Project Cortex Archives - Microsoft 365 Blog Tue, 28 Jun 2022 18:11:28 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6.1 Microsoft Teams から流動フレームワークまで – Microsoft 365 の新機能と近日リリース予定の機能のご紹介 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2020/05/19/microsoft-teams-fluid-framework-new-microsoft-365/ Tue, 19 May 2020 15:00:21 +0000 本日、Build が開催初日を迎えました。この毎年恒例の開発者カンファレンスを完全にオンラインで開催するのは初めてのことです。今ではあらゆることがリモートで行われるようになりましたが、テクノロジのおかげで Build の

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本日、Build が開催初日を迎えました。この毎年恒例の開発者カンファレンスを完全にオンラインで開催するのは初めてのことです。今ではあらゆることがリモートで行われるようになりましたが、テクノロジのおかげで Build のようなイベントも、皆様と直接会うことはできなくても実現できています。CEO の Satya Nadella が先日述べたように、「2 年分のデジタル トランスフォーメーションがわずか 2 か月の間に見られました」。 そして私たち Microsoft は、これまでに学んできたことを新機能や機能拡張としてお客様にお届けし、生産性とつながりの維持に役立てていただけることを非常にうれしく思っています。今は、変わっていく現実に私たち全員が適応しようとしていますが、お届けする機能は、何が起きてもお客様が仕事を継続できるようにすることをねらいとしています。

本題に入る前に開発者の皆様にお伝えしたいことがあります。独自のアプリを開発するときも、Microsoft Teams または Outlook での使用を目的としたソリューションを作るときも、今回発表する多数のイノベーションがお役に立ちます。今週の Build で発表する多数の機能は、皆様のアプリをさらに統合しやすく、パワフルに、そして直感的にするのにご利用いただけます。また、今回発表する開発と管理のための新しいツールで作成と検出がさらに簡単になります。Build で発表した Microsoft 365 プラットフォームを使用することによって開発者の皆様が手にする新しい機会の説明もぜひご覧ください。それでは始めましょう。

Build 2020 の最新情報

本日、Microsoft Teams、流動フレームワーク、Project Cortex、Outlook、Edge の新機能と、新しい Microsoft Lists アプリを発表しました。これらは、お客様がどこにいても常につながって生産性を維持するためのツール開発という、私たちの継続的な取り組みにおける最新のイノベーションを反映するものです。

Microsoft Teams

Teams は、チームワークのハブとして会議、通話、チャット、コラボレーションを 1 つに集約したものであり、チーム全員が状況を常に理解し、最新の情報を入手することができます。

生産性

カスタマイズ可能なテンプレートやタスク関連の新しい機能など、生産性を維持するための新しい方法を Teams に導入しています。

チームをすばやく作成するための、カスタマイズ可能なテンプレート: 新しいチームを作成するときに、カスタマイズ可能なさまざまなテンプレートから選択できるようになります。イベント管理や危機対応などの、ビジネスにおける一般的なシナリオ向けのテンプレートだけでなく、病院の病棟や銀行の支店など、業種固有のテンプレートも用意されています。各テンプレートには、チャネル、アプリ、ガイダンスがあらかじめ定義されています。管理者が新しいカスタム テンプレートを作成して組織内の既存のチームをテンプレート化することもできるので、チーム構造を標準化し、関連するアプリを提示し、ベスト プラクティスを広めることができます。Teams のテンプレートのロールアウトは今後数か月にわたって行われ、自動的に表示されるようになります。

自動化

Teams との統合と規模の拡大を容易にする Power Platform の機能拡張を発表します

Teams でのチャットボットの作成と管理を簡単に: Teams との統合も、これまで以上に簡単になります。使いたいボットを選択して [Teams に追加] をクリックするだけです。さらに利便性を高めるために、Power Virtual Agents でシングル サインオン (SSO) がサポートされるようになりました。これで、ユーザーが Teams を初めて使用するときに再認証する必要はなくなります。

ブログ チャット ウィンドウ

カスタム アプリや自動化ワークフローを Teams にすばやく追加: Power Apps で独自開発したアプリケーションを、[Teams に追加] ボタンを 1 回クリックするだけで Teams に追加できるようになります。この機能を使用するには、make.powerapps.com を開き、公開したいキャンバス アプリの横にある […] をクリックし、[Teams に追加] を選択します。

カスタム アプリや自動化ワークフローを Teams にすばやく追加

また、Teams 向けの新しい Power Automate ビジネス プロセス テンプレートも提供されます。この作成済みのテンプレートを使用してワークフローを効率化することも、これをベースとして自由にカスタマイズすることもできます。最後は、Teams 専用の新しいトリガーとアクションです。独自のメッセージ拡張機能を作成するのに利用でき、他にも @メンションとチャネルへのメッセージ投稿の自動化や、ボット名のカスタマイズなどが可能になります。これらの機能はまもなくリリースされる予定です。

Power BI レポートを Teams で共有: Power BI で作成したレポートやレポートの中の特定のグラフを Teams で共有するための、新しい [Teams で共有] ボタンが追加されました。受信者の注意を特定のレポート内の特定のグラフに向けさせることや、チーム全員と共有することもできます。この機能を利用するには、Power BI ポータルで [Teams で共有] を選択し、共有相手となるチームの名前を入力します。

Power BI レポートを Teams で共有

会議とイベント

組織の活動では、タイム ゾーンの違いを越えて、そしてソーシャル ディスタンスを取りながら、大小さまざまなグループでつながり、コラボレーションすることが必要になります。Teams の新しい機能は、どのような場面でも最高のエクスペリエンスを設計するのに役立ちます。

