細情報を入手してください。新しいエクスペリエンス、パートナー API、プレビューなどの提供開始の情報も得られます。

Viva ホーム サイトでの学習のスクロールのスクリーンショット

ゼロ トラストへの取り組みをお手伝いします

Microsoft のデジタル セーフティに対するアプローチは、2 つの強大な力をセキュリティに取り入れている点で、業界内でもきわめて独自といえます。1 つは統合型でエンドツーエンドのアプローチ、もう 1 つは途方もない AI と自動化です。この 2 つを合わせて使うことによって、セキュリティにあらゆる角度から、大規模に、クラウドで立ち向かうことができます。セキュリティ、コンプライアンス、アイデンティティ、管理を相互に結び付け、これらが相互に依存することによって全体的な保護を実現します。目に見えないものを阻止することはできないため、私たちは世界トップレベルの人工知能 (AI) をお客様のために活用しています。1 日あたり 8 兆件を超える脅威シグナルを分析して、お客様による可視化を可能にします。常時警戒体制は、他社が見落とす可能性のあるものも察知するのに役立っています。

このような保護機能はプラットフォームに組み込まれているため、エクスペリエンスはシームレスなものとなり、ユーザーの作業効率やビジネスのイノベーションを妨げることはありません。今週の Microsoft Ignite で、お客様のゼロ トラストの取り組みに役立つ、これらすべての領域での重要な発表を多数行います。いくつかの注目ポイントをご紹介します。

  • Microsoft Information Protection で保護されたドキュメントの共同編集: 保護されたドキュメントで複数のユーザーが同時に作業できるようになると同時に、組み込みのインテリジェントな、統合型かつ拡張可能な保護をドキュメントとメールに対して利用することが、Microsoft 365 のさまざまなアプリで可能になります。 
  • Microsoft 365 Defender での脅威分析: 現在プレビュー中の新しい "脅威の分析" では、セキュリティのエキスパートである Microsoft の研究者からさまざまなレポートをお届けします。Solorigate 攻撃のような、現在活発な脅威の理解、防止、緩和を Microsoft 365 Defender の中で直接行うのに役立ちます。
  • パスワードレス認証の一般提供をクラウドとハイブリッドの環境を対象として開始: 組織の従業員全員により安全で、シームレスなサインイン エクスペリエンスを用意できるようになりました。これで、サインインしてデータにアクセスするためにパスワードを入力する必要はなくなります。Microsoft Azure Active Directory (Azure AD) のパスワードレスは、生体認証またはタップ 1 回でのサインインをサポートします。これには Windows Hello for Business や Microsoft Authenticator アプリを使用でき、他にも Microsoft インテリジェント セキュリティ アソシエーション パートナー (Yubico、Feitian、AuthenTrend など) から提供されている FIDO2 セキュリティ キーを利用できます。さまざまなユーザーやグループ、資格情報の種類ごとにポリシーをカスタマイズでき、進行状況を追跡するための新しいレポート ツールも用意されています。"一時アクセス パス" (現在プレビュー中) で期間限定のコードを生成し、これをパスワードなし資格情報の設定や回復に使うことができます。

これだけではありません。こちらのセキュリティ ブログの記事で、セキュリティ、コンプライアンス、アイデンティティ担当コーポレート バイス プレジデント Vasu Jakkal からのセキュリティに関するお知らせをぜひご覧ください。

Microsoft 365 に関するその他の最新情報 

昨年、Microsoft 365 のクラウド印刷ソリューション Universal Print を発表しました。ゼロ トラスト環境でのシンプルで安全な印刷を可能にする、この Universal Print の一般提供を開始しました。このソリューションを利用すると、ワークプレイス参加済みの Windows デバイスを持つ従業員が、位置情報に基づいてプリンターを簡単に検出して印刷できますが、追加のソフトウェアのインストールは不要です。本年夏に、ドキュメントの印刷を OneDrive for Business Web エクスペリエンスからでも、任意のデバイスで、ユーザーの好みのブラウザーを使用してできるようになります。このソリューションが他のお客様やパートナー各社から高く評価されている理由を、Universal Print のブログでご覧ください。

データ所在地の要件を満たすには、Microsoft 365 Multi-Geo を利用すると、データのプロビジョニングと保管を、お客様が指定した地理的な場所で行うことができます。このたび、Microsoft 365 Multi-Geo が拡張して Microsoft Teams も含まれるようになりましたことをお知らせします。これで、Teams の顧客データをどこに保存するかをチームやエンドユーザーごとに指定できるようになります。Microsoft Teams の Multi-Geo サポートのロールアウトは 2021 年春に開始する予定です。

