Viva Insights Archives - Microsoft 365 Blog Tue, 28 Jun 2022 18:11:23 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6.1 ハイブリッド ワーク エクスペリエンスの変革を手助けする Microsoft Viva の一般提供を開始 http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/11/02/microsoft-viva-is-now-generally-available-to-help-transform-your-hybrid-work-experience/ Tue, 02 Nov 2021 15:00:00 +0000 今年、Microsoft はデジタル時代のための初の従業員エクスペリエンス プラットフォーム (EXP) 作りの道のりをスタートしました。そのプラットフォームが Microsoft Viva です。私たちのビジョンは、人のつながり、目的、成長、ウェルビーイング、および成果を重視する文化を醸成することでした。

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今年、Microsoft はデジタル時代のための初の従業員エクスペリエンス プラットフォーム (EXP) 作りの道のりをスタートしました。そのプラットフォームが Microsoft Viva です。私たちのビジョンは、人のつながり、目的、成長、ウェルビーイング、および成果を重視する文化を醸成することでした。Viva の発表時にご紹介した 4 つのモジュール (Viva コネクション、Viva インサイト、Viva トピック、Viva ラーニング) のすべてについて、本日一般提供を開始したことをお知らせします。新しい Viva Suite という 1 つのプランを購入するだけで、このすべてのモジュールにアクセスすることができます。また、各モジュールの新機能と新たなパートナーシップ、および中央集中型の IT 管理エクスペリエンスも発表します。さらに来年には、Viva Suite の新しいモジュールにアクセスできるようになります。最近買収が完了した、OKR (Objectives and Key Results: 目標と成果指標) 分野をリードする企業 Ally.io から提供されるこのモジュールは、人とチームが方向性をそろえて、より良いビジネス成果を達成するのに役立ちます。

これらのイノベーションは、"ハイブリッド ワークのパラドックス"1 についての私たちの考えから直接生まれたものです (このパラドックスゆえに、どの組織もオペレーティング モデルの再考を余儀なくされます)。また、Viva を早期導入された Unilever、Humana、REI をはじめとするお客様各社から学んだことも反映されています。1 Viva は組織の従業員エクスペリエンスを、つまりその企業のために働く人のデジタル エクスペリエンスの変革を手助けするものであり、その目的は "グレート リシャッフル"2 の時代に人材を引きつけ、定着させることです。

Viva という単一のソリューションで、どの従業員も所属組織の文化、個人の生産性に関するインサイト、エキスパートの知識、そして鍵となる学習リソースに確実にアクセスできるようになります。さらに Ally.io が加わって、従業員の仕事を会社の戦略的ミッションと中核的な優先事項にそろえることが、さらに容易になります。Viva 全体が組織のあらゆるレベルの力となり、ハイブリッド ワークの重要課題と従業員の燃え尽きへの対処をサポートします。

Microsoft Viva Suite: 1 つのプランで統合型 EXP を実現   

Microsoft Viva Suite で実現する統合型 EXP とは、コミュニケーション、知識、学習、リソース、インサイトをまとめて仕事の流れの中に取り込むものです。このスイートは、プロモーション価格としてユーザー 1 人あたり月額 $9 で発売され (2022 年 8 月まで)、3 つのプレミアム モジュールを個別に購入する場合 (合計 $12) に比べて 25% お得になります。このスイートのサブスクリプションを今購入すると、来年追加される新しい Ally.io モジュールも追加費用なしでご利用いただけます。

Microsoft Viva のエクスペリエンスは統合型であるため、IT 管理者は中央集中型の Microsoft 365 管理センター エクスペリエンスを活用して、案内に従って Viva を展開することができるようになりました。この管理センター エクスペリエンスでは、セットアップ ガイドとタスクのリストが Viva モジュールのそれぞれについて用意されており、関連するパートナー ソリューションの説明も参照できるので、初期セットアップの手順がシンプルになります。各モジュールの展開手順をステップバイステップで解説するドキュメントへのリンクを、このブログでも最後にまとめていますのでご覧ください。