バーチャル面会のスケジュールを Teams の Bookings で予約: B2C (企業と消費者の間) のバーチャル面会のスケジュール設定、管理、実施に、新しい Microsoft Teams での Bookings アプリ統合を利用できるようになりました。1 つのスケジューリング アプリで複数の部署や場所を管理でき、人事採用面接や学生の相談受付から、資産コンサルティングや医師の診察に至るまで、どのような面会もセキュリティを維持しながら実施できます。Teams は HIPAA コンプライアンスをサポートしており、HITRUST 認証済みです。医療の分野だけでも、この 1 か月間の Teams での会議は 3,400 万件を超えており、これにはオンライン診察も含まれています。本日発表する Microsoft Cloud for Healthcare がどのように、医療機関の俊敏性を維持するとともにその得意とする領域、つまりより良い体験、インサイト、ケアの提供に集中するのに役立つかを、ぜひご覧ください。

イベントの配信やスタジオ制作を可能にする Teams のバーチャル ステージ: 多くの組織がリモート ワークに移行し、出張の数は記録的な少なさを見せていますが、対面でのプレゼンテーションや面談の魅力を完全リモートでも再現するには、どうすればよいでしょうか? Teams での NDI (Network Device Interface) のサポート開始と、Skype TX との相互運用をご紹介します。パブリックでもプライベートでも、独自の大規模な映像配信のための、より本格的な制作方法を選択できるようになります。

近日公開予定の NDI for Microsoft Teams で、Teams での会議がバーチャルなステージに変身します。各参加者の映像がそれぞれ独立したビデオ ソースに変換されるので、これを好みの制作ツール (OBS、Wirecast、Xsplit, StreamLabs など) で利用できます。この機能を使用すると、Teams 会議を他の方法で、たとえばプロの番組配信にも利用できるようになります。

セキュリティを維持しながらリモートでスケジュール設定

シフト アプリを利用すると、現場の最前線で働く従業員とそのマネージャーがモバイル デバイスでスケジュールを管理し、連絡を取り合うことができます。

Teams のシフト アプリを拡張: 新機能が追加されて、シフト アプリでできることがさらに拡大し、既存のシステムとの統合も可能になりました。まず、シフト アプリ用の Graph API の一般提供が開始し、他の外部従業員管理ツールとの統合ができるようになりました。もちろん、独自開発された従業員管理システムとの統合も可能です。さらに、Power Automate の新しいアクションでシフト アプリから情報を取得できるようになりました。他のアプリとのワークフローをカスタマイズする、あるいは大規模なオペレーションを実行するときに利用できます。最後に、新しく追加されたトリガーとテンプレートが、時間の節約とプロセス最適化のさまざまなシナリオのサポートに役立ちます。たとえば、シフトのリクエストについてマネージャーの承認が必要ない場合に自動承認を有効にすることができます。

流動フレームワーク

Ignite 2019 で、Microsoft 流動フレームワークのパブリック プレビューを発表しました。このフレームワークを構成する新しいテクノロジと一連のエクスペリエンスは、アプリ間の障壁をなくすことによってコラボレーションをシームレスにすることを目指しています。

コラボレーションのための流動コンポーネントとワークスペースを Outlook と Office.com で: 流動フレームワークが目指しているのは、仕事の適応性と集中を高めることです。Microsoft 365 での最初の流動フレームワーク統合は、Outlook と Office.com を予定しています。動的なコンテンツでの共同作業が可能になるほか、接続されたコンポーネントを作成して複数のアプリで同時に、シームレスに共有することができます。表、グラフ、タスク リストを簡単に Outlook on the web に挿入できるので、売上の数値、プロジェクト タスク、調査レポートなどを常に最新の状態に維持することができます。Office.com の中では、流動ワークスペースを作成して管理することができます。たとえばドキュメントのアクティビティ フィード、おすすめリスト、@メンションの中に作成できます。あるいは、Office.com 全体で検索することもできます。流動フレームワークのコンポーネントは軽量であるため、編集は瞬時に反映され、このことはすばやく柔軟に仕事するための力となります。これらのエクスペリエンスは、Microsoft 365 エンタープライズ ライセンスのお客様を対象として次の数か月の間に提供を開始する予定です。

流動フレームワークの主要インフラストラクチャ (現在はオープン ソース) をアプリケーション開発に使用: “流動” の Web ベースのフレームワークを使用して、アプリを瞬時にコラボレーション可能にすることができます。このフレームワークに含まれるデータ構造は低待機時間の同期を実行し、リレー サービスがエンドポイントを接続します。開発するアプリの静的データ構造を “流動” のデータ構造で置き換えると、リアルタイムのコラボレーションをサポートできるようになります。

流動フレームワークの可能性を完全に引き出すには、多様性に満ちた、オープンで活気のある開発者コミュニティを作ることが不可欠です。そのような理由から、Microsoft は流動フレームワークをオープンソース化します。これで、流動フレームワークの主要インフラストラクチャを独自のアプリケーション開発にご利用いただけるようになります。開発者のための追加のドキュメントとツールのリリースと併せて、このオープンソース化で開発者の皆様を流動フレームワークの構築とリリースのための Microsoft との共同作業にお招きする準備が整うことになります。

Project Cortex

Project Cortex を Ignite 2019 で発表しましたが、この一般提供を 2020 年初夏に開始することになりました。この強力な新しいサービスは、人工知能 (AI) と Microsoft Graph を応用して知識ネットワークを構築します。このネットワークが、Microsoft 365 の中のお客様のコンテンツを接続し、さらに外部のソースも組み合わせて、コンテンツと専門知識を複数のシステムやチームにまたがって組織化します。これで、お客様の情報の管理とプロセスの合理化ができるようになり、セキュリティとコンプライアンスの高度なコントロールも適用され、さらにワークフローの自動化も可能です。