物理的なスペースからデジタル ソリューション、そして従業員エクスペリエンスに至るまで、私たちはお客様とともに、ハイブリッドの世界に向けて仕事と学習を再想像します。最先端のイノベーションをお知らせできることは常に私たちの喜びですが、これが始まりに過ぎないことも理解しています。今後も多数の新着情報をお届けしてまいりますので、ぜひご期待ください。 

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]]> ハイブリッド ワークが定着しようとしています。準備はできていますか? http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/03/02/hybrid-work-is-here-are-you-ready/ Tue, 02 Mar 2021 14:00:00 +0000 新しい働き方の世界で成功を収めるには、リーダーが超柔軟性を取り入れる必要があります。その方法を紹介します。

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Microsoft は、ハイブリッド ワークこそが未来であると考えています。これからは、どの組織にもハイブリッド ワークに合わせた新しい業務運営モデルが必要となるでしょう。それは毎日 9 時から 5 時までの固定時間勤務のような、古い規範に依存するものではありません。 従業員の期待は変化し、それが定着しています。管理職の 80% 以上が、パンデミック終息後の在宅勤務ポリシーはもっと柔軟になると予測しており、従業員の 70% 以上がそれを活用するつもりであると答えています。この新しい世界で競争していくには、従業員がいつ、どこで、どのように仕事するかについて、リーダーが超柔軟性を取り入れる必要があります。

私がお話を聞かせていただくどのお客様も、ダイナミックで、流動的で、クラウドを活用した働き方の世界に向けて従業員をエンパワーメントしたいと考えています。求められているのは、従業員がどこからでも仕事できるだけでなく、いつでもできるようにする方法であり、同期的と非同期の両方のコラボレーションを可能にするソリューションです。そして、これは組織ぐるみのシフトです。IT から人事、オペレーション、マーケティング、そして製造に至るまで、組織のあらゆる部門のリーダーを集めて話し合い、働き方を再考する必要があります。 

新しい働き方の世界について学ぶ者として、私たちは仕事の進化とともに学んだことを試し、共有してきました。本日は、柔軟な働き方の世界に向かう世界中の組織の従業員の力となる、私たちのアプローチを紹介します。 この戦略は 3 部構成です。第 1 部は、超柔軟性に向けて従業員をエンパワーメントするポリシーの作成です。第 2 部は、物理的スペースの再想像です。 第 3 部は、時と場所を問わず人々をつなぐテクノロジへの投資です。

このそれぞれを見てみましょう。

超柔軟性に向けて従業員をエンパワーメントするポリシーを作成する

リーダーが今日行う選択は、今後何年にもわたって組織にインパクトを与えます。明瞭なビジョンが求められる時です。超柔軟性に向けた道筋となるプランとポリシーが必要です。ここでの意思決定は、あらゆるものにインパクトを与えます。文化をどう形作るかに始まり、人材をどう集めて長く働いてもらうか、環境の変化にどう対応するか、そして将来のイノベーションに至るまで。

多くの組織が既に、柔軟な働き方に向けて強い態度で前進を始めています。Twitter 社は、従業員がリモート ワークを "永久に" 続けることも認めると宣言しました。 Dropbox 社は、集中して仕事をするためのオフィス スペースを実質的になくし、物理的な拠点をミーティングとコラボレーションの場所に転換することを発表しました。 Spotify 社は、人材を集めるために、米国のニューヨークやサンフランシスコの水準の給与を、従業員が世界のどこでリモート ワークする場合でも用意するとしています。そして Microsoft では、従業員が在宅勤務を就業時間の最大 50% までできるようになりました。 

超柔軟性に向けた従業員のエンパワーメントの出発点は、次のような重要な質問に答えることです。誰がリモート ワークできるか? 誰がオフィスに出勤する必要があり、その時間はどれくらいか?  従業員が集中を要する仕事をするときに、どこでそれをするか? コラボレーション型の仕事については?  そして、継続的なディスラプション (自然災害、地政学的事件、世界的保健危機による) が新常態の一部となっている世界では、突然の変化に対応できるような備えが必要です。 新しい、柔軟なポリシーは、上記の質問への答えを成文化するものであり、新しい方法を試す従業員にはっきりとした指針を与えます。 

物理的スペースを再想像する

超柔軟性に向けたポリシーを決定したら、そのポリシーを指針として物理的スペースに対するアプローチを決めます。今後は、コラボレーション、つながり、ソーシャル キャピタル構築の場所として物理的スペースだけに依存することはなくなります。それでも、スペースが重要であることに変わりはありません。人間は社会性を持つ動物であり、集まって意見をぶつけ合い、対面のイベントのエネルギーを体験したいと思うものです。これからは、オフィス スペースは物理の世界とデジタルの世界を橋渡しし、各チームの、そして役割固有の独自のニーズに応えることが必要になります。