Viva コネクション: 文化とコミュニケーション

Viva コネクションは、関連するニュース、会話、リソースを集めてキュレーションし、会社のブランディングを反映したエクスペリエンスとして届けるものであり、ユーザーは日常的に使用しているアプリケーションとデバイスでこれを受け取ることができます。今月中に、この対象デバイスにスマートフォンが追加されます。

本日から、業界をリードする Workday、ServiceNow、Qualtrics、UKG など多数のパートナーの統合が利用可能となり、組織の文化とコミュニケーションのエクスペリエンスをさらに広げることができます。

これらのパートナー統合に加えて、Microsoft Teams の "承認"、"シフト"、"タスク" のカードを Viva コネクションのダッシュボードに追加することもできるようになりました。これらの統合で、新しいパートナーの機能を Viva コネクションの中で利用することもできるようになります。たとえば Adobe Sign や DocuSign を "承認" で利用し、Zebra-Reflexis や Blue Yonder を "シフト" で利用することができます。

最後に、Espressive が Viva コネクションのパートナー ファミリーに加わることをお知らせします。本年中に、Espressive のダッシュボード カードで従業員一人一人に合わせたセルフヘルプを即座に利用できるようになります。

新しい Viva コネクション パートナーについて、近日追加予定のパートナーも併せてこちらのオンデマンド セッションで紹介していますので、ぜひご覧ください。さらに、新しいモジュール Web パーツが SharePoint で提供を開始したこともお知らせします。こちらの詳細についても、オンデマンド セッションでご覧いただけます。

スマートフォン画面を表すアニメーション画像。Relecloud のダッシュボードを見て毎日の健康チェックに同意しているところです。

図 1. どこで仕事をしているときでも所属組織とつながります。今月中にはスマートフォンでも利用できるようになります。 

Viva インサイト: 生産性とウェルビーイング

Viva インサイトは、生産性とウェルビーイング向上のために、データに基づいたインサイトと推奨事項を、プライバシーを保護した状態で提示します。本日発表する機能の拡張は、マネージャーとチーム リーダーがハイブリッド ワークをうまく進めていくことと、組織内の全員がより効果的に会議を行うことに役立ちます。これらの詳細と、その他の近日リリース予定の機能の詳細については、Viva インサイトのブログをご覧ください。

  • マネージャーのための新しいインサイトとツールは、マネージャーとチーム リーダーがチーム メンバーとのつながりを保ち、未完のタスクの状況を把握し、チーム文化に影響する個人の習慣を調べ、良い成果を認め、チームの規範 (たとえばノー会議デー) を推進するのに役立つものであり、これらのすべてを、アクションにつながる推奨事項として提示します。これらのインサイトは間もなく、規模を問わずどのチームも Microsoft Teams の Viva インサイト アプリのマイ チーム タブで利用できるようになります。
  • 効果的な会議のための新しいエクスペリエンスが Teams の Viva インサイト アプリに追加されます。会議の習慣を向上させるためのインサイトと提案を、会議開催者それぞれに合わせて提示します。また、ユーザーが会議の計画を作成して共有することもできるようになります。これでチーム会議の規範を設定して、たとえば会議時間を既定で短縮することや、常に Teams のリンクを含めることができます。
  • Headspace のガイド付き瞑想は 2021 年 11 月、新たに 4 言語での一般提供を開始します (フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語)。
マネージャーがチームの

図 2. マネージャーがチームの "ノー会議デー" を定義できるようになります。

Viva トピック: 知識とエキスパート

Viva トピックは、AI を応用して自動的に、ユーザーのシステムやチームを横断してコンテンツとエキスパートの情報を整理し、関連するトピック (たとえばプロジェクト、製品、プロセス、顧客) にまとめます。このコンテンツは、トピック ページやトピック センターとして表示されます。これらは AI によって作成および更新されますが、エキスパートは Wiki のようなシンプルさで知識を蓄積し、共有することができます。コンテンツはトピック カードとしても表示され、知識を適切なタイミングで、Outlook、SharePoint、Office の中で届けます。Viva トピックは既に一般提供を開始していますが、間もなく、この知識をさらに多くの提供元から集めて活用することが簡単にできるようになります。以上の機能とその他の機能強化の詳細については、Viva トピックのブログと、ナレッジ & コンテンツ サービスについてのオンデマンド セッションをご覧ください。