Project Cortex

新しい開発者ツールのプライベート プレビューを開始: 本日、Microsoft Graph の新しい開発者用 API を Project Cortex と Managed Metadata Services (MMS) 向けに発表します。併せて、Azure の Language Understanding サービスとの新しい統合も発表します。現在、このプライベート プレビュー プログラムは参加組織数が 75 を越えるほどに拡大しており、Unilever、Arla Foods、Siemens Healthineers などから無数のドキュメントや動画からの知識を提供していただいています。今後も新しいマイルストーンに到達するたびに情報をお届けします。

Outlook

世界中のお客様が Outlook で日々のスケジュールを管理し、連絡を取り合っています。新しく追加された機能で、このアプリの中でより多くのことができるようになり、お客様の生産性をさらに高めます。

Outlook でのキーボード操作を減らす: Outlook on the web でメール メッセージを作成するときに予測入力を使用できるようになりました。インテリジェントなテクノロジが意味と意図を推測するので、Outlook でのメール メッセージ作成時間を短縮し、誤字脱字を防ぎ、洗練されたメッセージを作り上げることができます。

Yammer の最新情報を Outlook で見る: Outlook for Windows、Outlook for Mac、Outlook モバイルの受信トレイの中で、Yammer の会話、投票、質問、称賛を読んで返信できるようになりました。この機能は、ユーザーが Yammer からのメール通知をオンにしていれば自動的に使用できるようになります。

Microsoft Edge

今年の Build では、Microsoft Edge についても多数の新機能を発表します。Web 開発者によるカスタマイズのオプションが増え、ツールの機能も向上しています。

関連する Pinterest コレクションをすばやく探索: Pinterest からのおすすめをコレクションの一番下に表示できるようになりました。追加の類似コンテンツを見つけるのがさらに簡単になります。おすすめの 1 つをクリックすると、類似の、トレンドのピンを集めたボードが開くので、自分に関係するアイデアをすばやく見つけて追加することができます。コレクションでは、”OneNote に送る” のサポートも間もなく開始し、コレクションを OneNote ページにエクスポートするのが簡単になります。

検索するときの時間を節約: 今回発表するサイド バー検索を利用すると、何かを探すときに新しいウィンドウやタブを開く必要がなくなります。また、Microsoft Edge を仕事とプライベートの両方に使用している方のために、プロファイルの自動切り替えをご紹介します。ユーザーが開こうとしているリンクが職場の資格情報を必要としている場合に、そのことを自動的に検出して、認証済みの仕事用プロファイルに切り替えることができます。

プレビュー段階の開発者オプションを拡張: 開発者の皆様は私たちにとって大切です。そのため、プレビューを拡張して .NET と UWP (WinUI 3.0) での開発のための新しいオプションを追加することにしました。これを利用すると、Chromium ベースの Edge WebView を WinForms、WPF、UWP/Win UI 3.0 のアプリケーションに埋め込むことができます。さらに、DevTools に 3D ビューを追加しました。ドキュメントと入門ガイドをご覧ください。Visual Studio を開いて WebView2 パッケージをダウンロードすると、使用を開始できます。

Microsoft Lists

Microsoft Lists は、Microsoft 365 全体にわたって情報をスマートに追跡するアプリです。Lists を利用すると、常に最新情報を把握するためのデータと情報の追跡が簡単になります。

Microsoft Lists で情報を追跡: 問題追跡やステータス報告などのデータと情報の作成、共有、追跡を、Microsoft Teams、SharePoint、そして近日リリース予定の Lists モバイル アプリから直接実行できるようになりました。誰でも簡単にリストを作成してカスタマイズできるように、テンプレート、色分け、If/Then ワークフローなどの機能を備えています。Microsoft Lists の詳細については、こちらをご覧ください

さまざまなアプリにまたがるコンテンツ追跡を Microsoft Lists で行う

前例のない変化が起きている今、私たちは皆、新しい時代の働き方にすばやく適応しようとしています。ソフトウェア開発者から、医療従事者、警察と消防、そして多国籍企業の経営幹部に至るまで誰もが、仕事を共にするときでも離れてするときでも生産性を維持して常につながるための、新たな方法を探し求めています。本日発表した新しい機能はどれも、世界中のお客様のすばらしい成果の達成を支えることを目的としています。私たちはこれからも、世界中の人々の仕事を前進させるためのツールを作ることをお約束します。それはこの危機的な時期だけでなく、これを乗り越えた後も続けていきます。

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新しい Microsoft Teams エクスペリエンスからまったく新しい Project Cortex まで — Microsoft 365 の近日公開予定の機能 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2019/11/04/from-new-microsoft-teams-experiences-to-the-all-new-project-cortex-heres-whats-coming-soon-to-microsoft-365/ Mon, 04 Nov 2019 14:00:14 +0000 米国フロリダ州で本日行われた Microsoft Ignite カンファレンスで、6 つの主な投資分野における Microsoft 365 の新しいイノベーションを発表しました。その投資分野とは、生産性、知識、ワークフロ

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米国フロリダ州で本日行われた Microsoft Ignite カンファレンスで、6 つの主な投資分野における Microsoft 365 の新しいイノベーションを発表しました。その投資分野とは、生産性、知識、ワークフロー、セキュリティ、コンプライアンス、管理です。Microsoft 365 は世界の生産性クラウドであり、これらの新機能に共通するテーマは、どのように AI (人工知能) を使用して、生産性の限界を押し広げる新たなすばらしいエクスペリエンスを導入するかということです。Microsoft Teams の新しい機能強化から、Teams 以来初めての新しいサービスまで、多くのお知らせがあります。さっそくご紹介しましょう。

生産性

Microsoft 365 の生産性向上ツールは、AI を使用して、ユーザーによる創作、コラボレーション、文章作成、プレゼンテーション、整理、仕事の管理をお手伝いします。中核的な生産性におけるイノベーションは、2 つの機会に焦点を当てています。最新のイノベーションを活用するまったく新しいエクスペリエンスを創出することと、使い慣れたアプリと強力なクラウド サービスのエクスペリエンスに新たな命を吹き込むことです。

