新卒で日本のSIerに技術職として就職しました。その後、アプリケーション開発のプロジェクトマネージャー を経て2011年より日本マイクロソフトに勤務しています。2011年からこれまでの間に一度日本マイクロソフトを退職→現地採用でスウェーデンのマイクロソフト(Microsoft AB)へ再就職→日本マイクロソフトへ転勤と「退職、海外再就職、海外からの転勤」といった経歴を持ち、様々な経験してきました。
現在は東京でWindowsを専門とする、まさに“エキスパート揃い”のエンジニアチームであるCSS (カスタマーサービス & サポート) Windows CommercialチームのPeople Managerとして勤務しています。
今までのキャリアについて
プロジェクトマネージャーとしてオフショア開発経験をした際に、文化と立場の異なるメンバーと1つのゴールに向かうことの難しさや楽しさを経験しました。そして「より多くの人とグローバルな環境で働きたい!」と日本マイクロソフトに転職をしました。
入社後は、米国本社製品開発チームと日本のお客様の間を取り持つお仕事をさせて頂き、まさに!希望していた「グローバル」なお仕事をしていましたが、結婚を理由に退職しました。スウェーデンで主婦をしていた際には欧州のマイクロソフトの同僚だった方から「こんな職種やってみない?」とお声かけ頂き現地マイクロソフトに再就職しています。スウェーデン時代のチームは22人で11国籍、喋る言語は15か国語。そもそもの価値観や、仕事の仕方も異なるダイバーシティな環境での経験が、日本で仕事をしていく上でも大きな財産になっています。
CSSは技術を核としてお客様を支える、マイクロソフトの中でもビジネスの中心となる組織です。こうした組織だからこそ、日本にとどまらず米国本社や海外チームとのコラボレーションをしていく機会が多くあります。今は日本をベースにして仕事をしていますが、自分とアプローチの仕方が異なる海外のメンバーとどう相乗効果を発揮し、さらに価値のあるサービスを日本のお客様に提供できるか。そうした広く深い視野で仕事ができるきっかけを得られたのは、まさに「グローバル」なマイクロソフトに在籍していたからだと考えています。
会社のカルチャー
「グローバル」「人とのリレーションシップに価値を置く」という2点を上げたいと思います。
「1つ目は「グローバル」。
前述の通り、異なった価値観や仕事の仕方に触れる機会が多くあるのはもちろんですが、今回は「女性のキャリア」視点からお話したいと思います。
まず、海外に拠点が沢山あるグローバルな組織だからこそ、私生活を含めてロールモデルになる方が多くいます。
日本は管理職(マネージャー)の女性比率が低いと言われています。しかし、スウェーデンでは「マネージャー」というとほぼ半分が女性です。私自身、結婚と移住をきっかけに日本での仕事を退職していたため、「キャリアか人生かのどちらかを選択しなくていい、両方優先していい」という事例の方が大多数ある状況に、最初はカルチャーショックを受けた事を覚えています。
「キャリアか人生」と思い込んでいたのは自分であって、「両方優先させる方法を考える」思考であること。これをグローバルな視野で、他国の社員から学ぶ事ができたのはまさにマイクロソフトならではだと感じています。
国によって制度が異なる事はありますが、日本でロールモデルがいなければ、グローバルな視野で探せばいい。私生活でも自分自身の考え方にポジティブな影響を与えてくれた女性の同僚が沢山いることは心強いですね。
2つ目は「人とのリレーションシップに価値を置く」という点。
「外資系って個人主義な人が多くてドライ」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、マイクロソフト、そしてCSSは特に「人とのつながり」に価値を置くカルチャーです。 技術的な問題解決をするという仕事の性質上、複数の製品にまたがるエンジニアと協力して課題に取り組んだり、海外にしかまだ事例がない技術課題に海外のエンジニアと相談して対処したりすることがある故かと思いますが、私のチームメンバーの皆さんも「仲間のためになら一肌脱ぎたい」とおっしゃいます。CSSは「人と協力する」「チームで成果を出す」「人を輝かせる(他社貢献)」という空気ですね。
また、私自身もスウェーデン現地支社での再就職は、マイクロソフトの同僚が紹介してくれた事で実現していますし、欧州から日本への転勤も同様のきっかけで実現しています。
人とのリレーションシップは仕事をこえ、個人として繋がっていくもの。最後は「人」ですし、こうしたお互いを尊重できる同僚と仕事ができることは、大きな財産だと感じています。
グローバルな働き方とやりがいについて
カルチャーとも関わるのですが、「周囲を巻き込んで、1+1=3にしていく」という仕事をできることが大きな働き甲斐につながっています。
例えばビジネスの視点では、日本のお客様により大きな価値をご提供するために、日本のみならず海外とも連携して技術的な支援をご提供する。他国での事例を教えていただくなど、相乗効果のある働き方が実現できていると考えています。社内の他社貢献という視点では、チームメンバーと、お互いの強みを生かしてコラボレーションをすることで複雑な課題を解決することなどが代表的事例です。
私の場合はPeople Managerですので直接技術問題を解決することはありませんが、この1+1=3にするチームをマネージャーとして作ることで、お客様へ貢献する。さらに、チームメンバーにとっても「ここで働いていてよかった!」と思える組織づくりができることはやりがい満点ですね。
※写真はスウェーデンのカフェとオフィスです。
当時、カフェはバリスタの方が常駐していて美味しいコーヒーを提供してくれていました。
最後のメッセージ
「女性」だからという事自体、あまり意識する必要がないのでは?と考えています。 私自身「キャリアか人生か」と以前は無意識に思っていた事で逆に壁を自ら築いていたのかもしれない、と感じています。 まずは自身から壁を崩すこと。マイクロソフトには、性別、文化、国籍などにかかわらず多くの価値を持ったロールモデルがいます。
“Impossible”を“I'm possible” にしていく意志をお持ちの方、ご一緒に働ける事を楽しみにしています。
※本取材は 2021 年に実施したものであり、組織名称など現在のものと合致しない呼称が含まれている場合があります。
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