  • 知識の取り込みを Microsoft 365 のさらに多くの部分でできるようにするために、Viva トピックを Outlook、Yammer、Bing、および人物プロフィール カードと統合します。2021 年末までに提供を開始する予定です。
  • 早期導入されたお客様は間もなく、Viva トピックを Microsoft Teams のチャットやチャネルに直接追加できるようになります。ロールアウトは来年初めを予定しています。
  • さらに多くの方法でトピック マネージャーが知識の監視を大規模に行うことができます。たとえば関連するトピックを自動的にセグメントとしてまとめることや使用状況の分析が可能であり、効率化されたトピック センターも利用できます。ロールアウトは年末を予定しています。
  • 知識のクロールがフランス語、ドイツ語、スペイン語のコンテンツでもサポートされます。ロールアウトは年末を予定しています。
組織固有の用語、プロジェクト、チーム名についての背景情報を直接 Outlook の中で受け取ることができるように、トピック カードが統合されます。

図 3. 組織固有の用語、プロジェクト、チーム名についての背景情報を直接 Outlook の中で受け取ることができるように、トピック カードが統合されます。 

Viva ラーニング: スキル取得と成長

Viva ラーニングはエンタープライズ ラーニングを仕事の流れの中に取り込むために、ユーザーの所属組織、ラーニング管理システム、サードパーティのプロバイダー、および Microsoft からのコンテンツを接続します。本日、このモジュールの一般提供を Teams デスクトップ版とモバイル版で開始します。次の数週間のうちに、Viva ラーニングはお客様の Microsoft 365 テナントで利用可能になります (Teams アプリ メニューで "Viva ラーニング" を検索すると見つかります)。併せて、個人とソーシャルでの学習を拡張する機能も追加されます。次に示すのはこれらの新機能のごく一部です。さらに高度な機能を実現するための機能リリース一覧、パートナー統合、および SKU の詳細については、Viva ラーニングのブログをご覧ください。

  • 統合されたラーニング管理システムからの割り当てが表示されるので、要求されている学習の最新情報を簡単に把握できます。
  • 学習コンテンツの一括検索で、Viva ラーニング接続済みの提供元を横断して検索し、関心事項、提供元、または長さで絞り込んで自分に必要なコンテンツを正確に見つけることができます。
  • チーム メンバーや同僚に学習コンテンツを推奨し、推奨済みコンテンツの進行状況を確認します。推奨したコンテンツの一覧を、ステータスやユーザーから報告された完了率で絞り込むことができます。
  • キュレーションした学習リソースをタブとして Teams のチャネルに追加して、学習を仕事の流れの中に直接取り込みます。
[ホーム] ビューには、その学習者に合わせたコンテンツが表示され、接続済みの学習コンテンツすべてにここからアクセスできます。

図 4. [ホーム] ビューには、その学習者に合わせたコンテンツが表示され、接続済みの学習コンテンツすべてにここからアクセスできます。

Ally.io: 目標と成果指標のための新しいモジュール

このたび、OKR (目標と成果指標) 分野をリードする企業 Ally.io が Microsoft Viva ファミリーに加わり、新しいモジュールとして 2022 年後半に登場することになりました。この新しいモジュールは、組織でのテクノロジの使い方を変革してハイブリッドの世界における仕事、目的、成果の間に密接なつながりをもたらします。