目的が明確なデザイン

Microsoft では、従業員対象の調査を実施し、ソーシャル グラフから従業員トラフィック パターンに至るまであらゆるものに注目しています。その目的は、チームに必要なスペースをどう用意するかを理解することですが、そのニーズが時とともに変化することも知っています。セールス チームはオフィスに出勤する必要性がそれほど高くないため、ホテリング モデルを使うことができます。これはワークステーションを日単位または時間単位で予約するというものです。一方でエンジニアリング チームは、専用のコラボレーション スペースとワークステーションが必要となる可能性があります。リモート ワーカーを受け入れるために、社外のコワーキング ハブを検討しています。私たちの働き方は今後も進化を続けることが分かっているため、スペースを設計するときは必ず柔軟性を組み込んでいます。

オフィス スペースの画像。デジタル コラボレーションを Surface Hub と Microsoft Teams のデジタル ホワイトボードで行っているところを示しています。

物理的スペースをデジタルにつなぐ

対面とリモートのエクスペリエンスのギャップを埋めることについても、考えることが重要です。 一緒に仕事をすることは、全員が同じオフィスにいるときなら単純明快です。 この 12 か月の間に、私たちは全員が自宅にいるときに仕事を遂行する方法を見つけ出しました。 それは、この混沌とした中間状態、つまり一部の人は物理的に集まり、それ以外の人はバーチャルで参加するという状態をいかにうまく扱うかであり、このことは簡単ではありません。 

今日の最先端の製品である Microsoft Teams Rooms には、高品質オーディオとビデオが採用されており、全員の顔が見えて声が伝わるようにするのに役立ちます。会議室用カメラからは高精細のビデオ ストリームが供給され、見え方を最適化するために室内の人々をフレームに収めることも発言者を追尾することもできます。室内で誰が発言しているかをインテリジェント スピーカーが特定し、個人の名前とプロフィールが会議トランスクリプトの中に表示されます。ライブ キャプション、ライブ文字起こし、挙手、リアクション、チャットなどの機能は、出席者が話題についていくのに役立ちます。また、合図を送ることも、言葉を使わず、発言者を妨げることなく行う機会があります。デジタル ホワイトボードは、会議室内でも自宅からでもアクセスでき、コラボレーションと共同での創造を促進します。会議室内にいる人々は手書きで Surface Hub に直接、または自分のスマートフォンやノート PC から書き込むことができ、リモートでの参加者も同じ共有デジタル キャンバス上に書き込むことができます。加えて、インテリジェント キャプチャ カメラがアナログのホワイトボードの画像とテキストを撮影し、焦点を合わせ、リサイズし、補正できるので、リモートの出席者もブレーンストーミングの内容をリアルタイムではっきりと見ることができます。他の人がホワイトボードの前に立っていても、見えなくなることはありません。

人々がデジタルと対面でコラボレーションしているところの画像。Microsoft Teams のブレークアウト ルームを使用しています。

このすべてが今日では Microsoft Teams Rooms で可能ですが、私たちはまだスタートしたばかりです。私たちには、そう遠くない未来が見えています。そこでは会議が没入型のエクスペリエンスとなり、"そこにいる" ことが、いつでもどこからでも可能になります。 未来に向けて私たちが構想しているものとしては、会議室レイアウトの変更があります。他にも、複数画面を追加してダイナミックに参加者、チャット、ホワイトボード、コンテンツ、ノートを映す機能があります。また、リモートの参加者が会議の流れについていって参加しやすくなるように、会議室内テクノロジに改善を加えます。 

時と場所を問わず人々をつなぐテクノロジへの投資

物理的なスペースと並行して、超柔軟性に向けた計画の中には、チームワークを可能にして新しいデジタル従業員エクスペリエンスを作り出すテクノロジも含まれている必要があります。そのエクスペリエンスは、従業員がどこに移動してもついていくものとなります。

このパンデミックがきっかけで、あらゆる場所で人々がやむを得ずリモート ワークに移行したとき、ビデオ会議は人々がつながって仕事を前進させるための主たるツールでした。数か月のうちに、人々が参加するデジタル ミーティングはパンデミック前に比べて 55% 増加しました。そして、誰もがそれに関連するストレスと燃え尽きを感じていました。ビデオ会議は常に重要ですが、それはツールの 1 つにすぎず、ハイブリッド ワークに必要なコミュニケーションとコラボレーションのインフラストラクチャになることはできません。Microsoft Teams は会議、チャット、通話、コラボレーションを 1 つの場所に集める唯一のソリューションであり、これらすべてに Office のアプリとビジネス プロセス自動化のツールが統合されています。 さらに、ナレッジ ワーカーと現場担当者の間のコラボレーションも実現し、同期と非同期の仕事を自然に融合させます。 Teams はこのすべてができる唯一のアプリであり、オーガナイジング レイヤーとなって組織全体の仕事の流れをサポートします。 