Microsoft Teams

Microsoft Teams は、チームワークを実現するためのハブです。Teams のお客様からの要望に応えて、プライベート チャネル、マルチウィンドウ チャット、会議と通話、チャネルのピン留め、To Do や Planner とのタスク統合が実現したことをお知らせします。Outlook と Teams とのコラボレーション能力を改善する作業を行っており、これによってメール スレッドを Teams チャネルに送信してディスカッションを続けることが簡単になります。

また、Yammer のアプリを Teams に組み込んでいます。ユーザーがこのアプリを左側のレールにピン留めできるようになり、Teams が少数精鋭のチーム コラボレーションと広くオープンなコミュニティの両方に最適なハブになります。さらに、業種に合わせたイノベーションとエクスペリエンスとして、医療機関と現場担当者向けのツールを導入します。医療機関が B2C のバーチャル診察をスケジュールして実施するための機能として “仮想コンサルティング” を導入しました。また、SMS サインインやグローバル サインアウトなどの新しい機能によって、現場担当者が各自のモバイル デバイスから Teams に、すばやく簡単にアクセスできます。

新しい Microsoft Edge

Microsoft Edge と Microsoft Bing は、ビジネスに最適な Web ブラウザーと検索エンジンです。こちらでお知らせしているように、まったく新しい Chromium ベースの Microsoft Edge ブラウザーの一般提供の目標が 2020 年 1 月 15 日に決定しました。リリース候補はこちらからダウンロードできます

このまったく新しい Microsoft Edge の特徴は、新しいタブ ページです。ここから Microsoft 365 のファイル、サイト、インターネット検索に直接アクセスできるので、タブを開くたびに生産性向上へのポータルが開くことになります。さらに、新たに Microsoft Search が Bing で統合され、仕事での情報検索が Web 検索と同じくらい簡単になりました。ファイル、人、オフィスの座席表、略語定義などの会社情報を Microsoft 365 エコシステム全体から検索する作業を、検索バーから直接実行できます。

最後に、Microsoft Edge にあらゆるデバイスからアクセスできるようになりました。これには Windows 10、Windows 8x、Windows 7、macOS、iOS、Android が含まれます。パスワードとお気に入りがすべてのデバイスでシームレスに共有されます。そして、Azure Active Directory (Azure AD) ネイティブ サインインを使用して、仕事用のファイルをスマートフォンから直接検索できます。

Microsoft Edge の新しい検索機能を示す GIF

Office モバイル アプリ

誰もが外出先でモバイル デバイスから作業できることを求めています。また、このエクスペリエンスをシンプルにして改善する方法を常に模索しています。本日、Office の新しいモバイル エクスペリエンスを発表します。これは、Office スイートで特に人気の高い 3 つのアプリ、Word、Excel、PowerPoint を 1 つの外出用アプリにまとめて、モバイルの生産性を向上させるものです。これで、これらのアプリを別々にダウンロードする必要はなくなり、外出先で生産性を発揮するのに必要なものすべてを手に入れることができます。また、新しい “アクション” ウィンドウでは、外出先でよく行う操作、たとえば PDF の作成や署名、デバイス間のファイル共有などを直感的に行うことができます。

この新しい Office アプリでは、モバイル デバイス独自の利点が活用されているため、コンテンツの作成が簡単になります。ドキュメントを撮影して編集可能な Word ファイルに変換することや、印刷物の中の表を Excel スプレッドシートに変換することができます。本日パブリック プレビューとして公開を開始した Office アプリは、Android 版は Google Play ストアからiOS 版は Apple の TestFlight プログラムから入手できます。

机の上にある Office アプリのアイコンのアニメーション画像。ストップ モーション写真の中でこれらが集まり、最終的には新しい Office Mobile アプリのホーム画面になります。

Fluid Framework

Build 2019 で、Fluid Framework を発表しました。この新しいテクノロジと一連のエクスペリエンスは、シームレスなコラボレーションを実現するためにアプリ間の障壁を取り除くものです。主な特長は 3 つあります。まず、Fluid Framework に基づくエクスペリエンスでは、複数の人が Web やドキュメント コンテンツで共同編集するときの速度と規模が業界トップクラスになります。2 つ目は、コンポーネント化されたドキュメント モデルです。作成者はコンテンツを共同作業しやすいようなビルディング ブロックに分解し、さまざまなアプリケーションでこれらのビルディング ブロックを編集したら、再び 1 つのドキュメントにまとめるという方法で、より柔軟性の高い新しい種類のドキュメントを作ることができます。3 つ目は、Fluid Framework ではインテリジェントなエージェントが活動するスペースがあり、人が作業する傍らでテキストの翻訳、コンテンツの取得、編集の提案、コンプライアンスのチェックなどを行います。

本日は、Fluid Framework のエンド ユーザー エクスペリエンスのパブリック プレビューと、開発者向けのプライベート プレビューを発表します。将来的には、これらの機能が Microsoft 365 全体のエクスペリエンス、たとえば Teams のチャット、Outlook のメール、SharePoint のポータル、OneNote のノート、Office のドキュメントなどの中で活躍することを期待しています。

ノート PC がデスクトップ PC に変形し、その後に多数の Office アプリ画面が現れるアニメーション画像。Fluid Framework のパワーを表しています。

Cortana

AI は、Outlook でのパーソナライズされたエクスペリエンスを作り出し、Cortana をユーザー専属の生産性アシスタントにしています。本日発表する iOS 版 Outlook の “メール メッセージを再生” は、未読メールの処理をハンズフリーでできるようにする機能です。新しい自然音声言語認識を搭載した Cortana が、新着メールをインテリジェントに読み上げ、その日の予定の変更を教えてくれます。また、”メール メッセージを再生” では男性の声も選べるようになり、生産性向上パーソナル アシスタントのエクスペリエンスをさらにカスタマイズできます。また、Outlook のスケジューラーのプレビュー版リリースも発表します。これを使用すると、会議のスケジュール設定と参加者の調整を Cortana に任せることができます。