従業員の仕事の方向性を会社の戦略的ミッションと中核的優先事項にそろえることは、どの組織も最重視しています。このためにリーダーがすべきことは、ツールへの投資です。そのツールとは、大型の "カンパニー ベット" (社運をかけた重要事項) について透明性を持って周知させるものであり、野心的な目標をトップダウンで伝えるとともに組織のあらゆるレベルでの成果報告を行うための、新しい方法を作るものです。Ally.io は、組織内の全員が仕事のプロセス全体を可視化して明確に理解し、毎日の仕事を会社の戦略的目標に結び付けることを手助けします。

Microsoft Teams の Ally.io アプリの機能強化、およびこの OKR ソリューションを基盤とする Microsoft Viva 公式モジュールが今後リリースされる予定です。

図 5. Microsoft Teams の Ally.io アプリの機能強化、およびこの OKR ソリューションを基盤とする Microsoft Viva 公式モジュールが今後リリースされる予定です。

Ally.io ソリューションの詳細については、発表のブログAlly.io の Web サイトをご覧ください。

Microsoft Viva プラットフォーム

Viva はカスタマイズと拡張が簡単にでき、ユーザーがどこで仕事をするときでもアクセス可能で、組織固有のニーズに合わせて既存のツールと統合できます。本日、Viva での次のパートナー統合がサポートを開始し、業界をリードするアプリに仕事の自然な流れの中でアクセスできるようになりましたことをお知らせします。

  • Viva ラーニング: SAP SuccessFactors、Cornerstone OnDemand、Saba、Coursera、Skillsoft、Pluralsight、edX、Udemy、Go1、Infosec、Josh Bersin Academy、Udacity*、Harvard Business Review*、OpenSesame*、EdCast*
  • Viva コネクション: Qualtrics、ServiceNow、UKG、Talentsoft、StandOut by ADP、Adobe Sign、Moveworks、Lifeworks、Limeade、Tribute、Blue Yonder、Zebra-Reflexis、Workday*、DocuSign*、EdCast*、Espressive*
  • Viva インサイト: Qualtrics、Glint、Headspace

また、Microsoft Viva Suite と LinkedIn Glint を組み合わせた新しいプランをエンタープライズ企業向けに提供します。Viva と Glint が一体となって、有益な従業員フィードバックを集めてインサイトをアクションに変えます。これでマネージャーとチームが従業員エクスペリエンスを測定して向上させることができるようになります。

Microsoft Viva はオープンで拡張可能なプラットフォームであり、間もなくパートナーと開発者の皆様が 4 つのモジュールそれぞれのツールキットと API を活用できるようになります。Viva コネクション ツールキットは既に提供を開始し、Viva トピックのサードパーティ コンテンツ サポートは 2022 年にプライベート プレビューを開始します。Viva インサイトと Viva ラーニングの API も、2022 年に提供開始予定です。こちらのブログで、Viva のパートナーと拡張性について詳しく説明しています。

EXP をすべての組織に――Microsoft を含む

この 1 年間にさまざまな浮き沈みや甚大な変化がありましたが、Microsoft のミッションは変わらず、地球上のすべての個人とすべての組織がより多くを達成するための力となることであり、その対象には Microsoft のすべての個人も含まれています。私たち自身もお客様と同じように、従業員エクスペリエンスの道のりを進んでいるところであり、Microsoft Viva を世界各地のオフィスで使用して仕事でのつながり、成長、ウェルビーイングを促進しています。

その道のりについて光を当てるべく、新しいブログ シリーズで Microsoft Viva の開発を取り上げています。その第 1 回で振り返るのは、早くから従業員満足度の重視を決定していたこと、個々の従業員エクスペリエンス アプリはすばらしくても中央集中型のプラットフォームのほうが良いと気付いたこと、そしてこのパンデミックへの対応として会社がどうシフトし、お客様のために社内ソリューションをどう再想像したかです。

Microsoft デジタル従業員エクスペリエンス担当コーポレート バイス プレジデント Nathalie D'Hers の発言の引用: "私のチームはこの数年間、従業員がどこで働くかにかかわらず生産性を発揮できるよう手助けすることに取り組んできました。それが実を結び、会社はリモート ワークへの移行時もスムーズに運営を続けることができています。それでも、私たちは引き続き、ハイブリッド ワークに向けて従業員エクスペリエンスを再考する必要がありました。"