Microsoft Teams のブレークアウト ルームとデジタル ホワイトボードの動作を示している GIF。

この 1 年間に、100 を超える新機能を Teams に導入してきました。そのすべてが、超柔軟性を念頭において構築されており、今後も多数が登場する予定です。しかし、私たちはさらに歩を進めて、新たに登場した分散型ワークのパターンもサポートする必要があります。Microsoft Viva は、ハイブリッド ワークのために設計された、初の統合型従業員エクスペリエンス プラットフォームです。Teams と Viva が一体となって作るテクノロジ プラットフォームは、組織の従業員をつなぎ、新しい現実への対応を手助けするでしょう。

働き方は急激に進化しており、パンデミック前の世界に戻ることはありません。 ワクチンの接種が全世界で始まり、どこのビジネス リーダーも新しい業務運営モデル、つまり超柔軟性への計画を必要としています。私たちはまだ進みながら学んでいるところですが、どの組織も 3 つのことが必要になるのは明らかです。それは新しいポリシー、再構成された物理的スペース、そしてそのすべてを 1 つにまとめるテクノロジです。 この先には難題が待ち受けていますが、私たちは未来を作ることに楽観的です。その未来では、人々がどこからでも、いつでもつながることができ、毎日それぞれの最高の状態となって貢献することができます。

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Microsoft Viva: 新しいデジタル時代に向けて、すべての従業員の力となる http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/02/04/microsoft-viva-empowering-every-employee-for-the-new-digital-age/ Thu, 04 Feb 2021 14:00:00 +0000 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) が私たちの生活を一変させてしまう前から、新世代のデジタル ツールが働き方の未来への新しい可能性を開こうとしていました。私たちが予期していなかったのは、その未来が昨年 3 月

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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) が私たちの生活を一変させてしまう前から、新世代のデジタル ツールが働き方の未来への新しい可能性を開こうとしていました。私たちが予期していなかったのは、その未来が昨年 3 月に突然訪れたことです。世界中の企業が、パンデミックに対応するためにリモートやハイブリッドという働き方に移行したときです。

私は Microsoft での役職上、お客様と毎日のように話す機会があり、この新しいデジタル時代における体験をお聞きすることができています。自分たちが開発したツールが、お客様の従業員のために新しい形のつながりとコラボレーションを、このパンデミックの課題への対応に苦慮する中でも可能にしているのを見ると勇気づけられます。私たちは Microsoft Teams と Microsoft 365 を、人々の仕事、学習、コラボレーションのすべてを運営するためのレイヤーとして開発しました。Microsoft Teams は、会議、通話、チャット、コンテンツ コラボレーション、ビジネス プロセス ワークフローのすべてを 1 つの安全なユーザー エクスペリエンスとして統合する唯一のソリューションです。昨年秋には、Microsoft Teams の 1 日あたりのアクティブ ユーザー数が 1 億 1,500 万人に達し、全世界の Microsoft 365 ユーザーのコラボレーション時間 (コミュニケーション、コラボレーション、コンテンツ共同編集に費やした時間) の合計は 1 日あたり 300 億分を超えるほどになりました。新しいハイブリッド ワークが現実になった今、Microsoft Teams は組織内のインフォメーション ワーカーから現場担当者に至るまで、そしてその間のすべての人々の力となっています。

しかし、真のエンパワーメントによって人々がつながりと支え合いを感じ、最高の状態で仕事ができるようにするには、私たちにはまだすべきことがあります。

現在、組織が従業員エクスペリエンスに費やす金額は年間 3,000 億ドルを超えています。この数字に含まれるのは、従業員の能力開発とトレーニング、福利厚生とウェルビーイング、そして多様な従業員エクスペリエンス テクノロジです。しかし、多くの場合、これらのテクノロジは分断化しており、見つけにくく、仕事の流れを阻害しています。 

優れた従業員エクスペリエンスを実現するうえでデジタル ツールの重要性が増すにつれて、あらゆる業種のビジネス リーダーが学習の機会を重視しており、自らの支出とアプローチの両方を再評価しています。 

求められているのは、新しいアプローチと新しいカテゴリのテクノロジ ソリューションであると私たちは考えます。それが、従業員エクスペリエンス プラットフォーム (Employee Experience Platform: EXP) です。この数か月間、私たちのチームはこの分野を詳しく研究しているアナリスト Josh Bersin 氏との話し合いを続けてきました。この会話は、私たちの EXP のビジョンを強固なものとするのに役立ちました。EXP がデジタル プラットフォームとして、人々に必要なリソースとサポートを、人々が仕事に使用しているのと同じツールの中にシームレスに統合すれば、どこで仕事をするかにかかわらず、人々が成功し発展していくことができます。