来月からは、毎日その日の準備も Cortana がお手伝いできるようになります。会議の要約、その日に関係するドキュメント、メールで行った約束のフォローアップを忘れないようにするリマインダーが、ブリーフィング メールとして送信されます。

4 台のスマートフォンを横に並べた画像。パーソナル アシスタントとしての Cortana のパワーを表しています。1 つは Outlook の受信トレイ、次の 2 つはモバイル会議が表示され、最後の 1 つは Cortana がメールにフラグを設定しようとしていることを示しています。

Office での AI

ユーザーは忙しく、考えることがたくさんあります。そして、To Do リストにはさらにたくさんの項目が並んでいます。このことを理解して、ここ 1 年の間に AI の魔法を Office に取り入れ、ユーザーがさらに多くを達成できるようにしました。イノベーションによって、たとえばデジタル ペンで Excel にデータを入力することや、Word での音声文字起こし (新規または既存の音声ファイルを文字に変換します) ができるようになります。PowerPoint 用 Presenter Coach (Web 用のパブリック プレビュー段階) は、ビジネス プロフェッショナル、教師、学生のプレゼンテーションの効果を高めます。このようにして Office に AI を導入し、ユーザーの生産性向上のお手伝いに取り組んできました。

本日も、その取り組みが続いています。Excel で自然言語クエリがサポートされるようになりました。人間に話しかけるようにデータに関する質問を行い、すぐに答えを得ることができます。数式を書く必要はありません。Office Insider 参加者が利用できるこの新しい自然言語機能で、ユーザーは Excel 経験レベルにかかわらず、データのインサイトと可視化をさらに利用しやすくなります。

また、仕事から離れる時間を計画しやすくし、仕事に関するベスト プラクティスも引き続き改善していきます。たとえば、MyAnalytics には、ユーザーが休暇に備えるための機能として、不在通知設定の自動化や、コラボレーション相手への不在時間の連絡、不在で出席できない会議に関する問題の解決などがあります。Outlook の [インサイト] ウィンドウに統合された MyAnalytics は、ベスト プラクティスを提示できるようになりました。たとえば会議の迅速な予約、議題の追加、会議のフォロー アップなどがあり、さらに AI に基づく新しい推奨事項が Outlook に追加され、ユーザーがメールを送信するときに受信者の稼働時間外の場合はその配信を遅らせることができます。

Microsoft Project

先週、新しい Microsoft Project の一般提供により、私たちはプロジェクト管理に関する新たなビジョンの実現に向かって大きな一歩を踏み出したことを発表しました。新しい Project の特徴は、シンプルで直感的な、デザインを一新したユーザー エクスペリエンスです。Teams ですばやく新しいメンバーを追加してタスクをセットアップしてから、グリッド、ボード、タイムライン (ガント) チャートを簡単に切り替えて進行状況を追跡することができます。Project は Microsoft 365 ファミリの一部であるため、Teams や Office などの使い慣れたアプリ内部での接続を通してプロジェクト チームが時間を節約し、生産性を向上させることができます。さらに、新しいサービスによってプロジェクトの可視性が高まり、強力なツールによって将来のニーズに備えることができます。魅力的な対話型レポートを Power BI で作成し、各プロジェクトのあらゆる面を可視化してひとめで理解することができます。さらに、組織内のすべてのプロジェクトの全体像をビジュアルな対話型カードで把握できます。

次の 1 年間に、リソース管理、予算分析、時間と費用の追跡など、新しい Project 用のさらにすばらしい機能を続々リリースする予定です。これらの強力な機能によって、より複雑なイニシアティブをすっきりと整理できるようになり、ビジネスにおける ROI の最大化に役立ちます。

知識

Microsoft 365 の新しい投資分野をお知らせします。それは、知識です。生産性インフラストラクチャのクラウドへの移行には、コストの節約やオペレーションの効率化など、多くの利点があります。さらに、新しいシナリオも可能になります。Microsoft 365 では AI を使用して、組織全体にわたって知識を特定、整理、配信できるようになりました。適切な情報だけが、適切なタイミングで提供されます。生産性とは、効率の向上だけではありません。組織の集合知を集めて適用することも重要です。互いに協力して、より多くを達成できるようにするためです。

Project Cortex

本日、Project Cortex を発表します。これは、Teams の提供開始以来となる、Microsoft 365 の新しいサービスです。Project Cortex は AI を使用して知識ネットワークを作成します。このネットワークでは、組織のデータに対して推論を行い、プロジェクトや顧客などの共有トピックに自動的にまとめます。また、関係する知識を組織内の人々に届けるために、その人が毎日使うアプリの中にトピック カードやトピック ページを表示します。

さらに Project Cortex は、ビジネス プロセスの効率化を実現するために、組織のコンテンツを対話型の知識リポジトリに変換します (イノベーションによってスマートなコンテンツ取り込みが可能です)。ドキュメントを分析してメタデータを抽出し、洗練されたコンテンツ モデルを作成できます。マシン ティーチング機能によって、専門家がシステムに、準構造化されたコンテンツを理解する方法を教えることができます。知識検索 (knowledge retrieval) によって、ドキュメント、会話、会議、ビデオなどに埋もれていることが多い貴重な知識に人々がアクセスしやすくなります。既に SharePoint にあるコンテンツに基づき、Project Cortex は Microsoft 365 全体と外部システムにわたってコンテンツを結びつけます。ユーザーは、セキュリティ、コンプライアンス、ワークフローが組み込まれた状態で、情報を管理し、プロセスを整理できます。