お客様と同じように、Microsoft の道のりもまだ始まったばかりですが、私たちの歩みを紹介するブログの第 2 回を本日公開しました。

Microsoft Viva が既にかなりの影響を Microsoft の従業員だけでなく、他のグローバル企業で働く人々にも及ぼしていることを嬉しく思います。世界の大手企業がどのように Viva を使用して、働く人々に力を与えているかについては、ロゴをクリックして事例をご覧ください。

従業員エクスペリエンスの道のりをスタートしましょう

Microsoft 自身の Microsoft Viva の体験は、この従業員エクスペリエンスの行程をスタートするにあたってどのような種類のリソースが必要になるかを理解するのに役立ちました。2 月に Viva を発表して以来、私たちは Viva の展開、導入、管理に関するドキュメントを継続的に追加してきました。次に示すのは、EXP の道のりをどこまで進んでいるかにかかわらず有益となるリソースの一覧です。さらに詳しい情報を希望される場合は、Microsoft の担当者にご連絡ください。ご意見、ご感想も歓迎します。


1 「73%: The Hybrid Work Paradox」Jared Spataro (Microsoft WorkLab)。2021 年 9 月 8 日。

2 「マイクロソフトと LinkedIn、ハイブリッド ワークに関する最新データとイノベーションを発表」Jared Spataro (Microsoft)。2021 年 9 月 9 日。

*2022 年 1 月末までに提供開始予定

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Microsoft Viva: 新しいデジタル時代に向けて、すべての従業員の力となる http://approjects.co.za/?big=ja-jp/microsoft-365/blog/2021/02/04/microsoft-viva-empowering-every-employee-for-the-new-digital-age/ Thu, 04 Feb 2021 14:00:00 +0000 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) が私たちの生活を一変させてしまう前から、新世代のデジタル ツールが働き方の未来への新しい可能性を開こうとしていました。私たちが予期していなかったのは、その未来が昨年 3 月

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新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) が私たちの生活を一変させてしまう前から、新世代のデジタル ツールが働き方の未来への新しい可能性を開こうとしていました。私たちが予期していなかったのは、その未来が昨年 3 月に突然訪れたことです。世界中の企業が、パンデミックに対応するためにリモートやハイブリッドという働き方に移行したときです。

私は Microsoft での役職上、お客様と毎日のように話す機会があり、この新しいデジタル時代における体験をお聞きすることができています。自分たちが開発したツールが、お客様の従業員のために新しい形のつながりとコラボレーションを、このパンデミックの課題への対応に苦慮する中でも可能にしているのを見ると勇気づけられます。私たちは Microsoft Teams と Microsoft 365 を、人々の仕事、学習、コラボレーションのすべてを運営するためのレイヤーとして開発しました。Microsoft Teams は、会議、通話、チャット、コンテンツ コラボレーション、ビジネス プロセス ワークフローのすべてを 1 つの安全なユーザー エクスペリエンスとして統合する唯一のソリューションです。昨年秋には、Microsoft Teams の 1 日あたりのアクティブ ユーザー数が 1 億 1,500 万人に達し、全世界の Microsoft 365 ユーザーのコラボレーション時間 (コミュニケーション、コラボレーション、コンテンツ共同編集に費やした時間) の合計は 1 日あたり 300 億分を超えるほどになりました。新しいハイブリッド ワークが現実になった今、Microsoft Teams は組織内のインフォメーション ワーカーから現場担当者に至るまで、そしてその間のすべての人々の力となっています。

しかし、真のエンパワーメントによって人々がつながりと支え合いを感じ、最高の状態で仕事ができるようにするには、私たちにはまだすべきことがあります。

現在、組織が従業員エクスペリエンスに費やす金額は年間 3,000 億ドルを超えています。この数字に含まれるのは、従業員の能力開発とトレーニング、福利厚生とウェルビーイング、そして多様な従業員エクスペリエンス テクノロジです。しかし、多くの場合、これらのテクノロジは分断化しており、見つけにくく、仕事の流れを阻害しています。 