Microsoft Viva のご紹介

本日、デジタル時代のために作られた初めての EXP、Microsoft Viva を発表します。Microsoft Viva はコミュニケーション、知識、学習、リソース、インサイトを 1 つのエクスペリエンスとして統合し、人々とチームがどこからでも、最高の状態となるよう力を与えます。Microsoft 365 の幅広さと奥深さに支えられた Microsoft Viva は、Microsoft Teams やその他の、人々が毎日使用している Microsoft 365 アプリを通して体験されます。

新しい種類の従業員エクスペリエンス

Microsoft Viva は 4 つのモジュールでスタートします。Viva コネクション、Viva インサイト、Viva ラーニング、Viva トピックですが、今後もさらに追加される予定です。1 つずつ詳しく紹介しましょう。

最初は Viva コネクションです

私たちの "働き方トレンド インデックス" の調査によれば、労働者の 60% 近くが、リモート ワークへの移行以来、チームとのつながりが弱くなったと感じています。かつては全社タウンホールや社外活動、イベントなどで作られていた仲間意識を、取り戻そうと苦慮しています。 これは誰にとっても難題ですが、特に影響が大きいのは新入社員です。一度も出社したこともなく、誰とも対面したこともない従業員がどのように感じるかを想像してみてください。

Microsoft Teams の中でアクセスされる Viva コネクションは、従業員エンゲージメントと社内コミュニケーションへの単一の入り口となります。デジタル ワークプレイスへのゲートウェイと考えるとよいでしょう。

Viva コネクションは、Microsoft 365 の機能 (SharePoint など) を基盤としており、従業員のためにキュレーションされてブランディングされたポータルとなります。リーダーは全社タウンホール ミーティングで従業員とつながることができ、従業員は会社のニュース、ポリシー、福利厚生から従業員リソース グループに至るまであらゆる情報にアクセスでき、あるいはコミュニティに参加することも、Microsoft Viva と Yammer との統合で可能となっています。フィードとダッシュボードがパーソナライズされているため、自分に必要なすべての有益なリソースを Microsoft Viva から、そしてデジタル ワークプレイス全体のその他のアプリから見つけるのに役立ちます。コンテンツは、社内の職務 (これには現場担当者も含まれます) に合わせてカスタマイズすることもできるので、自分に必要なリソースだけを総合的に見ることができます。

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次は Viva インサイトです。

労働者の 30% 以上が、パンデミックが理由で燃え尽きの感覚が増したと答えている今、人々が仕事から離れてそれぞれの最も貴重な資源、つまり時間を最大限に活用できるように手助けすることの重要性が、これまで以上に高まっています。

Viva インサイトは、個人、マネージャー、リーダーのそれぞれに合わせた、アクションにつながるインサイトを、プライバシーを保護した状態で届けるものであり、組織内のすべての人の成功と発展に役立ちます。新しい個人のウェルビーイング エクスペリエンス、インサイト、おすすめのアクションを Workplace Analytics と MyAnalytics から、Microsoft Teams での仕事の流れの中で提供します。

Microsoft Teams の中でアクセスされる、個人向けの Viva インサイトは、従業員が同僚とのつながりを維持するとともにあらかじめ時間を確保して定期的に休憩し、仕事に集中し、学習するのに役立ちます。昨年夏に発表されたエクスペリエンスとしてバーチャル通勤や Headspace との統合があり、これらが私たちの取り組みの原点となっています。現在はこれらが Microsoft Viva の一部となり、今後数か月間のうちにロールアウトを開始します。 

マネージャー向けの Viva インサイトは、データ駆動の、プライバシーを保護したインサイトと推奨事項を提示するものであり、健康な、成功するチームを育てるのに利用できます。たとえば、Viva インサイトを利用するとチームが燃え尽きの危機にあるかどうかをマネージャーが知ることができ、おすすめの解決策も提示されます。たとえばチーム メンバーに通知をオフにさせる、自分の予定表で区切りを設定させる、毎日の優先事項を設定して最重要事項に集中させるといったことです。 

会社のリーダー向けの Viva インサイトは、複雑な課題と変化への対応に役立つように、組織の働き方のパターンと傾向に光を当てます。たとえば、従業員のウェルビーイングの機会が考えられますが、他にもオフィス スペースの問題は、会社がハイブリッド ワークに向けてオフィスを再考するときに浮上します。Viva インサイトには、リーダーのための組織ネットワーク分析機能もあり、チーム間やチーム内のつながりと一体性を理解することができます。