新しい Yammer

Yammer のデザインが一新され、多数の新機能で人々がつながり、コミュニティを構築し、組織全体で知識を共有できるようになりました。新しい Yammer では美しくインテリジェントなエクスペリエンスが各種のデバイスにわたって実現し、Teams、SharePoint、Outlook との新たな統合が導入されます。Yammer を使用して、ライブやオンデマンドのイベントをブロードキャストできるようになりました。Web カメラやデスクトップ共有を利用する効率的なプロダクション オプションもあります。また、短編のビデオを Yammer モバイル アプリから直接共有することもできます。さらに、電子情報開示、データ ガバナンス、Yammer の管理を Microsoft 365 管理センターに一元化しました。

Microsoft Search

本日、生産性を向上する Microsoft Search の新しいイノベーションを発表しました。情報、インサイト、人を見つけやすくなり、検索中心のアプリケーションの開発が可能になり、Microsoft Search の利点を Microsoft 365 以外のコンテンツにも広げることができます。検索機能は、組織全体の情報が 1 か所に集まったときに最大の効果を発揮できることを私たちは認識しています。Microsoft とパートナーが提供する 100 以上の新しい Microsoft Search コネクタを使用して、異種システムからの情報を単一の Microsoft 365 検索エクスペリエンスに集約できるようになりました。

また、新しい Graph API を使用して、Microsoft Search の上にカスタム アプリケーションを開発し、検索を組織のニーズに合わせることもできます。さらに、より強力な検索エクスペリエンスも Microsoft 365 に導入され、属性やスキルを使用した高度な人物検索や、ビデオ検索、頭字語検索、セマンティクス検索が可能になります。

 SharePoint で Search を使用しているユーザーのスクリーンショット。

Microsoft Stream

ビデオは、知識と学習を記録して共有するためのメディアとして、ますます強力になっています。Microsoft Stream では、AI の応用によってビデオの中のコンテンツを引き出します。これには会議の録画も対象であり、そのための機能として自動文字起こしが追加されています。AI によって、新しい音声補正機能も実現しています。背景の雑音が除去されるので、話されている言葉に集中できます。また、短いビデオをモバイル デバイスから作成して Yammer、Teams、PowerApps で共有できるようになったため、ビデオがコミュニケーションと学習のコンテンツ タイプの新たな主流になります。

Workplace Analytics

Workplace Analytics によって、人々の働き方と、ビジネスや組織の成果への影響に関する知識の獲得がさらに簡単になります。ビジネス リーダーはインサイトをひとめで把握し、会議の文化、マネージャーの習慣、組織のネットワーク、顧客リレーションシップをすばやく理解して改善できます。業種ベンチマークは、生産性に影響を与える一般的なパターン (たとえば、フォーカス時間や、稼働時間外に仕事から離れられることなど) について、状況を把握するために役立ちます。さらに、アナリスト ツールセットも強化しました。AI ドリブンのプロセス分析では、「四半期のビジネス レビュー」などのキーワードを使用して、特定のビジネス活動に投じられた時間とリソースを明らかにし、長期的な改善を実現することができます。

ワークフロー

ワークフローのイノベーションによって、ビジネス プロセスの効率化と改善を、コードを書かずに実施できるようになります。このアプローチでは、時間とコストを節約できるだけでなく、現実の仕事の進行に最も関係の深い人々がプロセス オートメーションを実行できるようになります。

Power Platform と Teams との統合

Power Platform では、ユーザーがルーチン タスクを自動化し、カスタム アプリを作成し、データを簡単に扱うことができます。Power Platform と Teams との統合によって、これらのツールをユーザーが発見してアクセスしやすくなります。また、会話というアプローチで生産性の向上を図ることができ、たとえばマネージャーがチャットで直接承認することや、カスタム アプリをチームが必要とする場所にピン留めするといったシナリオが考えられます。

本日、これらの能力を強化する新しい機能を発表しました。Power Apps で作成したアプリを Teams アプリとして公開できるようになりました。また、そのアプリをユーザーが各自の左側レールにピン留めできるようになりました。また、Power Automate トリガーとアクションを新しく追加しました。ユーザーはカスタム メッセージ アクションの設定や通知の送信など、チームや個人の一般的なタスクの実行を効率化できるようになります。さらに近日中には、リッチな Power BI プレビューを Teams チャットで参照する機能が搭載され、Power BI タブの機能が強化される予定です。ユーザーは Teams ですべてのデータを参照し、データに関する議論を簡単に実行できるようになり、データ ドリブンな意思決定が加速します。

Office Scripts

Office Scripts では扱いづらいプロセスを単純化し、繰り返し作業を自動化できるため、少ない労力でより多くを達成できます。本日、Excel にスクリプトを導入しました。この新しいプロセス オートメーション機能で、ワークブック内でのアクションを記録してスクリプトとして保存できます。保存したスクリプトを Power Automate と統合して、自動実行のスケジュールを設定することや、より大きなフローに統合することができます。Office Scripts については、年内にパブリック プレビュー版の提供を開始する予定です。

Office Scripts を Microsoft Excel で使用しているアニメーション画像。右側のウィンドウでユーザーがスクリプト レコーダーを開いています。

セキュリティ

AI を利用した新機能によって、組織の貴重な資産のセキュリティを維持しながら従業員が自由にコラボレーションすることが簡単になります。

Microsoft Authenticator

Azure AD プランのお客様は (これには無料プランも含まれます)、Microsoft Authenticator アプリを使用して、Microsoft アプリと Microsoft 以外のアプリの両方に、パスワードレスで安全にアクセスできるようになりました。パスワードは、サイバーセキュリティにおける最も弱いリンクであり続けています。Azure AD と Microsoft Authenticator を使用すると、パスワードレスに移行してユーザー エクスペリエンスの向上とサポート コストの節減を実現するとともに、2 要素または多要素認証 (MFA) を実装してセキュリティを高めることができます。MFA を導入すると、フィッシングやその他のアイデンティティ ベースの攻撃リスクを最大 99.9% 削減できるので、セキュリティ向上の最善策といえます。また、150 シート以上のお客様は Microsoft にお問い合わせいただけば、FastTrack 経由でこの機能をセットアップすることもできます。