優れた従業員エクスペリエンスを実現するうえでデジタル ツールの重要性が増すにつれて、あらゆる業種のビジネス リーダーが学習の機会を重視しており、自らの支出とアプローチの両方を再評価しています。 

求められているのは、新しいアプローチと新しいカテゴリのテクノロジ ソリューションであると私たちは考えます。それが、従業員エクスペリエンス プラットフォーム (Employee Experience Platform: EXP) です。この数か月間、私たちのチームはこの分野を詳しく研究しているアナリスト Josh Bersin 氏との話し合いを続けてきました。この会話は、私たちの EXP のビジョンを強固なものとするのに役立ちました。EXP がデジタル プラットフォームとして、人々に必要なリソースとサポートを、人々が仕事に使用しているのと同じツールの中にシームレスに統合すれば、どこで仕事をするかにかかわらず、人々が成功し発展していくことができます。

Microsoft Viva のご紹介

本日、デジタル時代のために作られた初めての EXP、Microsoft Viva を発表します。Microsoft Viva はコミュニケーション、知識、学習、リソース、インサイトを 1 つのエクスペリエンスとして統合し、人々とチームがどこからでも、最高の状態となるよう力を与えます。Microsoft 365 の幅広さと奥深さに支えられた Microsoft Viva は、Microsoft Teams やその他の、人々が毎日使用している Microsoft 365 アプリを通して体験されます。

新しい種類の従業員エクスペリエンス

Microsoft Viva は 4 つのモジュールでスタートします。Viva コネクション、Viva インサイト、Viva ラーニング、Viva トピックですが、今後もさらに追加される予定です。1 つずつ詳しく紹介しましょう。

最初は Viva コネクションです

私たちの "働き方トレンド インデックス" の調査によれば、労働者の 60% 近くが、リモート ワークへの移行以来、チームとのつながりが弱くなったと感じています。かつては全社タウンホールや社外活動、イベントなどで作られていた仲間意識を、取り戻そうと苦慮しています。 これは誰にとっても難題ですが、特に影響が大きいのは新入社員です。一度も出社したこともなく、誰とも対面したこともない従業員がどのように感じるかを想像してみてください。

Microsoft Teams の中でアクセスされる Viva コネクションは、従業員エンゲージメントと社内コミュニケーションへの単一の入り口となります。デジタル ワークプレイスへのゲートウェイと考えるとよいでしょう。

Viva コネクションは、Microsoft 365 の機能 (SharePoint など) を基盤としており、従業員のためにキュレーションされてブランディングされたポータルとなります。リーダーは全社タウンホール ミーティングで従業員とつながることができ、従業員は会社のニュース、ポリシー、福利厚生から従業員リソース グループに至るまであらゆる情報にアクセスでき、あるいはコミュニティに参加することも、Microsoft Viva と Yammer との統合で可能となっています。フィードとダッシュボードがパーソナライズされているため、自分に必要なすべての有益なリソースを Microsoft Viva から、そしてデジタル ワークプレイス全体のその他のアプリから見つけるのに役立ちます。コンテンツは、社内の職務 (これには現場担当者も含まれます) に合わせてカスタマイズすることもできるので、自分に必要なリソースだけを総合的に見ることができます。

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次は Viva インサイトです。

労働者の 30% 以上が、パンデミックが理由で燃え尽きの感覚が増したと答えている今、人々が仕事から離れてそれぞれの最も貴重な資源、つまり時間を最大限に活用できるように手助けすることの重要性が、これまで以上に高まっています。

Viva インサイトは、個人、マネージャー、リーダーのそれぞれに合わせた、アクションにつながるインサイトを、プライバシーを保護した状態で届けるものであり、組織内のすべての人の成功と発展に役立ちます。新しい個人のウェルビーイング エクスペリエンス、インサイト、おすすめのアクションを Workplace Analytics と MyAnalytics から、Microsoft Teams での仕事の流れの中で提供します。