これらの組織インサイトは、他のデータ ソースと組み合わせるとさらに強力になります。本日、Microsoft Viva と LinkedIn の Glint のお客様向けの新しいダッシュボードを発表します。これは、従業員の働き方についてのインサイトを、従業員の感覚に関する従業員調査データにマッピングするものです。Microsoft のアプリやサービスからのデータやシグナルに加えて、Microsoft Viva は組織の既存投資も活用します。さらに、サードパーティのツール (Zoom、Slack、Workday、SAP SuccessFactors など) からのデータも活用できます。

プライバシーとセキュリティを確実にするために、Microsoft Viva では集計、匿名化、差分プライバシーが使用されます。つまり、個人に関する分析情報は従業員本人だけに公開され、マネージャーやリーダーのための分析情報は既定で集計されて匿名化されるので、個人のプライバシーが守られます。

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次は Viva ラーニングです。

組織は、学習の文化を育てる必要があります。変化のペースについていき、優秀な人材をつなぎ止めるためです。具体的には、LinkedIn からの最近のレポートで明らかになりましたが、従業員の 94% はその会社で長く働き続ける条件として、会社が従業員の学習と能力開発に力を入れることを挙げています。

Viva ラーニングは学習を、すべての従業員の毎日の仕事と会社文化の両方において自然にその一部とするのに役立ちます。

Viva ラーニングで、従業員はトレーニング コースからマイクロラーニング コンテンツに至るまで、あらゆるものを簡単に発見して共有できます。マネージャー向けには、学習の割り当てや講座の受講状況追跡のツールが用意されており、学習の文化を育てるのに役立ちます。Viva ラーニングは、学習のための中央ハブを Teams の中に作り、AI を使って適切なコンテンツを適切なタイミングでおすすめします。コンテンツは LinkedIn Learning や Microsoft Learn から集められ、お客様の独自のコンテンツも追加できます。トレーニング コンテンツについては、Skillsoft、Coursera、Pluralsight、edX などの主要プロバイダーから利用できます。 Viva ラーニングは主な学習管理システムとも連携します。本日発表するパートナーシップは Cornerstone OnDemand、Saba、SAP SuccessFactors ですが、今後もさらに追加される予定です。

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最後は Viva トピックです。

誰もが経験しているように、エキスパートを見つける、会社独自の略語を理解する、あるいは自分に必要なコンテンツを探り当てることは、手間と時間がかかります。特に新入社員やリモート ワークの場合です。実際に、調査によれば、人々は年間 7 週間分もの時間を情報の検索や再作成に費やしています。

Viva トピックで、組織の知識を活用し人々をその知識に結び付けることが、毎日仕事に使用されるアプリの中でできるようになります。Viva トピックは、組織の Wikipedia を AI の力で補強したものと考えることができます。AI を使用して会社全体のコンテンツとエキスパートの専門知識を自動的に整理し、関係するカテゴリ (たとえば "プロジェクト"、"製品"、"プロセス"、"顧客") にまとめます。 

耳慣れないトピックや略語に遭遇したときは、マウス カーソルを合わせます。知識を求めて検索する必要はありません。知識が向こうからやってきます。Viva トピックのトピック カードは、人々が Office、SharePoint、Teams などのアプリで仕事をしているときに自動的に表示されます。カードをクリックすると、トピック ページが開いてドキュメント、ビデオ、関連する人物が表示されます。 Viva トピックに表示される情報のキュレーションを社内のエキスパートが手助けすることもでき、そのために用意されたシンプルな、カスタマイズ可能な "トピック ページ" という Web サイトで知識を共有することができます。

Microsoft Cloud からのコンテンツに加えて、Viva トピックでは ServiceNow や Salesforce などのサードパーティのサービスからの情報を見つけることもでき、Accenture、Avanade、BA Insight、Raytion、ClearPeople をはじめとするパートナーによる統合も活用できます。また、Graph コネクタを利用して、従業員に役立つその他のコンテンツにも簡単に接続できます。 

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パートナーと共に

オープンで拡張可能なプラットフォームとなるように設計され、強力なパートナー エコシステムが拡大を続ける Microsoft Viva は、会社で既に使用されているシステムやツールとの統合も簡単です。Microsoft 365、Microsoft Power Platform、Microsoft Dynamics 365、およびサードパーティの製品やサービスとの統合を通して、完全な従業員エクスペリエンスが仕事の流れの中で届けられます。統合エコシステムに加えて、このミッションには世界各地のサービス パートナーも加わり、戦略的なガイダンス、助言サービス、実装、導入と変更管理などを提供しています。

パートナー各社からのコメントをこちらのビデオでお聞きいただけます。

これは始まりにすぎません

私たち全員が知っていることですが、エンゲージメントができている健康な従業員がオーナーシップ (当事者)、目的、および帰属の意識を持っていれば、組織へのインパクトはさらに大きくなります。Microsoft は、お客様がすべての従業員のエンパワーメントをできるように、つまり仕事の場所が社内か、現場か、自宅か、移動中かを問わず力を与えることができるように、お手伝いすることをお約束します。本日私たちは、デジタル時代に向けたまったく新しい従業員エクスペリエンスを作るという取り組みを開始します。