Azure AD の新たな価値

Azure AD Cloud Provisioning によってクラウドへのアイデンティティの移動が簡単になりました。オンプレミス同期サーバーが不要になり、代わりに軽量のオンプレミス エージェントを使用します。この方法では、複数の、接続されていないオンプレミス Active Directory (AD) フォレストからのプロビジョニングが可能になります。また、クラウドのパワーを活用して、ディレクトリに関する一般的な課題、たとえば同期の複雑さやデータ変換ロジックなどに対処できるようになります。この機能は、複雑な組織や M&A を管理する大企業のお客様における最上位のニーズに対処するものであり、可用性を高めるとともに、実装と運用のコストを削減します。

Microsoft Defender Advanced Threat Protection (ATP)

Microsoft Defender ATP のエンドポイント検出と対応 (EDR) 機能を、プレビュー版として macOS デバイスで利用できるようになりました。Linux サーバーのサポートを次に追加する予定です。これは、脅威対策ソリューションにおける複数プラットフォーム対応を拡大するという Microsoft のコミットメントの一環です。Microsoft の世界レベルのエンドポイント保護と EDR 機能は Windows に対して既に利用されていますが、大企業のお客様の多くは、さまざまなテクノロジ プラットフォームの複雑な組み合わせを管理しており、これには多数のオペレーティング システムも含まれています。その環境全体に対する保護が必要です。この継続的な投資によって、お客様が必要としている幅広い保護が得られ、1 つの統合ビューを管理者とセキュリティ対策担当者の両方が利用できるので、セキュリティ インシデント発生時のエンタープライズ全体の調査と対応が可能になります。

Application Guard for Office

現在プライベート プレビュー中の Application Guard for Office は、悪意のある可能性を秘めた Word、Excel、および PowerPoint ファイルに対するハードウェア レベルのコンテナー ベース保護を実現します。Microsoft Defender ATP を活用して、ドキュメントが悪意のあるものか、信頼できるものかを明らかにします。

コンプライアンス

新しいイノベーションでリスク管理をシンプルにし、自動化します。これには AI を利用して威力を何倍にも高めます。複雑化が進むコンプライアンス要件と、ますます増加する内部関係者による脅威に先回りします。

内部関係者によるリスクの管理

過去 12 か月間に内部関係者による攻撃を受けた組織は、驚きの 53% にのぼります。これらのリスクや違反を特定するために必要な労力は決して小さくなく、セキュリティ、人事 (HR)、法務の効果的なコラボレーションに加え、プライバシーとリスク管理の間のバランスが取れたアプローチが必要になります。本日発表する Microsoft 365 の Insider Risk Management は、Office、Windows、Azure、および人事システムなどのサード パーティ システムにわたって、内部関係者による脅威、リスク、倫理規定違反の迅速な特定と修復を支援します。Insider Risk Management は、Microsoft Graph やその他のサービスを活用して、複数の信号をインテリジェントに関連付けて隠れたパターンや潜在的なリスクを特定し、ファイル アクティビティ、コミュニケーションにおける感情、そして通常とは異なるユーザー行動に関するインサイトをリアルタイムで提示します。Insider Risk Management には一連のプレイブックが含まれており、デジタル知的財産の盗難や機密性の侵害といったリスクに合わせて構成できるので、脅威を効果的に特定して行動を取るのに役立ちます。また、プライバシーを考慮して設計しているため、調査の初期段階では、リスクのあるユーザーの表示名を既定で匿名化することができます。

コンプライアンス スコア

コンプライアンスとリスク管理チーム全体でリスクの評価と管理を効果的に行うために必要な知識とツールを備えることは、これまでになく重要になっています。より効果的なデータ保護コントロールの実施に役立つように、Microsoft コンプライアンス スコアのパブリック プレビューを発表します。これは、リスク評価をシンプルにして自動化を可能にするものです。Microsoft コンプライアンス スコアを使用すると、データ保護管理の評価と監視を継続的に実施できるようになります。スコアを向上させる方法の明確なガイダンスを受け取り、組み込みのコントロール マッピングを活用してコンプライアンスの取り組みをさまざまな規制や標準に拡大することができます。

一般データ保護規則 (GDPR) や ISO 27001 などの複雑な規制の専門家でなくても、コンプライアンスに必要なアクションをすばやく学び、進歩に貢献することができます。また、米国カリフォルニア州の消費者プライバシー法 (CCPA) やその他の GDPR スタイルの規制に対応する新しい評価も導入しました。コンプライアンス スコアは現在パブリック プレビュー中で、すべての Microsoft 365 エンタープライズ プランの Microsoft 365 コンプライアンス センターで利用できます。

現在プレビュー中の Microsoft コンプライアンス スコアのメーターを表す画像。

管理

管理に関する新しいイノベーションによって、Microsoft 365 はクラウドと AI を活用し、組織が保有するすべてのデバイスについて、セットアップ、セキュリティ保護、監視、管理を支援します。

Microsoft エンドポイント マネージャー

Microsoft エンドポイント マネージャーは、組織のテクノロジ資産に含まれるすべてのエンドポイントを一元化した形で安全に管理するための、統合されたソリューションです。Microsoft Intune と System Center Configuration Manager の機能とデータを組み合わせて、新しいインテリジェントなアクションと分析を追加したエンドポイント マネージャーは、シームレスでエンドツーエンドの管理を Windows、Android、Apple のデバイス、アプリ、ポリシーに対して行うものであり、移行時の複雑さや生産性の阻害はありません。今後数か月の間に登場する Microsoft エンドポイント マネージャーの機能とエクスペリエンスにご期待ください。また、すべてのお客様が Microsoft エンドポイント マネージャーの利点を活用できるように、Intune を既存の SCCM のお客様の Windows PC 管理に利用できるようにします。2019 年 12 月 1 日から、これらのデバイスを Microsoft エンドポイント マネージャーで共同管理し、Autopilot や Desktop Analytics などクラウドを利用した機能を使い始めることができます。