Microsoft Teams の中でアクセスされる、個人向けの Viva インサイトは、従業員が同僚とのつながりを維持するとともにあらかじめ時間を確保して定期的に休憩し、仕事に集中し、学習するのに役立ちます。昨年夏に発表されたエクスペリエンスとしてバーチャル通勤や Headspace との統合があり、これらが私たちの取り組みの原点となっています。現在はこれらが Microsoft Viva の一部となり、今後数か月間のうちにロールアウトを開始します。 

マネージャー向けの Viva インサイトは、データ駆動の、プライバシーを保護したインサイトと推奨事項を提示するものであり、健康な、成功するチームを育てるのに利用できます。たとえば、Viva インサイトを利用するとチームが燃え尽きの危機にあるかどうかをマネージャーが知ることができ、おすすめの解決策も提示されます。たとえばチーム メンバーに通知をオフにさせる、自分の予定表で区切りを設定させる、毎日の優先事項を設定して最重要事項に集中させるといったことです。 

会社のリーダー向けの Viva インサイトは、複雑な課題と変化への対応に役立つように、組織の働き方のパターンと傾向に光を当てます。たとえば、従業員のウェルビーイングの機会が考えられますが、他にもオフィス スペースの問題は、会社がハイブリッド ワークに向けてオフィスを再考するときに浮上します。Viva インサイトには、リーダーのための組織ネットワーク分析機能もあり、チーム間やチーム内のつながりと一体性を理解することができます。

これらの組織インサイトは、他のデータ ソースと組み合わせるとさらに強力になります。本日、Microsoft Viva と LinkedIn の Glint のお客様向けの新しいダッシュボードを発表します。これは、従業員の働き方についてのインサイトを、従業員の感覚に関する従業員調査データにマッピングするものです。Microsoft のアプリやサービスからのデータやシグナルに加えて、Microsoft Viva は組織の既存投資も活用します。さらに、サードパーティのツール (Zoom、Slack、Workday、SAP SuccessFactors など) からのデータも活用できます。

プライバシーとセキュリティを確実にするために、Microsoft Viva では集計、匿名化、差分プライバシーが使用されます。つまり、個人に関する分析情報は従業員本人だけに公開され、マネージャーやリーダーのための分析情報は既定で集計されて匿名化されるので、個人のプライバシーが守られます。

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次は Viva ラーニングです。

組織は、学習の文化を育てる必要があります。変化のペースについていき、優秀な人材をつなぎ止めるためです。具体的には、LinkedIn からの最近のレポートで明らかになりましたが、従業員の 94% はその会社で長く働き続ける条件として、会社が従業員の学習と能力開発に力を入れることを挙げています。

Viva ラーニングは学習を、すべての従業員の毎日の仕事と会社文化の両方において自然にその一部とするのに役立ちます。

Viva ラーニングで、従業員はトレーニング コースからマイクロラーニング コンテンツに至るまで、あらゆるものを簡単に発見して共有できます。マネージャー向けには、学習の割り当てや講座の受講状況追跡のツールが用意されており、学習の文化を育てるのに役立ちます。Viva ラーニングは、学習のための中央ハブを Teams の中に作り、AI を使って適切なコンテンツを適切なタイミングでおすすめします。コンテンツは LinkedIn Learning や Microsoft Learn から集められ、お客様の独自のコンテンツも追加できます。トレーニング コンテンツについては、Skillsoft、Coursera、Pluralsight、edX などの主要プロバイダーから利用できます。 Viva ラーニングは主な学習管理システムとも連携します。本日発表するパートナーシップは Cornerstone OnDemand、Saba、SAP SuccessFactors ですが、今後もさらに追加される予定です。