Microsoft Viva で私たちが目指しているのは、誰もが簡単かつ自然に、つながりを保ち、知識にアクセスし、仕事をしながら学び、プライバシーを保護したインサイトを活用できるようにすることです。その結果として、個人がウェルビーイングを優先できるようになり、マネージャーはより効果的にチームを率いる力を手にすることになり、リーダーはより適切な意思決定を組織全体で推進できるようになるでしょう。本日、Microsoft Viva をご紹介できて大変うれしく思っていますが、すべきことはまだ数多くあります。今は、人を中心としたエクスペリエンスを構築する、またとない機会であり、それはお客様がすばらしい成果を推進するのに役立つと考えています。そして、私たちはまだスタートしたばかりです。

Microsoft Viva を今すぐご体験ください

社内で今すぐ Microsoft Viva を体験したいとお考えですか?  本日、Viva トピックは一般提供を開始します。併せて Viva インサイトのパブリック プレビューと Viva ラーニングのプライベート プレビューも発表します。その他のイノベーションも 2021 年中に発表する予定です。詳しくは、Microsoft Viva の Web サイトをご覧ください。

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]]> 2 週間経過: リモート ワークについて学んだこと http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2020/03/18/making-the-switch-to-remote-work-5-things-weve-learned/ Wed, 18 Mar 2020 19:30:08 +0000 ここピュージェット サウンド (米国ワシントン州) の私たちのチームがリモート ワークに移行してから 2 週間が経ちましたが、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) との闘いは激しさを増しています。世界中の国々で

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ここピュージェット サウンド (米国ワシントン州) の私たちのチームがリモート ワークに移行してから 2 週間が経ちましたが、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) との闘いは激しさを増しています。世界中の国々で、多くの人々が自宅にとどまっています。そして学校、教会、商店、オフィスが閉まっている中で、家で一日中家族と一緒に過ごすと同時に常に生産性を維持し、仕事のチームとのつながりを維持しようとするのは実際にどのような感じかが明らかになっています。学ぶことはたくさんあります。現在の状況を受けて否応なしに、私のチームはあらゆるものについて新しい見方をするようになっています。たとえば、会議のスケジューリングやチームのマネジメントですが、多くのお客様からも、同じことをしているとお聞きしています。そこで、私たちが完全なリモート チームとしてこれまでに発見した重要なことをお伝えしたいと思います。この教訓が皆様のお役に立ち、ご自身の経験に生かしていただけたら幸いです。

その前に、お知らせがあります。COVID-19 のアウトブレイク発生以来、このスペースを使ってヒント、お客様事例、情報をお伝えしてきました。今回の投稿は、Microsoft Teams でリモート ワークに移行するためのヒントを詳しく取り上げた先週の投稿の続編です。これまでには他にも、ライブ イベントをオンラインに移行するためのガイダンスも紹介し、その中で Microsoft ツールの使い方の詳細情報に加えて、Microsoft のイベント リーダーからのインサイトをお届けしました。さらに、企業の IT 部門や CISO の皆様に向けて、同じ立場のリーダーからのアドバイスも紹介しました。今後もリモート ワーク関連のコンテンツをここで投稿していきますので、ぜひご覧ください。では、ここ 2 週間で私たちが得た教訓に進みましょう。

1. 在宅勤務ガイドを共有する

多くの組織には、従業員がオフィス環境でどのように仕事をするかについてのトレーニング マニュアルがあります。リモート ワークに移行したとき、すぐに気付いたのですが、この種の働き方についても従業員のためのガイダンスは必要です。私たちの多くが、リモート ワークを経験するのは初めてであり、この変化に向けて準備する時間もほとんどありませんでした。チーム メンバーからはこのような質問が寄せられました。仕事に集中できるスペースをどうやって用意するのか? 顔を合わせることができない中で、どうやってつながりを保つのか? どういうタイミングで休憩を取ったらよいのか? さらに困難を増すのは、子どもなどの、世話が必要な家族が家にいる場合です。このアウトブレイクの中、私たちの多くにとって現実のことであり、苦戦を避けて通れない従業員もいます。

このようなニーズに応えるために、先週、在宅勤務総合ガイドを従業員に配布しました。皆様にもお役に立つかもしれないと考え、お客様向けバージョンを作成しましたので、よろしければ組織内で共有してください。物理的・仮想的なワークステーションのセットアップから、自分が今コミュニケーションを取れるかどうかをチームメイトに知らせることについてのベスト プラクティスまで、具体的なヒントが満載です。