Microsoft 生産性スコア

Microsoft 生産性スコアは 2 つの分野に焦点を当てます。従業員のエクスペリエンスと、テクノロジのエクスペリエンスです。どちらも、組織がどのように機能しているかを可視化し、エクスペリエンスの改善が可能なところを特定するためのインサイトが得られ、スキルやシステムを向上させるためのアクションが提示されるので、すべての人々が最善の仕事をできるようになります。

従業員のエクスペリエンスは、従業員の生産性とエンゲージメントを高めるために Microsoft 365 がどのように役立っているかを示します。人々がどのようにコンテンツ上でのコラボレーションを行っているか、場所を問わず仕事ができているか、会議の文化を育てているか、そして互いにコミュニケーションを取っているかを数値で表すことで、仕事を完了するためのさまざまな方法が見えてきます。一方、テクノロジのエクスペリエンスは、組織の環境内のポリシー、デバイス設定、ハードウェアとアプリケーションのパフォーマンスを評価してインサイトを提示するとともに、Microsoft エンドポイント マネージャーでアクションを提案します。

Managed Meeting Rooms

生産性の高い会議は、モダン ワークプレイスでの成功に不可欠です。リモート コラボレーションの急激な普及も相まって、会議の効果を高めるには適切な会議室テクノロジと環境が必要と考えるビジネス リーダーが増えています。本日、Microsoft の新しい会議室管理サービス、Managed Meeting Rooms のプライベート プレビューを発表します。このクラウドベースの IT 管理とセキュリティ監視サービスで、Teams 会議室のセキュリティが確保され、最新バージョンに保たれ、先回り方式で監視が行われるため、優れた会議室内エクスペリエンスが実現します。これまで、100 社を超えるお客様にご利用いただき、1,500 を超える会議室を管理してきました。現在はプライベート プレビューとなり、さらに多くのお客様にご利用いただくことができます。参加に関心をお持ちの場合は、お知らせください

グローバル閲覧者

セキュリティ態勢を改善するために、管理者としてのアクセス許可は業務上必要なユーザーだけに与えられるようにしたいという要望をいただいています。実のところ、お客様からのご要望の中でも上位に入ります。このたび発表する Azure AD と Microsoft 365 管理センターでの新しい管理者の役割は、組織内の全体管理者の数を減らすのに役立ちます。たとえば、グローバル閲覧者という役割を付与された管理者は Microsoft 365 全体の情報を見ることができますが、設定やデータの変更を行うことはできません。これからは、グローバル閲覧者の役割を割り当てると、組織内のレポート、計画、監査、調査をサポートする管理者に必要以上の特権を与える必要がなくなります。また、グローバル閲覧者の役割を他の管理者の役割 (たとえば Exchange 管理者) と組み合わせると、組織内での管理者特権の割り当ての管理をさらに細分化してスコープを定めることができます。

オンボーディング ハブ

Microsoft からセキュリティと管理効率の向上のための指針を示してほしい、というご要望もいただいています。Microsoft 365 管理センターのセットアップ領域にあるオンボーディング ハブに追加された新しいエクスペリエンスが、Microsoft 365 全体にわたって機能を発見し、学習し、利用するのに役立ちます。この機能には、Azure AD やその他の管理者用ポータル、たとえばセキュリティ/コンプライアンス センターなども含まれます。お客様の現在の構成と管理アクティビティに基づいて推奨事項がインテリジェントに提示されるので、セキュリティ態勢の改善、データ規制に対するコンプライアンスの維持、アプリの最新状態の維持、コストの削減に役立ちます。

Microsoft 365 管理センターでのオンボーディング ハブのスクリーンショット。

Microsoft 365 管理センター (admin.microsoft.com) での新しい推奨事項。

グローバル閲覧者の役割を使用したオンボーディング ハブへのアクセスは、Microsoft 365 で計画や監査のアクティビティを実行する強力で安全な方法です。グローバル閲覧者は推奨事項を見て評価し、実装手順とユーザーへの影響を学習し、現在の管理権限の割り当てを見ることができますが、テナントや構成変更を加えることはないからです。

Office 365 グループ

Office 365 グループは、Microsoft 365 全体におけるコラボレーションを強化してチームワークを推進するメンバーシップ サービスです。これは、Teams、SharePoint、Outlook、Yammer、Microsoft Stream など 20 を超えるアプリケーションの中核的な土台となる機能です。グループの管理エクスペリエンスに多数の改善を実施し、新たにライフサイクル管理とコンプライアンスの機能を追加したことをお知らせします。たとえば、グループに対してチームをすばやく作成する、削除済みグループを一覧表示して復元する、グループ メールの別名を編集する、秘密度ラベルを使用するといったことができます。また、セルフ サービスのグループ作成と管理を有効にすることもできます。これで、IT 部門が設定した保護枠とポリシーによる制御の下で、ユーザーがチームや Yammer チャネルを作成できるようになります。

フィードバックをお送りください

世界の生産性向上クラウドである Microsoft 365 でのイノベーションはどれも、お客様とお客様の組織が新たな形で生産性を発揮してより多くを達成するのに役立つように設計されています。これらの新機能をお客様と共有できることをうれしく思います。そして、フィードバックとインサイトをお待ちしています。

The post 新しい Microsoft Teams エクスペリエンスからまったく新しい Project Cortex まで — Microsoft 365 の近日公開予定の機能 appeared first on Microsoft 365 Blog.

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