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最後は Viva トピックです。

誰もが経験しているように、エキスパートを見つける、会社独自の略語を理解する、あるいは自分に必要なコンテンツを探り当てることは、手間と時間がかかります。特に新入社員やリモート ワークの場合です。実際に、調査によれば、人々は年間 7 週間分もの時間を情報の検索や再作成に費やしています。

Viva トピックで、組織の知識を活用し人々をその知識に結び付けることが、毎日仕事に使用されるアプリの中でできるようになります。Viva トピックは、組織の Wikipedia を AI の力で補強したものと考えることができます。AI を使用して会社全体のコンテンツとエキスパートの専門知識を自動的に整理し、関係するカテゴリ (たとえば "プロジェクト"、"製品"、"プロセス"、"顧客") にまとめます。 

耳慣れないトピックや略語に遭遇したときは、マウス カーソルを合わせます。知識を求めて検索する必要はありません。知識が向こうからやってきます。Viva トピックのトピック カードは、人々が Office、SharePoint、Teams などのアプリで仕事をしているときに自動的に表示されます。カードをクリックすると、トピック ページが開いてドキュメント、ビデオ、関連する人物が表示されます。 Viva トピックに表示される情報のキュレーションを社内のエキスパートが手助けすることもでき、そのために用意されたシンプルな、カスタマイズ可能な "トピック ページ" という Web サイトで知識を共有することができます。

Microsoft Cloud からのコンテンツに加えて、Viva トピックでは ServiceNow や Salesforce などのサードパーティのサービスからの情報を見つけることもでき、Accenture、Avanade、BA Insight、Raytion、ClearPeople をはじめとするパートナーによる統合も活用できます。また、Graph コネクタを利用して、従業員に役立つその他のコンテンツにも簡単に接続できます。 

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パートナーと共に

オープンで拡張可能なプラットフォームとなるように設計され、強力なパートナー エコシステムが拡大を続ける Microsoft Viva は、会社で既に使用されているシステムやツールとの統合も簡単です。Microsoft 365、Microsoft Power Platform、Microsoft Dynamics 365、およびサードパーティの製品やサービスとの統合を通して、完全な従業員エクスペリエンスが仕事の流れの中で届けられます。統合エコシステムに加えて、このミッションには世界各地のサービス パートナーも加わり、戦略的なガイダンス、助言サービス、実装、導入と変更管理などを提供しています。

パートナー各社からのコメントをこちらのビデオでお聞きいただけます。

これは始まりにすぎません

私たち全員が知っていることですが、エンゲージメントができている健康な従業員がオーナーシップ (当事者)、目的、および帰属の意識を持っていれば、組織へのインパクトはさらに大きくなります。Microsoft は、お客様がすべての従業員のエンパワーメントをできるように、つまり仕事の場所が社内か、現場か、自宅か、移動中かを問わず力を与えることができるように、お手伝いすることをお約束します。本日私たちは、デジタル時代に向けたまったく新しい従業員エクスペリエンスを作るという取り組みを開始します。

Microsoft Viva で私たちが目指しているのは、誰もが簡単かつ自然に、つながりを保ち、知識にアクセスし、仕事をしながら学び、プライバシーを保護したインサイトを活用できるようにすることです。その結果として、個人がウェルビーイングを優先できるようになり、マネージャーはより効果的にチームを率いる力を手にすることになり、リーダーはより適切な意思決定を組織全体で推進できるようになるでしょう。本日、Microsoft Viva をご紹介できて大変うれしく思っていますが、すべきことはまだ数多くあります。今は、人を中心としたエクスペリエンスを構築する、またとない機会であり、それはお客様がすばらしい成果を推進するのに役立つと考えています。そして、私たちはまだスタートしたばかりです。

Microsoft Viva を今すぐご体験ください

社内で今すぐ Microsoft Viva を体験したいとお考えですか?  本日、Viva トピックは一般提供を開始します。併せて Viva インサイトのパブリック プレビューと Viva ラーニングのプライベート プレビューも発表します。その他のイノベーションも 2021 年中に発表する予定です。詳しくは、Microsoft Viva の Web サイトをご覧ください。

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