2. 連続する会議をうまくこなす

オフィスでは、連続する会議の間に自然と小休止が入ります。廊下を歩いて移動し、テーブルについて全員がそろうのを待つ間、到着したチームメイトとあいさつを交わして、軽い近況報告をするなどのくだけた会話をしています。往々にして、仕事の毎日の中の、このような小さな息抜きの存在に気付くことはあまりありません。そして、リモート ワークに切り替えてから気付くのです。会議がいくつも入っている一日の慌ただしさに区切りを付けるために、そのような小休止がどれほど必要なものだったかを。

チームメイトとの会議を必要なだけ行うと同時に、その合間に確実に休憩を取るにはどうすればよいでしょうか? 私たちが従業員に推奨しているのは、1 時間または 30 分の会議を、本来の終了時間の 5 分前に締めくくるようにスケジュールすることです。このようにすると会合の時間は短かくなりますが、長い目で見れば、休憩なしの連続する会議による燃え尽きの可能性を避けることができます。

3. 仕事から離れられるスペースを作る

ふだん仕事をしているときは、毎日何らかの方法で仕事から離れています。多くの場合は、意図せずにそうしています。家族の夕食を作る、仕事帰りに通っているエクササイズ クラスで友人と会う、あるいは毎日帰宅のバスの中でぼうっとすることは、その日のできごとから気持ちを切り替えて次の日に備えるのに役立ちます。最高の条件がそろっていたとしても、リモート ワークのときは仕事から離れるのは難しいかもしれません。Microsoft では、バーチャル瞑想セッションを始めました。従業員は、仕事の緊張をほぐす時間が必要なときに参加できます。

同じことをしてみたいという方のために、実用的なヒントをいくつか紹介しますので、オンライン瞑想クラスが初めての方と共有してください。まず、邪魔が入らない静かな場所を見つけます。次に、マイクをミュートします。他の人が静けさを味わえるようにするためです。最後に、カメラを使って、セッション リーダーに呼吸法を指導してもらいます。コツをつかんだら、カメラをオフにして、自分の心を穏やかにすることに集中します。

4. チーム文化の推進を続ける

全員参加のミーティングから小さなマイルストーンのお祝いまで、健全なチーム文化の鍵は頻繁に集まることです。リモート ワークに突然移行することになった私たちの多くは、”どうしても必要なことだけ” モードに入りがちです。つまり、重要なイベントもチームとの楽しいひとときも、通常に戻れるまで延期しようとします。

私たちが気付いたのは、可能な限り、チーム文化作りを互いに離れていても続けることが最善であるということです。チームメイトの誕生日パーティーを予定していた場合は、Teams で会議を作成してハッピー バースデーの GIF を飾り付けましょう。大規模な販売会議の日程が迫っているときは、代わりにバーチャルで開催する方法を考えましょう。四半期ごとの社外チーム ビルディングのイベントも、ぜひ開催しましょう。チーム メンバーは喜んでアイデアを発表し、つながろうとするでしょう。チーム文化を促進するのに役立つ会合をリモートでも実現するのは、最初は難しく思えるかもしれませんが、全員のつながりを維持して前進を続けるために、一層の努力を払うに値します。

5. 鍵となるマネジメント スキルを実践する

従業員がマネージャーに期待しているのは、チェックインし、変化が起きたときにコーチングし、問題解決や創造を手伝うことへの好奇心を示すことです。チーム メンバーは、まったく新しい働き方でうまく仕事を進めようとすると同時に、世界的な健康の危機をうまく切り抜けようとしていますが、マネージャーからのサポートをこれまで以上に必要としています。しかし、互いに離れて仕事をしているときに、適切にマネジメントするにはどうすればよいのでしょうか?

私たちがリモートでのマネジメントについて学んだことを在宅勤務ガイドで紹介しています。具体的には、インクルージョンの強化、頻繁なチェックイン、そしてチームメイトがリモート ワークの自分自身のベスト プラクティスを見つけられるようにするためのコーチングです。今は従業員の誰もが、それぞれの課題に直面していますが、この状況に対応する方法は全員同じではありません。マネージャーにとって重要なことは、可能な限り、一人一人のニーズを理解して対応しようとすることです。

これらの教訓には、私たちが 2 週間のリモート学習から得た、最初の気付きのいくつかが反映されています。会議のスケジューリングから、休憩の取り方、そしてリモート チームの効果的なマネジメントまで、この新しい働き方について多くのことを発見しました。これらの教訓は、COVID-19 のアウトブレイクが終息した後も変わらない価値を持つと確信しています。世界中の組織が今後もリモート ワークを優先していくからです。しかし、皆様とそのチームが何について考え、学んでいるかをお聞きしたいとも思っています。ぜひ、Enabling Remote Work コミュニティでの会話にご参加ください。

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